【札幌市豊平区】メルセデス・SL43に高撥水×高光沢「CODE S」ガラスコーティング施工|幌・レザーも同時仕上げ【2025年7月】

ページコンテンツ
- 1 お車について
- 2 YouTube
- 3 施工内容
- 4 注意喚起
- 5 下地処理洗浄と施工温度の重要性
- 6 非常に大切なマスキング処理
- 7 セラミックプロ9H認定施工店が使える【ナノプライマー】
- 8 CODE S ガラスコーティング
- 9 北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。
- 10 「カービューティープロ札幌ドーム前」と一般的なカービューティープロ施工店の違い
- 11 多層コーティングに欠かせないディティリングライト(ムラ確認ライト)
- 12 ソフトトップコーティング
- 13 レザーシートコーティング
- 14 エージング (熟成時間)
- 15 では完成画像をご覧ください。
- 16 セキュリティについて
- 17 コーティング施工後のケアについて
お車について
札幌市豊平区よりご入庫いただいた「メルセデス・ベンツ SL43」。
状態の良い個体をご購入されたオーナー様からのご依頼で、必要最低限の下地処理研磨を実施後、当店で新たに取り扱いを開始したハイブリッド型ガラスコーティング「CODE S」(高撥水×高光沢タイプ)を施工させていただきました。
さらに今回は、 ・ソフトトップ:Ceramic Pro TEXTILE ・レザーシート:専用コーティング も同時に施工しています。
ーーーCODE Sとはーーー
1層式の超撥水ガラスコーティング。
硬化膜形成後、ガラス骨格の中に撥水基が組み込まれ接触角104°の高い撥水性を発揮します。
ガラスコートにフッ素樹脂をプラスする事により、耐久性が向上しております。1層式なのに2層式のいいとこ取りした強力な防汚性と艶感を両立した今までにない進化したレベルのコーティングです。

ガラスでもセラミックでも、しっかりとした施工理論と技術がなければ、素材を変えても意味がありません。
下地処理や塗り方、乾燥方法まで含めて正しく施工してはじめて、本来の性能が発揮されます。

施工時は常温下で初期硬化を行い、その後、遠赤外線ヒーターなどを用いた「焼付処理」で熱を加え、コーティング被膜をしっかりと定着させます。
この工程により、被膜の密着性・耐久性・艶感が大きく向上します。

この焼付処理(熱入れ)を行わなければ、いくら「セラミック」と名乗っていても、実際にはガラスコーティング以下の性能しか発揮されません。
セラミック系コーティングの本来の硬化反応や密着性は、熱処理によって初めて最大限に引き出されるためです。
YouTube
先に完成動画を公開しております。
施工内容
下地処理(新車プレミアムセット/鏡面研磨) ・Ceramic Pro ION 2レイヤー施工(撥水タイプ) ・ウィンドウ撥水コーティング:PGS-33 ・アルミホイールコーティング:PCW-880
✅ 下地処理
・経年車・Easy(軽研磨)
・ディテール洗浄(ライトコース/無料)
✅ボディコーティング
・CODE S(撥水タイプ/硬化型ハイブリッド皮膜)
✅ ソフトトップコーティング
✅ レザーシートコーティング
注意喚起

カーボンヒーターの熱入れについて
同じ名称のコーティング材でも、施工時の温度、湿度、熱の加え方によって、その性能を120%まで引き出すことが可能です。
これは、**「何を求めているのか」「どのような考えで施工に臨んでいるのか」**という、施工店の姿勢によって大きな差が生まれることを意味します。
カービューティープロ札幌ドーム前では、常に「なぜこの施工を行うのか」という“理由”を大切にしています。
ただ作業をこなすのではなく、一つ一つの工程に意味と目的を持たせ、最良の結果を追求しています。

北海道のような寒冷地では、カーボンヒーターによる熱入れは欠かせない工程です。
適切な温度管理によって、コーティング性能を最大限に引き出します。
私たちは「なぜ行うのか」を常に考え、確かな結果を追求しています。

