【研磨】ライトポリッシュとはいえ侮るなかれ!

軽研磨とライトポリッシュの違いについて
最近、「軽研磨」という言葉をよく耳にしますが、お客様からすると「どこも同じようなサービスなのでは?」と感じられることもあるかと思います。
当店では、経年車に対して「ライトポリッシュ」という研磨コースをご用意しております。直訳すると「軽研磨」と似た意味合いですが、実際には以下のような違いがあります。
軽研磨について
一般的な「軽研磨」は、塗装面の軽いキズやシミ、汚れを除去するために行う研磨作業を指します。ただし、その範囲や研磨の強さは店舗や施工者によって大きく異なり、作業内容が曖昧な場合も少なくありません。
ライトポリッシュとは
当店の「ライトポリッシュ」は、単なる表面のキズ除去だけでなく、経年車の塗装状態を丁寧に確認し、必要最低限の研磨量で最大限の仕上がりを目指す高度な研磨コースです。塗装への負担を最小限に抑えながら、光沢とツヤを蘇らせることにこだわっています。
つまり、「軽研磨」は広く使われる一般的な呼び名であるのに対し、当店の「ライトポリッシュ」は専門技術と経験に基づいた、より丁寧で安全な研磨作業を示しています。
ご自身の愛車にどのコースが適しているか、ぜひお気軽にご相談ください。
他の研磨コースとの比較
コース名 | 研磨工程数 | 削り量目安 | 対象年数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
イージー(鏡面研磨) | 1工程 | 約0.5μm | 状態良好で予算重視の方向け | 軽いツヤ向上のみ |
ライトポリッシュ | 2工程 | 約1–2μm | 登録3年以内 | 艶とキズ目立ち軽減を両立 |
ミドルポリッシュ | 3工程 | 約3–5μm | 登録5年以内 | 平滑化と光沢復元で新車以上の美しさ |
ハードポリッシュ | 変動 | 多工程 | 登録5年以上 | ショーレベルの高品質仕上げ |
スペシャル | カスタム対応 | 状態に応じて調整 | 複数年使用車向け | 究極の美観を目指す特別コース |
他店と当店の違い 〜「研磨」とは名ばかりの作業にご注意〜
- 一般的なコーティング店でいう「軽研磨」には、塗装をほとんど削らずにコンパウンドの油分やポリエステル樹脂で“テカらせる”だけの作業も多く存在します。
- 弱い機材でリスクを抑えた施工=削れていない
- その場では光沢があるように見えても、実際には傷が埋まっているだけ
- 油分により撥水系コーティングが弾かれる=定着不良の原因
こうした施工は「磨き」ではなく「隠し」だと、私たちは考えます。
■ 他店との違いで誤解されやすい点
量販店などで「鏡面研磨」と呼ばれている施工の多くは、当店の最低研磨ランク(Easy)以下の内容であることがほとんどです。
「ライトポリッシュ」は“軽研磨”とは言いつつも、単なるお化粧磨きとは全く違います。
明確な数値基準と経験値に裏付けされた“仕上がりを求めるための下地処理”です。
同業他社様軽研磨でのお悩み
2021/10 トヨタ・ハリアー(202ブラック)軽研磨と撥水タイプガラスコーティングらしいのですが‥ 更にWAXで隠蔽の痕‥なんと無残な‥。
同業他社様で軽研磨、ガラスコーティングを施工された車両ですが‥
すき間にはコンパウンドだらけ、磨きすらまともの出来ていない
上記いずれのケースも、実際は“軽くなでる程度”の磨きであり、艶出しが目的。汚れすら落としきれないような内容も見受けられます。
「研磨=塗装表面を整えるための技術」と認識されていないまま、“磨いた”という表現が使われることが問題です。
もちろん、そうした内容でも満足されるお客様がいることは理解しています。ただし、「同じ“鏡面研磨”と名乗っている=当店と同等の仕上がりと思われてしまうこと」に危機感を覚えます。
使用されるポリッシャーやバフ、コンパウンドのグレードがそもそも異なり、当店で行う最低レベルの研磨(=Easyコース)以下の仕上がりと感じられる場合も多く見られます。
業界における研磨作業の懸念について
近年、研磨作業において「磨けない機材」を使用し、時間をかけて作業を行うケースが増えてきております。
では、なぜ磨けない機材で長時間の作業が行われるのでしょうか?
弱い機械を使う理由
弱い機材は「傷をつけるリスクが少ない」というメリットがありますが、その反面、塗装面の意匠向上(本当の光沢の復元)には限界があります。確かにテカリは出ますが、それは「磨く」というよりも、コンパウンドに含まれる油分やポリエステル樹脂で傷を埋めているだけのケースが多いのが実情です。
油分を使う研磨の特徴
- ヌルテカ感
油分が塗装面に残るため、光沢があるように見えます。しかし、弱い照明の下で撮影すると傷が隠れて見えるだけであり、実際の塗装面はまだ傷が残ったままです。これを「磨く=削る」という本来の研磨技術と混同してはいけません。 - 撥水性への影響
油分や樹脂を含む研磨は、親水性や低撥水のコーティングと相性が悪く、水を弾いてしまうため適用が難しくなります。

