【北広島市より】トヨタ・ヤリスクロス|PCX-S8(PFP)ガラスコーティング施工で艶・防汚・耐久のバランスを追求

【北広島市より】トヨタ・ヤリスクロス|PCX-S8(PFP)ガラスコーティング施工で艶・防汚・耐久のバランスを追求

北広島市よりご入庫いただいた新車「トヨタ・ヤリスクロス」。
今回施工したのは、人気の高いスタンダードコーティング PCX-S8(PFP)ガラスコーティング です。

このコーティングは、艶・防汚性・耐久性のバランスが非常に優れており、日常使用でも高い満足度を実感できる仕上がり

季節的に気温が下がる時期でも、温度・湿度を完全管理した施工環境(焼付処理は必須)で仕上げることで、塗装本来の深みと光沢を最大限に引き出しています。


PRO ohmiya

このブログは、施工記録として公開しておりますが、決して自己満足のためのものではありません。
お客様への施工内容のご報告と情報提供を目的としております。

当店、カービューティープロ札幌ドーム前では、お客様の見学は原則お断りさせていただいておりますが、
お客様が知りたいポイントや施工の詳細をお伝えするために、いわゆる「ユーザーフレンドリー」な情報発信を心がけております。

今回の施工内容

  • ボディコーティング:PCX-S8(PFP)
  • 新車直納セット


コーティング施工と温度管理

この時期は気温が低く、ガラスコーティングの硬化に不向きな環境。
そのため当店では、
**焼付処理+エージング(熟成工程)**を丁寧に実施し、塗装面と被膜をしっかり密着させます。

下地処理から最終仕上げまで、
・各パネルの温度を個別にチェック
・焼付後の冷却時間を確保
・被膜の安定化を最優先

といった工程を徹底し、艶・防汚・耐久すべてに妥協のない仕上がりを実現。
気温や湿度が安定しない季節こそ、「環境管理」がプロ施工の要です。



施工における温度管理の重要性について

当店では、各種コーティング施工時にパネル温度を常温に保った状態で作業を行っています。

実はこの「常温の確保」という工程が、特に冬季において非常に難しく、適切に管理されていないケースが多いのが現状です。

施工後はカーボンヒーターによる焼き付け処理を実施し、さらに施工後の環境温度を常温で8時間以上維持することで、厳冬期でも十分な硬化を促し、安心してご納車できる状態を確保しています。

一方で、このような温度管理を行わない場合、一般的なガラスコーティングやセラミックコーティングは硬化型とは言え夏場でも完全硬化に2〜3週間を要します。

冬季では硬化がほとんど進まず、施工不良につながるリスクが非常に高まります。

しかし、多くの施工店では温度管理を軽視し、「冬でも施工可能」と案内していることがありますが、実際には「塗ること」と「硬化させること」は全く別の話です。

コーティングは「塗れば完成」ではなく、適切な環境で「確実に硬化させる」ことで初めて、その性能を発揮します。

そのため、
「コーティングの施工は冬でも可能ですが、硬化は別問題である」
という点をご理解いただくことが、正しいメンテナンスと品質保持の第一歩となります。

業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

硬化型コーティングの「硬化」とは?

一般的に「硬化型コーティング」と呼ばれるものは、キーパーコーティングなどの乳化型ポリマー系コーティングとは異なり、「時間の経過とともに硬化(化学反応)して皮膜を形成するタイプ」を指します。

ただし、ここで言う「硬化」とは、あくまでも常温環境下で自然に定着・反応していくという意味です。完全な性能を引き出すためには、温度管理や加熱処理などの外的要素によるサポートが重要となります。


温湿度管理のできる間仕切り施工は品質の基本

当店では、1台ごとに間仕切りを設置して施工しています。


これにより、コンパウンド粉の飛散を防ぎ、温度・湿度管理を最適化
実はこの環境づくりが、高品質なコーティングには欠かせない重要ポイントなんです。

コーティングを依頼する際は、施工環境もぜひチェックしてみてください。


洗浄工程

下地処理洗浄では温水を使用し、汚れを浮かせやすくすると同時に脱脂効果を高めています。
北海道の9月以降、水道水は10℃前後と非常に低温になり、コーティングには適さない条件です。
そのため、温水洗浄でパネル温度を適正に保ち、コーティングの密着性を最大限に引き出しています。

