
セラミックだろがガラスだろうが、撥水させるという事は、撥水させる何かが入っているので撥水力はセラミックでもガラスでも何でもありません。なので重要視するのは防汚性、耐薬品性なのです。とくに塩カルが多い北海道東北地方は大事です。
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コーティングの機能について
しかしながら真実は
上部へコーティングの機能を書かせていただきました。
よく洗車する方は機能を撥水にすると洗車がし易いので好まれますね。
しかし、この機能を詳しく見ていくと、専門店でありながら撥水性しか取り扱いが無い場合があります。
その多くの場合は下記のように考えられます。
油分の多いコンパウンドを使う(傷の隠蔽 脱脂不良)
※油分の特徴
1,ヌルテカ=油分なので力率の弱い照明で撮影される場合は傷を隠蔽しその場ではきれいに見えます。(磨く事を削ると言うケースの使用が目立つ)しかしながら油分はコーティングの定着を阻害します。
硬化させるための施工条件が整っていない。
一言でいうと、硬化できない、硬化を理解していないから、上記の油分と合わせて撥水タイプしかラインナップにないという事です。
油分があれば親水タイプは親水になりませんし、水が弾く=コーティングと言う概念はここがあります。
硬化させる条件として
1.施工温度(常温の維持)
2.カーボンヒーターなどの焼付処理
3.エージング時間(8時間超)の温度の維持
4.温水などの冬季でパネル温度を上げる設備
最低限、これが必要です。
下記にまとめております。
そもそも硬化しないコーティング剤
硬化しないので、油分OK、温度も関係なし、そんなものがガラスコーティングやセラミックコーティングとして出回っております。
以上の事から、たとえ撥水タイプのコーティングを施工するとしても、ラインアップに親水等のナチュラルなコーティング機能の取り扱いがあるショップへ依頼する事をお勧めします。
カーボンヒーターの熱入れについて
同じ名称のコーティング材でも、施工温度、湿度、熱入れによって120%性能を高めることが出来ます。

何を求めているのか?お店としてどのように考えているかの差となります。カービューティープロ札幌ドーム前は「行う理由」を考えます。

画像の様にカーボンヒーターによる熱入れは気温の低い北海道では当たり前の作業工程と考えます。

お盆が過ぎてから気温はどんどん下がって来ており、常温ではガラスコーティング・セラミックコーティングいずれも硬化不良の原因になります(硬化は通常常温で2~3週間)、そのために水さえ弾けばガラスコーティング等と言う洗脳がまかり通ります。

油分があれば水は簡単に弾きます。
コーティングを施工される場合は、温度管理の徹底、カーボンヒーターの有無を必ず確認してください。
ポイント
各コーティングメーカーは採用されやすいように熱入れ不要、冬型等、作業を簡素にしたタイプのコーティング資材を開発されてはおります。
しかしそれは販路拡大のための戦略であり、決して資材が低温施工に向けてと言う訳ではありません。
※資材メーカー担当者の本音として「ヒーターなどの設備が必要とすると使ってもらえないから」とよく耳にします。
また、ほとんどの製品が熱帯地方で開発されてる事から氷点下についてはマニュアルを見ても詳しくは書かれてはいない。(セラミックプロは開発はロシア、グロスコートは-40度のモンゴルです)
しっかりした考え方を持つカーディテイリング業に携わる者は、メーカーの売り言葉をそのまま行う事はありえません。
メーカーが不要とは言っても、しっかりと温度管理を行い熱入れする事が様々な検証から必須と考えます。(行わない理由ではなく行う理由を考えると言う事です)
お店の選び方
コーティングはガソリンスタンド、カーディーラーや大型中古車販売店、修理工場で見受けられる事がありますが、同じピット内でオイル交換や下回り防錆塗装、ハード面の作業をしている環境ではチリ、ホコリ、オイルミストが舞い、ホコリを巻き込み余計に傷を増やす原因にもなりますので施工環境としては疑問があります。
またオープンスペース(屋外やシャッター開けっ放し・冬期間でもビニールカーテン)での研磨やコーティング施工と専門店でありながらも信じられないケースが多く施工を依頼される場合は確認されたほうが良いのでグーグル ストリートビューを活用しましょう。