北海道札幌市では、除雪費用削減の影響により、年々粗悪な塩化カルシウム(塩カル)の使用量が増えています。そのため、お車を取り巻く環境は非常に厳しく、塗装面へのダメージが深刻化しています。

このような外的要因から大切な愛車のボディを守るため、コーティングのご検討をされる方が増えています。

何のためにコーティングするのか?

~塗装面の酸化劣化から愛車を守るために~

車の塗装面は常に紫外線や酸素、雨風にさらされており、時間の経過とともに酸化劣化が進みます。美しい状態を長く保つには、この酸化劣化の進行を防ぐことが重要です。

かつてはWAX(ワックス)が塗装保護の主流でしたが、有機性のWAXは数週間で流れ落ちてしまい、頻繁なメンテナンスが必要でした。さらにWAXは油分を含むため、ウィンドウに油膜ができ視界を妨げるほか、ヘッドライトのプラスチック部分の劣化を促進する場合もあります。特に紫外線の強い環境ではプラスチック部分のダメージが大きく、車庫保管が望ましいとされています。

コーティングの進化と現在の主流

こうした課題を解決するため、近年は「コーティング」が主流になりました。ポリマーコーティングからスタートし、現在はガラスコーティングが多くの方に選ばれています。また、最新技術としてセラミックコーティングも登場し、より高い耐久性を誇ります。

いずれのコーティングも、塗装面を酸化劣化からしっかり守り、美しい状態を長期間維持するための製品です。

初めてコーティングの施工を考えている方へ 



店長

ブログにてコーティング施工時の注意喚起を行っておりましたが、初めてコーティングする方には良く意味が解らない部分が多いという声がありましたので順を追って説明しようと思います。


コーティングメニュー

当店では、お客様のご要望やお車の使用状況に応じて、さまざまな種類のコーティング資材を取り扱っております。

セラミックコーティング、グラフェンコーティング、ガラスコーティング、ポリマーコーティングなど、多彩なラインナップをご用意しています。

濃色車・淡色車、屋外駐車や車庫保管など、お車の保管環境によって最適なコーティングは異なります。単一的な撥水タイプだけでなく、お客様のライフスタイルや洗車環境に合わせたコーティング剤をご提案いたします。

コーティングのご相談の際には、ぜひ駐車環境や洗車頻度などをお知らせください。最適なプランをご案内いたします。

店長

コーティングには機能層と言うものが存在し、例えば水玉コロコロ(撥水性)だけがガラスコーティングではありません。

業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

水玉が出来ない親水、中間の低撥水とお客様の好みや使用環境においてセレクトする事が必要とカービューティープロ札幌ドーム前では考えます。

YCCS認定「 inagaki」

親水方向のコーティング剤を使う場合は油分の多いコンパウンドではコーティングは定着しません。

店長

コーティングを施工される場合は親水性を扱っているか否かが大切で、ラインナップがすべて撥水性の場合は研磨は油分でのごまかしを行い、撥水タイプのコーティングを行う事で油分の使用が判らなくなります。

また氷点下などの硬化できない環境での自己満足施工では水弾きがコーティングと考えてしまう方には親水性を理解すらできません。 そこへ毎回のようにメンテナンス剤の使用をされるという事は、定着の弱さを物語っているような物ですので、コーティングを施工される場合は親水性の有無を確認された方が良いと思います。

新車コーティングの下地処理について

新車直納コース

走行距離100km以内を想定


(ノーポリッシュ)鉄粉除去、ピッチ除去、脱脂等のコーティングを施工する上で最低限の下地処理(洗浄のみ)になります。 状態の良いお車、磨きに抵抗のあるお客様に(無料)

※固着している汚れは洗浄では取れない可能性があります。

LEVEL1

(最低限の研磨)走行距離1,000km以内を想定

軽度の水垢、保護フィルムの糊の除去。

水垢や保護シートの糊痕など除去する事、WAX等の脂分を完全に取去る事により脱脂効果が高まり塗装面とコーティングの結合効果が増します。また結合効果が増す事により早期の剥離予防になりますので、新車コーティングを行うための最低限度の研磨コースになります。

※固着している汚れは取れない可能性があります。その際はLEVEL2やスポット研磨が必要な場合があります。

LEVEL2

ヘアラインスクラッチの除去、 更なる光沢を演出、エッジラインが強調され新車本来の以上の美しさになります。近年は塗料の水性化により映り込みがボケたお車が多いのですが、Level2で光沢度が上がります。またバフ傷を除去します。

輸入車はこちらが最低ラインと考えます。

店長

コーティング専門店本来の施工レベルです。すこしでもピカピカにしたい方向けの下地処理になります。

LEVEL3

新車こだわりコース

内覧会、ショーレベル磨き (参考 ブログ イベント施工をご覧下さい)

更なる光沢を希望のお客様はこちらが最適となります。

おまかせコース

お客様の希望を教えて下さい。実際に状態に合わせて施工いたします。

ディティール洗浄

**ディティール洗浄(ディテール洗浄 / Detailing洗浄)**とは、車の細部(ディテール)にこだわった洗浄作業のことを指します。

経年車の場合、通常の洗車では手が届かない、または見落とされがちな隙間や溝、エンブレム周り、ドアヒンジ、給油口、モール類などの細部を、専用のブラシや洗浄剤を使用して丁寧に清掃いたします。


