【日産エクストレイル】塗装面の鉄粉・異物を徹底除去後、セラミックコーティングEXE-zero7を施工|札幌市豊平区より

ページコンテンツ
- 1 お車について
- 2 EXE-zero7施工におけるポイントと注意点
- 3 YouTube
- 4 注意喚起
- 5 現状
- 6 下地処理
- 7 セラミックプロ9H認定施工店が使える【ナノプライマー】
- 8 コーティング
- 9 樹脂部分のガラスコーティング
- 10 北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。
- 11 「カービューティープロ札幌ドーム前」と一般的なカービューティープロ施工店の違い
- 12 エージング (熟成時間)
- 13 では完成画像をご覧ください。
- 14 セキュリティについて
- 15 コーティング施工後のケアについて
お車について
長年駐車していた場所から流れ出た配管の汚水により、塗装面や樹脂パーツ、窓ガラスにまで頑固な汚れが固着してしまった日産エクストレイル。丁寧な下地処理で一つひとつの汚れを除去し、弱った塗装面には艶と保護力を取り戻すセラミックコーティング「EXE-zero7」を焼付施工。愛車に再び輝きを。
🆕 EXE-zero7とは?
「EXE-zero7」は、カービューティープロが独自開発した新世代のプレミアムセラミックコーティング。
以下のような特長を高いレベルで両立させた、“次世代型”の高性能コーティングです。
- ✅ 深みのある濡れ艶
- ✅ 滑水性に優れた撥水性能(疎水傾向)
- ✅ 耐スクラッチ性・耐薬品性を備えた強固な塗膜
- ✅ 従来ガラスコーティングを凌ぐ保護性能
その性能を最大限に発揮するには、下地処理から施工環境に至るまでの総合的な技術と設備が求められます。
🔧 施工のポイントと工程
今回は「新車」でのご入庫でしたが、さらに美観と保護性を高めるために、以下の工程で仕上げました。
✅ 異物除去+ディティール洗浄(プロコース)
細部の隙間やエンブレム周辺など、通常洗車では落ちにくい汚れを丁寧に除去。
塗装面を均一かつ清浄な状態へ整えました。
✅ 原状回復作業
ハードな研磨により塗装面を復活
✅ EXE-zero7塗布+焼付処理&温度管理(エージング)
EXE-zero7塗布後、専用のカーボンヒーターで焼付処理を実施。
さらに施工後も**30℃以上での温度管理(エージング)**を行い、硬化促進と密着性を高めました。
✅ 専用ライトによるムラ確認・硬化チェック
特殊な照明環境で施工ムラ・未硬化の有無を徹底確認し、パーフェクトな仕上がりを目指しました。
EXE-zero7施工におけるポイントと注意点
セラミックコーティングは高性能である一方で、施工環境と技術が重要となるコーティングです。当店では以下のような点に留意し、最適な状態での施工を行っております。
- 照明環境の重要性
施工性が高いと感じられる場合でも、ムラや定着不良を見逃さないために、専用の**ディテイリングライト(ムラ確認用ライト)**が必要です。
一般的なスポットライトや高照度照明では確認が不十分な場合があります。 - 温度管理の徹底
コーティング剤の定着には適正な温度管理が不可欠です。特に16℃以下の環境では定着不良が発生する可能性があるため、施工時には十分な加温対策を行っています。 - カーボンヒーターによる焼付処理の必要性
コーティングの仕上がりを最大限に引き出すためには、加熱処理による完全硬化が必須です。
これにより、より深みのあるクリア感と、圧倒的なツルツル感を実現します。(加熱処理を行わない場合はベタべタしたような光沢になり、初期トラブルの懸念があります )

ご不明な点やご相談はお気軽にお問い合わせください。今後とも、お客様の愛車を最適な状態に保つため、最善の施工を提供してまいります。

ガラスでもセラミックでも、しっかりとした施工理論と技術がなければ、素材を変えても意味がありません。
下地処理や塗り方、乾燥方法まで含めて正しく施工してはじめて、本来の性能が発揮されます。

施工時は常温下で初期硬化を行い、その後、遠赤外線ヒーターなどを用いた「焼付処理」で熱を加え、コーティング被膜をしっかりと定着させます。
この工程により、被膜の密着性・耐久性・艶感が大きく向上します。

