注意

最近、コーティング施工後のウォータースポットについてお問い合わせが目立つので、改めて記事にさせて頂きます。

塗装に影響を及ぼす外的要因「水」

車の塗装に悪影響を与える外的要因の中でも、最も一般的なものが「水」です。雨水や洗車時の水道水、井戸水など、日常的にさまざまな形で水は車に付着します。

そして、どれほど優れたコーティングを施していても、水の付着を完全に防ぐことは現在の技術では困難です。

水滴が塗装面に残ったまま蒸発すると、その中に含まれるカルシウムやミネラル分が濃縮され、水滴の外周に白い堆積物として残留します。これが、いわゆる「水あか」や「ウォータースポット」と呼ばれる現象の正体です。

特に地下水やミネラルを多く含む「美味しい水」などを使用した場合、乾燥後に強く残るミネラルスケールとして顕著に現れることがあります。これを防ぐには、洗車後すぐに拭き上げるか、「純水」を使った洗車が効果的です。

最近では、純水を作るための「純水器」がコストコなどで3万円程度で販売されているという情報もあります。ただし、コストを抑えたい場合は、とにかく水が乾く前に拭き取ることが重要です。

北海道の場合

北海道特有の事情もあります。よくあるのが、冬季に高速道路を走行した際、融雪剤によって車が真っ白になり、出先で急いで洗車を行うケースです。また、夏季には「虫の付着」も多く見られます。

しかし、実際にお話を伺うと「洗浄ガンで水を吹きかけただけ」というケースが非常に多いのです。これでは、表面の汚れは落ちても、カルキやミネラル分がそのまま残ってしまい、ウォータースポットの原因となります。

対策は明確です。乾燥する前に、必ず拭き上げること。

さらに、真冬に「洗車はしているが白い痕が目立つ」といった相談も多く寄せられます。調べてみると、これもやはりカルキやミネラル分の残留が原因です。

特に外気温が-8℃以下となるような寒冷環境では、水道水での洗車は非常にリスクが高くなります。

「お湯はパッキンを傷めるから使わないほうがいい」といった説を信じている方もいらっしゃいますが、それは誤解です。むしろ氷点下で水を使えば、すぐに凍り付き、水分とともにカルキやミネラル分も塗装面に固定されてしまいます。

絶対にやめてほしいこと

以下の行為は、塗装やコーティングに深刻なダメージを与える可能性があります。絶対におやめください。

  • 水を掛けっぱなしにして放置すること
     → 水滴が蒸発する過程で、カルキやミネラル分が塗装面に残留し、ウォータースポットの原因になります。
  • 氷点下での冷水による洗車
     → 低温下では水がすぐに凍結し、汚れとともにカルキ・ミネラルも塗装面に固着してしまいます。

防ぐためにできること

美しい塗装を守るためには、日々の洗車時のひと手間が大切です

可能であればお湯を使用する
 → 氷点下では冷水を避け、凍結を防ぐためにぬるま湯などを使うようにしてください。
  ※お湯の温度は40℃前後を目安に、パッキンなどを傷めないよう注意しましょう。

洗車後は必ず拭き上げを行う
 → 乾燥する前に拭き取ることで、ミネラル分の堆積を防ぎます。

手早く作業を終えること
 → 特に外気温が低い季節は、短時間で洗車・拭き取りを完了させるのが理想です。

軽度の汚れでお困りの場合(お客様専用)

軽度の汚れでお困りの場合(お客様専用) パスワードはお問い合わせください。

ガラスコーティング・セラミックプロの機能維持について

ガラスコーティングやセラミックプロは、従来のWAXやポリマーコーティングと比較して高い耐久性を誇るのが最大の特徴です。

しかしながら、撥水・親水といった機能性は、以下のような外的要因によって徐々に弱まることがあります:

紫外線(UV)

酸性雨

水道水に含まれるカルキ(塩素化合物)

冬季の融雪剤(塩化カルシウム・いわゆる「塩カル」)

