レクサス・NX Fスポーツ(212ブラック)札幌市清田区よりプレミアムメンテナンス

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セラミックプロ9H(2層施工車)プレミアムメンテナンス
2023年の新車時に セラミックプロ9Hを2層構成で施工 させていただいた
レクサス・NX Fスポーツ(212ブラック)。
今回は、耐久性と艶をしっかり復元する プレミアムメンテナンス でのご入庫です。
■ プレミアムメンテナンス(セラミックプロ9H仕様)
セラミックプロ9Hは、メンテナンスのやり方次第で
“施工時の美しさを長期間キープできる”コーティングです。
今回のプレミアムメンテナンスでは、以下の工程を実施します:
① 表面の汚れ・無機付着物の徹底除去
・花粉・黄砂・排気微粒子
・ウォータースポット初期症状
・ケミカル反応で固着した汚れ
特に 212ブラック は、わずかな汚れでも
“くすみ”として強調されてしまうため、
まずは表層の微細な汚れをクリアにすることが最重要になります。
② セラミックプロ9Hを「1層」追加コート
汚れを取り除いた後、9Hを 1層追いコート(リレイヤリング) することで
- 表面硬度の再強化
- 撥水・防汚性のリフレッシュ
- 艶・透明感の復元
- 2層施工車としての“防御力”の延命
が再び戻ります。
特にブラックは
「汚れが見える=艶が落ちたように見える」
という色なので、表層を整えて再コートするメンテナンスは非常に相性が良いメニューです。
■ なぜブラック車には“追いコート”が最適なのか?
212ブラックやソリッドブラックは、以下の理由で メンテナンスの恩恵が最も大きい色 だからです。
- 汚れ・花粉・雨染みが“浮き彫り”になりやすい
- 微細なクスミが艶感を大きく損なう
- 表面の平滑さが崩れると一気に見た目が悪くなる
- 再コートすることで一発で「黒の深み」が戻る
ブラックを “常に美しく保つ” には
適切なタイミングで表層を整えてあげるのが最も効果的です。
■ 2年経過でもこの程度——「セラミックプロ9Hの実力」を実感

今回のNXは、新車から ちょうど2年 が経過した個体です。
しかし実際に状態を確認すると、
212ブラックという最もデリケートな色であるにもかかわらず、
塗装の劣化はごく軽度。
洗車キズも最小限で、艶の“濁り”も少なく、
ボディ全体の保護膜がしっかり機能しているのが分かります。
ここからお客様へのご報告
マスキング
コーティングメンテナンス用ポリッシュとはいえ、しっかりとマスキングを行い弱い部分の保護

特にヘッドライトはしっかりと行います。
ここを磨いてしまうと黄変・白濁の原因になります。

コーティング施行時においてはボンネットやバンパー処置中に誤ってヘッドライトのハードコートを磨かれてしまう事を防ぐために保護しておく必要があります。
ここを疎かにしてしまうと、その時点では問題が無いように見えても劣化速度が加速されます。
ヘッドライトリペアを行っていて感じる事は、過去他店にて研磨された車ほど痛みが見受けられる点です。コーティングの際にマスキングを行わずヘッドライトにバフが接触し、ハードコートを攻撃したからこそ年数が経ったときに不自然な傷み方になると確信しております。ヘッドライトに不具合を感じた場合は過去を思い出してみてくださいね。

ワイパー部分は確実に守るのは常識! その場合は新聞紙の使用はNG。腕の良い板金修理工場職人さんは必ずこの方法を取ります。
コストの関係で新聞紙でワイパー部分を使うケースもありますが、新聞紙の様な紙はエッジ部分で塗装面に傷が入る可能性があります。大切な資産であるお車を守るのは過剰で何一つ悪い事はありません。



外は氷点下
パネル温度を常温に戻しセラミックプロ9Hを施工

セラミックプロ9H施工後
北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。
塗装およびコーティングは、施工後に「どれだけ熱を吸収させ、しっかりと冷却するか」が仕上がりの硬度に大きく影響します。適切な温度管理を行うことで、表面に固着するスケール(白い膜状の汚れ)の発生も抑えることができます。
【施工環境】最新式カーボンヒーターによる焼付処理(北海道ではガラスコーティング、フッ素樹脂コーティングではのカーボンヒーターが必須です。
※この様なヒーターをコーティング施工時に使っているか?