この焼付処理(熱入れ)を行わなければ、いくら「セラミック」と名乗っていても、実際にはガラスコーティング以下の性能しか発揮されません。
セラミック系コーティングの本来の硬化反応や密着性は、熱処理によって初めて最大限に引き出されるためです。
ポイント
EXE ZERO7の施工に際しては、パネル温度を常温に設定した状態で施工を行いました。
(実はこの「常温を確保する」という工程が、冬季では非常に難しいとされ、適切に管理されていないケースが多いのが現状です。)
施工後はカーボンヒーターによる焼き付け処理を実施し、さらに施工後の環境温度を常温で8時間以上維持することで、厳冬期であっても十分に硬化させ、安心してご納車できる体制を整えております。
一方で、こうした工程を踏まない場合、一般的なガラスコーティングやセラミックコーティングでは、夏場でも完全硬化に2〜3週間を要するため、厳冬期においては硬化がほとんど進まず、施工不良につながる恐れがあります。
しかしながら、温度管理を軽視する施工店も多く存在し、冬でも施工は可能だと案内されることがありますが、「塗ること」と「硬化させること」は全く別の話です。
コーティングは「塗れば完成」ではありません。
真に機能するコーティングとは、適切な環境下で「確実に硬化させる」ことで初めて、その性能を発揮するものです。
つまり、
「コーティングの施工は冬でも可能ですが、硬化は別問題である」
という点をご理解いただくことが、正しいメンテナンスと品質保持の第一歩となります。

硬化型コーティングの「硬化」とは?
一般的に「硬化型コーティング」と呼ばれるものは、キーパーコーティングなどの乳化型ポリマー系コーティングとは異なり、「時間の経過とともに硬化(化学反応)して皮膜を形成するタイプ」を指します。
ただし、ここで言う「硬化」とは、あくまでも常温環境下で自然に定着・反応していくという意味です。完全な性能を引き出すためには、温度管理や加熱処理などの外的要素によるサポートが重要となります。
YouTube
先に完成動画を公開しております。
注意喚起
高品質なコーティング施工には、1台ずつの間仕切り+温湿度管理が不可欠。
コンパウンド等の粉の飛散も防げて、仕上がりに大きな差が出ます。
施工環境、要チェックです!

現状









下地処理
非常に大切なマスキング処理
しっかりとマスキングを行い弱い部分をします。
特にヘッドライトは重要です。

マスキング(養生の考え方)
マスキングはきちんと仕事をするための心意気でありおもてなしの心です。汚いマスキングの場合は当然ながらしっかり仕事をしようと言う配慮に欠けますので良い仕事は出来ません。
【ここ大事】
ヘッドライトをしっかり養生しているか?
コーティング施行時においてはボンネットやバンパー処置中に誤ってヘッドライトのハードコートを磨かれてしまう事を防ぐために保護しておく必要があります。
ここを疎かにしてしまうと、その時点では問題が無いように見えても劣化速度が加速されます。

貼って無いです(笑)
これは意図的で、ヘッドライトにクスミが出ているので、ボディと同時にクリーニングを行ったからです。本来は磨いてはダメな部分ではありますが、痛んだら磨いてキレイにします。最終的にはボディーと同様にEXE ZERO7を施工しますが、期会があればプロテクションフィルムで保護すると良いでしょう。
ヘッドライトリペアを行っていて感じる事は、過去他店にて研磨された車ほど痛みが見受けられる点です。コーティングの際にマスキングを行わずヘッドライトにバフが接触し、ハードコートを攻撃したからこそ年数が経ったときに不自然な傷み方になると確信しております。ヘッドライトに不具合を感じた場合は過去を思い出してみてくださいね。

カービューティープロ札幌ドーム前のマスキング法は塗装屋さんの手法に準じております。きれいに貼れば貼るほど塗装面に粘着させなければならず、磨く場所が少なくなるから(ギリギリまで磨けない)です。カーメイキング札幌様より御教示頂いております。
ワイパー部分の保護
こちらを新聞紙での保護はNG(保護目的では最低限ですが、エッジ部分で塗装面に傷が入ります)
ワイパー部分は確実に守るのは常識! その場合は新聞紙の使用はNG。腕の良い板金修理工場職人さんは必ずこの方法を取ります。
コストの関係で新聞紙でワイパー部分を使うケースもありますが、新聞紙の様な紙はエッジ部分で塗装面に傷が入る可能性があります。大切な資産であるお車を守るのは過剰で何一つ悪い事はありません。


