コーティング PCX-S9(低撥水・防汚性)
好評だったPRO PCX-S7 親水性低撥水が廃盤となり、新しくS9が新登場!
表題の通り、ボンネットの塗装がおかしいとのご相談でした。当初は痛みを隠すためにラッピングフィルムを貼る事を視野に入れておりましたが、まずは点検でご来場
縦筋のようなものが沢山あり、塗装が劣化したのか?とのお悩みでした。
お客様の訴えはパっと見判らないのですが、このような訴えは単一的な照明では判断不能ですので、様々な光源を用いて点検
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全く分かりません。
判りません
専用の照明はスポットライトなどの塗装面の凹凸を確認するものでも蛍光灯でもありません。
「照明について」内の記事にもありますが、専用ディテイリングライトをお持ちでないと2層目以上(特に撥水性)からムラが非常に多い状況が目に余ります。
セラミックプロ9H施工店が使えるディティーリングライト
こちらが仕上げを左右します。単なるLEDなどではありません。
濃色車で異常なほどムラが多く(日中はわかりません)、明るいだけの照明では仕上げることが困難かと思います。
※一般コーティング店(フランチャイズや個人店)はこの照明を導入できません。
これが無ければ多層式コーティングは語れない「ディティーリングライトについて」
こちらも
塗装面の状態が良く見えます。
同じようなムラ案件です。
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照明について
マスキングはきちんと仕事をするための心意気でありおもてなしの心です。汚いマスキングの場合は当然ながらしっかり仕事をしようと言う配慮に欠けますので良い仕事は出来ません。
カービューティープロ札幌ドーム前のマスキング法は塗装屋さんの手法に準じております。きれいに貼れば貼るほど塗装面に粘着させなければならず、磨く場所が少なくなるから(ギリギリまで磨けない)です。カーメイキング札幌様より御教示頂いております。
以前知っている人にマスキングにこだわり丸一日費やし芸術的に貼っていた方がいらっしゃいましたが、鬱になり閉業してしまいました。何事も必要な部分とそうでない場所の見極めが必要ですね。
ご相談で来られた場合、どのような不満があるのか?どのような不具合を感じられるのか?どのような状況で見えるのか?を詳しく聞きます。
その場合、どのようなコーティングを行ったのか?どの程度の研磨をご依頼したのか?もお聞きして最適な施工を心がけます。
今回のA45は
コーティング名称:不明 ガラスコーティングとしか聞いていない。
研磨レベル :不明 ガラスコーティングとしか聞いていない。
耐用年数 :不明 ガラスコーティングとしか聞いていない。
施工証明書または保証書:もらっていない
これでは何を施工されたのかが判りません。
ただ撥水タイプのガラスコーティングは間違いがないのですが、雨染みがすぐ発生したとの事でしたので、低撥水タイプのPRO PCX-S9を施工させて頂きました。
好評だったPRO PCX-S7 親水性低撥水が廃盤となり、新しくS9が新登場!
PRO PCX-S9(低撥水タイプ)
低撥水だから雨染みが付かないという事は無いのですが、環境において撥水タイプより状態が良い場合が確認されておりますので、お客様の駐車環境、使用状況、洗車頻度を考慮してコーティングを施工された方が長い目で見た場合は良いと思いますよ。
厳冬期及び気温16度以下における札幌市でのコーティング作業では必須の工程です。塗装もコーティングも「どれぐらいの熱を吸収させ、冷やすことが大切で硬度が増します。またコーティング表面に固着する汚れ(スケール 白い膜状の汚れ)が少なくなります。
※この様なヒーターをコーティング施工時に使っているか?
この焼付処理は強制乾燥や加熱浸透法など様々な言われ方があります。基本的に同じ作業ですが、教える立場から言うと理解できない方にはリスクの少ない方法を伝授され、単なる乾燥(温めるだけ)の表記が多いです。
当店では腕の良い板金修理職人のアドバイスにより、ひと工夫を行っておりますので似て非なるものなのです。せっかくの熱源です有効に生かします。
ちなみにZVW30プリウスの場合、税制の為に非常に販売台数が伸びた事がありましたが、その際にあま焼きのお車が大量に出回りました。当店ではあま焼きと思えた塗装面はヒーターで熱処理を行うときもあるんです。
コーティングは寒くても出来ます。
照明が無くても磨けます。
ヒーターが無くても出来ます。
しかし、定着や硬化、仕上がりを考えると全ての作業には必然性があるのです。
そこが簡易施工店なのか専門的ショップショップなのかの目安になります。
雨染みは避けられませんが、焼付処理を行わないと固着率が物凄く上がり、初期硬化不良、早期のメンテナンスが必要となります。
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施工する環境
作業ブースが16度以上
塗装面温度が20度以上
湿度(結露)対策
ジェットヒーターは使わない
ダルマストーブもNG
深夜の温度管理の徹底
カーボンヒーター及び短・中・長波 遠赤外線ヒーターによる焼付処理
※甘焼きは初期不良を招きます。
これをしっかり行う事が大切です。
またカーボンヒーターには様々な形がありますが、高性能な物は形が変わったり、タイマーがあったりと板金塗装業の方が温めるのには最適です。しっかり熱入れする場合はシンプルイズベストが求められます。
コーティングは塗っておしまいではありません。
※寒い時の屋外でのエージング、またはシャッター明けっぱなしは本来の目的を果たしてはおりません。
熟成時間(深夜)もエアコンにて温度管理します。早朝から暖房を入れるようであればエージングが遅れますし、何より納期が遅くなります。
施工時は画像の様に1台毎に間仕切を使う事でコンパウンド等の粉の被害や温度湿度管理を適正にします。じつはこれ非常に大切な施工環境になりますので要チェックですよ。
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コーティングを施工された後、お悩みの状況があればご相談ください。
多店での施工でもOK
塗装が剥げていない場合はきっとお役に立てるかと思います。