北海道でのコーティング施工について
カーボンヒーターによる焼付処理で、確かなコーティング品質を実現
当店では、セラミック・ガラスコーティングやフッ素樹脂コーティングにおいて、カーボンヒーター(旧遠赤外線ヒーター)を使用した焼付処理を必須と考えています。
施工温度の管理はコーティングの基本条件ですが、焼付処理によって施工後のコーティング膜の安定化と強度向上を図ることが可能です。
また、北海道唯一の洗車ソムリエ講師や腕利きの板金修理職人のアドバイスを受け、当店独自の工夫を重ねて、カーボンヒーターの熱源を最大限に活かしています。
「焼付処理を行わない理由ではなく、行う理由を考える」—これがカービューティープロ札幌ドーム前のこだわりです。
「カービューティープロ札幌ドーム前」と一般的なカービューティープロ施工店の違い
「カービューティープロ」を名乗るためには、まず厳しい基準を持つ『カービューティープロ・スクール』を修了しなければなりません。このスクールを卒業していない限り、名称の使用はもちろん、米国BAF社製の専用液剤を使用することもできません。
営業スタイルの違い
カービューティープロはフランチャイズ形式ではないため、各店舗が独自に営業方針を設定し、自由に事業を展開しています。
店舗のスタイルは主に以下の3つに分かれます:
- 中古車販売業との併設店
- 板金・塗装業との兼業店
- 当店のような、コーティングを専門とするプロショップ
当店「カービューティープロ札幌ドーム前」は、純粋にコーティング・磨きを専門とする店舗であり、技術と品質に特化しています。
ブランドは同じ、考え方はさまざま
カービューティープロという名前で統一されているため、お客様から見ると全国展開のコーティングチェーンのように映るかもしれません。しかし、実際には各店舗ごとに施工方針やコーティングに対する考え方は異なります。
営業を始めた当初から、店舗ごとの方向性や技術レベルには自然と違いが出てきます。
正解は一つではありませんが、**カービューティープロ全体としてのルーツは「磨き」にあります。つまり、「磨き」を軸に技術を深めているのが、磨き屋さんとなります。
磨き屋さんとは
磨き作業には特化している一方で、コーティングに関しては施工性の良さを重視する傾向があり、温度管理や焼付け処理といった“プラスアルファの性能”を引き出すための施工は、あまり重視されていないのが実情です。
そのため、コーティング本来の耐久性や硬化性能を最大限に発揮させる工程が省略されるケースも少なくありません。
カービューティープロ札幌ドーム前としてはカービューティープロライセンス以外にセラミックプロ9H認定施工店の認定資格があります。
セラミックプロ9H認定施工店とは
日本総代理店のカーメイクアートプロの認定施工店でなければ取り扱う事の出来ないコーティングです。特に北海道では施工店会副会長「車の119番様」が認定しなければ取り扱いが出来ませんのでさらにハードルが高くなります。
認定施工店の基準
①コーティング施工ブースを完備していること(隔離された環境)
②遠赤外線乾燥機を導入している
③信頼があるコーティングプロショップであること
最低この3つをクリアしていなければセラミックプロ9Hを取り扱うことは出来ません。
カービューティープロでは下記の店舗が認定施工店になります
カービューティーIIC 千葉県市川市
他にもコーティングに特化した店舗はありますが、ここでは割愛致します。
上記の通りコーティングをより定着する、より効果を出す事を考えると適正な環境、設備が必要です。これは最新型の店舗や設備である必要はありません。
ポイント
カービューティープロ札幌ドーム前はカーディテイリングプロショップとして活動しておりますので研磨、コーティングについての考え方、施工法、設備は通常のカービューティープロ店舗とは一線を画します
エージング (熟成時間)
コーティングは塗っておしまいではありません。
● 約30℃ × 12時間のエージング工程
焼付後はブース温度を 約30℃に設定し、12時間維持。
時間をかけて完全硬化させることで、出庫後の安心感と高耐久を実現しています。

※寒い時の屋外でのエージング、またはシャッター明けっぱなしは本来の目的を果たしてはおりません。熟成時間(深夜)もエアコンにて温度管理します。早朝から暖房を入れるようであればエージングが遅れますし、何より納期が遅くなります。

ブラックのように“美しさが露骨に出る色”は、
日常の汚れや微細なダメージがすぐに艶へ影響します。
しかし今回のレクサスNXのように、
セラミックプロ9Hを適切に施工し、定期的に表層を整えてあげるだけで、
2年経過後でもここまで艶と質感が維持できる という事実は、
改めてこのコーティングの実力を感じさせてくれます。
そしてここからさらに、
追い9H(1層再コート)によるプレミアムメンテナンス によって、
黒特有の“深い艶”と“濡れたような光沢”がもう一段階引き上がります。
コーティングは施工して終わりではなく、
「どう維持させていくか」まで含めて価値が決まるものです。
高い艶を保ち続けたい方、特にブラックのオーナー様には、
今回のメンテナンスは非常におすすめの内容となります。

