コーティング施工環境として上記画像の様な前面が砂利や土はそもそも論外です。
冒頭からキツイ事を書きましたが、チリやほこりを考えると当たり前であり、当たり前のことを考えられない場合は、当然ながら作業自体もしかりではないでしょうか。
試される大地北海道では関東を基本としたコーティング施行はNGです。厳冬期における温度管理、湿度、環境全てその土地での考え方があります。
このページではコーティング施工において大切な事、お客様がコーティング店を選ぶポイント、お客様自身がお車のケアを行う際に注意しなければならない点を記述しておりますのでお店選びの参考にされて頂ければと思います。
何を目的にしているのか?その一歩先を考えなければなりません。文章はしっかり読む事を心がけましょう。また、行わない理由を考えるのは簡単です。しかし行う事を考えるのは面倒なのです。
膨大なコンテンツですので、コーティングを初めてお考えの方には難解の可能性がありますので下記のページを作りました。
目次
- 1 注意喚起
- 2 お客様へのお願い
- 3 考え方について
- 4 コーティング施工環境
- 5 施工技術
- 6 コーティング・研磨作業について
- 7 洗浄について
- 8 コーティングについて
- 9 アルミホイールコーティング関連
- 10 コーティング施工後
- 11 使用液剤(ケミカル)について
- 12 その他
注意喚起
冬期間におけるコーティング施工の注意事項
しっかりとしたコーティングは温度管理、湿度管理が非常に重要!
夏も冬も一緒の訳が無い!
コーティングは温度湿度による化学変化で被膜を形成するものですが、そのためには基準となる関東での温度20度前後で行わなければなりません その温度管理に対して何も考えず施工されるケースが非常に目立ちます。特徴としては撥水タイプのコーティングが多いのですが、ガラス被膜は基本親水性(水を弾かない)ですが、機能を付与するためフッ素などの撥水成分を付与しております。つまり温度によってガラス被膜を形成できないが撥水させる事でガラスコーティングを意識させる行為が目に余ります。これはガラスコーティングを作るではなく単なる作業行為となります。
単なる撥水はガラスコーティングを行わなくとも作り上げる事が出来ますし、油分の多いコンパウンドの使用でも水は弾きます。脱脂不良の場合でも水が弾けばコーティングと言う考えなので手順方法温度湿度を何も考えられないのです。
コーティングを検討される場合はナチュラルな被膜 親水タイプを取り扱っているか否かの確認が必要です。
非常に残念ですが、温水を使って洗車をする事があり得ないと言われる方が居るようです。
温水のメリットは汚れを落としやすくすることと施工部位の温度を上げる事(夏は逆に下げる必要があります)
台所で食器洗浄は水で洗いますか?
フライやてんぷらなどの揚げ物や油物を使ったお皿は洗いやすいですか?
お風呂の洗浄は水で濯ぎますか?
奥さんに冷たい真冬に「お湯の洗浄は迷信!」「水で洗えっ!」て言ってみて下さい。たぶん、お前が洗えって 怒りますよ(笑)
コーティングは寒くても施工できますが、寒いと作業が容易になります。拭き取りやすいからですね。
でも、拭き取りやすいと言う事は、残留成分が残らない、残りにくい。または定着しにくいと考えられないのでしょうね。
逆に気温の高い夏はすぐに硬化が始まります。
温水の目的は汚れを落としやすくして、コーティング施工の適正温度にする事です。
また北海道ではあまり考えられておりませんが、流通過程において花粉による塗装被害も目立ってきております。その花粉を除去するためにはお湯またはカーボンヒーターによる過熱が必須です。


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コーティング施工のNG行為
意外とお客様は知らない真実!
セラミックプロ9Hの偽物について
札幌市内ではセラミックプロ札幌(車の119番)様とカービューティープロ 札幌ドーム前の2店舗のみセラミックプロ9Hの取り扱いが認められております。
しかし誰でも取り扱えるコーティング(インターネットで買える)にセラミック〇〇と名称を変える悪徳業者が札幌市清田区に存在します。
大手中古車販売店、特定輸入車販売店、キャンピングカー専門店に気をつけください
最近はお店の名前も変え、実績もないのに1000台の実績等と広告を出しております。表現は自由ではありますが、嘘の発信を平気で行う人物は信用できるものでしょうか。
オリジナルコーティング剤に注意!