店長

洗浄はアルカリ・酸・中性・特殊洗浄剤などを使い4回ほど行います。


Danger

一般的にカーケアで使う「冷水」とは水道水の常温(外気温依存)を指します。

  • 北海道の9月以降 → 水道水温は 10〜15℃前後 まで下がります。
  • この温度帯は、油分や水垢の分解除去には不向きで、かえって汚れを固着させやすい状態です。

一方で、施工に使用する**温水(40〜50℃前後)**は、

  • 油汚れやワックス残りを軟化させ落としやすくする
  • 脱脂効果を高め、コーティング定着を安定させる
  • 塗装パネルの温度を適温(20〜25℃程度)に近づける

といったメリットがあります。


【照明】六角形型LEDライトについて

最近よく見かけるヘキサゴンライト(六角形型)ですが、コーティング及び研磨作業には適していませんので注意が必要です。

このライトは照射ムラが出やすく、塗装面の細かな凹凸や傷を正確に確認しづらいため、研磨の品質に影響を与える可能性があります。

画像クリックで販売サイトへリンクしております。

このヘキサゴンライトの良さは、ムラなく明るい照明である点です。

しかし、カーディテイリング業界においては、カーラッピングやプロテクションフィルムの施工には適していますが、研磨やコーティング作業には不向きです。

理由は、通常の蛍光灯と同様に塗装面の細かな凹凸が見えにくいためで、研磨の精度を落とす可能性があります。
特に研磨技術が未熟な場合や塗装面の理解が浅い業者での導入例が多いため、しっかりした研磨を求める場合は避けるべき照明と言えます。

また、同じく6000ケルビン付近の白色照明は「白の洪水」となり、研磨には適しません。
※逆に、カーショップなどで傷を見せたくない場合には有効です。

依頼時には何を求めるかはお客様の自由ですが、しっかりとした研磨やコーティングを望むなら、塗装面のコントラストがはっきり見える照明を使用しているかを確認することが重要です。

コーティング

コーティングはお客様が望まなければ、新車で状態が良い場合は研磨無しで承る事も可能です。また部分的にテコ入れが必要な場合は安価にて対応可能です.

また経年車でも機能(塗装面の保護)のみを求める方にはリーズナブルにご提供できます。

撥水・艶・耐擦り傷・防汚性能のスタンダードタイプ「PCX-S8」

PCX-S8の主成分は100%高純度シリコーンで、ケイ素(Si)と酸素(O)からなるシロキサン結合が骨格を形成しています。
この骨格に側鎖としてメチル基が付いており、強固な結合を持ちながらも柔軟性があるのが特徴です。

この柔軟な被膜は厚く形成でき、美しい艶と優れた耐擦り傷性を発揮します。
また、メチル基は凝集力が低く、水(表面張力が強い)とはなじみにくいため、水を弾く強い撥水性を実現しています。

さらに、3次元の緻密な架橋構造により高い耐候性を持ち、長期間にわたり大切な車を保護します。

コーティング剤は塗ればよいというものではありません。

コーティング剤はただ塗れば良いものではありません。
適正な量を均一かつ平滑に塗布し、余剰成分はしっかり拭き取ることが重要です。

よく「たっぷり塗る」と言われますが、過剰に塗るとムラができ、作業時間が長くなり、ヘアラインスクラッチの原因にもなります(ポリシラザンを除く)。

何事も適量こそが最適です。

理想的な施工状況

このような画像で塗筋が乱雑に見える場合は、いわゆる塗ればよい的な感覚!均一さに欠けますので特殊光源で一目瞭然!あまり芳しくはありません。

【コーティング施工時の注意点】素手で作業を行っていないか?

コーティングには油分が大敵です!せっかく脱脂を行ったのに素手では本末転倒です。

※画像はイメージです。


業界歴20年以上「TANAKA」

札幌では最近、「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」セラミックプロ9Hの偽物が出回っています。
インターネットで誰でも買える製品やソフト99のG-ZOXに似た名称を使い、公的試験データを盗用して悪質に販売されています。

コーティングは信頼できる正規品を扱う専門店に依頼しましょう。

「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」怪しいコーティングが蔓延しております。
詳しくは下記をご覧ください。
コーティングは信頼性のあるものを依頼しましょう。

当店のポリシーとして、出所が明確なコーティング剤のみを使用しております。
食品であれば産地や消費期限が明示されるのが当然ですが、コーティング剤には明確な基準がありません。
だからこそ、安心してお任せいただける製品を選ぶことが重要だと考えています。

inagaki

【コーティング剤について】オリジナルと称してアマゾン等の通信販売で一般向けに販売されているコーティング剤を業務用と偽り施工されているケースが見受けられます。コーティング名称は必ず検索で調べる事をお勧めします。

