ページコンテンツ
技術の根拠
カービューティープロスクール
カービューティープロ札幌ドーム前は研磨技術、理論を厳しく学びカービューティープロ認定店として札幌ドーム前で開業させて頂いております。


入校して理解した点
もともと前職やDIYを通じて研磨作業を経験していたこともあり、当初はスクールに通わず、そのままの技術で開業しようと考えていました。正直なところ、スクール費用を惜しむ気持ちもありました。
しかし、「お客様の大切なお車を自分の技術で本当に任せてもらえるのだろうか?」という不安が次第に大きくなり、悩んだ末に、確かな技術をしっかりと学ぶため入校を決意しました。
実際に学び始めてすぐに感じたのは、「研磨方法やその理論が、自己流とはまったく異なる」という事実でした。
カービューティープロは、1976年の設立から約40年にわたる実績を持ち、全国に約500ヶ所の施工店が存在します。これらの現場から寄せられるフィードバックをもとに、常に最新の技術や理論が体系化されており、受講者はそれを直接学ぶことができます。
実際にその技術を享受したことで、強く実感したのは「自己流には限界がある」ということです。
正直に申し上げると、入校前に自己流で磨いた自分の車の仕上がりは、今振り返ればまったく話にならないレベルでした。
上記の画像にもありますが、カービューティープロスクールでは、研磨機材としてシングルアクションポリッシャーを基本としています(2016年までは全てこの方式)。これは簡単に言えば、大型の電気ドリルのようなもので、扱いには相当な技術と慣れが必要です。
一部の他業者では、2〜3日程度の短期間講習で終了してしまうケースもあるようです。さらに、DIY経験のみでの開業、あるいは数か月の業務経験だけで開業してしまうという、技術面で不安のある事例も少なくありません。
そのような場合、基本技術であるシングルアクションの扱いが未熟なまま、最新式の機材のみで施工を行っているということも多く見受けられます。

2012年6月 カービューティープロライセンス習得
カービューティープロはフランチャイズですか?と聞かれるケースが多いのですがフランチャイズではありません。
では「何故同じ看板で営業されているのか?」ですが
、まず上記のカービューティプロスクールで技術と米国BAF Industries製ケミカルの取り扱い方法を学びます。
卒業することで取り扱いライセンス(日本の場合はPROナンバー)が交付され技術を提供できるようになります。その証が看板の【PRO】なのです。
洗浄の際に使われる液剤
塗装面は洗車では落ちいない汚れ、今回の場合は鉄粉とピッチ、タールの汚れ コーティングには大敵ですので、速やかに除去します。

速やかにできるのは米国BAFIndustriesの洗浄剤の力が全てです。DIYでは 1日かかる事が1時間で終えるので、その分還元出来るからです。これがカービューティープロの特色です。
※BAF社製洗浄剤はライセンスを持たないと使用できません。仮に並行輸入出来たとしても使いこなせないでしょう。それぐらい難しい洗浄剤です。
2012年 カービューティープロライセンス獲得後に開業
いわゆるピカピカの1年生でありましたが、自身の技術力が他と比べてどの程度なのか知る由もありません。
その様な中「何かおかしいので見てほしい。」と相談が多くなりました。
何故このようになるのか?
環境、技術等様々ありますが、ほとんどが10年以上の業歴のある施工店さんばかりです。
実績が豊富なら安心とどなたでも考えます。
「えっ」て思われませんか?
10年以上の業歴のある施工店さんの手直しをライセンス所持して1年目から行うケースが多く、当店も開業7年を経過してハッキリと見解を持てるようになりました。
見解
すでに経営されている場合

すでに店舗を経営されていて、研磨やコーティング業務を取り入れている方もいらっしゃるかと思います。その場合、どのような経緯で研磨・コーティングを始められたかを考えてみると、次のような理由が多いのではないでしょうか。
- お客様からの要望・ニーズに応えるため
- 既存事業に加えて、さらなる収益確保を目指すため
このような経緯で取り入れたケースにおいて、往々にして見受けられるのが、コーティングに対する正しい概念や心得の不足です。
その結果として、例えば上記画像のように外光が差し込む環境や、重整備用の作業スペースで、そのまま研磨・コーティング作業を行ってしまうことが少なくありません。
このような施工環境では、光の反射や粉塵の問題により、繊細な研磨作業やコーティングの定着に悪影響を及ぼします。
実際、これは多くのディーラー様や修理工場、さらには大手中古車販売店などにおけるコーティング施工現場でよく見られる現状でもあります。
本来、研磨とコーティングは高度な技術と管理された環境が必要な繊細な作業であり、「ただ商品として提供する」だけではお客様の満足を得ることは難しくなってきています。
施行者としての考え(従業員の場合)