一般の方でも取り扱えるコーティング資材(ネット、激安)の名称を変え高額販売している業者が多いのでコーティングを検討されている方は是非ご覧下さい。
トップコート及び多層式コーティングについて
様々な多層式コーティングがセラミックプロ9H登場以来増えてまいりましたが、その多層式、専用の照明で点検されているでしょうか?
専用の照明はスポットライトなどの塗装面の凹凸を確認するものでも蛍光灯でもありません。
「照明について」内の記事にもありますが、専用ディテーリングライトをお持ちでないと2層目以上(特に撥水性)からムラが非常に多い状況が目に余ります。
記事より抜粋
セラミックプロ9H施工店が使えるディティーリングライト
こちらが仕上げを左右します。単なるLEDなどではありません。
濃色車で異常なほどムラが多く(日中はわかりません)、明るいだけの照明では仕上げることが困難かと思います。
※一般コーティング店(フランチャイズや個人店)はこの照明を導入できません。
経歴詐称を行う人間
カービューティープロ 札幌ドーム前で修業したと話す人間がいると耳にします。しかし修業した人間は現在まで存在しません。ただ、過去、ディテーリングの資質に欠けるセンスの悪い人間は3か月アルバイトとして存在した事がはあります。残念ながら技術レベルは‥
経歴詐称を行う人間が当店の模倣を行い非常に迷惑をしており気持ち悪いです。
ガソリンスタンドのセールストーク
黄砂と鉄粉の見分けもつかない。ろくに撥水状態も点検しない。ノルマの為なら何でもあり?
冬季の除雪作業についての考え方
車業界は冬季において閑散期となります。その閑散期に必要な事は技術を継続する事。新しいい技術を身につける事と繁忙期に向けた継続、維持が必要と考えます。
お客様へのお願い
突然のご来店は応対できない場合があります。
弊店はお車の研磨・コーティング、クリーニング、各種フィルムの施工を行っており、全てワンオフでの作業となっておりますので量販店では行わないエージングなどコーティングに不可欠な時間を重視しております。その為に突発的な依頼は通常対応出来ません。
入庫予約とお車の保管(時間について)
車業界では当たり前のようになってますが、15日丹念に時間をかけて施工したのではなく、15日預かって残りの数日で慌てて作業されるケースが非常に多く、修理工場や板金屋さんで良く見受けられます。もちろん修理に時間の掛かる場合は部品の手配や作業スペースの確保、保険会社との協定作業がありますので、屋外での長期間も致し方ないケースもあります。
コーティング受注に関して
考え方について
カービューティープロはフランチャイズですか?
カービューティープロスクールを卒業した者に付与されるPROナンバー、そのあり方について解説しております。
フランチャイズではありませんので、セラミックプロ9Hを取り扱う事も出来ますし、技術の向上のためカービューティープロ以外の場所でも勉強をしております。また、代金にフランチャイズ料は加算されません。しかし何よりも肝心な事は東京基準で考えるか否かです。北海道はそれぐらい環境が悪いのです。
こだわりと意固地は別物です。
似て非なる言葉ですがこだわりは「良い仕事を行う方向性」を意味します。
良い仕事は単純なようで非常に複雑ですが最終的には「お客様満足度」では無いでしょうか?
