厳冬期におけるジェットヒーター使用について

単純に暖める事だけを考えると、工場等でジェットヒーターを使われる傾向がありますが、このヒーターはコーティングにはあまり良くはありません。

 

コーティングは加水分解、脱水縮合によりガラス質へ転換させ硬化しますが、湿度の多い環境ではその過程において硬化不良や白濁を招く恐れがあります。

 

数週間で白い雨染みのような痕跡の見受けられる場合は加水分解、脱水縮合不良とも考えられます。

 

灯油が燃えるとCo2(二酸化炭素)とH2O(水蒸気)になりますが、この水蒸気は湿度を上げます。

※1リットルの灯油に対して1リットルの水が発生

 

しっかりとコーティングを学んでいればジェットヒーターを使う事はありませんが、コーティング屋さんでは意外と使われている事が多いようです。

 

燃焼ガス中の水蒸気を室内に出さないためには、室外から吸気し、排気を室外に放出するFF式ファンヒーターを使う必要があります。

 

つまり灯油をダイレクトに燃焼させるジェットヒーターはコーティング施工時には向かないと考えられます。

 

 

工場でよく見かけるジェットヒーターは温度と言う観点では良いのですが、燃焼時に湿度を上げてしまいます。これがガラスコーティングには大敵で、湿度の多い環境でコーティング施行する事により初期硬化時に不安定になり、数週間でコーティング表面にスケール部分(白いもの)が固着してしまいますので短期間でのメンテナンスが必須になります。施工環境には注意しましょう。

湿度について

コーティング施工において湿度、温度が大切なことを書かせて頂きましたが、湿度を管理する上で最も必要なものが床面の防水処理です。

 

コンクリート打ちっぱなし床面は水分の乾燥が遅く、湿度の高い状態になります。

 

Shareこの記事をシェアしよう!