常温ではガラスコーティングやセラミックコーティングの硬化が不十分になります。
(※通常、完全硬化には常温で2~3週間必要)
そのため、「水を弾けばガラスコーティング」という誤った認識が広がってしまうのです。
本来の性能を引き出すには、適切な温度管理と確かな施工知識が不可欠です。

油分があれば、水は簡単に弾きます。
それだけで「コーティングされた」と思い込むのは危険です。
本物のコーティング施工には、温度管理の徹底とカーボンヒーターの使用が重要です。
施工前には、それらが行われているか必ず確認しましょう。
ポイント
各コーティングメーカーは、施工のハードルを下げるために「熱入れ不要」「冬用対応」などの簡易型コーティング材を開発しています。
しかしこれは、販路拡大を目的とした戦略であり、必ずしも低温施工に適しているという意味ではありません。
※実際に、メーカー担当者からは「ヒーターなど設備が必要だと使ってもらえないから」といった本音も聞かれます。
また、多くの製品は東南アジアなどの高温多湿地域で開発されており、氷点下での施工についてはマニュアルにも記載がほとんどありません。
(※例外として、セラミックプロはロシア、グロスコートは-40℃のモンゴルで開発)
本気で仕上がりと耐久性を追求するカーディテイリング業者であれば、メーカーの「売り文句」をそのまま鵜呑みにすることはありません。
メーカーが「不要」と言っても、温度管理と熱入れは施工品質を守るために“必要”なのです。
「やらなくていい理由」ではなく、「やる理由」を考える——それが当店の姿勢です。
高品質なコーティング施工には、1台ずつの間仕切り+温湿度管理が不可欠。
コンパウンド等の粉の飛散も防げて、仕上がりに大きな差が出ます。
施工環境、要チェックです!

下地処理洗浄と施工温度の重要性
コーティング施工前の下地処理洗浄では、温水を使用することが極めて重要です。
これは、パネル温度を20〜25℃まで上昇させるためであり、適切な温度にすることで、コーティング剤が正しく反応し、確実に硬化します。

冷水での洗浄はNG
寒冷期に冷水で洗浄を行うことは厳禁です。
理由は以下の通りです:
- 洗うことは可能:汚れは落ちます。
- 施工することも可能:表面にコーティング剤を塗布すること自体はできます。
- しかし、硬化しません:パネル温度が低いため、コーティングが定着・硬化せず、仕上がりや耐久性に大きな影響を与えます。
洗浄プロセス
洗浄は、アルカリ洗浄剤・酸性洗浄剤・中性洗浄剤・特殊洗浄剤などを組み合わせて4回洗浄を行います。
このプロセスを丁寧に行うことで、肉眼では見えなかった汚れや劣化部分が見えてくることがあります。
室温とパネル温度
洗浄後にパネル温度を確実に20〜25℃に上げることで、コーティングの初期硬化が適正となります。
室温が高くても、パネル自体が冷たいままではNGです。
ガラスコーティングやセラミックコーティングは施工時のパネル温度が非常に重要
常温での施工を行わなければ意味がありません。

厳冬期及び気温16度以下における札幌市でのコーティング作業では必須の工程です。塗装もコーティングも「どれぐらいの熱を吸収させ、冷やすことが大切で硬度が増します。またコーティング表面に固着する汚れ(スケール 白い膜状の汚れ)が少なくなります。
非常に大切なマスキング処理
しっかりとマスキングを行い弱い部分をします。

■ コーティング時の「ヘッドライト保護」、その重要性について
ボディコーティングを施工する際、ボンネットやバンパー周辺の研磨作業中に、ヘッドライトへ誤ってバフが接触してしまうリスクがあります。
このとき、適切にマスキング処理をしていないと、ヘッドライト表面の「ハードコート層」まで削ってしまう恐れがあるのです。
当店ではこの点を非常に重要視しており、施工前にヘッドライトをしっかりと保護・マスキングしたうえで作業に入ります。