時間の考え方とスタッフについて
最近よくお客様から「ブログ頑張ってますね」と励ましのお言葉を頂き感謝しております。
シートクリーニングや緊急クリーニング、ヘッドライトのクリーニング等の短時間案件についてはあまり公開しておりません。
1日以上お預かりする件に関しては1~2月は確定申告などの為に更新が遅れてしまいますが極力アップするようにしております。これはお客様への報告としてですが、記録を残すことで初心を忘れない事を大事にしているのです。
ご存知ですか?自動車業界は喫煙率が高い事を。
車内クリーニング=美装と使われますが、その作業者が喫煙者では仕事の意識が少ないと取れます。
施工店の信用について
はじめてコーティング店や車関係の小規模店舗をご利用する際、判断材料になるのがグーグル等の口コミ。
飲食店であれば食べログを参考にされるかと思います。技術、味、場所等が判りやすくて良いですよね。しかしコーティング及びクリーニングではこの評価を使いステルスマーケティングが目立って来ております。
他店の批判的な記事を書いていると言う事について
僕自身は「人の振り見て我が振り直せ」と言った考え方でおります。
お客様へ知識を深めて下さいと言う意味で様々な事を書かせて頂いておりますが、最新の作業場で最新の設備と言っているのでは無く、大切なお車を預かる上での心構えです。
逆にカービューティープロ札幌ドーム前の事を悪徳業者と言われる方が出現しました。
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
— カービューティープロ 札幌ドーム前 日々の情報 (@pro_sapporo) March 30, 2022
アルミホイールコーティングの施工記録の中で、コーティング施工記録を交えて見解を記述しております。 – カービューティープロ札幌ドーム前店長日記|お車・バイク|磨き・コーティング・クリーニング・フィルム https://t.co/vnZUr5U08S
僕の書いている事を悪徳というのは業者にとって都合が悪いからです(笑)
コーティング屋さんと磨き屋さん、違いと見分け方
洗車屋さんが行うコーティング、コーティング屋さんが行う磨き。
カービューティープロ札幌ドーム前はカーディテーリングプロショップです。
一般的には良くわからない言葉ですよね。
それぞれに特徴がありますが見分け方が難しいかと思いますのでポイントを
カービューティープロ札幌ドーム前と通常のカービューティープロ施工店の違い
カービューティープロ札幌ドーム前と通常のカービューティープロ施工店の違い
「 カービューティープロ」を名乗るためには厳しい「カービューティープロ スクール」を卒業しなければ名称は元より、「米国BAF社製液剤」を使うことも出来ません。
営業形態は中古車業、板金塗装業の併用当店の様な専門店と各店舗独自で自由に展開しておりますので制限のあるフランチャイズではありません。
卒業すれば自由に事業展開できるのが魅力ではあります。またお客様側で見れば全国展開しているコーティング店の様に見えるかもしれませんがコーティングに対する考え方は営業を開始してから複雑に変わります。
様々な考え方がありますので、どれが正解と言う事はありませんが、カービューティープロ全体としてみれば磨き屋さんです。
【コラム】接客及び人材について
当社の求める人材は、単なる技術的な職人性だけでは無くコミュニケーション能力も必要とされます。カービューティープロ札幌ドーム前の人材採用の基準ですが、これには訳があります。
「言葉は丁寧だが裏では何をやっているのか?」
と考えられるより
「言葉は体を表す」と考えた方が現代は通じるかと思います。
部品の取り外しについて
これは私の信念ですが、外す事は簡単です、しかし長期で見た場合は当店の自己満足で終わる事が無いよう、大切な資産であるお車の事を考えます。外す事が丁重ではありません。目の前ではなく長期の視点が大切です。
冬季の除雪作業についての考え方
車業界は冬季において閑散期となります。その閑散期に必要な事は技術を継続する事。新しい技術を身につける事、技術の継続、維持が必要と考えます。専門業者とはその様な事なのです。
コーティング施工環境
コーティングはガソリンスタンド、カーディーラーや大型中古車販売店、修理工場で見受けられる事がありますが、同じピット内でオイル交換や下回り防錆塗装、ハード面の作業をしている環境ではチリ、ホコリ、オイルミストが舞い、ホコリを巻き込み余計に傷を増やす原因にもなりますので施工環境としては疑問があります。
画像はコーティング施工として完全にNGですね。
それ以外ではオープンスペース(屋外やシャッター開けっ放し・冬期間でもビニールカーテン)での研磨やコーティング施工と専門店でありながらも信じられないケースが多く施工を依頼される場合は確認されたほうが良いでしょう。
コーティングの施工温度について
コーティング作業において温度、湿度管理は非常に重要です。
ガラスコーティングは気温16度以下では加水分解、脱水縮合(固まりません)が出来ませんので施工依頼は注意が必要です。初期硬化不良の原因でもあります。
非常に大切な厳冬期における札幌及び北海道でのコーティング施工温度・湿度について
ジェットヒーター使用について
施工ブース温度はジェットヒーターで上げたとしても、脱水縮合の過程で湿度が問題になります。
結露について
東北から北海道にかけて低温施工を余儀なくされる地方については環境を一歩深く考える必要があります。防水塗装は必須と考えます。
湿度が高いとコーティングの硬化が促進されますが、高すぎる湿度の場合は硬度が上がりません。
温水について
上記、厳冬期における施工温度の考え方は、お車のパネル温度にも影響されます。
また融雪剤におけるアルカリ性汚れの洗浄には温度の高い洗浄が有効的です。
非常に残念ですが、温水を使って洗車をする事があり得ないと言われる方が居るようです。
温水のメリットは汚れを落としやすくすること。
台所で食器洗浄は水で洗いますか?
