BMW・X5 再施工事例|札幌市中央区よりカーボンヒーター焼付処理によるガラスコーティング硬化管理

BMW・X5 再施工事例|札幌市中央区より
カーボンヒーター焼付処理によるガラスコーティング硬化管理

― 札幌・北海道の施工環境を前提とした硬化管理 ―


今回ご入庫した BMW・X5 は、
札幌市中央区よりお預かりしたお車です。

過去にコーティング施工歴のある車両で、
お客様より
「現状を一度リセットし、改めてしっかり仕上げたい」
とのご要望をいただき、再施工を行いました。



それでは長くなりますが、施工中の記録をご紹介します。


PRO ohmiya

このブログは、施工記録として公開しておりますが、決して自己満足のためのものではありません。
お客様への施工内容のご報告と情報提供を目的としております。

当店、カービューティープロ札幌ドーム前では、お客様の見学は原則お断りさせていただいておりますが、
お客様が知りたいポイントや施工の詳細をお伝えするために、いわゆる「ユーザーフレンドリー」な情報発信を心がけております。

ページコンテンツ

今回の施工内容

■ 既施工車両に対する基本的な考え方(札幌での再施工)

既にコーティングが施工されている車両の場合、

・被膜の経年変化
・洗車や使用環境による影響
・部分補修や再塗装の有無

など、見た目だけでは判断できない要素が必ず存在します。

特に札幌・北海道のような寒冷地では、
保管環境や気温差の影響を受けやすく、
施工時の判断が仕上がりに直結します。

そのため今回は、
何か不具合があったという前提ではなく、
仕上がりと持続性を安定させるためのリセット施工
という位置づけで対応しています。

■ 下地処理・研磨について

状態を整えるため、しっかりと研磨を行い
研磨跡やバフ目が残らない、
きれいな下地を作った上でコーティングを施工しています。

既にコーティング施工歴のあるお車でしたので、
表面上では判断できない部分も含め、
一度リセットすることで、
意匠性と耐久性の両立を図りました。

■ スタンダードガラスコーティング

PCX-S8(撥水タイプ)

施工は、
スタンダードガラスコーティング
PCX-S8(撥水タイプ)

製品グレードや価格帯よりも、

・被膜の均一性
・施工後の安定性
・将来的な再施工時のリスクの少なさ

を重視した選択です。

札幌での日常使用を考えた場合、
過度な多層化よりも、
安定した被膜形成と硬化管理が重要だと考えています。

■ カーボンヒーターによる焼付処理(札幌での必須工程)

コーティング施工時は、
パネル温度を常温(20〜25℃前後)に保つことを意識して
作業を行っています。

初期硬化後は、
カーボンヒーターによる焼付処理を実施。

・被膜全体を均一に加温
・硬化を確実に進行させる

ことを目的としています。

焼付処理後は、
ブース内を 30℃・12時間 を目標にエージング。

寒冷地である札幌・北海道では、
この工程は特別なものではなく、
安定した仕上がりを得るための基本施工
と考えています。

ガラスコーティングは、
塗布後の硬化環境によって、

・被膜密度
・定着力
・耐久性

が大きく左右されます。

同じ製品名でも性能差が出る理由の多くは、
この硬化工程の有無や精度によるものです。

北海道施工のポイント(冬季は必読)

北海道の冬は、通常のガラスコーティング施工方法では 完全硬化しません
当店では、以下を徹底することで “真冬でも完全硬化” を実現しています。

① 温度管理:常に適正なパネル温度を維持

・温水洗浄で塗装温度を安定
・施工ブース内の温度管理
16℃以下では硬化不良が起きるため徹底管理

気温がマイナスでも、適切な温度帯を維持できる環境で施工しています。

② 焼付処理+エージング

・カーボンヒーターによる焼付
30℃で12時間のエージング
→ コーティングの結合を安定化し、冬でも「完全硬化」

北海道の冬では避けられない湿度変化にも対応可能です。

③ 油分管理の徹底

・油分の多いコンパウンドは不使用
・親水系コーティングは特に油分が仕上がりに影響
・“撥水で誤魔化す施工”は行わない

研磨の段階から仕上げまで、すべて最適化して組み立てています。安定させ、美しい艶と防汚性能を最大限に引き出します。
寒い時期は特に、温度や湿度の管理を怠ると、せっかくのガラスコーティングでも十分な性能を発揮できません。