なぜヘッドライト保護が重要なのか?
ハードコートは、紫外線や外的ダメージからレンズを守る「最後の防波堤」です。
これを無自覚に削ってしまうと、施工直後はきれいに見えても、数年後にレンズの劣化が一気に進行します。
実際にヘッドライトリペアを行っている中で感じるのは、
**「過去に他店で研磨された車両ほど、レンズの傷みが顕著」**だということ。
これは、施工時にマスキング処理を怠り、バフがハードコートを傷つけてしまった結果だと確信しています。
劣化はじわじわと進み、数年後にくもり・黄ばみ・ひび割れといった形で現れます。
【ワイパーまわりの保護は“常識”】
【新聞紙での保護はNG】
新聞紙での保護は、最低限の措置として使われることがありますが、決して理想的ではありません。
特にエッジ部分では、紙の硬さが原因で塗装面に傷が入るリスクがあります。

ここを雑に扱うようでは、良い仕事はできません。
本当に腕の良い板金・塗装職人は、新聞紙ではなく専用の養生材を使います。
新聞紙を使っている時点で、「コスト優先の姿勢」が見え隠れします。
【お車は大切な資産です】
新聞紙のような紙素材は、安価ではありますが、保護材としてはリスクが高いのが現実です。
たとえ少し過剰と思われても、しっかりと養生することに“悪いこと”は一つもありません。
大切な車を守るために、妥協しない。それがプロの姿勢です。

大切なお車を守るために
私たちは、目先のキレイさだけでなく、数年先の劣化やダメージを防ぐことを大切にしています。

かつては利用者として、盗難リスクのある車種の入庫情報が公開されたり、仕上がりにコンパウンド残りやマスキング不良、車内のタバコ臭など嫌な思いをしました。
現在は作業写真を公開し、お客様目線で感じたことを伝えるようにしています。

コーティング作業の際、車の細かい部分まで丁寧にマスキング(養生)を行っています。マスキングをしっかりすることで、塗装の角や樹脂パーツへのダメージを防ぎ、仕上がりを美しく保てます。時間をかけて丁寧に作業することで、安全かつキレイな仕上がりを実現していますので、ご安心ください。

YCCS担当のイナガキです。
以前は神戸の海運会社でコーティング施工部門に勤務し、その後ヤナセ世田谷などで現場リーダーを務めてきました。経験台数には自信がありますので、硬い塗装のメルセデスも安心してお任せください。
コーティングの施工はもちろん、マスキングを丁寧に行い、大切な愛車をしっかり保護することを何より大切にしています。
マスキングの品質が施工の質を決める
マスキングは単なる作業工程のひとつではなく、コーティングの品質を左右する極めて重要なプロセスです。手間と時間を惜しんでマスキングを省く業者が増えていますが、それでは施工後のクオリティは担保できません。
当店の施工例を真似る業者も多く見受けられますが、マスキングの要点を理解せず、雑な貼り方や汚れた貼り方をしているケースが散見されます。これは単なる模倣に過ぎず、技術の本質を理解していない証拠です。
また、撮影時に簡素すぎるマスキングやヘッドライト周辺の処理を軽視する例も多くありますが、こうした甘い施工は顧客に誤った印象を与え、トラブルの原因となります。細部まで徹底したマスキングこそが、仕上がりの均一性と耐久性に直結します。
プロとして施工品質を守るためにも、マスキングの丁寧な施工とその重要性の理解を再認識し、手順を省略せずに徹底してください。
最近では、あえて研磨力の弱い機械を使い、時間をかけて磨く施工が増えています。
一見「丁寧」に思えますが、実際は**傷を削らず、油分で“埋めているだけ”**のケースも多いのが実情です。
弱い機材は塗装へのリスクが少ない反面、本来の艶や美しさを引き出す力には限界があります。
私たちが大切にしているのは、
「必要なところに、必要なだけ磨く」こと。
ただ優しいだけでなく、仕上がりの質を両立することが本当の技術だと考えています。