フライやてんぷらなどの油物を洗いやすいですか?
お風呂の洗浄は水で濯ぎますか?
コーティングは寒くても施工できますが、寒いと作業が容易になります。拭き取りやすいからですね。
でも、拭き取りやすいと言う事は、残留成分が残らない、残りにくい。または定着しにくいと考えられないのでしょうね。
目的は汚れを落としやすくして、コーティング施工の適正温度にする事です。
更に近年の北海道では温暖化の影響なのか?花粉の影響を受けている車も目にする機会が多くなっております。花粉は磨きでは取れません。そのための温水(お湯)ですが、理解されていない方が多いです。
詳しくは検索 花粉 ペクチン をご覧ください。
まともな施工店は理解されております。
セキュリティーについて
お車は殆どの方は人生中で3番目に高額な買い物でもあります。(1番 自宅 2番生命保険)大切なお車をお預かりする場合の重要なポイント「入庫中は見せない、見えない」を詳しく記しております。
下回り防錆塗装はコーティング施工環境ではNG
ミスト状の防製剤が空中を浮遊し塗装面に付着、コーティング内に閉じ込めてしまったり、車内に入り込む可能性があるためコーティング・クリーニング施工環境では作業行わないのが、しっかりした考え方を持つコーティング施工店の特徴です。※施工ブースを分けている場合は除きます。
とても大切な照明について
コーティング店とカーディテーリンググショップの大きな違いは下地処理をどのように考えるかです。
後輩諸君へ
高精度LEDは一般家庭、および展示用の照明で研磨にはあまり向きませんので、カービューティープロの研磨クオリティーに届かなくなります。お店を立ち上げる際に無駄な投資とならないよう注意してくださいね。
蛍光灯下での研磨やコーティング作業について
蛍光灯の下でも研磨とコーティングは出来ますが、塗装面のしっかりた研磨は塗装面が見えないのでクオリティーは高いとは言えません。また見えない物を作業する場合は無駄な研磨の割には仕上がりが悪いケースもございます。※磨く=削ると表現される業者は殆どがこの位置です。
蛍光灯下での作業について
※今はインターネットの時代です。お車の完成画像を蛍光灯下で撮影されている場合は、スポットライトを点灯させるとあまり良くない状況です。
判ってて撮影される場合は確信犯!
判らない場合は理論不足(この様なお店は正直怖いです。)
※薄暗い室内、蛍光灯は何もしなくてもきれいに写るものです。
【施工技術】画像での研磨技術の見極め方も参照して頂けると良いと思います。
撮影の際に外光を入れて撮影していないか?
外光を入れると光沢が出たかのように写りますので(何も行わなくてもコントラスト差でキレイに見える)注意しましょう。
これが無ければ多層式コーティングは語れない「ディティーリングライトについて」
様々な多層式コーティングがセラミックプロ9H登場以来増えてまいりましたが、その多層式、専用の照明で点検されているでしょうか?
