2025/5 レクサス・RX レザーシートコーティング及び作業手順 札幌市東区よりご利用ありがとうございました。【グーグル評価についてのご説明】

事前のお問合せにより、納車後すぐにご入庫下さいましたレクサス・RX
レザーシートコーティング 全席とアームレスト、ドアトリムの内容です。


【グーグル評価についてのご説明】

先日、レザーシートコーティング施工の際、作業中にお客様のゴムマットを汚してしまい、その点についてGoogleレビューでご指摘をいただきました。ご不快な思いをさせてしまったこと、改めてお詫び申し上げます。



また、レビュー内容の中には「高級車優遇」といった、事実とは異なる印象を与える表現もございました。当店では、すべてのお車・お客様に対して平等な対応を心がけておりますが、こうした誤解が生じた背景についても真摯に受け止めております。

今回の件を通じ、なぜこのようなことが起きてしまったのかをしっかり検証しなければ、私たちも店舗として成長できませんし、同じことを繰り返さないための反省にもつながりません。

お客様におかれましても、問題が生じた際は、まずご連絡をいただけますと幸いです。双方が協力して問題解決を目指すことで、より良いサービス提供につながると考えております。

とはいえ、レビューという場でご意見をいただくこと自体は、私たちにとっても大切な学びの機会です。ただ、一方的な誤解や思い込みが広がってしまうと、他のお客様にも誤った印象を与えてしまいます。

そうした背景から、今回は実際の作業風景や具体的な工程を、解説を交えて公開させていただくことにしました。透明性を持ってご説明することで、私たちの取り組みや考えをご理解いただければ幸いです。

今後も、すべてのお客様にご満足いただけるサービスを目指して努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

——

レザーシートコーティングを行うにあたり、まず前提として「新車」の場合でも軽度の脱脂クリーニングが必要です。

この「新車」という表現ですが、厳密に言えば登録前の車両を指します。登録後の車両、たとえディーラー様から直接ご入庫いただいたとしても、形式上は「経年車」や「使用過程車」という扱いになります。

ただし、今回のRXのようにディーラー様より走行距離が5km程度、しかも納車当日にお持ち込みいただいた場合、施工業者としては「新車扱い」と考え、最低限の脱脂作業のみを行う形が一般的です。この場合、脱脂クリーニングの工賃は発生いたしません。

一方、納車から数週間以上経過している場合や、走行距離がある程度進んでいる場合、たとえ新車でご購入されたとしても、レザーシートには使用や保管環境による汚れが付着しているケースがほとんどです。そのため、しっかりとしたクリーニングが必要となり、その作業には別途工賃が発生いたします。

このように、「新車」という言葉の捉え方には、お客様と私ども施工業者との間で認識の差が生じる場合がございます。

今回お持ち込みいただいたRXにつきましては、当店基準での「新車カテゴリー」に該当するため、軽度の脱脂作業のみを無償で対応させていただきました。


まず、レザー部分の温度を計測します。

作業は、いわゆる「常温」と呼ばれる環境下で行われます。

まず軽度の脱脂作業を行い、その後、レザーシートコーティングを施工いたします。

ここで、以前ご指摘をいただいた「リアのゴムマットに付いた足跡」についてですが、通常の作業工程においては、そのような事象は想定しておりません。


なぜなら、車体内部に足を踏み入れる必要が基本的に無いからです。
足を入れてしまえば、コーティングの施工自体が適正に行えません。


ただし、施工箇所や車両の形状によっては、体を一部入れ込む必要がある場合もございます。その場合は、事前にしっかりと養生を行うことを前提としております。

今回のRXのレザーシートコーティングにおいては、施工部位の特性上、足を車内に入れる必要はなく、最低限の養生で十分と判断しております。

そのため、通常の工程でゴムマットに足跡が付くことは想定外であり、仮にそうした痕跡が残ってしまった場合、何らかのイレギュラーな状況が考えられます。

まずはアームレストをコーティングします。

助手席に乗り込んでは腕の可動領域が少なくなるので作業しにくい為、乗り込みません。



左手にカメラを持って撮影しておりますが、通常はコーティング剤を持って作業をします。

助手席もしかりです。

左リアドアより助手席後部左側をコーティング

この時も作業出来なくなるので、車体へは乗り込みません。

また足は入れませんが、運転席の左側をこの時コーティングを塗り込んでしまいます。


ドアトリム部分も、当然ながら乗り込んでは施工しません。

右リアドアから助手席側面部をコーティング

足は車体へ入れません。

リアシートも当然ながら乗り込んでは作業出来ません。

左側は助手席背面の時に施工済です。

当然ながらリア部分は倒す必要があります。

乗り込んでは作業は出来ません。

プレミアムタイプの場合は、同様の作業を3回繰り返します。


施工後、確認の作業

特殊照明により塗りムラを確認します。

確認後、

エアコンの温度を一定にして乾燥に入ります。

初めより温度が上がっております。

この状態でひと晩 機械に働いてもらう事で、翌朝にはしっかりと硬化しております。

お客様の報告を兼ねて、と、評価に対する言い訳にはなりますが、当方の考え方、および作業方法です。

今回は足を入れてはおりませんが、無意識での可能性もあるため、チェックを行い出庫させて頂きました。