研磨には様々な考え方があります。
中には、傷を「埋める」コンパウンドや「埋める」コーティングを使うケースもありますので、ご注意ください。
もちろん、お客様のご希望があれば対応しますが、これは技術力の問題というより考え方の違いです。
【照明】六角形型LEDライトについて
最近よく見かけるヘキサゴンライト(六角形型)ですが、研磨作業には向きませんので注意が必要です。
画像クリックで販売サイトへリンクしております。

この六角形型LEDライト(ヘキサゴンライト)の良さは、ムラなく明るいことです。
カーラッピングやプロテクションフィルムの施工時には適していますが、研磨やコーティング作業には適していません。
理由は、通常の蛍光灯と同様に、塗装面の凹凸や細かな傷が見えにくいためです。
そのため、研磨技術が未熟な業者や知識の浅い現場でよく使われる傾向がありますが、しっかりした研磨を求める場合には不向きです。
また、6000ケルビン付近の白色光は「白の洪水」となり、細かな傷を見分けにくくします。
これはカーショップなど、「傷を見せたくない」場合には有効ですが、研磨作業には適していません。
【ここのまとめ】
依頼時には、しっかりした研磨を求めるなら、塗装の凹凸や傷がはっきり見えるコントラスト重視の照明が設置されているかを確認することが大切です。
お客様の求める仕上がりによって選択は自由ですが、照明の違いは仕上がりに大きく影響しますので、ご注意ください。
また力率の強い光源であれば壁をわざわざブラックにしなくとも塗装面は良く見えます。
※ブラックブースはホワイト系の研磨には向く場合がありますが、それ以外の作業では逆にクオリティーが下がります。
油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドで研磨は致しません。
1,油分の特徴
油分のため、力率の弱い照明で撮影すると傷を隠し、その場ではキレイに見えます。(磨く事を削ると言うケースの使用が目立つ)
※ヌルテカと言う表現はほぼこちらに当てはまります。
2,低撥水・親水タイプの場合
油性コンパウンドは使用しません。
水を弾く成分が残るため、親水・低撥水タイプでは本来の性能が出せず、密着不良の原因にもなります。
撥水タイプのみ扱うショップでは使われがちですが、当店では脱脂を含めた正しい施工を徹底しています。
※親水タイプのコーティングがラインナップにあるかどうかが大切です。
ヌルテカの正体
撥水タイプのコーティングの場合、油分やポリエステル樹脂を含むコンパウンドで塗装の傷を隠すケースが多く見られます。
この方法は一時的に光沢を良く見せますが、脱脂が不完全なため定着が弱く、紫外線の影響を受けやすくなり、コーティングの耐久性が落ちます。
油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドを使わない事で真の光沢を演出できます。

ポイント
近年の塗装は、以前より確実に研磨が難しく、癖が多くなっています。
6~7年前から登場したルペスなどの高トルク型ダブルアクションポリッシャーによって研磨は比較的しやすくなりましたが、私はシングルポリッシャーで磨いた肌の光沢とは明らかに違うと感じています。
しかし、研磨レベルはお客様のご予算やご要望に合わせて決めるべきであり、
「磨くことが全て」という昔ながらの考え方は現代のニーズからは離れています。
サービス業の人材不足により新人育成が短期化され、ルペス等の高トルク型ポリッシャーの普及に伴い、「磨けない職人」が増えている現状もあります。
カービューティープロでもここ数年、リスクの関係でシングルアクションの指導は行われていません。
そのため、シングルアクションでの光沢感を知らない職人が多くなり、仕上がりのイメージも下がってしまうと考えます。
お客様には、どこまでの仕上がりを望むのか、
「撫でるだけの研磨で良いのか」を見極めていただく必要があります。
2024年現在、2016年以降に業界に参入した業者は上記の傾向に該当することが多いでしょう。
高トルク型ポリッシャーは研磨の一手法に過ぎず、全てではありません。
セラミックプロ9H認定施工店が使える【ナノプライマー】
コーティング前の下地処理工程で大事なのが、このプライマー工程です。

