【施工環境】とても大切な照明・外光について

コーティングと言いましても多種多様な考え方がございます。

1、単なる収益の一環か?

主に出張にて中古車販売店及びディーラーでの作業が多く、屋外での作業やシャッター開けっ放しでの光景を目にする機会が多いです。

2、コーティングを主体に考えるか?

ガソリンスタンド等の屋外での施工、もしくは簡易的な施工店が多いので研磨レべルが低く(収益の為行わない)照明には力量もこだわりもありません。

3、下地処理を主体に考えるか?

「下地処理を主体で考えるか?」では下記画像の様に見える光源光量が絶対必要不可欠です

 

上記画像をご覧いただき、どのように思えましたでしょうか?

 

塗装面が良く見えるかと思います。

 

洗車傷、雨染み、お車は色々なダメージによって美しさが低下してしまいますが、それをリセットするのが下地処理(研磨)です。

 

 

 

可視深度

研磨の際の照明は塗装面を見る際は明るければ良いという単純なものではなく、照射角、色温度、距離、波長等々を考えて設置しなければ研磨には不十分です。

 

当店では「可視深度」を使い数値で塗装面の見え方を取り入れております。

 

例えば天気の良い屋外で磨いた。=この状態を「1~10」のうち「2」とすれば、蛍光灯下での数値は「0」とします。

塗装面の見え方について

 

蛍光灯の場合(可視深度0の場合)

新車納車翌日の入庫でした。ボンネットに鳥フンでようか? 何らかの痕跡があり、除去するためについたと思われる傷が見えます。

 

軽く研磨を入れると取れました。(この程度を鏡面研磨と言われることもあります。)

が‥

 

蛍光灯を消して力量の多い照明(可視深度8)を点灯させると今まで見えていないものが見えてきます。

この状態で研磨しないと美しくなりませんので蛍光灯だけで研磨する事は無理がありますし、また、いくら技術力があっても見えないものは磨けません。

 

研磨後

小傷が除去され光が乱反射しておりません。

 

蛍光灯だけで研磨すること自体に無理があります。

 

塗装面を研磨するためには最適な光源が必要です。強すぎても弱すぎてもいけません。

流行りのLED光源について

ここからカービューティープロ後輩諸君へアドバイスです。

最近はエコの観点からLEDへ照明が変わっておりますので当店も蛍光灯はLED化しております。

しかし塗装面を見る照明だけはLEDへの完全移行を行ってはおりません。

 

※2018y 素晴らしいLED照明が発表されました。近日導入致します。詳しくはカービューティープロ本部へ

 

 

LEDは皆様知っての通り低電力の割には色再現性に優れ、とても明るく車がきれいに見えますが「力が足りず影が出来にくい=傷が見えないからです。」

下記はアウディ・A3のボンネット 照明の違いが判りますでしょうか?

LED照明(可視光線深度4)

黄色っぽいのが高出力照明(可視光線深度8)、青色がLED照明(可視光線深度5)ですが、LEDはあまり傷が見えません。

 

拡大

青色が高精度LEDですが中央の黄色ぽい照明は高出力照明になります。 中央の方がコントラストがハッキリして傷が見えますね。いっぽうLED照明はあまり傷が見えません。

高出力照明(可視光線深度8)

ホンダアコード

コントラストが強いので 傷がハッキリ見えますので磨けるんです。

 

拡大

左右とも色温度3,500ケルビン
左側が高精度LED(可視深度5)・右の高出力照明(可視深度8)

比べると高精度LEDの傷が少なく見えますね。

 

これでは研磨には使えません。

 

見えにくい淡色車で見てみましょう。

日産・GT-R

パールホワイトのお車はキズが見えにくいですが、強い光源ではこれぐらい撮影が可能です。

 

コントラストが強いので塗装面の状況がハッキリ見えます。

コントラストが強いので 傷がハッキリ見えますので磨けるんです。

 

