【業界の裏側】本当の「オリジナルコーティング剤」とは?~見極めポイントと注意点~

近年、カーコーティング業界では「オリジナルコーティング剤」を謳った商品が多く見られます。特にAmazonなどの通信販売で一般向けに販売されているコーティング剤が、実は業務用資材を「オリジナル」と称して使われているケースが少なくありません。

今回は、その実態と本当にオリジナルなコーティング剤の見極め方について解説します。

「オリジナルコーティング剤」とは何か?

ここでいう「オリジナルコーティング剤」とは、

一から自社で開発し商品化したコーティング剤

を指します。

しかし、小規模店舗がこの「本物のオリジナル商品」を開発するのは現実的に非常に難しいのが現状です。


なぜ小規模店舗では「本物のオリジナル」は難しいのか?

  • 開発費用が膨大
    自社で成分開発から製品化まで手掛けるには多額の資金が必要です。
  • 大量発注が必須
    製品化した場合、1万ロット以上の大量発注が求められることが多く、小規模店舗では捌ききれません。
  • 長期在庫のリスク
    販売数量が少ない場合、長期間在庫を抱え、資材の劣化リスクが高まります。

それでも「オリジナル」と称する理由は?

画像はダメな例です。

屋外での施工(屋外では温度管理が出来ない為無謀です。)

タイヤが汚い=洗車していない可能性がある

特殊照明で確認されていない

直接ボディーへ何かしらを噴霧している。

良い点は油分を気にしてかプラスティックグローブを装着している所ですね。

※油分なら良いのですが、自分の安全だけを考えている可能性も否定できません。

話は戻りまして

他店との差別化
競合が多い中で独自性をアピールしたい。

施工単価の向上
「オリジナル」なら高価格で提供できる。


業務用資材を「オリジナル」と称するケース

実際には、業者であればどこでも入手可能な既製品を「オリジナル」として販売している場合があります。この方法は初期費用が抑えられ、導入のハードルも低いため、小規模店舗にはありがたい一方で、次のような問題が起こります。

仕上がり品質の差が大きくなり、業界全体のイメージダウンに繋がる

価格競争が激化し、施工環境や技術力にばらつきが出る

実例:他店のコーティングを当店で手直ししたケース

多く流通しているガラスコーティング剤を使った車両では、施工技術の差が如実に現れ、見た目や耐久性に大きな差が生じています。

お客様ができる見極めポイント

  • コーティング剤の名前や成分をインターネットで検索してみる
  • 施工店に開発・製造の経緯を尋ねてみる
  • 認定施工店や実績豊富な店舗を選ぶ

もっとも怖い嘘偽りの多いオリジナルコーティング

アマゾン等の通信販売で一般向けに販売されているコーティング剤を業務用と偽り施工されているケースです。業務用と一般用の違いは、そのひとつとして施工にかかる手間ですが、これは単純にコーティング剤の濃度になります。濃度が高ければ耐久性が上がりますが施工しにくく、濃度が低ければ施工は簡単ですが耐久性は低い。

オリジナルを謳う理由

単純に仕入金額を下げ利益を取るためです。

原価を下げて販売価格を上げれば利益になりますので‥商売の原則ですが、しかしそれは物販の場合です。なのでオリジナルコーティングとオリジナルを連発するのです。食品であれば大変な事ですよね。

技術が未熟すぎるため各メーカーおよび団体に加盟できない。

コーティング屋さんは多々ありますが下地処理はいわゆる職人の技術力が必要不可欠です。安易な考え方をする業者には必要不可欠の根拠のある技術力は殆どないと言い切れます。

お客様に置かれましては裏付けのできるコーティング剤を確認され依頼されたほうが宜しいと思います。例えばオリジナル名称でも元資材があるはずです。車の名前(ペットネーム)と型式が判り易いかと、心ある職人は教えてくれると思いますし、コーティング剤を見せてくれますよ。きっ

技術力が無いため類似商標

例えばですが世界的に有名なセラミックプロ9H、こちらはロシアの戦闘機用に開発されたコーティングになりますが、ネームバリューが上がるにつれ類似商標が多く使われてます。類似商標はプライドが無い事(技術力も低い)の表れです。

よくある名称では札幌市清田区で「セラミック〇ー〇ー9H」など惨いものがあります。

個人向けに販売されている商材を使用されているケース

画像クリック・タップで通信販売サイトへ飛びます。このような商材を仕入れてオリジナルと称するケースがあります。

更に自社開発を謳うケースの場合

日本のコーティングの権威と言われる博士に依頼して独自に作ったなんと言うお話も良く耳にします。

権威であればネームバリューが向上しますし信頼性は相当な物です。しかし、いまだかつてコーティングの権威と言われる博士の名前を聞いたことがありませんし、表にも明かせない等と言うお話もあります。

この様なケース、コーティング業以外では2~30年くらい前のマルチ商法でよく耳にしたものです。

例えですが沖縄大学の〇〇教授が開発した健康と自然に優しい〇〇とか、実際には海外から輸入した粗悪な商材や機材で、権威やネームバリューを使ったマルチ商法は非常に多かったのですが、コーティング業もその真似(いや考えれば簡単に嘘付けます)いよいよやって来たのかもしれません。