これらの成分が膜状になってコーティング表面に付着すると、本来の性能が一時的に低下してしまいます。


機能性回復のための簡易メンテナンス
こうしたコーティングの劣化は、専用メンテナンスキットを用いた洗車によって回復が可能です(撥水・低撥水タイプに対応)。

以下の方法を実践いただくことで、年1回などの定期的なメンテナンス入庫は不要となり、日常のケアだけで美しさと機能性を維持することができます。

メンテナンスの手順(例):
洗車前にしっかりと水をかけ、表面の汚れを浮かせる

中性カーシャンプーで優しく洗浄

水分を残さず丁寧に拭き上げる

付属のメンテナンス剤を塗布し、薄く均一に伸ばす

再度乾拭きして仕上げる

※作業はなるべく日陰で、ボディが冷えている状態で行ってください。

お手元にメンテナンスキットがない場合や、作業に不安がある方はお気軽にご相談ください。
必要に応じてサポートや追加のアドバイスをご案内させていただきます。

メンテナンス方法 機能層の維持(ご自身で行えること)

撥水・疎水タイプのコーティングされている方

セラミックプロ9H・セラミックプロイオン・セラミックプロライト・グロスコート・SPGコートタイプH・PCX-S8




低撥水タイプのコーティングされている方

SPGコートタイプT・PCX-S7・PCX-S9・PCX-V110



親水タイプのコーティングをされている方

PX-V300・PCX-S7

上記で必要なクリーナー等は下記に記載しております。

ご自身で行うメンテナンス

https://youtu.be/EjINsdJEbiA?si=hfB66FwgbWLGRHBH

液剤は違う場合もありますが、順序は同じです。

代表的な用品

シャンプー

カービューティープロの専用シャンプーは撥水・低撥水タイプを施工された場合はR-012(撥水タイプ)です。

洗車スポンジは216円で販売しています。

トリートメント効果の洗浄剤(撥水回復)

コーティングの処理面に付着し撥水性能を阻害している汚れ成分のみを除去し、コーティング面の機能を向上させ撥水効果(滑水)を回復させます。

※汚れ具合に応じて50~100倍に希釈して使用します。

価格:1,500円(税抜き)

こだわりのお客様には洗車ソムリエが開発した最高級シャンプーもお勧めします。

徐々に水垢が付着し水ハジキが悪くなってきたり汚れが目立ってきた場合はメンテナンスをお勧めします。ご自身で施工される場合はメンテナンス剤 R-115、またはR-511 ウォーターアドヴァンスを使ってください。詳しくはこちらをご覧下さい。撥水タイプのコーティングされている方

更に上のメンテナンス剤をお望みの場合

セラミックプロ スポーツもしくはSPG-Mをご利用ください。強さの順

セラミックプロスポーツ

SPG-M

PRO R511

Ceramic Pro SPORT(セラミックプロ・スポーツ)

¥ 7,344

※こちらの価格には消費税が含まれています。

Ceramic Pro SPORT(セラミックプロ・スポーツ)はCeramic Pro 9Hのメンテナンスコーティングです。Ceramic Pro 9Hの撥水性能を復活させ、ウォータースポットの防止や除去にも適しています。

また、Ceramic Pro 9Hのセラミック被膜の保護・強化にも効果的で長期間持続させます。

軽度の汚れでお困りの場合(お客様専用)

軽度の汚れでお困りの場合(お客様専用) パスワードはお問い合わせください。

各用品のご案内


コーティングメンテナンス剤の販売

上記のメンテナンス方法で汚れが取れない、クスミが目立つ等、ご自身では維持が不能の場合は、有料ではありますがコーティングメンテナンスでのご入庫をお勧めします。

コーティングメンテナンスについて

メンテナンスの義務について

メンテナンスについての当店の方針

カービューティープロ札幌ドーム前では、お客様それぞれの

  • 使用環境
  • 保管状況
  • 洗車頻度・方法

といった違いを尊重し、1年ごとの定期メンテナンスを義務付けることはしておりません

私たちの考え方は明確です。

「必要だからこそメンテナンスを行う」
というスタンスで、お客様にとって最適なタイミングと内容での対応を大切にしています。


コーティングの状態が気になった場合や、撥水性・艶感の変化を感じた際は、お気軽にご相談ください。必要なメンテナンスをご案内し、施工内容に応じた最善の方法をご提案させていただきます。