 

 

PRO ohmiya

理論の無い業者(主に出張を行う)は見よう見まねの為、どこにでも販売している中国製のLED投光器を使う傾向にあります、理由は単純「安いから」です。安い広角な光源を使うので深度(傷がしっかりと見えない)が低いのです。床置きが特徴ですが、床の位置は良くはありません。

LEDは最低でもこれぐらいの性能を導入していなければ研磨作業は芳しくないですね。中国製投光器では話になりません。これぐらい見えなければ、どんなに腕が良くても磨き切れませんのです。

 

 

2018 札幌モーターショーでの光景

セラミックプロ9H施工店会副会長「車の119番様」

ドーム内は水銀灯、LEDスポットライトが沢山点灯し非常に明るい。また持参するライトも携帯性の良いLEDがほとんどですが、光が白すぎて見えるものが見えなくなってしまう現象もあります。

霧の中のハイビームを連想していただけると判り易いかも。

 

それを踏まえ黄色い光線を出すライトを持参し適正な光源を当てている事に本当に驚きました。

 

旧式の光源でも流行物に流されず迷わず選択する判断はさすがです。職人としてこう有りたいものです。このハロゲンは500Wですが「可視深度7」です。

 

塗装面の見え方、いかがでしょう?

LEDは色再現性に優れ「明るくキレイに見える=傷が見えにくい」ので魅せるためのカーディーラやショールーム等、または撮影では良いと思います(傷が見えすぎたら誰も買いません)が、研磨を行う作業所ではコントラストが重要となりますので作業を考えると金額の割に今一歩及ばずと判断します。

 

※昨年、メーカーに問い合わせを行ったところ、光量、角度など当店の望むスペックの製品は今のところ存在しないと回答を頂きました。

研磨には明るすぎてもダメ、力のあるコントラストが重要なのです。

 

どんなに腕の良い職人でも見えないものは磨けません。

PRO後輩諸君は流行に左右されず、確実な設備をご検討下さい。

可視深度(光源より2m)
 蛍光灯 0
 晴れた日の屋外 2
 高精度LED 4
 500Wハロゲン 7
高出力照明 8
 ㊙ 10

適切な光源を使うからこそ塗装面のコントラストがハッキリし良く傷が見えるんです。

ランドクルーザー200

トヨタのソリッドブラック カラーコード202は大変デリケートなカラーで洗車傷が入りやすく、間違った研磨では余計ひどくしてしまいます。

レクサス・GS350(スターライトブラックガラスフレーク)

パッと見、キレイなGSですがカラスに付けられた傷跡、酸性の汚れでルーフ部分に痕跡等でご相談され、全体を一度リフレッシュさせて頂くことになりました。

 

アウディ・Q7

数年前に購入された時にコーティングをされたそうで、安心感から大きなスノーブラシで雪を落とし、その際に傷が大量に入ったと思われます。元々は紺だった。とおっしゃるように入庫時は水色ぽく見えましたが研磨を行うと濃くなってきました。

BMW・528i(ブラックサファイア )

硬質塗装のBMWでも徐々に塗装面が洗車傷で覆われ曇りが目立ってきます。

 

マツダ・アクセラ

走行距離約7万㎞のお車で、秋田県よりご入庫されました。

お車はタオルでゴシゴシ拭いたかのような大量の拭き傷、研磨の痕が散在されておりお客様も気にされてい様です。可能な限り磨き上げましたので、一皮むけた感じでしょうか?

