【コーティングの機能(水流れについて)】物事は表と裏、黒と白、メリットとデメリットとあるのが当たり前で、コーティングでは大まかに言うと撥水と親水。水が弾くか弾かないかです。 私店長は個人的には撥水大好きですが、当然専門なのでメリットとデメリットを理解しております。

物事は表と裏、黒と白、メリットとデメリットとあるのが当たり前で、コーティングでは大まかに言うと撥水と親水。水が弾くか弾かないかです。

私店長は個人的には撥水大好きですが、当然専門なのでメリットとデメリットを理解しております。

コーティング面に不具合があっても機材液剤ですぐに元に戻すことが出来る環境にありますが、一般的なお客様はどうでしょう?

洗車は頑張っても月1~2回が限度で、不具合が発生してもすぐの処置は難しいかと思います。

そのような方で屋外駐車、ましてや濃色車は見た目より機能を考えられた方が長期で見た場合は費用、水シミの問題などでお客様が望まない限り撥水は.お勧めしません。

下記のアウディーは硬化型ガラスコーティング、耐久5年、撥水タイプを他店で施工された車両ですが、車庫保管、使用頻度が低いにもかかわらず、これだけのシリカスケールが固着しております。

撥水タイプは確かに洗車は早くお手入れは楽ですが、こうなっては「楽」以前の問題で、そもそもお客様の環境に合わないコーティングと言っても過言ではありません。

当店の考え方

週1回以上の洗車を行う方は撥水タイプ

洗車が大好きな方向けの機能になります。

メリット

水玉コロコロで見た目が良い。

コーティングが効いているように感じる。

拭き取りが良いので洗車が楽

撥水基により光沢が上がったように感じられる。

デメリット

水分が先に落ちてしまうので汚れやすい。

残ってしまった水分が細かいので水染みが目立つ傾向。

比較的早いスパンでメンテナンスが必要。

良くあるセールストーク

「洗車が楽でお手入れが楽」しかし裏を返せば「洗車を短めのスパンで行う必要がある」「撥水維持をするためには短めのメンテナンスが必要」です。

お客様のニーズが当てはまる様であれば良いのですが、現実にはそのような方は少数です。

一般的な撥水タイプのガラスコーティングのメリットデメリット

メリット

撥水コーティングは水玉がコロコロ弾くので気持ちが良い!やコーティングを施工した感と一時的な光沢も得らえるという効果があります。

デメリット

撥水コーティングはレンズ効果によるイオンデポジットやウォータースポットが付着しやすくなり、光沢が一時的なものになるため、時間が経つと光沢が半減してしまいます。主にフッ素などの有機系溶剤を含めているため、紫外線や酸性雨による劣化が激しくなります。

カービューティープロ札幌ドーム前 撥水タイプのラインナップ

セラミックプロ9H 撥水仕上
セラミックプロ9Hは疎水性ですがセラミックプロトップコート使用で気持ちの良い撥水性能となります。 

完全2層式ガラスコーティング「SPGコート」

PCX-S8

※セラミックプロ9Hの場合、TOPコートであるセラミックプロライトの追加で撥水タイプになります。

※SPGコートはタイプHが撥水性になります。

いずれの場合も雨染みは一般的なコーティングよりは低いです。

月2回ぐらい洗車の方は低撥水(疎水・滑水)

メリット

幕が下りるような水流れの為、汚れを均等に流す(セルフクリーニング効果)

親水寄りの低撥水の場合ウオータースポットが目立ちにくい。

撥水寄りの低撥水の場合は洗車時の拭き上げが比較的スムーズ

撥水維持させるためだけのメンテナンスをあまり必要としない

デメリット

あまり水が弾かないのでコーティングに撥水性能を求める方には向かない。

撥水タイプより水の拭き取り性能は弱い。

プレミアム SPGコート

スタンダード PCX-V110

※スタンダードタイプの中では一番硬いので洗車機を使う方向けです。

スタンダード PCX-S9

低撥水タイプのお車状況

1ヶ月に1度洗えるか?の方は親水タイプ

メリット

屋外駐車・濃色車に一番安心

白・淡色車で水垢付着が気になる方

デメリット

水玉コロコロの撥水タイプとは違いビジュアル的に感動は少ない

洗車に少々癖があり拭き取りにくい。

撥水基が存在しないのでナチュラルな光沢

親水タイプ施工例 

※低撥水、親水は状況に応じて撥水に変化させることも可能です。

もちろん当店のご提案が最高かと言われれば、環境に合わない、ニーズに合わない可能性は当然あります。

お客様の環境、当店の考え方、その中で最適なものをご提案させて頂く姿勢は今後も変わる事はありません。

カテゴリー「環境に合わないコーティング」では、ほとんどが撥水タイプで北海道の塩カル被害など全く考えられていないと言ってもいいでしょう。