新車の場合は、**ライトコース(簡易的な物 無料)**にて対応させていただいております。




ライトコース注意点

納車までにお時間がかかった車両の場合ドアの戸袋(ドア内側の水が溜まりやすい箇所)などにシリカスケール(雨ジミ・水ジミ)が固着しているケースが見受けられます。

このような汚れは、通常の洗車やライトコースでは除去できません

**除去をご希望の場合は、スタンダードコース以上のディティール洗浄(有料)**が必要となりますので、あらかじめお申し込みくださいますようお願い申し上げます。

コーティングの料金について

下地処理(ディテール洗浄+研磨)+コーティング =合計価格

※価格はA~Nまで体積により区分されており合理的かつ公平な料金設定を行っております。

簡易見積もりはこちら

プロコーティング等、当店では扱わない名称がありますが、基本はプロガラスコーティングでお調べください。コーティング剤や下地処理の状況で価格は変わりますが、大体の目安になります。

オプション 入庫時の同時施工がお得です

コーティング施工部分

コーティングの施工範囲は、**基本的に「見える部分」**が対象となります。

というのも、お手入れがしにくい場所にコーティングを施工すると、水分に含まれるカルキやミネラル分が残留しやすく、それらが固着してシリカスケール(雨ジミ・水ジミ)となってしまうことがあるためです。

軽度の汚れであれば専用のクリーナーなどで除去可能ですが、重度に固着した場合は研磨が必要となります

しかし、研磨が困難または不可能な部位に関しては、再生が難しくなることから、基本的にはコーティングを推奨しておりません

とはいえ、お客様のご希望がある場合には、**ドアの戸袋やバンパー下部など、シリカスケールが固着しやすい箇所にも、**有料にてコーティングを施工することが可能です。

施工をご希望の場合は、事前にお申し付けください。

下地処理が必要な理由

カービューティープロ札幌ドーム前では施工事例(ブログ)でも紹介させて頂いておりますが、新車コーティングの際でも下地処理工程で研磨を推奨しております。

「新車だから汚れていない、必要ない」、しかし新車でも水垢や鉄粉の付着が在る場合があります。
また、すり傷防止の保護シートの糊あとも残っている事もありますし、場合によっては磨きキズもある場合があります。

具体例

保護シート糊痕

糊の痕で水流れがおかしい


モヤモヤしているのが保護シートです。


剥離中

糊残りはしばらくすると自然に劣化し取れて行きますが、この状態にコーティングを施工しても定着はしません。

また除去を行うためにいきなり磨いてしまっても、その場はキレイになっても数か月後に浮き出る危険性がありますので、しかりべき処置が必要です。

新車時の小キズ

トヨタ・プリウス
ブラックなどの濃色車に良く見受けられますが、新しいのでパッと見はキレイに見えます。しかし移動や納車整備中に発生する微細なすり傷は意外と多く、また軽度の研磨を行った痕も見られる場合があり美観を損ねております。

※注 コーティング施工レベルでのお話なので納車レベルでは語弊はありますが問題ありません。

オーロラ(研磨痕)

塗装ボケ

MINI COOPER S

キレイに見えていても強い光源下では粗い磨きによるクロスハッチの様な痕が確認されました。塗装面がボケてライトの映り込みが悪いです。

この様な場合は新車コース LEVEL2がお勧めです。

トラブル事例

新しいお車でも水シミ、洗車キズ、過分の被害に会っているお車もあります。

新車コーティング施工例

メーカー別施工例


202ブラック 212ブラック AMG BMW BMW_ALPINA BMW_M GR GRヤリス MINI STEK US トヨタ アウディ アバルト アルファロメオ カーメイキング札幌 キャデラック シトロエン シボレー・コルベット ジャガー ジープ スズキ スバル ダイハツ テスラ トヨタ ニッサン フィアット フェラーリ フォルクスワーゲン プジョー ホンダ ボルボ ポルシェ マセラティ マットカラー(艶消し) マツダ ミツオカ ミツビシ メルセデス ランドローバー ルノー レクサス ロータス 全塗装 平成30年 北海道胆振東部地震

コーティングの施工で大切な事

上記画像のように、施工場所の前面が砂利や土の状態は、そもそも論外です。

少し厳しい表現かもしれませんが、チリやホコリの混入を考えれば当然のことです。
この「当たり前」のことを理解できない施工店では、作業の品質もおのずと疑わしくなります。


特に北海道のような過酷な環境では、関東など他地域を基準とした施工方法は通用しません。
厳冬期の温度管理、湿度、環境条件など、すべてがその土地に合った考え方と対応が必要です。


下記ページ リンクでは、

  • コーティング施工で大切なポイント
  • お客様がコーティング店を選ぶ際の注意点
  • お客様自身がお車のケアを行う際に気をつけるべきこと

を詳しく記載しております。
ぜひお店選びの参考にしていただければ幸いです。

お店の選び方

コーティングをお考えの場合にはディーラーで頼むか?中古車販売店で頼むか?インターネット検索で出て来たお店に依頼するか様々なケースがあるかと思います。

その中で最低限必要と思われる選び方を書いてみました。

カーボンヒーターによる焼付処理

北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。

塗装やコーティング施工においては、どれだけ適切に熱を吸収・冷却させるかが非常に重要です。
これによりコーティングの硬度が向上し、さらにコーティング表面に固着する汚れ(スケールや白い膜状の汚れ)が大幅に減少します。


しかし、北海道でこの「焼付処理」を行っているコーティング店は非常に限られており、数件しか存在しません。
なぜなら、厳しい低温環境で適切な温度管理と焼付処理を行うための設備や技術を備えることが難しいからです。


このような特殊な環境下での施工経験や設備が無い店舗では、仕上がりや耐久性に大きな差が出ることがあります。
北海道でのコーティング施工をお考えの際は、この点もぜひご確認ください。

お問合せ


こちらの画像からお問い合わせください。

新車コーティングでお聞きする事