たったこれだけの情報ですが、大切なお車をお預かりする上で、何を目的(目先だけの作業か?、数年先の痛みを考えてなのか?)にしているのかが判る画像かと思います。
そういった意味ではプロテクションフィルムを取り扱っているお店やヘッドライトリペアを行っているお店の方が意味を理解しているので慎重に作業を行っていると思います。

もともと私自身も、皆さまと同じようにコーティング店を利用する立場でした。だからこそ、施工後に「なぜこんなことに…?」という残念な経験も少なくありません。
例えば、盗難のリスクが高い車種を預けていたにもかかわらず、その入庫情報をSNSに投稿されてしまったことがありました。また、隙間にはコンパウンドがべったり残り(今思えばマスキング不良ですね)、車内にタバコの臭いが残っていたことも…。愛車を大切にしていたからこそ、とても悔しい思いをしたものです。
だからこそ、私は「見えない作業こそ、きちんと伝える」ことを大切にしています。
作業中の写真をなるべく公開し、その中で自分が感じたこと・気づいたことを、お客様目線で正直に発信しています。お車を預けるというのは、大切な“信頼”を預けるということ。
その信頼にしっかり応えられるよう、常に誠実な姿勢で取り組んでまいります。

私はこれまで、コーティング業務や中古車納車時の内外装美装など、さまざまな現場で施工を経験してまいりました。その中で常々感じていたのは、「マスキングの重要性が十分に理解されていない現場が意外と多い」ということです。
慣れが生む慢心から、マスキングを疎かにする施工者も少なくありません。その結果、角の塗装が抜けてしまったり、樹脂パーツにコンパウンドが付着してしまったりと、仕上がりに大きな差が出る原因となってしまいます。
本来、磨きの工程では「どこまで攻めるか」よりも「どこまで守るか」が非常に重要です。ですが、丁寧にマスキングをしようとすると時間がかかるため、現場によっては上司から時間短縮を求められるケースもありました。
その点、カービューティープロ札幌ドーム前では、マスキングをしっかりと行うことが評価される環境があります。むしろマスキングを疎かにすれば厳しく指導が入りますので、安心して“キワまで攻める”磨きができるのです。
「ただキレイに見せる」ではなく、「正しい手順で、美しく、安全に仕上げる」。
そんな当たり前を当たり前にやる、プロの責任をこれからも果たしてまいります。

YCCS担当のイナガキと申します。
前職では、神戸に本社を構える海運会社のコーティング施工部門にて勤務しておりました。これまでに、ヤナセ世田谷をはじめとする多数の現場でリーダーとして施工を担当し、多くのメルセデス車を手がけてまいりました。
硬い塗装で知られるメルセデスの施工には豊富な経験とノウハウがあり、その台数は他の追随を許しません。マスキングによる下地保護は当然の工程として徹底し、お客様の大切なお車をしっかりと守りながら、最適な仕上がりをご提供いたします。
安心してお任せください。
「マスキングの手間を惜しむショップは、真の品質を語れません」
マスキングは手間も時間もかかる大切な工程です。これをしっかり行わないコーティングショップは、マスキングを施した車の画像をブログなどで公開することがまずできません。
当店の施工を真似る業者も見受けられますが、それ自体は歓迎すべきことだと思っています。しかし、肝心のポイントを抑えていないマスキングや、雑で汚い貼り方では意味がありません。真似をしているように見えて、技術の理解が伴っていないケースが多いのが現状です。
また、施工写真にも注意が必要です。あまりに簡素で不十分なものや、ヘッドライト周りの保護がない写真を見かけることもあります。大切なお車のキワまで安全に守れているか、しっかり確認しましょう。
状況