研磨は様々な考え方がありますが、埋めるコンパウンドと埋めるコーティングをされる場合もありますので注意しましょう。もちろんお客様が希望されればですが、技術力とは違い考え方ですので‥

撥水タイプを主にしたコーティングの場合は、上記の油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドで塗装面の傷を隠蔽するケースが多く、光沢は一時的に良く見えますが定着が弱く(脱脂が完全に出来ない)紫外線に影響を受けコーティングが長持ちしません。

それを撥水させるメンテナンス剤で補うので、洗車の都度メンテナンス剤の使用を推奨される場合はこのタイプと言っても過言ではありません。

親水タイプなど多数の機能性を取りそろえたコーティング店をお勧めします。
当店のアドバンテージについて
当店では、カーメイキング札幌様が特別に調合した、市販されていない専用コンパウンド「G2」を使用しております。これにより、他店では真似できない独自の仕上がりと高品質な研磨が可能となっています。
また、当店はフランチャイズ加盟店ではございません。
そのため、自由度が高く最新の技術や資材を柔軟に取り入れております。
- カービューティープロ(総合ディティーリング)
豊富な研磨実績と理論的な裏付け:1976年設立、全国500拠点のフィードバックを受け、東京モーターショーやオートサロンなどで技術協力実績あり - セラミックプロ9Hの認定施工店
非常に厳しい認定制度、北海道では認定されない業者が多い - ヤナセカーケアシステム(YCCS)認定
2週間の研修が必須(基本を理解している場合) - マスキング処理:エッジやライン部は塗装が薄くなるリスクがあるため、プロの技術で丁寧に保護したうえで研磨します。
- 施工環境の質にこだわり:チリやホコリの混入を防ぐ閉鎖空間、最適な光源による照明設備を整備しています。
フランチャイズ加盟店のような足かせがないことで、変化の激しい自動車業界においてもスピーディーに対応可能です。店長の性格上、型にはまった枠組みに囚われることはありません。
カーメイキング札幌様が特別に調合した、市販されていない専用コンパウンド「G2」
油分またはポリエステル樹脂に頼らない研磨を行うと塗装面は冷たい光沢になります。

経年車下地処理研磨「ライトポリッシュ」について
〜ただの軽研磨ではありません〜
ライトポリッシュ(直訳:軽研磨)と聞くと「軽く磨くだけ」と思われがちですが、当店の研磨はそれとは一線を画します。
カービューティープロ札幌ドーム前では、“塗装面の本質的な美しさ”を引き出すことを目標とした、明確な数値基準に基づいた研磨を行っています。
ライトポリッシュの特徴
- 研磨工程:2工程(約1〜2μmの塗装除去)
- 施工目安:登録から約3年以内の車両
- 対象:価格を抑えつつ、美観をしっかり整えたい方
このコースでは、深く入った洗車キズは完全には消せませんが、軽度のキズであれば目立たなくし、艶を重視した研磨を行います。よく「復元鏡面研磨」と呼ばれるレベルの仕上がりです。
例:登録3年のお車であれば、洗車キズの約50%を除去することを目標としています。
登録2ヶ月のお車であれば、結果としてほぼ100%の鏡面に仕上がることも可能です。
以上のように、当店のライトポリッシュはただの「軽研磨」ではなく、技術と設備に裏打ちされた確かな仕上がりを目指した研磨コースです。
■ まとめ
- 自由な技術選択と責任ある施工で、オーナー様の満足を第一に考えます
- 見た目では判断しにくい「磨き」だからこそ、何を使って・どこまで磨くのかが重要
- 「見せかけの光沢」ではなく、「塗装そのものの美しさ」を追求
ライトポリッシュ施工例
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カービューティープロ札幌ドーム前では、油分やポリエステル樹脂を含むコンパウンドでの研磨は一切行っておりません。塗装本来の美しさを最大限に引き出すため、適切な技術と機材で本物の研磨を追求しております。