すでに経営されている店舗では、多くの場合、従業員として研磨やコーティングの施工を任されることになります。
では、その従業員の方々は、どのようにして技術を習得されているのでしょうか?
多くはこのようなケースではないでしょうか。
このような「作業の流れに乗せられる形」で技術を覚える場合、施工に対する理論や考え方が十分に身につかないことが少なくありません。
いわば、「やらされている感覚」で業務をこなしている状況では、技術の本質を理解するのは難しいのです。
たとえセンスや感覚に優れた方であっても、確かな技術を身につけるには最低でも3年程度の実務経験が必要だと感じています。
これは、実務経験が受験要件となっている国家資格が存在することからも、十分に妥当な期間だと言えるでしょう。
本物の技術を身につけ、お客様に本当の満足を提供するためには、**「理論に裏付けられた実践」**が不可欠です。
従業員であっても、一施工者としての誇りと責任を持ち、積極的に学ぶ姿勢が重要だと考えています。
※画像はダメな例です。
施行者としての考え(出張業者)
出張施工は、販売店様にとって多くのメリットがあります。
たとえば、搬送車の手配やスケジュールの調整が不要になり、店舗内で完結できるため、効率的です。
こうした点から見ると、出張施工は**「お客様」ではなく「依頼側(販売店)」にとっての利便性**が高い形態であると言えるでしょう。
しかし、ここで一度立ち止まって考えていただきたいのが、施工環境の適切さについてです。
コーティングや研磨作業は、本来非常に繊細で、湿度・気温・粉塵・光環境などに細心の注意を払うべき作業です。
ところが、実際の現場では以下のような環境で作業が行われていることが少なくありません。
- シャッターが開け放たれた整備場の一角
- 重整備を隣で行っているようなスペース
- あるいは屋外での作業
このような環境では、研磨の精度やコーティングの定着に大きな影響を及ぼす可能性があります。
実際、ディーラー様と打ち合わせをさせていただく中でも、こうした現場を目にする機会は非常に多いです。
特に厳冬期、氷点下に達するような気温下では、コーティング施工に適さないどころか、硬化不良や定着不良のリスクが高まります。
出張施工がビジネスとして有効な手段であることは否定しませんが、本当にお客様の満足につながる仕上がりが提供できているかどうかは、今一度見直す必要があると感じています。
※ディーラーさんへ打ち合わせの際に良く目にする光景です。特に氷点下の厳冬期においてはコーティング施工には向きません。
特に大型中古車販売店、新車でも外車ディーラーの場合は業者がピンからキリまでありますので注意が必要です。
コーティングに対する無知と施工現場の実態
そもそもコーティングについての知識や定着させるための概念が不足しているため、正しい施工ができていないケースをよく見かけます。
しっかりと理論を学び、理解を深めることで、信じられないような施工現場の実態を目の当たりにすることがあります。
当店はディーラー様との直接取引は行っておりませんが、稀に施工依頼をいただくことがあります。
その際でも、当店は出入りの業者や出張施工業者のように粗雑に扱われることは決してありません。
これは、確かな技術と信頼を持って対応しているからこそ得られる信頼関係だと考えています。
某ディーラーさんの納車スペースです。


部分再施工のご依頼ですが外はマイナス気温です。
こちらの場所では外気はシャットアウト、またエアコンの温度管理が出来まして、エージングは休日を利用して3日間25度を保って頂きました。
カーボンヒーターが無い環境ですのでエージングに時間を取る事が当たり前なのです。
この様にコーティングに対してしっかりした考え方を持つディーラーさんと当店の考え方が一致すると出張作業でもしっかりと施工できるのです。
しかし通常であればこのような恵まれた環境での出張施工はまずありえません。
ありえない環境でコーティング施工を行い金額は一丁前
どう考えられるかはお客様次第です。解らなければご相談ください。
施行者としての考え(自営業)

ここが良くあるケースです。
自営業を目指して、DIYからスタートする方は非常に多いです。
「休みなく働く」という強い気合と意欲を持っている点も共通しています。
大まかに言えば、ここまではとても良いスタートだと言えます。
しかし、多くの場合、理論や技術の基礎が十分に身についていないのが現実です。
そのため、業務を続けながら技術力をしっかりと身につけるには、最低でも10年程度の実務経験が必要だと考えています。
特に初期の段階では、仕上がりや施工の精度に問題が生じることも多く、当店で手直しを行う中でその点を強く感じています。
もっともダメなケース
画像はコーティングにおける最低な施工環境
全面が舗装されていない為、チリやホコリが研磨時に害となります。理論が備わってないのでこの様な場所でも施工してしまうのです。