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「磨けない機材」を使う研磨とは?
近年、研磨作業において 「磨けない機材」――つまり、切削力の弱いポリッシャーや極めてマイルドなパッド・コンパウンドを使って、あえて“塗装を削らない”というスタンスで長時間かけて仕上げる施工が目立つようになってきました。
こうした方法を選ぶ理由としてよく挙げられるのが、
**「塗装に優しく、安全である」**というメリットではありますが本質は‥
確かに、強い研磨力を持つ機材に比べて塗装へのダメージリスクは低く、その意味では“安全”かもしれません。
しかし一方で――
塗装面の意匠性(美しさ・艶・透明感)の向上は、ほぼ期待できません。
実際には、
時間をかけて油分を多く含んだコンパウンドで傷を「埋める」ように見せているケースが大半であり、これは「光って見せている」だけの仕上げです。
決して塗装そのものが美しく整っているわけではありません。
技術力とは何か?
このような施工は、“ある種の考え方”としては成立しますが、
それだけで「高度な研磨技術」とは言えません。
むしろ問題なのは、こうした手法を**「最新の正しい研磨技術」**として発信している業者が存在し、それを真に受けたユーザーや施工店が増えていることです。
その結果、本来の研磨技術=塗装面の状態を正確に見極め、最適な手段で磨き、美観と耐久性(油分によりヌルテカになりますが定着は悪くなる)を最大化するという本質が、見失われつつあるように感じます。
※ちなみに、撥水タイプしかラインナップが無い施工店では、こうした「磨かない研磨」や「埋めてごまかす仕上げ」が行われているケースが非常に多く見受けられます。

研磨は様々な考え方がありますが、埋めるコンパウンドと埋めるコーティングをされる場合もありますので注意しましょう。もちろんお客様が希望されればですが、技術力とは違い考え方ですので‥
【照明】六角形型LEDライト(ヘキサゴンライト)について
最近、六角形型のヘキサゴンライトをよく見かけますが、研磨作業には向かないため注意が必要です。
画像クリックで販売サイトへリンクしております。

このライトの特徴は、ムラなく明るいことにあります。
そのため、カーラッピングやプロテクションフィルムの施工には適しています。
しかし、カーディテイリングにおける研磨やコーティング作業では、ヘキサゴンライトは塗装面の凹凸を確認しづらく、通常の蛍光灯と同様に不適切です。
特に研磨技術が未熟な場合や塗装面の状態を正確に把握したい場合、
この照明を導入すると本来見えるべき細かな傷や凹凸を見逃してしまうことがあります。
また、ヘキサゴンライトと同様、6000ケルビン前後の高色温度の照明は「白の洪水」となり、研磨には不向きです。
(※カーショップなど、傷を見せたくない場所では有効な場合もあります。)
お客様が何を求めて依頼されるかは自由ですが、
しっかりとした研磨やコーティングを求めるなら、コントラストを意識した適切な照明設備の有無を確認することが重要です。
油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドで研磨は致しません。
※油分の特徴
1,ヌルテカ=油分なので力率の弱い照明で撮影される場合は傷を隠蔽しその場ではきれいに見えます。(磨く事を削ると言うケースの使用が目立つ)
2,低撥水、親水タイプの場合、油性コンパウンドでは水が弾いてしまうので使いません。(脱脂不良)
ヌルテカの正体
撥水タイプを主にしたコーティングの場合は、上記の油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドで塗装面の傷を隠蔽するケースが多く、光沢は一時的に良く見えますが定着が弱く(脱脂が完全に出来ない)紫外線に影響を受けコーティングが長持ちしません。それを撥水させるメンテナンス剤で補うので、洗車の都度メンテナンス剤の使用を推奨される場合はこのタイプと言っても過言ではありません。
油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドを使わない事で真の光沢を演出できます。
※ハードな研磨ではありませんので洗車キズは残っております。