お客様のカーライフが、より快適で満足のいくものとなるよう、私たちは常に柔軟かつ丁寧にサポートいたします。

店長

春先になると、路面の融雪剤や粉塵などの影響により、ボディに鉄粉が付着しやすくなります。ザラつきや手触りの変化が気になる場合は、早めの処置をおすすめします

鉄粉除去の方法

  • 鉄粉除去専用のシャンプーを使用する
  • ディーラーや専門店での鉄粉除去作業を依頼する

上記のような処置であれば、コンパウンド(研磨剤)を使用しない限り、コーティング被膜に悪影響を与えることはありませんのでご安心ください。


放置すると鉄粉は酸化し、サビやシミの原因になる場合もあります。見た目の美しさだけでなく、塗装やコーティングの保護のためにも、鉄粉が気になる時期には定期的な確認と早めの対応が大切です


ご自身で出来るであろう事はご自身で、また軽度の鉄粉除去程度であれば、現在はディーラーさんでも鉄粉除去を行ってくれるので点検や車検のついでに依頼する事で時間に無駄が出ませんのでお勧めです。


Danger

ただし同業他社様でコーティングメンテナンスを受けられた際にWAXが使用された場合、撥水性能に乱れが生じることが確認されております。そのため、当社が発行する施工証明書に記載の耐用年数は無効となります。ご注意くださいますようお願いいたします。

コーティングメンテナンスのお引き受けについて

ご依頼の際にコーティング施工証明書及び保証書をお持ち下さい。お持ちではない場合は過去の記録を調べますのでお申し出ください。

保証年数や耐用年数が切れている車両の場合はサポート外となりますので再施工となります。

※ただし新規コーティング施工時に車の使用環境などで特約を付与されているお車は現車確認後、お引き受けできます。

コーティングメンテナンスページへ

コーティングのサポートについて

カービューティープロ札幌ドーム前で施工されたお車の場合、コーティングの種類によって1、3、5、6,7年サポートがあります。


ご質問が多いので具体的に説明いたします。

事故の際に大切な事

無い様でようであるのが事故による破損

その様な場合は保険でコーティングの部分施工が認められることがありますが、その施工をどこに頼むのかで、少々事情が変わってきます。

1、ディーラーさん経由でカービューティープロ札幌ドーム前で依頼される場合

2、直接カービューティープロ札幌ドーム前へ依頼される場合

3、他カービューティープロ施工店へ依頼される場合

4、まったく関わりのない施工店へ依頼される場合


※1,2は問題ありませんが3、4に関しましては次の様な制限があります。

その制限から外れた場合は、コーティングの保証期間は無効とさせて頂きますのでご注意ください。

他カービューティープロへご依頼される場合

〇カーボンヒーターを使用されている事

〇温度管理の徹底を理解されている店舗

〇カーボンヒーターが無い場合は常温で3週間 屋内で預かれる事

〇カービューティープロ札幌ドーム前でこちらは大丈夫と判断できる場合

まったく関わりのない施工店へ依頼される場合

〇同じ資材を取り扱っている事

〇カーボンヒーターを使用されている事

〇温度管理の徹底を理解されている店舗

〇カーボンヒーターが無い場合は常温で3週間 屋内で預かれる事

〇カービューティープロ札幌ドーム前でこちらは大丈夫と判断できる場合

何故か?

ちなみにカービューティープロのPCX-V110は常温で施工後 初期硬化2時間、完全硬化2~3週間です。その2~3週間を短縮するのがカーボンヒーターによる焼付処理なのです。

詳しくは冬期間におけるコーティング施工の注意事項をご覧いただければ温度の概念を書かれております。