YouTube 【シトロエン・DS3|千歳市より】5年経過のボディをハードポリッシュ+PCX-V110再施工でリフレッシュ|濡れ艶・低撥水で上質な仕上がりに

■ ご入庫時の状態とお客様のご要望

今回ご入庫いただいたのは、千歳市よりお越しのシトロエン・DS3
5年前に一度コーティングを施工されており、経年による艶引け、洗車キズ、雨ジミの付着が見られる状態でした。

オーナー様のご希望は、

  • できる限り塗装の本来の美しさを引き出したい
  • 再び長期耐久のあるコーティングを施工したい
    ということで、「ハードポリッシュ+PCX-V110」再施工プランをご提案させていただきました。

■ 研磨作業(ハードポリッシュ)の重要性

一般的な「軽研磨」や「メンテナンス研磨」では、経年車の美観を完全に戻すことは困難です。
今回は、塗装表面をしっかりと整える“ハードポリッシュ(鏡面研磨)”を選択

この工程では、

  • 光の屈折を妨げる細かなキズやシミを取り除く
  • 塗装の透明感や奥行きを復活させる
  • コーティングの定着を高め、耐久性に貢献する
    といった目的で、数工程に分けてコンパウンド・バフ・照明を適切に組み合わせながら作業を進めました。

塗装は車種や年式、再塗装歴などによって硬さ・柔らかさが異なるため、塗膜診断を行ったうえで最適な研磨システムを選定しています。


■ 採用したコーティング剤「PCX-V110」の特徴

今回の仕上げに使用したのは、**カービューティープロ専用コーティング「PCX-V110」**です。

🔸製品スペック:

  • 撥水性:低撥水タイプ(親水寄り)
  • 持続年数:3〜5年目安(使用環境により変動)
  • 特徴:ウォータースポットが残りにくく、防汚性と濡れ艶を両立

🔸選定理由:

このDS3のように、濃色系で曲面の多いデザインの車両は、撥水タイプのコーティングでは雨ジミ・シミのリスクが高まる傾向があります。
そのため、撥水性を抑えた低撥水タイプ=PCX-V110を選定
しっとりとした艶とともに、美観の維持性にも優れた選択肢です。


■ 寒冷地環境に対応した焼付けと温度管理

コーティングの性能を正しく発揮させるには、「施工環境の管理」が極めて重要です。

🔹 当店では以下のような管理を徹底:

  • カーボンヒーターによる焼付け乾燥(塗装表面40〜60℃)
  • 室内温度:20℃前後を安定維持
  • 湿度管理:湿度60%以下をキープ
  • 硬化時間を確保し、撥水バランスや密着性を安定化

北海道のような寒暖差の大きい地域では、自然乾燥によるコーティング硬化では性能差が生じるため、焼付けによって定着を加速させ、より安定した仕上がりが可能となります。


■ 完成後の状態とまとめ

ハードポリッシュ後のDS3は、まるで“濡れたような艶”に包まれ、
光の反射が美しく均一に広がる、上質な仕上がりになりました。

「5年分のダメージを消す」だけでなく、
「次の数年間を美しく保つ」ための再施工として、機能性と美観の両立を目指した内容です。


▼関連リンク:

▶︎ [施工の様子は動画でもご紹介しています(YouTubeリンク)]
▶︎ [ブログ記事一覧はこちら:https://pro-sapporo.com/blog/]


店舗情報|カービューティープロ札幌ドーム前

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