磨きの本質とは?「高トルク型ポリッシャー」全盛時代に思うこと
近年の塗装は、以前に比べて確実に研磨が難しくなってきています。
塗装そのものが柔らかくなったり、肌に独特の“癖”が出やすくなったことで、仕上げにはより繊細な判断と技術が求められる時代です。
そんな中で、約6〜7年前から登場したルペスに代表される高トルク型のダブルアクションポリッシャーは、
研磨作業を効率的に行う手段として多くの現場で導入されてきました。
確かに、扱いやすさや仕上がりの安定性といった点で大きな進歩があったことは事実です。
しかし私は、シングルアクションポリッシャーで丁寧に磨き上げた肌と比べると、
光沢や深み、透明感の差は明らかだと感じています。
「どこまでの仕上がりを求めるのか?」が重要
とはいえ、「とにかく磨けばいい」という昔ながらの価値観が通用しないのも今の時代。
研磨のレベルは、お客様のご要望やご予算に応じて決めるべきであり、必要以上の研磨はかえってマイナスにもなり得ます。
この数年、サービス業界全体で深刻な人材不足が続いていることもあり、
「短期間で戦力化する」ことを前提とした新人育成が業界の主流になっています。
その中で、高トルク型ポリッシャーの普及は「誰でもそこそこ磨ける」ことを可能にしましたが、
一方で――
“しっかりと磨き切る職人”が育ちにくいという、別の問題も浮上しています。
実際、カービューティープロでもここ4〜5年ほど前からシングルアクションの指導が控えられている傾向にあり、
この流れが続けば、本来の“仕上がりの基準”が若手職人に伝わらなくなる恐れもあります。
見極めるべきは「施工レベル」
お客様におかれましては、施工を依頼される際に
「どこまでの仕上がりを求めるのか?」
「軽く撫でる程度の研磨で良いのか?」
という点を、あらかじめ明確にしておくことが非常に重要です。
分かりやすい一つの目安としては、
2016年以降に開業、または業界参入された施工店では、上記のような「最新機材に頼った施工」が中心となっているケースが多く、
それに伴って研磨レベルにバラつきが出やすいのが実情です。
ポリッシャーは「選択肢の一つ」に過ぎない
最後に――
高トルク型ポリッシャーは、あくまでも“磨きの一手法”であり、万能ではありません。
本当に大切なのは、
塗装の状態・お車の価値・お客様のご希望に合わせて「最適な磨き方を選べること」。
それこそが、“職人の腕”であり、“技術”だと私たちは考えています。
セラミックプロ9H認定施工店が使える【ナノプライマー】
コーティング前の下地処理工程で大事なのが、このプライマー工程です。

※画像はイメージです。
お客様と接していると、コーティング施工店の考え方とお客様の望む方向のズレを感じることが多いのですが、そのズレを解消してくれたのがナノプライマーです。
このナノプライマーははセラミックプロ9H施工店のみ取り扱いの出来る下地処理剤で、脱脂効果、光沢の付与、塗装面とコーティングを結びつけるプライマー効果(定着剤)として使えますが、以前は何が何でも磨く事をお勧めしましたが、ナノプライマーの登場により低コストでコーティングの施工が可能になりました。考え方に付きましては下記のリンクに詳しく上げておりますので、宜しければご参照頂ければ幸いです。
コーティングで車はきれいになるの?
コーティング
新車などで塗装状態が良好な場合には リーズナブルなプランでのコーティング施工も承っております。
また、部分的に補修や手直しが必要な場合でも、サポート期間内であれば低コストにて対応可能です。
お車の状態に合わせて、最適なプランをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

コーティングは2025年カービューティープロからリリースされましたセラミックコーティング「EXE-zero7」
ポイント
EXE ZERO7の施工に際しては、パネル温度を常温に設定した状態で施工を行いました。
(実はこの「常温を確保する」という工程が、冬季では非常に難しいとされ、適切に管理されていないケースが多いのが現状です。)
施工後はカーボンヒーターによる焼き付け処理を実施し、さらに施工後の環境温度を常温で8時間以上維持することで、厳冬期であっても十分に硬化させ、安心してご納車できる体制を整えております。
一方で、こうした工程を踏まない場合、一般的なガラスコーティングやセラミックコーティングでは、夏場でも完全硬化に2〜3週間を要するため、厳冬期においては硬化がほとんど進まず、施工不良につながる恐れがあります。
しかしながら、温度管理を軽視する施工店も多く存在し、冬でも施工は可能だと案内されることがありますが、「塗ること」と「硬化させること」は全く別の話です。
コーティングは「塗れば完成」ではありません。
真に機能するコーティングとは、適切な環境下で「確実に硬化させる」ことで初めて、その性能を発揮するものです。
つまり、
「コーティングの施工は冬でも可能ですが、硬化は別問題である」
という点をご理解いただくことが、正しいメンテナンスと品質保持の第一歩となります。

硬化型コーティングの「硬化」とは?
一般的に「硬化型コーティング」と呼ばれるものは、キーパーコーティングなどの乳化型ポリマー系コーティングとは異なり、「時間の経過とともに硬化(化学反応)して皮膜を形成するタイプ」を指します。
ただし、ここで言う「硬化」とは、あくまでも常温環境下で自然に定着・反応していくという意味です。完全な性能を引き出すためには、温度管理や加熱処理などの外的要素によるサポートが重要となります。
コーティング剤は塗ればよいというものではありません。
コーティング施工では、適正な量を均一かつ平滑に塗布し、余剰成分をしっかりと拭き取ることが重要です。
よく耳にする「たっぷりと塗布」という表現を文字通り実行してしまうと、ムラの原因となるだけでなく、無駄な時間がかかってしまいます。
その無駄な作業時間が、結果としてヘアラインスクラッチ(微細な傷)を生む原因にもなりかねません。
※ただし、ポリシラザン系コーティングは除きます。
何事も「適量」がベスト。
過不足なく塗布することが、美しい仕上がりと高い耐久性を両立させる鍵となります。
理想的な施工状況

