滅菌クリーニングって本当ですか? 札幌市 車のクリーニング

車内クリーニングの際に滅菌?

最近、車内クリーニングの際に滅菌ができるか否か?と聞かれるケースが多く、詳しく聞いてみるとクリーニング業者が滅菌クリーニングと言うコースを行うというものでした。

下記の動画の様な行為を「滅菌」として見受けられますが、この様な手法は熱が足りないので滅菌とは言い難い。単なる雑に温めているだけです。

ケルヒャー製スチームクリーナー

噴き出し温度が高く安定してますが、そのやり方によっては滅菌と言えないほどの低温となってしまいます。

YouTube

外気温-10度

室温24度前後

対象物 22.4度 自動車のマット

動画は具体性を持たせるため、手法を真似ててみました。

しっかりしたノウハウがあれば絶対に行わない方法です。

https://youtu.be/Hb44dAZqx08
具体的に言いますとスチームクリーナーを対象部に当てて上下左右に素早く動かしても温度50度程度が関の山 です。

これを滅菌と言えるのでしょうか?

50度程度で消滅してしまう菌ってあるのですか? 少なくとも特殊な機械で120度以上と歯科の先生に聞いた事はありますが‥

滅菌とは

対象面の菌やウィルスを全て除去する事を指しますが、完全になくすことは不可能なため、対象面の菌を100万の1にする事を言います。 特別な環境や器具を使用しないと不可能なので主に医療用現場で使われる言葉です。

詳しくは厚生労働省のページへ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/index.html

車は水分厳禁なので、最低の水分で行わなければならないのですが‥

車外ではこの様に上記をまき散らしても電気部品がありませんので問題ありませんが、車内でこの様な行為を行った場合は数年後が不安です。

景品表示法について

景品表示法とは

うそや大げさな表示など、消費者をだますような表示を禁止しています。

品質や価格などは、消費者が商品・サービスを選ぶ重要な基準になりますから、その表示は正しく、分かりやすいことが大前提です。

ところが、商品・サービスの品質や価格について実際よりも著しく優良又は有利と見せかける
表示が行われると、消費者の適切な商品・サービスの選択が妨げられてしまいます
。このため、景品表示法では一般消費者に商品・サービスの品質や価格について、実際のもの等より著しく優良又は有利であると誤認される表示(不当表示)を禁止しています。

景品表示法に違反する不当表示については、事業者側に故意・過失がなかったとしても、景品表示法に基づく措置命令が行われることとなります。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/

 

事例でわかる景品表示法 (PDF)

 
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_160801_0001.pdf

各相談窓口

全国の消費生活センター等

札幌市消費者センター

2023年、苦情が多いらしいので各役所より情報提供を求められております。もちろん提供は行います。

出張業者

出張作業を行っている場合は、作業後の清掃、洗浄を適正に行われているのか‥

使用する機材は都度、除菌乾燥が必要不可欠です。

※作業を行って直帰などありえません。

例えばですが医療機関は院内感染を徹底的に防ぐための滅菌の為の器具を使っておりますが車業界はほとんど考えておりません。

他人の嘔吐物、尿等を除去した際は簡易洗浄程度が関の山です。

クリー二ングは見た目のキレイさは当たりまえですが、しっかりと道具を除菌洗浄を行わなければなりません。

出張される方には時間が難しいかと思います。

出張等の、一見「楽で」と思いがちの施工法はお勧め出来ません。

https://pro-sapporo.com/blog/roomcleaning_point/#i-8

選ぶのはお客様自身です。

※家庭用洗剤は洗濯機での使用を前提としているので、自動車とは汚れが違う点と濯ぎが不十分なので洗剤成分が残留しアレルギーの原因になります。

2023/2 相談例が増えてきております。

クリーニング施工で大事なこと