磨くという事について|カービューティープロ札幌ドーム前の考え方
当店は一般のお客様が90%以上を占めておりディーラーさんのお仕事は極力行いません。
その為、様々なニーズに応えれるよう下地処理研磨においては新車で4段階、経年車研磨においては5段階のメニューが存在します。
基本的にはお客様の希望に沿う形で行いますが、例えば一番簡単な研磨で鏡面に仕上げてくれなどと要求と金額が乖離する場合はアドバイス致します。
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新車の場合
目安として納車後1週間、走行100㎞以内の場合はは研磨無しで作業を承る事も出来ます。これは新しいお車に機械を入れる事に抵抗のある方やコストを求めらるる方に向けてなのですが、実際に入庫されて研磨が必要な場合はご相談させて頂きます。
非常に残念ですが、
研磨無しコースを否定されるコーティングショップがあります。
しっかりお客さんのニーズを聞かれているのでしょうか?
新しいお車の場合でもヘアラインスクラッチ(キズ)は当然あります。
ここで言う「キズ」とは通常は見えないが強い光で見える洗車等で発生する薄いもの
「傷」とは、下地が見えていて研磨では対応不可のものを言います。
しかし、それはお客様の目線では判らない場合も多く、強烈なスポットライト下でしか見えない場合が多いです。
もちろん研磨を行う事は光沢が上がりますので否定はしませんし、むしろ推奨したいと思いますが作業には工賃が掛かります。
目の肥えたお客様は初めから研磨を指定されますが、新車を買うのって人生の中で何回あるのでしょうか?
つまり何のために磨くのかが理解されにくい事が多いのです。
もう1度書きますが
新しいお車の場合でもキズ(ヘアラインスクラッチ)は当然あります。
しかし、それはお客様の目線では判らない場合も多く、強烈なスポットライト下でしか見えない場合が多いです。
もちろん研磨を行う事は光沢が上がりますので否定はしませんし、むしろ推奨したいと思いますが作業には工賃が掛かります。
「当店は必ず磨きます。」
と言われる場合は作業金額が変わらなければ仕事として素晴らしいですね。
でもそれは作業工賃を上げるためのセールストークでは無いですか?
忙しい時必ず磨けますか?
金額が変わらなければきっと磨きませんよ。
少なくともそういう人は沢山見てきましたね。
定額と言う事はそういう事なのです。
何を目的にしているのか?その一歩先を考えなければなりません。文章はしっかり読む事を心がけましょう。また、行わない理由を考えるのは簡単です。しかし行う事を考えるのは面倒なのですよ。
研磨って必要なの?
よくコーティングをされる場合に下地処理が必要と言われますし、当店でも開業当時はそのように思っておりましたが、ある時疑問に思えた事があります。
まず下地処理が必要と言われる場合で良くあるのが
1、新車でも汚れていたりキズがあるから
2,研磨を行う事でコーティングの定着率が上がる
こんな文言が多いです。
1の汚れていた場合はその汚れをどのように除去するのか?
いきなり磨くなんて暴挙はしませんし、してはいけません。
基本は弱い順からです。
弱い順と言うのは、洗浄剤で取れるものは洗浄剤で、それでだめなら研磨で、それでもダメならペーパー掛け
こんな順番です。
大切なお客様の資産です。当たり前ですよね。
続いて、1の新車でもキズがあるからですが
こちらも当然ですね、洗車で発生した薄いキズ、作業中に入ってしまったキズなど研磨で取れるものであれば除去した方が良いです。
しかし、そのキズは日中で見えるものでしょうか? 特殊照明や強い光で見えるものではありませんか?
キズ0の車はこの世には存在しません。
またしっかり磨いても、うすい傷はコーティング時に微妙に入ってしまいます。
と言う事はキズがあるからだけでは根拠になりません。
次に2番の「研磨を行う事でコーティングの定着率が上がる」ですが、どのレベルの研磨を指すのでしょう?
鏡面(もどかしいですが)の研磨?
軽い研磨??
塗装をされる場合は足付けと言う工程があり、あえて傷を入れる事で塗装の定着を促し剥がれを予防する作業です。研磨をする事で鏡面などツルツルピカピカになりますが、その状態でコーティングを施工する矛盾を気にされたことがあるか否か?
磨く事によってコーティングが定着する?
おかしいですよね。
研磨はきれいにする事であり定着させる事ではありません。
きれいにすればするほど定着しにくくなるのではないでしょうか?
しかし、研磨を行い油分やコーティングの定着を妨げる要因を除去する事は定着率に大きくかかわります。
つまりピカピカに磨き上げることが定着率が上がるではなく、その結果不純物が除去され定着率が上がるではないでしょうか?
ここまでの考え方をまとめると
新車時の研磨とは
油分等のコーティング定着をさげる要因を物理的に除去する事が大切であり、
研磨を行わなくとも油分や汚れを取る事が出来るようであれば、そもそも研磨の必要はないとも考えられます。
しかし、コーティング時に更なる美観の向上を求める場合はしっかりした研磨を行い、オンリーワンの光沢を作る。この様な考えが正解であると思います。
余談ですが、下地処理が大切という方の多くは
〇油分の多い研磨剤の使用、
〇冬も夏も施工法は一緒(施工温度を大切にしていない 焼付処理を行うヒーター持っていない)
〇撥水性のコーティングしか取り扱いが無い(油分で磨いて撥水でごまかす)
〇コーティングの定着と撥水をまぜこぜに説明されている。
定着をお話される言う割には矛盾が多いのが目立ちます。
コーティング・研磨作業工程について
代表的な作業を解説しております。
経年車 下地処理研磨技術について
下地処理は細かい部分の洗浄「ディテール洗浄」、と塗装面の研磨に分けられますが、研磨とはポリッシャーと言う機械を使用し塗装面の汚れを除去、洗車傷の除去を行う事でコースによっては新車以上の輝きを発揮させます。
研磨メニュー
新車時の研磨 経年車の研磨について詳しく書いております。
考え方について
削るから〇〇と言う表現は‥
埋めるタイプの研磨剤を使用される業者様の場合は「有限である塗装を削ることで2度と元には戻らない」と説明されるケースが見受けられます。削るから最低限とか、でも塗装屋さんの仕上げ研磨3000番ならともかく、通常は6000番程度から使うはずですので、削ると言う表現より研ぐ(厳密にいえば削るです)なんですが‥
コンパウンドについて
お車を磨き上げるためには機材・液剤を使いこなさなければなりませんが、カービューティープロ札幌ドーム前の場合はカービューティープロライセンスを取得していることからPRO専用製品が提供されております。
カーメイキング札幌
また近年ではカーメイキング札幌様が調合した市販されていないコンパウンド「G2」を使用しております。
カーメイキング札幌様では、様々な技術及び液剤提供を行っておられますが、技術のない方には販売されません。しかし、札幌市及び北海道内のレベルを上げるため塾、スクール、修行コースを設定されており、より技術力を向上させたい方、コーティングのお仕事を行いたい方向けのコースがあるようです。興味があればご紹介させて頂きます。
コーティング屋さんと磨き屋さん、違いと見分け方
年数の経過した車の場合、コーティングを考えられることが多いかと思います。その際に肝心な事は下地処理(洗浄、研磨)をどこまで行うかが大切です。
カービューティープロ札幌ドーム前はコーティング屋さんでも磨き屋さんでもありません。カーディティリングプロショップです。