専用の照明はスポットライトなどの塗装面の凹凸を確認するものでも蛍光灯でもありません。
「照明について」内の記事にもありますが、専用ディテーリングライトをお持ちでないと2層目以上(特に撥水性)からムラが非常に多い状況が目に余ります。
こちらが仕上げを左右します。単なるLEDなどではありません。
濃色車で異常なほどムラが多く(日中はわかりません)、明るいだけの照明では仕上げることが困難かと思います。
※一般コーティング店(フランチャイズや個人店)はこの照明を導入できません。
セラミックプロ9H施工店が使えるディティーリングライト
焼付処理について
北海道ではガラスコーティング、フッ素樹脂コーティングではのカーボンヒーター(旧遠赤外線ヒーター)が必須と考えます。もちろん無くてもコーティング施工は出来ますが(フッ素樹脂コーティングの場合は過去に比べ施工単価を安価にするため手順を省略可されたコーティング剤を使われる傾向にあります。) 行わない理由ではなく行う理由を考えます。
施工温度についてはコーティング施工では最低条件ですが、施工後の不安定な状態を解消するためと、コーティングの被膜強度を上げるためカーボンヒーターによる焼付処理は必須であるとカービューティープロ札幌ドーム前では考えます。
この処理を行わないとスケール(白い汚れ)がコーティング面に短期間で固着し、数か月でメンテナンスが必要な状態になります。これを嫌って無機質であるガラスコーティングへWAXを施工すると言った対処法がありますが、有機質であるWAXを掛ける事は本末転倒です。
資材の見直し、施工環境の見直しを考えられた方が良いでしょう。
1、北海道の気候を無視したコーティング(フランチャイズ系に多い)
2、基本である東京と同じ施工法は北海道はNGマニュアルが厳冬期を想定していない
3、施工スペースの温度が16度以下、湿度が70%以上の環境で施工(大型工場やジェットヒーター使用・達磨ストーブなど以ての外です。)
4、エージング不足(熟成時間も温度管理は必要)
5、焼付処理を行っていない
エイジング(コーティングの乾燥熟成時間)について
コーティングは施工して終わりではありません。施工後、温度、湿度を考慮して乾燥熟成時間が必要です。たまに利用するガソリンスタンド等では施工中看板を立ててコーティングをアピールしておりますがエージングではなく置いているだけです。
クォリティーの高い施工には1台ずつの間仕切りが必要
数台をお預かりできるスペースがある場合は、上記画像のように独立した環境を整えることが必須と考えます。
足回り等の重整備等、コーティング施工に適さない環境は先に説明させて頂きましたが、さらに細かく考えると研磨作業時に発生するコンパウンドの粉も注意する必要があります。
コンパウンドの粉
コンパウンドの粉が多い=水性を使用していると判断しても良い(油性は粉が少ないので仕切りを考える殊に進まない)
他車両への害を避けるため
温度管理
コーティング作業において温度、湿度管理は非常に重要です。ガラスコーティングは気温16度以下では加水分解、脱水縮合(固まりません)が出来ませんので施工依頼は注意が必要です。
施工技術
コーティング施工技術について
当店はカービューティープロスクール卒業後、大型中古車店で施工された手直し、ディーラーでコーティングされた手直し、中でも同業他社様の手直しは同じ業界ではありますが愕然としたものです。
自社認定にご注意
コーティング・研磨作業について
コーティング及び研磨は下記の通り以上に行いますが、お客様がわかりやすい様、業界用語を省いて抜粋してみました。
さらに知りたい場合は下記から詳しく記載しておりますので、コーティング施工の指針としてご活用いただければ幸です。
下地処理研磨技術
近年は道具の質が向上した事によって、あまりにも惨すぎる研磨は少なくなってきましたが、高トルク型のポリッシャー使用が目立ちます。しかし理論が無ければ良くて80%の仕上がりです。
画像での研磨技術の見極め方
撮影時に蛍光灯下、または外光が差し込む環境での撮影は塗装面がきれいに見えるのが当たりまえ。力率の強い照明下での撮影が大切です。
磨くことは削る事なの?
磨く事は幅を広く考えると削る事です。しかし技術力不足で削ると言われる事が多い現実。当店では砥ぐと表現しております。
傷を埋める、または目立たなくするガラスコーティング?
お車の状態、考え方では悪くはありませんが、埋めることを磨くと表現するのはどうなのでしょうか?
コーティング施工時の注意点
素手で作業を行っていないか?
コーティングはセラミック・ガラス・ポリマー等ありますが、施工時は油分を嫌います。脱脂を行うのは油分を除去して定着率を上げるためですが、素手で作業を行う事は脱脂の意味がありません。
コーティング施工の際の重要項目、脱脂の必要性を理解できないお店の見分け方になります。
「マスキングについて」数年後に差が出ます。
ヘッドライト痛んでおりませんか?