他のコーティング業者で3か月程度働いてからの開業について
前述の通り、施工技術は単に「働きながら覚える」だけでは到底身につきません。
たとえセンスの良い方でも、最低でも3年の実務経験が必要だと考えています。これは、実務経験が受験要件となっている国家資格の存在からも妥当な期間と言えるでしょう。
逆に、センスがあまり良くない方の場合は、最低でも10年は現場で経験を積まなければ、十分な技術力を身につけることは難しいと感じます。
実際、センスがないと見抜かれた従業員には、代車や軽自動車などの塗装が柔らかく扱いやすい車両しか任せてもらえないケースも多いです。
また、指導体制が十分でない業者も存在し、教え方が某洗車店以下のレベルに留まることも珍しくありません。
そうした環境で「練習」と称して磨いているのは、廃車寸前の軽自動車のような扱いやすい車両ばかりです。軽自動車の塗装は柔らかいため、ある程度の仕上がりには見えますが、それは特殊な条件下での話です。
このような経験値では、高級車の密度の高い塗装面や、最新技術を用いた塗装面に対応することは非常に困難であり、大きなリスクを伴います。
さらに、クセのある塗装が基準となってしまうため、どれだけ多くの施工をこなしても「それなりのレベル」から抜け出せず、結果としてお客様に嘘や誤魔化しが発生することもあります。
特に札幌では、このような技術レベルの低い業者が増加しているため、十分に注意が必要です。
重要なポイント
- センスの悪い方は、最低でも10年の実務経験が必要です。
- 例えるなら、寿司職人の技術を3か月見ただけで、高級店を名乗って店を開くようなものです。
- 技術だけでなく、衛生管理や理論、施工の見極める目、そして何より人間性も欠けていることが多いのです。
当店が把握している施工のうち、4番に該当するレベルの施工は修復不可能と判断しており、再施工はお引き受けしておりません。
また、偽って当店に入庫された場合も、塗装面の状態を見ればすぐに判別できます。
その場合、完全な仕上がりを保証できないため、作業を中断するか、割増料金を頂戴することがありますので、あらかじめご了承ください。
セラミックプロ9Hの偽物
<経歴詐称を行う人間が当店の模倣を行い非常に迷惑をしております。
コーティングについて
2016年 セラミックプロ9H正規ライセンス獲得

世界品質のプレミアム・ガラスコーティング「Ceramic Pro(セラミックプロ)」は世界40カ国以上の国で施工されているインターナショナルなカーディテイリングブランドです。
その類まれなる性能は世界中の高級車オーナーとコーティング・マイスター達に選ばれており、日本ではCeramic Pro JAPAN本部で規定の技術講習を受けた認定マイスターが在籍する認定施工プロショップでのみ施工が可能です。

認定施工店制度
セラミックプロジャパン(日本総代理店のカーメイクアートプロ)の認定施工店でなければ取り扱う事の出来ないコーティングであり、施工技術力と設備環境の2つの基準を満たした施工店以外は取り扱えないコーティングです。
量販店などや加盟店でない施工店では施工できません!
認定施工店の基準
1、コーティング施工ブースを完備していること(隔離された環境)
2、遠赤外線ヒーターを導入しているショップ
3、信頼できるコーティングプロショップであること
この3つの項目をクリアして初めてCeramicPro9Hを取り扱う事が出来ます。
YCCS(ヤナセカーケアシステム)認定
2日間の実地試験は研磨及びコーティングの知識、技術をクリアーするのは当たりまえ。
設備、照明などの環境も必須です。
【技術】削ると表現される事の真実 磨くことは削る事です。でも言い訳に使うのは‥
近年磨けない職人さんが増えつつあります。また磨き作業は手間と時間が掛かるので収益を悪化させるため行わない方向性が見受けられます。
まとめ
【コーティング技術について】いかがでしょうか?
しっかりした理論・環境・機材・液剤どれが欠けてもあまり良くないのですが、それすらも理解できない方が非常に多く、しかも理論・技術が劣る人材ほど経歴を隠したがります。
どの様な経緯でコーティングの仕事をしているか?
単なる職業かも知れません。
しかしお店に理念はしっかりした考え方でなければ高額な大切なお車を預ける事は怖いものと思います。
お客様自身にも施工に対する知識が問われる時代になって来たと思えます。