店長

室温はもちろん、もっと大切なのがパネル温度です。

冬の間は室温を高めてもパネル温度は外気温のままというのでは、コーティング施工不良の原因になります。


コーティング施工における注意喚起

施工における温度管理の重要性について

当店では、各種コーティング施工時にパネル温度を常温に保った状態で作業を行っています。

実はこの「常温の確保」という工程が、特に冬季において非常に難しく、適切に管理されていないケースが多いのが現状です。

施工後はカーボンヒーターによる焼き付け処理を実施し、さらに施工後の環境温度を常温で8時間以上維持することで、厳冬期でも十分な硬化を促し、安心してご納車できる状態を確保しています。

一方で、このような温度管理を行わない場合、一般的なガラスコーティングやセラミックコーティングは夏場でも完全硬化に2〜3週間を要します。
冬季では硬化がほとんど進まず、施工不良につながるリスクが非常に高まります。

しかし、多くの施工店では温度管理を軽視し、「冬でも施工可能」と案内していることがありますが、実際には「塗ること」と「硬化させること」は全く別の話です。

コーティングは「塗れば完成」ではなく、適切な環境で「確実に硬化させる」ことで初めて、その性能を発揮します。

そのため、
「コーティングの施工は冬でも可能ですが、硬化は別問題である」
という点をご理解いただくことが、正しいメンテナンスと品質保持の第一歩となります。

業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

硬化型コーティングの「硬化」とは?

一般的に「硬化型コーティング」と呼ばれるものは、キーパーコーティングなどの乳化型ポリマー系コーティングとは異なり、「時間の経過とともに硬化(化学反応)して皮膜を形成するタイプ」を指します。

ただし、ここで言う「硬化」とは、あくまでも常温環境下で自然に定着・反応していくという意味です。完全な性能を引き出すためには、温度管理や加熱処理などの外的要素によるサポートが重要となります。


https://pro-sapporo.com/blog/2023/10/hardening

さらに詳しく「カーボンヒーターの熱入れについて」

同じ名称のコーティング材でも、施工時の温度、湿度、熱の加え方によって、その性能を120%まで引き出すことが可能です。

これは、**「何を求めているのか」「どのような考えで施工に臨んでいるのか」**という、施工店の姿勢によって大きな差が生まれることを意味します。

カービューティープロ札幌ドーム前では、常に「なぜこの施工を行うのか」という“理由”を大切にしています。
ただ作業をこなすのではなく、一つ一つの工程に意味と目的を持たせ、最良の結果を追求しています。

店長

北海道のような寒冷地では、カーボンヒーターによる熱入れは欠かせない工程です。
適切な温度管理によって、コーティング性能を最大限に引き出します。
私たちは「なぜ行うのか」を常に考え、確かな結果を追求しています。

業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

お盆を過ぎると気温は一気に低下し、常温ではガラスコーティングやセラミックコーティングの硬化が不十分になります。
(※通常、完全硬化には常温で2~3週間必要)
そのため、「水を弾けばガラスコーティング」という誤った認識が広がってしまうのです。

本来の性能を引き出すには、適切な温度管理と確かな施工知識が不可欠です。

YCCS認定「 inagaki」

油分があれば、水は簡単に弾きます。
それだけで「コーティングされた」と思い込むのは危険です。

本物のコーティング施工には、温度管理の徹底とカーボンヒーターの使用が重要です。
施工前には、それらが行われているか必ず確認しましょう。

ポイント

各コーティングメーカーは、施工のハードルを下げるために「熱入れ不要」「冬用対応」などの簡易型コーティング材を開発しています。
しかしこれは、販路拡大を目的とした戦略であり、必ずしも低温施工に適しているという意味ではありません

