【施工順の重要性】先にやってはいけないコーティング作業とは?
コーティング施工において、窓ガラスの撥水処理・未塗装樹脂パーツ・アルミホイールへのコーティングを先に行うのはNGです。
これらの部分は仕上げ工程として“最後に行うべき”箇所です。
なぜなら、ボディの研磨作業や脱脂作業で発生するコンパウンド粉や溶剤成分が、それらのコーティング面に付着してしまう恐れがあるためです。
仮に先に施工してしまうと、
・撥水性能の低下
・シミやムラの原因
・定着不良による早期劣化
など、コーティング本来の効果が十分に発揮されないばかりか、後戻りできない状態になることもあります。
✅ 正しい施工の流れ(基本)
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ボディの下地処理(洗浄・鉄粉除去・研磨など)
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ボディコーティング(塗装面)
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窓ガラス・樹脂・ホイールなどの細部仕上げ
仕上がりの美しさと耐久性は、順番によって大きく左右されます。
「どこからやるか」を見れば、その施工店の技術力が分かると言っても過言ではありません。
この工程の流れで、研磨を行う前にウィンドウの撥水処理や樹脂パーツ、アルミホイールコーティングを行われるケースが多々あります。
時間の短縮になりますので気持ちはわかるのですが、撥水処理剤やコーティングを施工されて何時間の養生時間(水分厳禁)が必要なのでしょう?
カービューティープロ純正のPGS-33は2時間ですが、あくまでも2時間というものは最低の水分厳禁時間ですので、カービューティープロ札幌ドーム前ではコーティング車両においてひと晩のエージングを心がけております。(単体の場合は遠赤ヒーターや車の暖房を活用)
撥水剤や樹脂パーツ、アルミホイールコーティングを行い、その後に研磨作業と言った流れで作業を行うと、確実に撥水剤を傷める結果となります。
研磨作業においてはマスキングが最低限の場合は誤って磨かれる可能性があります。
さらに、最終工程による脱脂洗浄では強烈な液剤を使うのが当たり前ですので、ウィンドウ撥水処理後は確実にダメージとなります。
なので、工程は非常に大切です。
効率で考えるか、定着で考えるか?少なくともカービューティープロでは定着で考えてほしい。後輩諸君、よく考えてね♪