悪質なコーティング剤の見分け方

今はインターネットの時代です。まず名称を調べて見て下さい。

セラミックプロジャパン公式サイトから日本の有名施工店が連なっているかと思います。

これを利用して名称の確認は必須です。

その多くは、インターネット上でありえない実績

具体的に言うと3年で1,500台等の表現が多いです。

中には3か月で120台磨いた等の表現も多い見受けられます。

3か月で120台、コーティング業を良く知る方はありえないと考えられますが、一般のお客様や、そのそもその様な事を書けるのは経験不足から逆算も出来ないのです。

例えばですが120台を90日で割ると1日あたり1.3台、休みなしでですね。もし本当に実行したのであれば仕上がりは惨いものです。

G-ZOX使用業者はダメな業者が多い

当店では研磨職人歴20年のメンバーが在籍しております。

仕事・見極め全てが早いのですが、この実績はありえないと大笑いしております。経験のある人間には嘘か否か見極められますが、一般の方では難しいかと思います。その場合単純に台数を日数で割ってみて頂けると現実では不可能な数字が出るかと思います。

また、年齢によっても判断が可能です。若年層で経験などありえません。

良く使われる文言「経験」「実績」「技術」これらの言葉は誠の業者であれば裏付けが取れますが、悪質の場合は言葉を連発します。それは持たざる者だからです。

相談事例

遠い九州から転勤された方ですが、新車時にコーティングを施工され転勤で札幌へ

せっかくコーティングを行ったので、良い状態をキープしたいと考え連絡が入りました。

そこでお聞きするのが

どの様なコーティングなのか?です。

コーティングは個人店で施工され、商品名は明かせない、セラミックのオリジナルとの事。

商品名を明かせない?

セラミックのオリジナル??

一体なにがそうさせているのでしょうか?

先に記述した事で考えると何となくですがお分かりになりませんか?

セラミック コーティング で検索

この様な資材ではないでしょうか。

カービューティープロ札幌ドーム前の取組み

当店の取組み その1

カービューティープロ札幌ドーム前では「カービューティープロ純正」「セラミックプロ9H」など個人もしくは小規模事業では不可能なテストを行ったコーティング資材しか取り扱いません。取扱うためにはライセンスが必要になります。

PROライセンス ID No.2287

セラミックプロ9H 認定施工店

経歴はしっかりと経歴を確認しましょう。

PRO ohmiya

店長は前職で東京都千代田区「中外石油(株)」港区の東麻布SS所長でした。約7年半勤務
カービューティープロスクール出身で有資格者 2012年ライセンス取得!

施工の難しいセラミックプロ9Hライセンスも取得しております。

業界歴20年以上「TANAKA」

TANAKAは業界歴20年以上

ガラスコーティングの創成期より機材を使用する磨きとフィルムのスペシャリスト

inagaki

イナガキはヤナセカーケアシステム(YCCS)認定技術者

30代前半ですが、前職からの経験6年経過
なによりも厳しいヤナセの認定試験を1発で合格の実力

自社認定、自称マイスター等に注意です。

また、当店の場合は経歴詐称でよく使われますで、カービューティープロ札幌ドーム前で修業したと耳にした場合は必ず確認をお願いします。

当店の取組み その2

可能な限り使用したコーティング剤を撮影する。

昭和の時代、ミネラルウォーターの瓶へ水道水を入れて使う飲食店が沢山ありました。セット料金として数千円、コスト削減のため水割りのミネラルウォーターがただの水道水です。酔っているお客様は違いが判らないことを事を利用した、ある意味詐欺ですよね。

そこで疑い深いお客様は、文句を言うわけで、信頼を得ようとする健全なお店はお客様の前で開栓するんです。

もちろん、この画像が瓶を見せているだけで撮影されている疑いもあります。

しかし、伝えようが無いので、画像をUPしているのです。

この画像、セラミックプロ9Hを施工しているはずなのに、ネット購入の激安品をセラミックプロ9Hと偽っていた場合等、問題が起きた場合にはお客様側の証拠の提供なのです。

私店長は過去、化粧品製造業界に携わった経緯があります。

もちろん今と同じで表示等に疑問を持ち戦っておりました。 今は法律も変わりましたが、10年ほど前までは無添加化粧品が横行してました。

無添加と聞くと体に良さそうと思いますよね?

当時は殆どが売るためだけの無添加表示でした。

化粧品と名乗るものは全成分表示義務が課せられましたが逃げ道として当時は医薬部外品が使われたからです。

医薬部外品はとても体に良さそうですが、この場合は逆で表示義務が無いから、芳しくない成分を使われる製品は許可を取られておりました。許可申請は東京都で5万円です。

それで無添加化粧品と販売されたり、指定表示成分無添加等々、指定された成分でなければ表示しなくてよい 悪いものでも表示義務がないわけです。

例えばパラベンが悪いと報道されればパラベンフリー

パラベンは入ってないけど実際には他の防腐剤が入っていてパラベンよりもっと強い成分だったり、新しい物質や指定表示成分ではない事から表示はしない。って事はそもそも無添加じゃないですよね。

指定表示成分無添加って聞いたことありません?

まとめ

「オリジナルコーティング剤」という言葉に惑わされず、その背景や実態を理解することが大切です。信頼できる施工店を選ぶためにも、ぜひ事前に情報収集をしましょう。