もしかしたらコーティング施工の際のマスキング手抜きが原因かもしれません。
コンパウンドについて
コーティングショップと違いディテーリング業者は一般汎用品は使いません。
それは‥
塗膜計測のための膜厚計 本当と嘘
かなり嘘が蔓延しておりますが、膜厚計も無いのに削ると表現される業者が多いのでお客様に知恵を教えます。
【コーティング施工時の順番について】 窓ガラス撥水処理や樹脂パーツ・アルミホイールコーティングを先に行っておりませんか?
最終工程による脱脂洗浄では強烈な液剤を使うのが当たり前ですので、各コーティング作業は確実にダメージとなります。なので、工程は非常に大切です。
ライトポリッシュとはいえ侮るなかれ!
洗浄について
誤った洗浄方法
磨き屋さんは研磨が主ですので、洗浄で傷を入れることを極力嫌います。また特殊照明で確認しながら洗浄を行います。また特殊洗浄スポンジを使い液剤を大量の保持しながら洗浄するのが特徴です。
コーティング屋さんはコーティングが主ですので、洗浄時の傷はあまり考えなく、効率重視で洗車グローブ、またはマイクロファイバータオルで洗う事により塗装面にダメージを与える可能性があります。
お車の洗浄について
磨き屋さんとコーティング屋さん・洗車の違い
洗車グローブ・ムートン・マイクロファイバータオルでの洗浄はお控えください。
鉄粉除去での粘土使用について
札幌市の鉄粉レベルでは極力トラップ粘土は使いません。
特に新車の場合は洗浄後の問題点を全てディーラーさんへ押し付けると言った無粋な行動を避けるために注意しております。
ディテール洗浄について
カービューティープロ札幌ドーム前の特色としては、コーティング作業の際、他社ではあまり行わないディテール洗浄に力を入れている点です。
コーティングについて
【コーティング施工時の注意点】素手で作業を行っていないか?
コーティング施工時は、画像でも確認できますが「素手で作業を行わない」と言う事です。
コーティング剤は強い液剤です。まずは施工者を守る事。
コーティングに油分は大敵です。
コーティングの種類について
コーティング剤について
オリジナルと称してアマゾン等の通信販売で一般向けに販売されているコーティング剤を業務用と偽り施工されているケースが見受けられます。コーティング名称は必ず検索で調べる事をお勧めします。
コーティングの機能(水流れについて)
水玉コロコロ=コーティングの考えはNG! お客様の環境に合わせた機能を考えるのがとても大事です。
トップコート及び多層式コーティングについて
ただ塗ればよい!ガラスコーティングはそれだけでは定着しません。多層コーティングが流行りだすと多層出来ないコーティング資材を重ね塗りされるケースが多いです。
またベースコートにガラスコーティング、トップコートにシリコン系やポリマー系(中にはWAXと信じられない施工法)を使用されているものがほとんどです。これはガラスコーティングの弱い部分を補うためとしての工夫ですが、単純に2層と言っても何を使われているかで判断された方が良いと思います。
様々な多層式コーティングがセラミックプロ9H登場以来増えてまいりましたが、その多層式、専用の照明で点検されているでしょうか?
専用の照明はスポットライトなどの塗装面の凹凸を確認するものでも蛍光灯でもありません。
「照明について」内の記事にもありますが、専用ディテーリングライトをお持ちでないと2層目以上(特に撥水性)からムラが非常に多い状況が目に余ります。
記事より抜粋
セラミックプロ9H施工店が使えるディティーリングライト
こちらが仕上げを左右します。単なるLEDなどではありません。
濃色車で異常なほどムラが多く(日中はわかりません)、明るいだけの照明では仕上げることが困難かと思います。
※一般コーティング店(フランチャイズや個人店)はこの照明を導入できません。
これが無ければ多層式コーティングは語れない「ディティーリングライトについて」
コーティング車両にWAXを掛けてもいいの?