※画像はイメージです。
お客様と接していると、コーティング施工店の考え方とお客様の望む方向のズレを感じることが多いのですが、そのズレを解消してくれたのがナノプライマーです。
このナノプライマーははセラミックプロ9H施工店のみ取り扱いの出来る下地処理剤で、脱脂効果、光沢の付与、塗装面とコーティングを結びつけるプライマー効果(定着剤)として使えますが、以前は何が何でも磨く事をお勧めしましたが、ナノプライマーの登場により低コストでコーティングの施工が可能になりました。考え方に付きましては下記のリンクに詳しく上げておりますので、宜しければご参照頂ければ幸いです。
コーティングで車はきれいになるの?
CODE S ガラスコーティング

フッ素樹脂を配合することで、厳密には純粋なガラス被膜とは異なりますが、その特性ゆえに表面張力が整い、まるで“高級フィルムでラッピングされたかのような均一な光沢”が生まれます。
光沢の深みと肌触りの滑らかさは、従来のガラスコーティングにはない質感です。
北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。
塗装およびコーティングは、施工後に「どれだけ熱を吸収させ、しっかりと冷却するか」が仕上がりの硬度に大きく影響します。適切な温度管理を行うことで、表面に固着するスケール(白い膜状の汚れ)の発生も抑えることができます。
【施工環境】最新式カーボンヒーターによる焼付処理(北海道ではガラスコーティング、フッ素樹脂コーティングではのカーボンヒーターが必須です。
※この様なヒーターをコーティング施工時に使っているか?

注意喚起
この工程は非常に大切なのですが、多くの場合は無視される工程です。
それは何故か?行っていても行っていなくてもお客様はわからないからです。
また、メーカーも施工性の良いコーティング剤を好まれる事から不要と言って販路を広げますので不要と思いこまれているケースが多い。熱を入れて悪いことは何一つありません。

「焼付処理」とは?—加熱によるコーティング硬化の考え方
この工程は「焼付処理」と呼ばれるほか、「強制乾燥」や「加熱浸透法」など、さまざまな呼び方があります。見た目には似たような作業に見えるかもしれませんが、加える熱の強さや目的によって結果に大きな違いが生じます。
教える立場から申し上げると、作業者の理解度によっては、リスクを抑えるために「単なる乾燥(温めるだけ)」の方法を伝えることもあります。結果として、多くの現場ではすべての車両に対して「軽く温める程度」の処理にとどまってしまっているのが実情です。