このような画像で塗筋が乱雑に見える場合は、いわゆる塗ればよい的な感覚!均一さに欠けますので特殊光源で一目瞭然!あまり芳しくはありません。
塗るではなく均一に刷り込む事、これが大切です。

また、コーティングには油分が大敵です!せっかく脱脂を行ったのに素手では本末転倒です。
※画像はイメージです。

「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」怪しいコーティングが蔓延しております。詳しくは下記をご覧ください。

最近、札幌市内において「羊頭狗肉(ようとうくにく)」のような悪質な事例、つまりセラミックプロ9Hの名を騙る偽物の流通が確認されています。
これは、インターネットで誰でも購入できる汎用コーティング剤や、ソフト99の「G’ZOX」などの既製品に、紛らわしい名称を付けて販売しているもので、さらに偽造または盗用された公的試験データを公開しているケースもあり、極めて悪質です。

コーティングは「見た目」や「名前」だけではなく、施工技術・製品の信頼性・アフターサポートを含めた総合的な品質が重要です。
施工を依頼される際は、信頼できる施工店かどうか、正式な認定を受けた製品かどうかをしっかりご確認ください。

【コーティング剤について】オリジナルと称してアマゾン等の通信販売で一般向けに販売されているコーティング剤を業務用と偽り施工されているケースが見受けられます。コーティング名称は必ず検索で調べる事をお勧めします。
カービューティープロ札幌ドーム前のポリシーとしまして、出所がハッキリしているコーティングしか使用しません。これは、食品であれば産地や消費期限など当然の事ですがコーティングは明確な基準が無いためです。
「オリジナルコーティング」「自社認定」「マイスター」にはご注意を
これらの文言はよく見かけますが、実は自社で名乗っているだけの場合がほとんどです。
つまり、第三者機関による認定や、技術・使用液剤の客観的な裏付けがないケースが多いということです。
コーティングを選ぶ際は、こうした言葉に惑わされず、
実績や施工環境、施工者の技術力をしっかり確認することが大切です。
施工にあたり環境が大事です。
店舗前および作業場の床が土及び砂利、シャッター開けっ放し、屋外での作業は論外です。
下記の様な場所はコーティング、クリーニング施工には不向きです。

樹脂部分のガラスコーティング

異物を除去した樹脂バーツをPCM-720を用いて光沢を復活

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多層コーティングに欠かせないディティリングライト(ムラ確認ライト)
セラミックプロ9H施工店が使えるディティーリングライト(ムラ確認ライト)

近年、多層式のセラミックコーティングが増えていますが、本当に仕上がりを確認できる“専用の照明”でチェックされているでしょうか?
ここで言う照明とは、一般的な蛍光灯やスポットライトではなく、**塗装面のムラや仕上がりを正確に見るための“専用ディテイリングライト”**のことです。
このライトがないと、濃色車では日中には見えないムラが大量に残ってしまうことがあります。
実際、明るいだけのLED照明では、正確な仕上げ確認は難しく、「照明の質=仕上がりの質」と言っても過言ではありません。
なお、こうした専用照明は非常に高価で、一般的なコーティング店やフランチャイズ店では導入されていないケースがほとんどです。
北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。
塗装およびコーティングは、施工後に「どれだけ熱を吸収させ、しっかりと冷却するか」が仕上がりの硬度に大きく影響します。適切な温度管理を行うことで、表面に固着するスケール(白い膜状の汚れ)の発生も抑えることができます。
【施工環境】最新式カーボンヒーターによる焼付処理(北海道ではガラスコーティング、フッ素樹脂コーティングではのカーボンヒーターが必須です。
※この様なヒーターをコーティング施工時に使っているか?