「オリジナルコーティング」「自社認定」「マイスター」などの文言は、ほとんどの場合、販売者や施工者が自分で名乗っているだけで、第三者の認定や技術・液剤の裏付けはありません。信頼できる証明がないかどうか、しっかり確認することが大切です。

施工にあたり環境が大事です。

店舗前および作業場の床が土及び砂利、シャッター開けっ放し、屋外での作業は論外です。

下記の様な場所はコーティング、クリーニング施工には不向きです。

詳しくは当店のこだわりもご覧ください

施工環境について

北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。

厳冬期及び気温16度以下における札幌市でのコーティング作業では必須の工程です。塗装もコーティングも「どれぐらいの熱を吸収させ、冷やすことが大切で硬度が増します。またコーティング表面に固着する汚れ(スケール 白い膜状の汚れ)が少なくなります。


※この様なヒーターをコーティング施工時に使っているか?

残念ですが北海道では使われている施工店は少なすぎる‥

画像の様にカーボンヒーターによる熱入れは気温の低い北海道では当たり前の作業工程と考えます。いや出来ればコーティング施工時はどこの地域でも必ず行って欲しい作業です。実際にコーティング施工して塗っておしまい?いや心があれば疑問を抱き、施工したコーティングを良い状態で完成したいと考えるはずです。

この焼付処理は強制乾燥や加熱浸透法など様々な言われ方があります。基本的に同じ作業に見えますが、教える立場から言うと理解できない方にはリスクの少ない方法を(温めるだけ)となります。

当店では腕の良い板金修理職人様、北海道唯一の洗車ソムリエ講師のカーメイキング札幌様のアドバイスにより、ひと工夫を行っておりますので似て非なるものなのです。せっかくの熱源です有効に生かします。

ちなみにラッピング剥離作業の時もヒーターを使い剥がしやすくします。

ZVW30プリウスの場合、税制の為に非常に販売台数が伸びた事がありましたが、その際にあま焼きのお車が大量に出回りました。当店ではあま焼きと思えた塗装面はヒーターで熱処理を行うときもあるんです。もう少し突っ込んだこともありますが社内秘です。これを理解できている方は現場で行っていたと判断できます。

画像の様にカーボンヒーターによる熱入れは気温の低い北海道では当たり前の作業工程と考えます。


いや出来ればコーティング施工時はどこの地域でも必ず行って欲しい作業です。実際にコーティング施工して塗っておしまい?いや心があれば疑問を抱き、施工したコーティングを良い状態で完成したいと考えるはずです。

この焼付処理中は基本的に機械に働いてもらいますので時間に余裕が出来ます。余裕があるので撮影しているのですが、なぜヒーターをお持ちと言っている施工店は時間のあるこの瞬間を撮影できないのでしょうか?不思議なものです。



行わない理由ではなく行う理由を考えます。

寒い北海道のコーティング作業では、この処理方法を行っているか否かが非常に大切です。

コーティングは寒くても出来ます。
照明が無くても磨けます。
ヒーターが無くても出来ます。

間仕切りが無くても施工可能です。

しかし、定着や硬化、仕上がりを考えると全ての作業には必然性があるのです。

そこが簡易施工店なのか専門的ショップショップなのかの目安になります。

専門と言われていても、この機材が無い場合もありますし、熱入れを入れますと言っても実際には行っていない、また関東有名ショップの画像を盗用し、無いにもかかわらず有ると公表している悪徳業者も札幌市清田区に存在しますのでコーティング施工の際は照明・設備がホームページと乖離があるかの確認が求められます。

焼付処理を行う事でガラス被膜が硬化して、ラップで包んだような光沢に変化します。

カービューティープロ札幌ドーム前と通常のカービューティープロ施工店の違い

「カービューティープロ」って名前を使うには、まず「カービューティープロ スクール」を卒業しなければなりません。卒業しないと名前も使えないし、アメリカのBAF社の液剤も使えません。

営業スタイルは、それぞれのお店が自由にやっていて、中古車屋さんや板金屋さんと一緒にやってる専門店もあれば、単独でやってるお店もあります。フランチャイズみたいに厳しく縛られてるわけではありません。

スクールを卒業すれば、好きなようにお店を展開できるのがいいところです。全国にお店があるから統一されてるように見えますが、実際はお店ごとに考え方ややり方が違うことも多いです。