 

お客様も「全然違いますね」と大変喜んでいただきました。

トヨタ ・マークX

平成17年登録、走行距離 約7万kmほど走行されているお車ですが「洗車傷が気になる」との事でのご入庫。

 

トヨタ ・プリウス

傷がつきやすく目立ちやすいトヨタ・202ブラック

傷が深く大量に発生されており艶消しグレーに見えるほど光沢が失われておりました。 下地処理研磨をハードポリッシュとし、可能な限り傷の除去を行い塗装面を平滑化させることでコーティングに頼らない光沢を出し、硬さと耐薬品性のPCX-V110(低撥水)し 、濡れたような艶、新車時以上の美しさを演出させて頂きました。

印象に残っているお車【レクサス・GS 】

5年ほど前に他社様でコーティング施工されたそうです。施工当時はキレイだった様ですが年々くすみが発生。
お客様自身の手入れの仕方が問題かとも思えましたが、コーティングで研磨傷を埋めて(又は目立たなく)、さらに埋める効果のあるコーティング剤を使われていた様に見受けられます。つまりコーティングが剥げてバフ傷が出てきたものと考えられます。埋めることはカーボンパーツや旧車など塗装の余裕がない場合はお客様説明の上施工するのもアリと思われますが‥。誰でも同一レベルの仕上がりを考えられたフランチャイズ店、量販店に多く見受けられる施工法です。

研磨には光量を調整できる環境と適正な光源が必要不可欠です。

適正な位置に光源があると施工者の目線はこの位置になります。


いかがですか?塗装面にスポットライトが照射されよく見えてます。

色温度の違いで塗装面の見え方が変わります。

 

当店は各種光源を組合せ、色温度、照射角の違いで塗装面を把握しています。

コーティングをご検討中のお客様へのポイント

 

画像の様な四隅だけに固定式光源を置いた場合は、光源より遠すぎ部分的に塗装面が十分に把握できません。

また、塗装面を見る際は明るければ良いという単純なものではなく、照射角、色温度、距離、波長等々を考えて設置しなければ研磨には不十分です。

 

余計な外光を遮り研磨に必要な塗装面を見るための各種光源が必要

当店は研磨に真摯に向き合い研磨の理想形を実現しております。

 

蛍光灯群は当店のこだわりのひとつです。

ご来店いただいたお客様が驚く点。一般的なコーティング店の4倍ほどの蛍光灯群

 

この明るさが外光を入れなくても施工ができるための必要不可欠な設備です。

これはコーティングだけではなくクリーニングや他のサービスにも必須な明るさなのです。

ポイント

余計な外光が入り込んでいないか?

ショーウィンドウのような外光が入り込む環境ではないか?

作業スペースに窓ガラスより外光が入りんでいないか?

 

※照明と並び重要な事です。光は複数から入り込むと塗装面が把握できず塗装面の傷が見えにくくなります。また防犯上好ましくありません。

まとめ

研磨を希望のお客様は紹介させて頂きました塗装面のキズ画像をどこまで公開しているかが美しさの重要なポイントになります。

 

今の時代、コンデジでもこれぐらいの撮影は技術が無くても可能ですが、写らない=コントラストがハッキリしないと考えても不思議ではありません。つまり深くまで見えていないと言う事になります。

 

深くまで見えていない=どんなに腕が良くても磨けないと言う事になります。

 

なので下記画像 これぐらい見えなければ研磨には不向きです。


それはコントラスト強いためピントが合うからです。

 

手直し 最新

当店は下地処理がコーティングには大切と言う観点から様々な案件のご相談があります。価格だけで研磨作業を依頼した結果、当店での手直し等、様々な事例がありますのでご関心があればご覧ください。

原因は技術、照明、環境です。

トラブル事例  最新の情報は「ブログ カテゴリ 経年車 トラブル」

 

手直しギャラリー

量販店でコーティングした。等、安価で早いのは理解できますが、デリケートな202ブラックで3時間はありえないと当店では思います。またカービューティープロ スクール卒業後1年未満の新人が10年以上の経験のある業者様の手直しをするって異常と思います。

 

「基本をマスターしての応用」研磨はだた磨けば良いと言うものではありません。
研磨には理論が必須です。これが最新の技術と理論の享受なのです。

理論が無ければ‥

 

合わせてお読み下さい「コーティング施工の大事な事」














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