注意喚起
この工程は非常に大切なのですが、多くの場合は無視される工程です。
それは何故か?行っていても行っていなくてもお客様はわからないからです。
また、メーカーも施工性の良いコーティング剤を好まれる事から不要と言って販路を広げますので不要と思いこまれているケースが多い。熱を入れて悪いことは何一つありません。

「焼付処理」とは?—加熱によるコーティング硬化の考え方
この工程は「焼付処理」と呼ばれるほか、「強制乾燥」や「加熱浸透法」など、さまざまな呼び方があります。見た目には似たような作業に見えるかもしれませんが、加える熱の強さや目的によって結果に大きな違いが生じます。
教える立場から申し上げると、作業者の理解度によっては、リスクを抑えるために「単なる乾燥(温めるだけ)」の方法を伝えることもあります。結果として、多くの現場ではすべての車両に対して「軽く温める程度」の処理にとどまってしまっているのが実情です。

研磨したヘッドライトもコーティングを行い、熱処理を加えます。

熱処理の種類と効果の違い(イメージ)
- 強い熱処理=焼付処理(しっかりと熱を加えて硬化を促進)
- 弱い熱処理=強制乾燥/加熱浸透(温めるだけの処理)
せっかく熱源があるのであれば、単なる乾燥で終わらせるのではなく、**コーティング材にしっかり熱を入れ、短時間で硬化を促す「焼付処理」**を行うことが理想です。
熱を加える目的を理解していないと、「とりあえず温めるだけ」になってしまい、肝心の硬度が得られません。これは例えるなら、レアチャーシューや低温熟成のように、柔らかく仕上げるための加熱方法です。食品では有効ですが、クルマは工業製品です。求められるのは耐久性と強度であり、“低温熟成”のような曖昧な処理では意味がないのです。
北海道でのコーティング施工について
カーボンヒーターによる焼付処理で、確かなコーティング品質を実現
当店では、セラミック・ガラスコーティングやフッ素樹脂コーティングにおいて、カーボンヒーター(旧遠赤外線ヒーター)を使用した焼付処理を必須と考えています。
施工温度の管理はコーティングの基本条件ですが、焼付処理によって施工後のコーティング膜の安定化と強度向上を図ることが可能です。
また、北海道唯一の洗車ソムリエ講師や腕利きの板金修理職人のアドバイスを受け、当店独自の工夫を重ねて、カーボンヒーターの熱源を最大限に活かしています。
「焼付処理を行わない理由ではなく、行う理由を考える」—これがカービューティープロ札幌ドーム前のこだわりです。
「カービューティープロ札幌ドーム前」と一般的なカービューティープロ施工店の違い
「カービューティープロ」を名乗るためには、まず厳しい基準を持つ『カービューティープロ・スクール』を修了しなければなりません。このスクールを卒業していない限り、名称の使用はもちろん、米国BAF社製の専用液剤を使用することもできません。
営業スタイルの違い
カービューティープロはフランチャイズ形式ではないため、各店舗が独自に営業方針を設定し、自由に事業を展開しています。
店舗のスタイルは主に以下の3つに分かれます:
- 中古車販売業との併設店
- 板金・塗装業との兼業店
- 当店のような、コーティングを専門とするプロショップ
当店「カービューティープロ札幌ドーム前」は、純粋にコーティング・磨きを専門とする店舗であり、技術と品質に特化しています。
ブランドは同じ、考え方はさまざま
カービューティープロという名前で統一されているため、お客様から見ると全国展開のコーティングチェーンのように映るかもしれません。しかし、実際には各店舗ごとに施工方針やコーティングに対する考え方は異なります。
営業を始めた当初から、店舗ごとの方向性や技術レベルには自然と違いが出てきます。
正解は一つではありませんが、**カービューティープロ全体としてのルーツは「磨き」にあります。つまり、「磨き」を軸に技術を深めているのが、磨き屋さんとなります。
磨き屋さんとは
磨き作業には特化している一方で、コーティングに関しては施工性の良さを重視する傾向があり、温度管理や焼付け処理といった“プラスアルファの性能”を引き出すための施工は、あまり重視されていないのが実情です。
そのため、コーティング本来の耐久性や硬化性能を最大限に発揮させる工程が省略されるケースも少なくありません。
カービューティープロ札幌ドーム前としてはカービューティープロライセンス以外にセラミックプロ9H認定施工店の認定資格があります。
セラミックプロ9H認定施工店とは
日本総代理店のカーメイクアートプロの認定施工店でなければ取り扱う事の出来ないコーティングです。特に北海道では施工店会副会長「車の119番様」が認定しなければ取り扱いが出来ませんのでさらにハードルが高くなります。
認定施工店の基準
①コーティング施工ブースを完備していること(隔離された環境)
②遠赤外線乾燥機を導入している
③信頼があるコーティングプロショップであること
最低この3つをクリアしていなければセラミックプロ9Hを取り扱うことは出来ません。
カービューティープロでは下記の店舗が認定施工店になります
カービューティーIIC 千葉県市川市
他にもコーティングに特化した店舗はありますが、ここでは割愛致します。
上記の通りコーティングをより定着する、より効果を出す事を考えると適正な環境、設備が必要です。これは最新型の店舗や設備である必要はありません。
ポイント
カービューティープロ札幌ドーム前はカーディテイリングプロショップとして活動しておりますので研磨、コーティングについての考え方、施工法、設備は通常のカービューティープロ店舗とは一線を画します
エージング (熟成時間)
コーティングは塗っておしまいではありません。