熱処理の種類と効果の違い(イメージ)
- 強い熱処理=焼付処理(しっかりと熱を加えて硬化を促進)
- 弱い熱処理=強制乾燥/加熱浸透(温めるだけの処理)
せっかく熱源があるのであれば、単なる乾燥で終わらせるのではなく、**コーティング材にしっかり熱を入れ、短時間で硬化を促す「焼付処理」**を行うことが理想です。
熱を加える目的を理解していないと、「とりあえず温めるだけ」になってしまい、肝心の硬度が得られません。これは例えるなら、レアチャーシューや低温熟成のように、柔らかく仕上げるための加熱方法です。食品では有効ですが、クルマは工業製品です。求められるのは耐久性と強度であり、“低温熟成”のような曖昧な処理では意味がないのです。
北海道でのコーティング施工について
カーボンヒーターによる焼付処理で、確かなコーティング品質を実現
当店では、セラミック・ガラスコーティングやフッ素樹脂コーティングにおいて、カーボンヒーター(旧遠赤外線ヒーター)を使用した焼付処理を必須と考えています。
施工温度の管理はコーティングの基本条件ですが、焼付処理によって施工後のコーティング膜の安定化と強度向上を図ることが可能です。
また、北海道唯一の洗車ソムリエ講師や腕利きの板金修理職人のアドバイスを受け、当店独自の工夫を重ねて、カーボンヒーターの熱源を最大限に活かしています。
「焼付処理を行わない理由ではなく、行う理由を考える」—これがカービューティープロ札幌ドーム前のこだわりです。
「カービューティープロ札幌ドーム前」と一般的なカービューティープロ施工店の違い
「カービューティープロ」を名乗るためには、まず厳しい基準を持つ『カービューティープロ・スクール』を修了しなければなりません。このスクールを卒業していない限り、名称の使用はもちろん、米国BAF社製の専用液剤を使用することもできません。
営業スタイルの違い
カービューティープロはフランチャイズ形式ではないため、各店舗が独自に営業方針を設定し、自由に事業を展開しています。
店舗のスタイルは主に以下の3つに分かれます:
- 中古車販売業との併設店
- 板金・塗装業との兼業店
- 当店のような、コーティングを専門とするプロショップ
当店「カービューティープロ札幌ドーム前」は、純粋にコーティング・磨きを専門とする店舗であり、技術と品質に特化しています。
ブランドは同じ、考え方はさまざま
カービューティープロという名前で統一されているため、お客様から見ると全国展開のコーティングチェーンのように映るかもしれません。しかし、実際には各店舗ごとに施工方針やコーティングに対する考え方は異なります。
営業を始めた当初から、店舗ごとの方向性や技術レベルには自然と違いが出てきます。
正解は一つではありませんが、**カービューティープロ全体としてのルーツは「磨き」にあります。つまり、「磨き」を軸に技術を深めているのが、磨き屋さんとなります。
磨き屋さんとは
磨き作業には特化している一方で、コーティングに関しては施工性の良さを重視する傾向があり、温度管理や焼付け処理といった“プラスアルファの性能”を引き出すための施工は、あまり重視されていないのが実情です。
そのため、コーティング本来の耐久性や硬化性能を最大限に発揮させる工程が省略されるケースも少なくありません。
カービューティープロ札幌ドーム前としてはカービューティープロライセンス以外にセラミックプロ9H認定施工店の認定資格があります。
セラミックプロ9H認定施工店とは
日本総代理店のカーメイクアートプロの認定施工店でなければ取り扱う事の出来ないコーティングです。特に北海道では施工店会副会長「車の119番様」が認定しなければ取り扱いが出来ませんのでさらにハードルが高くなります。
認定施工店の基準
①コーティング施工ブースを完備していること(隔離された環境)
②遠赤外線乾燥機を導入している
③信頼があるコーティングプロショップであること
最低この3つをクリアしていなければセラミックプロ9Hを取り扱うことは出来ません。
カービューティープロでは下記の店舗が認定施工店になります
カービューティーIIC 千葉県市川市
他にもコーティングに特化した店舗はありますが、ここでは割愛致します。
上記の通りコーティングをより定着する、より効果を出す事を考えると適正な環境、設備が必要です。これは最新型の店舗や設備である必要はありません。
ポイント
カービューティープロ札幌ドーム前はカーディテイリングプロショップとして活動しておりますので研磨、コーティングについての考え方、施工法、設備は通常のカービューティープロ店舗とは一線を画します
多層コーティングに欠かせないディティリングライト(ムラ確認ライト)
セラミックプロ9H施工店が使えるディティーリングライト(ムラ確認ライト)

セラミックプロ9Hの登場以降、様々な多層式コーティングが増えてきましたが、
その多層コーティングの施工や点検に専用の照明を使用していますか?