※実際に、メーカー担当者からは「ヒーターなど設備が必要だと使ってもらえないから」といった本音も聞かれます。

また、多くの製品は東南アジアなどの高温多湿地域で開発されており、氷点下での施工についてはマニュアルにも記載がほとんどありません。
(※例外として、セラミックプロはロシア、グロスコートは-40℃のモンゴルで開発)

本気で仕上がりと耐久性を追求するカーディテイリング業者であれば、メーカーの「売り文句」をそのまま鵜呑みにすることはありません。

メーカーが「不要」と言っても、温度管理と熱入れは施工品質を守るために“必要”なのです。
「やらなくていい理由」ではなく、「やる理由」を考える——それがプロの姿勢です。

温湿度管理のできる間仕切り施工は品質の基本

当店では、1台ごとに間仕切りを設置して施工しています。


これにより、コンパウンド粉の飛散を防ぎ、温度・湿度管理を最適化
実はこの環境づくりが、高品質なコーティングには欠かせない重要ポイントなんです。

コーティングを依頼する際は、施工環境もぜひチェックしてみてください。

この様に区分けする事で温度管理、コンパウンドの飛散を防ぐことが出来ます。

ディティル洗浄

経年車の場合はいろいろな部分に汚れが固着しております。
代表的な部分をご紹介

↓↓↓↓↓↓↓

非常に大切なマスキング処理

しっかりとマスキングを行い、弱い部分を丁寧に保護します。
特にヘッドライトは非常に重要な箇所です。

マスキング(養生の考え方)

マスキングは単なる作業工程ではなく、真摯な仕事への誓いであり、お客様への最大の敬意の表れです。
もしマスキングが雑であれば、それは施工者の配慮不足であり、結果として絶対に良い仕上がりにはなりません。
細部にまでこだわることで、初めて最高品質の施工が実現します。

ヘッドライトのしっかりとした養生は必須です。

コーティング施工時、ボンネットやバンパーの処理中に誤ってヘッドライトのハードコートを磨いてしまわないよう、しっかり保護する必要があります。

養生を怠ると、施工直後は問題なく見えても、ヘッドライトの劣化が早まる原因となります。

ヘッドライトはプロテクションフィルムを施工されておりますので、フィルムを傷めないように保護

ヘッドライトリペアを行う中で強く感じるのは、過去に他店で研磨された車ほど痛みが激しいという点です。
多くの場合、コーティング施工時にマスキングを怠り、ヘッドライトにバフが直接接触してハードコートを傷つけてしまったことが原因です。

その結果、年数が経つにつれて不自然な劣化や傷み方が現れると確信しています。
もしヘッドライトの不具合が気になったら、ぜひ過去の施工状況を思い出してみてください。

ワイパー部分の保護

新聞紙での保護は基本的にNGです。
確かに最低限の保護にはなりますが、新聞紙のエッジ部分が塗装面に傷をつける恐れがあります。

特にワイパー周りの保護は確実に行うべき常識ですが、この部分に新聞紙を使うのも避けるべきです。
腕の良い板金修理工場の職人は、新聞紙ではなく専用の素材や方法でしっかり保護しています。

コスト面で新聞紙を使うケースもありますが、大切なお車を守るためには過剰なほどの保護を施しても一切問題はありません。

たったこれだけの情報ですが、大切なお車をお預かりする上で、目先の作業だけを目的としているのか、数年先の劣化まで見据えているのかがよく分かる内容だと思います。

その意味では、プロテクションフィルムやヘッドライトリペアを扱うお店の方が、より深く意味を理解し、慎重に作業を行っていることが多いと感じます。

PRO ohmiya

元々は私も皆さんと同じように、コーティング店を利用する立場でした。
しかし、盗難に遭いやすい車種の入庫情報が勝手に公開されたり、隙間にコンパウンドがべったり付いていたり(今思えばマスキングが不十分だったのだと分かります)、車内にはタバコ臭が残っていたりと、嫌な思いをした経験があります。