※寒い時の屋外でのエージング、またはシャッター明けっぱなしは本来の目的を果たしてはおりません。熟成時間(深夜)もエアコンにて温度管理します。早朝から暖房を入れるようであればエージングが遅れますし、何より納期が遅くなります。

クォリティーの高い施工には1台ずつの間仕切りが必要
※一般コーティング店的には不都合な事実と言われております。お店で確認しましょう。
ポイント
施工時は1台毎に間仕切を使う事でコンパウンド等の粉の被害や温度と湿度管理を適正にします。じつはこれ非常に大切な施工環境になりますので要チェックですよ。

では完成画像をご覧ください。
照明と撮影環境についてのこだわり
・スマートフォンで撮影すればもっと艶やかに見せることもできますが、それは本来の仕上がりではありません。
あくまで演出にすぎず、現実以上に“美しく写す”ことも簡単にできます。
・当店では外光を完全に遮った屋内環境で撮影を行っています。
これは、実際の光沢・塗装状態を誤魔化さず正確に記録・公開するためです。
・外光が差し込む環境では、施工していなくても光の加減だけでボディが美しく写ってしまうため、
“本当の仕上がり”を見極めるには適しません。
研磨に必要な光は、ただ明るいだけでは不十分です。
色温度の違う照明を適切な角度・配置で使い、微細な傷が見える“力のある光”が必要です。
そのため撮影時には赤〜黄色が強めに写ったり、光芒が出ることもありますが、これは施工精度を最優先にした証です。









このたびは、数ある施工店の中から当店をお選びいただき誠にありがとうございました。
配管から流れ出た汚水により、塗装やガラス、未塗装樹脂にまで汚れが広がってしまったとのこと。大切なお車が思わぬ形で傷んでしまうのは、オーナー様にとっても大変ご心痛だったかと存じます。
今回は、徹底した異物除去と下地処理を行い、ダメージを受けた塗装面には「EXE-zero7」によるセラミックコーティングを丁寧に焼き付け施工いたしました。深い艶と撥水性が戻り、オーナー様にもご満足いただける仕上がりとなりました。
今後も定期的なメンテナンスやご相談など、お気軽にお声がけください。
またのご来店を心よりお待ちしております。
お車はすでに出庫しております。詳しくはこちらをご覧ください。当店の考え方です。
セキュリティについて
当ブログでは、施工履歴を掲載することで、ブラックボックス化しがちな車業界を少しでも透明化し、お客様との相互理解を深めることを目指しております。ただし、掲載している記事はリアルタイムではありませんのでご了承ください。
洗車セットを使われますと良い状態が長続きしますので、ご活用いただければ幸いです。
コーティング施工後のケアについて
洗車セットで、キレイが長持ち!
当店の洗車セットをお使いいただくことで、コーティングの美しさと効果を長く維持することができます。ぜひ一度お試しください。
ガラスコーティングやセラミックプロは、WAXやポリマー系のコーティングに比べて耐久性が高く、長期間にわたって車を保護できるのが特長です。ただし、撥水・親水といった効果は、紫外線・酸性雨・水道水に含まれるカルキや塩カル(融雪剤)などによって、徐々に低下してしまいます。
そこで活躍するのが、専用メンテナンスキットです。洗車時にこのキットを併用することで、本来の撥水・親水性能をしっかり取り戻すことができます(※撥水・低撥水タイプに対応)。
以下の使用方法を参考にしていただければ、ご自宅でのケアだけで、キレイな状態をしっかり保つことができます。
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