【YouTube先行公開】【ホンダ・N-BOX|札幌市東区】磨き痕の改善と最新セラミックコーティング「EXE ZERO7」施工
札幌市東区よりご入庫いただいたホンダ・N-BOX。
今回は「磨き痕が気になる」とのご相談を受け、塗装状態の診断から下地処理、さらに本年新発売となった最新セラミックコーティング「EXE ZERO7」を施工いたしました。
近年のホンダ車の塗装は、通常使用では問題がないものの、研磨作業に対して独特の反応を示すため、従来の一般的な塗装感覚で作業すると、貼りつきや磨き戻り、微細な曇りが残ることもあります。
今回の記事では、そうした特性を踏まえながらどのように塗装面を整え、コーティング性能を最大化させていったかを解説していきます。
■ 磨き痕の原因
オーナー様が気にされていた磨き痕は、いわゆる「オーロラマーク」と呼ばれる微細な研磨パターンが原因です。
塗装表面のクリアが熱を持ちやすいホンダ車では、研磨パッドが貼りついたり、摩擦熱による軽微な曇りが発生しやすく、ひとつの工程で完結させにくい特性があります。
■ まずは塗装面の基礎整形(下地処理)
専用ライトによる塗装診断後、適正な研磨システムを選定し、段階的に磨き痕を除去していきます。
・貼りつき対策
・スピード・圧の管理
・オーバーヒート防止
・極力クリアを削らない研磨
これらを組み合わせ、塗装面をフラットかつクリアに整えました。
研磨後の塗装面は、光の乱反射がない素直な状態となり、次工程のコーティング性能が最も活かされる状態へ。
■ 最新セラミックコーティング「EXE ZERO7」を施工
塗装面の状態が整った後は、本年新発売のセラミックコーティング剤「EXE ZERO7」を施工しました。
ZERO7は高い防汚性・耐薬品性・耐候性を備え、塗装本来の艶を上質に引き出す最新プロユースコーティングです。
単に膜を作るのではなく、塗装面との密着性を最大化させることがポイントになります。
■ 温度管理・焼き付け工程
コーティングの仕上がりを性能面で最大限に引き出すため、温度管理を徹底しています。
・パネル温度:常温安定下で施工
・施工後:カーボンヒーターによる焼き付け
・焼き付け後:30℃で12時間エージング
この一連の工程を経ることで、コーティング被膜がしっかり定着し、耐久性・光沢ともに高いレベルで仕上がります。
当店では「塗って終わり」ではなく、コーティングを“性能として成立させる”工程を確実に実施しています。
■ 施工後の仕上がり
磨き痕はしっかり除去され、塗装本来の透明感が蘇りました。
EXE ZERO7の強い密着性により、深みのあるツヤと保護性能が両立した状態に仕上がっています。
磨き痕の改善や塗装状態の再生は、車種ごとの塗装特性を理解した上でのアプローチが重要です。
特にホンダ車のように“研磨が難しい塗装”に対しては、作業者の理解と技術が必要不可欠です。
札幌市内で磨き・高性能セラミックコーティングをご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。