全体的に見ると、カービューティープロは「磨き屋さん」です。


磨き屋さんとは

磨きの技術には特化していますが、施工時の温度管理や焼付け処理など、コーティングの性能を最大限に引き出すための工程はあまり実施されていないケースが多いです。

カービューティープロ札幌ドーム前としてはカービューティープロライセンス以外にセラミックプロ9H認定施工店の認定資格があります。

その「セラミックプロ9H認定施工店」とは

日本総代理店のカーメイクアートプロの認定施工店でなければ取り扱う事の出来ないコーティングですが、特に北海道では施工店会副会長「車の119番様」が認定しなければ取り扱いが出来ませんのでさらにハードルが高くなります。

認定施工店の基準
①コーティング施工ブースを完備していること(隔離された環境)
②遠赤外線乾燥機を導入している
③信頼があるコーティングプロショップであること

最低この3つをクリアしていなければセラミックプロ9Hを取り扱うことは出来ません。

カービューティープロでは下記の店舗が認定施工店になります

カービューティーIIC 千葉県市川市

他にもコーティングに特化した店舗はありますが、ここでは割愛致します。

上記の通りコーティングをより定着する、より効果を出す事を考えると適正な環境、設備が必要です。

コーティング施工環境について詳しく


厳冬期におけるコーティング施工の注意事項から抜粋しますが

施工する環境

作業ブースが16度以上

塗装面温度が20度以上

湿度(結露)対策

ジェットヒーターは使わない

ダルマストーブもNG

深夜の温度管理の徹底

カーボンヒーター及び短・中・長波 遠赤外線ヒーターによる焼付処理

※甘焼きは初期不良を招きます。

これをしっかり行う事が大切です。

またカーボンヒーターには様々な形がありますが、高性能な物は形が変わったり、タイマーがあったりと板金塗装業の方が温めるのには最適です。しっかり熱入れする場合はシンプルイズベストが求められます。

エージング

コーティングは塗っておしまいではありません。

(熟成時間(深夜))もエアコンにて温度管理します。

一定のエージングを行い出庫しました。

間仕切り


施工時は画像の様に1台毎に間仕切を使う事でコンパウンド等の粉の被害や温度湿度管理を適正にします。じつはこれ非常に大切な施工環境になりますので要チェックですよ。

例えばですが、他のお車の入出庫があった場合は室温は当然ながら下がりますよね。

温まるまで待てますか?普通は待てないんですよ。

※寒い時の屋外でのエージング、またはシャッター明けっぱなしは本来の目的を果たしてはおりません。熟成時間(深夜)もエアコンにて温度管理します。早朝から暖房を入れるようであればエージングが遅れますし、何より納期が遅くなります。

では完成画像をご覧ください。

Information

研磨作業を行う際には、塗装面の状態を正確に確認するための光源がとても重要です。そのため、写真では赤みが強く出ていることがありますが、これは色温度を調整して、より塗装の凹凸や傷を見えやすくしているためです。
実際、照明にはさまざまな色温度が必要で、すべて白色光の照明で統一してしまうと、写真は確かにキレイに写るのですが、研磨作業としては不十分になることがあります。いわば、白色光だけで照らされた環境は「ホワイトの洪水」のような状態で、霧の中でハイビームを使っているのと同じで、細かな凹凸が見えにくくなるのです。
つまり、重視すべきは「研磨精度」なのか「写真写り」なのか、ということです。コーティング施工を本気でお考えの方は、現場で使われている照明の“色温度”にも注目してみると良いかもしれません。


業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

外光を入れて、スマホで撮影すれば何も行わなくてもきれいに写真は取れます。写真(画像)は光によってシャッタースピード等が変わるから当然ですね。

カービューティープロ札幌ドーム前では、塗装面の状態を画像で見て頂くため、外光を入れないで撮影します。研磨の際には外光を遮るのに撮影の際は外光を入れる。これ、別の目的になってしまします。






コーティング施工を終えて

リピーター様として再びご依頼いただき、誠にありがとうございます。
施工環境を最適化し、塗装保護性能と美観を両立させることが当店のこだわりです。

これからの季節でも、しっかりとした施工プロセスを踏むことで、
1年を通して美しい艶と防汚性能をキープできるガラスコーティングに仕上がりました。

北広島市よりご入庫いただき、ありがとうございました。

今回のヤリスクロスのように、気温の低い季節でも妥協せず最良の仕上がりを追求するためには、温度管理・焼付処理・下地処理研磨 が欠かせません。
これらを一つ一つ丁寧に行うことで、同じコーティング剤を使っても仕上がりと持続性に大きな違いが生まれます。

