2023/4 こんな事でいいのか? 闇のコーティング??
このブログにはあまりコラム的な事は書きませんが、今回はあるご相談からあまりにも酷いと感じされられましたので思わず筆を取らさせて頂きました。
ページコンテンツ
コーティングのご相談でのご来場
お車の環境
車庫保管
16年経過した車なので大切にしている
大切にしているお車なので普段は乗らず、生活用の車が別にある。
車検の際にコーティングも一緒に行う、あまり乗らない車のなので1ストップでの対応により依頼された。
気になる点として次の通りです。
仕上がりが悪い
汚れの上にコーティング
コンパウンドの入り込みが多い
端々が汚い
撥水状況が良くない
どのタイプのコーティングを施工されたのかもわからない(施工証明書無し)
屋外での確認ではコンパウンドの入り込みがかなりあるのでマスキングを行わないで研磨されたと思います。
くもり空でも明らかに塗装面の汚れが見えたので、ちょうど研磨スペースが空いていたので特殊照明下で点検!
そこで判明したことは
コンパウンドの入り込みはマスキングを行わず磨いたと想像できますが
その割に塗装面の汚れが取れていない
コンパウンドの粘りから油性を使った。
つまり研磨はしたが汚れが取れていないのでコーティングの定着が悪いのでは?と想像しました。
しかし、汚れを取るとは言っていない様だし傷も取るとも言っていない‥
水弾き具合は親水性・低撥水性もあるので弾きが悪い=定着不足とは一概に考えられませんが、汚れが残っていると言う事は、そもそも何を研磨したのか?と言う疑問すら思えます。
もちろん、施工内容、金額にもよりますので一概に非があるとは考えにくいのですが‥
ここからが問題点
上記の仕上がりに付いて当然ながら連絡を入れたところ
最高の技術で施工しているのでありえない!
他のお客さんは喜んでくれているので、文句を言うのはあなたぐらいしかいない!
挙句の果てクレーマーですか!
とまで言われる始末です。
それで、そちらにお話もしても埒が明かないので、気分を一新するために当店へ相談となったのです。
検証
コンパウンドは油性
油性は油分なので光沢は出ますが、コーティングの定着を妨げます。そのための脱脂洗浄を行うのですが100%油分が取れる事はありえません。
コンパウンドの入り込み
マスキングの徹底を行っていても入り込む場合もありますし、時には後日残っていることもある事も正直ある場合もあります。しかし程度問題であり、今回の場合は明らかにマスキングを省いていると見受けられました。正直ヘッドライトも攻撃されているかもしれません。
汚れが取れない研磨
先にも書きましたがコースや金額にもありますので一概にダメとも言い切れませんが、汚れが取れていない研磨ってなんですかね?
技術が無いので油分の入ったコンパウンドでごまかし、弱い機材で撫でるだけでしょうか?
また汚れすら見えない環境なのでしょう。コンパウンドの入り込みは明るい照明(蛍光灯)でも見えます。
つまり薄暗いか屋外、はたまた外光の入り込む環境で施工されたのではないでしょうか?
それを最高の技術って‥
人的にも問題があります。
お客様によっては細かい部分を指摘する方もいるかと思いますし、カーディテイリングの世界では普通の相談でも、技術レベルによってはクレーマーとしてを感じてしまうのかもしれません。
全てをクレーマーと受けてしまう最高の技術って何なのでしょうね?
ちなみに今回相談をされたお客様は、その様なタイプではありません、話せば判ります。
気になったと言うだけです。
また塗装と言う概念も理解できる技術職の方なのでお悩みの点はカービューティープロ札幌ドーム前ではよく理解できます。
この様な会社および人材には業界のレベルが下がるので研磨やコーティング等扱って欲しくありません。
お客様におかれましては、しっかりとお店の確認をしてご依頼されることをお勧め致します。
詳しく書かれておりますのでお店選びの参考として下さい。
2023/5追記
お客様におかれましては、当店での再施工という事でお申し込み頂きましたが、入庫日までもう少し時間が掛かってしまう事から、その間の準備期間として「乗換え割」のお手続きをして頂くため、次の事をお願いしました。
コーティング施工より2年以内であり
その事を証明する物(施工証明書・納品書等)を施工日まで
まず施工証明書ですが、自分がお聞きし理解した点(間違っていたらごめんなさい)
〇大変希少で特別なコーティングを最高技術で行っているが、事情によりコーティング名称は明かせない。施工証明書及び施工保証書も出せない。もし出したとしても別の名称を使用する。
※秘密結社により販売されたコーティング材なのでしょうか?名前を出せは消されるとか??
〇しかし別のコーティング名であれば施工証明書は出す事ができる。
う~ん、理解不能です。
お客様も困ってしまいますし、もしこれが事故等で保険案件になったら何を証明してくれるのでしょうか?
別の名前なら出すことが出来るって、それ保険修理になったら偽装ですよ。
そもそも、大変希少で特別なコーティング、名前を明かせないって?
良くある流通しているコーティング剤を勝手に名前を変えて単価を上げるようなオリジナルブランドでしょうか?
納品書の方は細かく分類されていないようで、他作業を依頼した事もあり。作業一式と言う名称のみだったようです。
闇のコーティングを扱い、表面に出せない闇の施工技術なので纏めて一式?
この様な事をいつまでも続けて行くとお客様が疲弊してしまいますので、最終的にはやり取りしたメール等で施工日を判断させて頂く事としました。
乗換割は救済処置ですので苦しめるための物ではありませんから。
施工証明書の確認
pdfで送られて来られたようですので、確認させて頂きました。
施工証明書と記載されておりますが、何を施工されたのか記載されておりません。
通常は施工年月日を記載されるものですが、年月のみ
これでは証明書とは言えません。
事故の際には証明書としては通用しない書面と思います。
大変希少で特別なコーティングを最高技術で行っていると言う説明の割には全てが陳腐です。
残念ですが書面を見る限りでは経験が浅すぎて、書面の意味すら理解されていないのではないのでしょうか?
ある業界においては職場の業務を邪魔してしまう悪しき先輩や牢名主みたいな害をなす人間も多いので、その類のようにも思えてなりません。
乗換え割について
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セラミックプロ9H施は「厳しい認定制度」があるため、技術力はもちろん、人格・人間性において認定されない者が、関心のある方を欺くため偽物が発生します。
コーティング剤について
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こだわりと意固地は別物です。