専用の照明とは、スポットライトや蛍光灯のような単なる明るさを提供するものではありません。
塗装面の凹凸やムラを正確に確認できる、専用のディテイリングライトが必要です。
「照明について」の記事でも触れていますが、
この専用ライトを持たないと、特に2層目以降(とくに撥水性コーティング)でのムラが非常に目立つ仕上がりになりがちです。
こちらの照明が仕上げの良し悪しを左右します。
単なるLEDライトではありません。
濃色車では特にムラが異常に多く(日中は気づきにくい)、明るいだけの照明では満足な仕上げは難しいでしょう。
※一般的なコーティング店(フランチャイズ店や個人店)では、この専用照明を導入できていない場合が多い点もご注意ください。
ソフトトップコーティング
ボディーガラスコーティング焼付処理後
マスキングを徹底してソフトトップコーティングを施工します。

セラミックプロテキスタイル

レザーシートコーティング
専用クリーナーを使用して汚れ及び油分を除去

エージング (熟成時間)
コーティングは塗っておしまいではありません。

※寒い時の屋外でのエージング、またはシャッター明けっぱなしは本来の目的を果たしてはおりません。熟成時間(深夜)もエアコンにて温度管理します。早朝から暖房を入れるようであればエージングが遅れますし、何より納期が遅くなります。

クォリティーの高い施工には1台ずつの間仕切りが必要
※一般コーティング店的には不都合な事実と言われております。お店で確認しましょう。
ポイント
施工時は1台毎に間仕切を使う事でコンパウンド等の粉の被害や温度と湿度管理を適正にします。じつはこれ非常に大切な施工環境になりますので要チェックですよ。

では完成画像をご覧ください。
照明と撮影環境についてのこだわり
・スマートフォンで撮影すればもっと艶やかに見せることもできますが、それは本来の仕上がりではありません。
あくまで演出にすぎず、現実以上に“美しく写す”ことも簡単にできます。
・当店では外光を完全に遮った屋内環境で撮影を行っています。
これは、実際の光沢・塗装状態を誤魔化さず正確に記録・公開するためです。
・外光が差し込む環境では、施工していなくても光の加減だけでボディが美しく写ってしまうため、
“本当の仕上がり”を見極めるには適しません。
研磨に必要な光は、ただ明るいだけでは不十分です。
色温度の違う照明を適切な角度・配置で使い、微細な傷が見える“力のある光”が必要です。
そのため撮影時には赤〜黄色が強めに写ったり、光芒が出ることもありますが、これは施工精度を最優先にした証です。













お車はすでに出庫しております。詳しくはこちらをご覧ください。当店の考え方です。
セキュリティについて
当ブログでは、施工履歴を掲載することで、ブラックボックス化しがちな車業界を少しでも透明化し、お客様との相互理解を深めることを目指しております。ただし、掲載している記事はリアルタイムではありませんのでご了承ください。
洗車セットを使われますと良い状態が長続きしますので、ご活用いただければ幸いです。
コーティング施工後のケアについて
洗車セットで、キレイが長持ち!
当店の洗車セットをお使いいただくことで、コーティングの美しさと効果を長く維持することができます。ぜひ一度お試しください。
ガラスコーティングやセラミックプロは、WAXやポリマー系のコーティングに比べて耐久性が高く、長期間にわたって車を保護できるのが特長です。ただし、撥水・親水といった効果は、紫外線・酸性雨・水道水に含まれるカルキや塩カル(融雪剤)などによって、徐々に低下してしまいます。
そこで活躍するのが、専用メンテナンスキットです。洗車時にこのキットを併用することで、コーティング表面に残った汚れやダメージを除去し、本来の撥水・親水性能をしっかり取り戻すことができます(※撥水・低撥水タイプに対応)。
以下の使用方法を参考にしていただければ、年1回の定期メンテナンスのためにご来店いただく必要もなくなります。ご自宅でのケアだけで、キレイな状態をしっかり保つことができます。
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カービューティープロ 札幌ドーム前
〒 062-0051
札幌市豊平区月寒東1条17丁目4番29号