お客様の大切なお車を長く美しく守るために、私たちは「確実に効果を発揮する施工」にこだわっています。
コーティングをご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。

セキュリティーについて

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当店のブログ(施工履歴)は、ブラックボックス化しがちな車業界の実情を少しでも透明化し、お客様との相互理解を深めるための記録として発信しています。
ただし、掲載している内容はリアルタイムではなく、実際の施工日から時間が経過している場合があります。あらかじめご了承いただけますと幸いです。

施工例

トヨタ車施工例

スタンダードガラスコーティング(1層式)施工例

新車施工例
経年車施工例
カラー別施工例



コーティング手直しの目立ったお車の例です。

その為の救済制度「乗り換え割」もありますので、ご活用いただければ幸いです。

塗装面を保護するのがコーティング

環境においての水の流れを決めるのが機能性(撥水・低撥水・滑水・疎水・親水等)です。

「洗車が楽になる=撥水」ではない、という考え方

「コーティングをすれば洗車が楽になりますよ」とよく言われますが、実際にはその“楽さ”の中身や前提条件をきちんと理解することが重要です。

たしかに、撥水性のコーティングは水が玉のように転がり落ちるため、見た目に気持ちよく、洗車時の水切れも良く感じられます。

しかし一方で、その水の玉が乾いたあとに“輪ジミ(水ジミ・イオンデポジット)”となりやすいというデメリットも持ち合わせています。

特に北海道のように降水後の気温変化が大きく、日差しも強い環境では、撥水が裏目に出て雨染み・白濁汚れの原因になるケースが非常に多いのが実情です。

🚿「あまり洗車ができない」方に撥水タイプは本当に向いているか?

撥水タイプのコーティングは「洗車好き」「こまめに洗車する方」には相性が良い資材ですが、
洗車頻度が少ない方・青空駐車の方・忙しくて手入れの時間が取りにくい方には必ずしも最適とは言えません

このような場合、低撥水や親水系のコーティングを選ぶことで、水ジミリスクを大幅に軽減し、結果として“美しさを長持ちさせる”という意味で楽になります。

コーティングは水が弾くと言う考え方は過去の話。詳しくは下記の記事をご参照して頂ければと思います。

当店では、撥水だからダメ、親水だから良いと言う訳ではなく、使用環境においてベストと思われる水流れ(コーティングの機能層)をお勧めしております。


撥水タイプ

良く洗車をされる方向けで洗車の際の水分拭き取りが楽になります。しかしデメリットとして水滴の流れが速すぎるため汚れが残りウオータースポットの懸念があります。

また撥水タイプの取り扱いが無い場合は、油分の多いコンパウンドの使用等、本来はコーティングの定着に阻害するものの使用が多く、定着の悪さを撥水用メンテナンス剤の使用でごまかすケースが多いです。

撥水は個人的に大好きですが基本的にマメに洗車できる方向けと考えると、どうしても忙しい場合は接触角の鈍化、排水性の良いコーティングの施工によりウォータースポットの低減、セルフクリーニング効果により汚れが目立ちにくいタイプがお勧めです。

低撥水タイプ

筋状に水滴が纏まり汚れも一緒に動くのでセルフクリーニング効果に優れ、洗車サイクルを遅くする事がメリットです。と言っても洗車は重要です。

デメリットは水玉コロコロがないのでコーティング掛けた感が少ないのですが、近年お客様の目が肥え、撥水目的のお客様が少なくなって来ているので特に問題が無いかと。

撥水はガラスコーティングじゃなくても作れますしね。


当店の代車はコーティング業でありながら年間に1回洗えるか否かですが、低撥水性ガラスコーティングのおかげで淡色車と言う事もありますが汚れがあま
り目立ちません。責任を持つ立場になればなるほど自身でのお手入れには限界があるかと思います。


洗車頻度 月1回~の方は低撥水をお勧めします。

お手入れについて

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セラミックプロ 9H 認定施工店

YCCS(ヤナセカーケアシステム)認定

2024年 札幌モビリティーショー出品者 施工技術協力

2019年 東京モーターショー出品車 施工技術協力

2018年 札幌モーターショー出品車 施工技術協力

2017年 東京モーターショー出品車 施工技術協力

2015年 東京モーターショー出品車 施工技術協力店

2014年 札幌モーターショー出品車 施工技術協力店

2013年 東京モーターショー出品車 施工技術協力店  

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カービューティープロ 札幌ドーム前
〒 062-0051
札幌市豊平区月寒東1条17丁目4番29号

TEL  :011-799-0865
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