本来ならば有機系汚れの付きにくいガラスコーティングですが、油分やポリマー系をトップコートに使う事によって、静電気の発生や油分は油分を呼び寄せる事によって有機系汚れが多くなる傾向になります。また流れたWAXはヘッドライトや樹脂バンパーを紫外線から痛めてしまします。
3か月程度で白いもの(スケール)が全体に固着するケースの考証
1、北海道の気候を無視したコーティング(フランチャイズ系に多い)
2、基本である東京と同じ施工法は北海道はNGマニュアルが厳冬期を想定していない
3、施工スペースの温度が16度以下、湿度が70%以上の環境で施工(大型工場やジェットヒーター使用・達磨ストーブなど以ての外です。)
4、エージング不足(熟成時間も温度管理は必要)
5、焼付処理を行っていない
ナノプライマー処理について
脱脂作業だけでは塗料に食い込んだコンパウンド成分を100%除去しきれず、コーティング剤の密着が完全では無い為、持続力にも影響します。ナノポリッシュ改めナノプライマーは脱脂で取り切れないコンパウンド成分を除去し、コーティングの密着力を上げるプライマーとなります。
コーティングの料金について
下地処理 (研磨レベル+ディテール) + コーティング =合計価格
※価格はA~Nまで体積により区分されており合理的かつ公平な料金設定を行っておりますので外車だからと言って高額ではありません。
※ディティール(細かい部分の洗浄)、新車は基本無料です。
ウィンドウ関連
ウィンドウ撥水加工は一般で使われるシリコン系、業務用で使われるフッ素系があります。シリコン系は施工が簡単、安価ですが持ちが悪いのがデメリット。フッ素系は持ちが良いけど高価です。
カービューティープロ札幌ドーム前では業務用フッ素を塗り込む撥水加工ではなく、ボディーガラスコーティングで使われる資材「シラン」を含む撥水処理剤を使う事からウィンドウ撥水コーティングと称します。
アルミホイールコーティング関連
アルミホイールコーティング作業について
ボディ用の流用は致しません。アルミホイール専用のガラスコーティングを施工することによってホイール表面の保護、長期間撥水する事によって優れた防汚効果を発揮させ、ブレーキダスト等のあらゆる汚れの固着を防ぎます。
車体に装着しているアルミホイールコーティングについて
車両へ装着されたアルミホイールの場合は主に外側へのコーティングを施工します。お客様より裏側もと希望されるケースがありますが、当店は次のように考えお断りをするケースがあります
アルミホイールコーティングの施工温度について
厳冬期の札幌では室温だけではコーティング施工の温度に達する事が難しく、何より時間がかかります。
アルミは熱伝導率が高いのですが、寒い環境ではアルミ素材は外気温度に引っ張られて温度は中々上がる事が出来ません。
コーティング施工後
コーティングメンテナンス
カービューティープロ札幌ドーム前は、お客様によって使用環境、保管状況、洗車状況が違う事から1年毎の縛りのある定期でのメンテナンスは義務付けておりません。「必要だからメンテナンスを行うと言うのが当店の考え方」になります。
コーティングメンテナンスについて
ご自身で行う方法
コーティング部分再施工について
不幸にも事故にあわれた場合や部品を破損させた場合
https://wp.me/p9JpDT-hRQ
使用液剤(ケミカル)について
タイヤWAXについて
油性はなじみが良いのでタイヤの光沢が出ますが、いっぽうひび割れの原因となりますので、当店では主に水性を使用しています。
BAF Industriesについて
塗装面は洗車では落ちいない汚れ、今回の場合は鉄粉とピッチ、タールの汚れ コーティングには大敵ですので、速やかに除去します。 速やかにできるのは米国BAF Industriesの洗浄剤の力が全てです。DIYでは 1日かかる事が1時間で終えるので、その分還元出来るからです。これがカービューティープロの特色です。
その他
ラッピングフィルム・プロテクションフィルムのメンテナンスについて
基本は中性カーシャンプーで洗うですが、専用メンテナンス品もあります。
「他店 コーティング 15日位かかった」と言うワードでアクセス数が急増!
洗車グローブ・ムートン・マイクロファイバータオルでの洗浄はお控えください。
誤った洗浄方法により塗装面にダメージを与える可能性があります。
コーティング屋さんはコーティングが主ですので、洗浄時の傷はあまり考えなく、効率重視で洗車グローブ、またはマイクロファイバータオルで洗います。マイクロファイバーは吸水性の良いタオルですが、きれいな塗装面を拭くためのものでシャンプー液で洗うための物ではありません。
カーディテーリング業としての立ち位置(後輩諸君必見)
カービューティープロ後輩向け
https://pro-sapporo.com/blog/category/notice/column/kouhai/
目次
カテゴリー「コーティングで施工で大事な事」随時更新中