車の作業は目に見えないことも多いですが、なるべく画像を公開し、私が感じたことや考えたことをお客様目線で発信するように心がけています。

業界歴20年以上「TANAKA」

コーティング業や中古車の納車仕上げなど、さまざまな業者で働いてきましたが、慣れてくるとマスキングを手抜きする業者が非常に多いと感じます。
角の色が抜けたり、樹脂パーツが傷ついたり、磨くための必然性を理解していないと、端の部分が雑に貼られ、仕上がりが散々なこともよく見かけました。

しっかりマスキングを行うと時間がかかるため、上司から注意される職場も正直ありました。
しかし、カービューティープロ札幌ドーム前ではマスキングをきちんと行うことが徹底されており(さもないと怒られます)、キワまで安全に攻めた施工が可能です。

inagaki

YCCS担当のイナガキと申します。
前職では神戸の海運会社のコーティング施工部門にて勤務し、ヤナセ世田谷などで現場リーダーを務めておりました。
特に硬い塗装のメルセデスの施工はお手の物で、豊富な経験台数には自信があります。

マスキングは当然の基本作業として、しっかりと保護を行い、大切な愛車を丁寧にお守りいたします。

マスキングについての確認

マスキングは手間も時間もかかる重要な作業です。
そのため、マスキングをしないコーティングショップは、マスキングを施工した車の画像をブログに掲載することがほぼありません。

当店のやり方を真似する業者も多く見受けられますが、それ自体は良いことです。
しかし、要点を押さえない雑なマスキングや、汚すぎる貼り方は、マスキングの意味を理解せずに形だけ真似ている証拠と判断できます。

また、施工写真があまりに簡素すぎたり、ヘッドライトの保護を無視している場合もありますので、しっかりと確認することが大切です。

最近、この研磨作業であまり磨けない機材を使い、時間をかけて作業するケースが増えています。
磨けない機材なので時間がかかるのは当然ですが、なぜそうするのでしょうか?

弱い機械は危険が少ないため使われますが、塗装面の意匠向上にはつながりません。
多くの場合、時間をかけて油分の多いコンパウンドで塗装の傷を埋めるだけの手法となっています。

これは一つの方法としてケースバイケースであり得ますが、それだけでは技術とは言えません。
この点を勘違いしている方が非常に多いのです。

PRO ohmiya

研磨にはさまざまな考え方があります。
中には傷を埋めるコンパウンドや、傷を埋めるコーティングを行う場合もあるため注意が必要です。

もちろん、お客様のご希望があれば対応しますが、これは技術力の差ではなく、考え方の違いだと理解してください。

【照明】六角形型LEDライトについて

最近よく見かけるヘキサゴンライト(六角形型)ですが、研磨作業には適していませんので注意が必要です。

このライトは照射ムラが出やすく、塗装面の細かな凹凸や傷を正確に確認しづらいため、研磨の品質に影響を与える可能性があります。

画像クリックで販売サイトへリンクしております。

このヘキサゴンライトの良さは、ムラなく明るい照明である点です。
しかし、カーディテイリング業界においては、カーラッピングやプロテクションフィルムの施工には適していますが、研磨やコーティング作業には不向きです。

理由は、通常の蛍光灯と同様に塗装面の細かな凹凸が見えにくいためで、研磨の精度を落とす可能性があります。
特に研磨技術が未熟な場合や塗装面の理解が浅い業者での導入例が多いため、しっかりした研磨を求める場合は避けるべき照明と言えます。

また、同じく6000ケルビン付近の白色照明は「白の洪水」となり、研磨には適しません。
※逆に、カーショップなどで傷を見せたくない場合には有効です。

依頼時には何を求めるかはお客様の自由ですが、しっかりとした研磨やコーティングを望むなら、塗装面のコントラストがはっきり見える照明を使用しているかを確認することが重要です。

油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドで研磨は致しません。

※油分の特徴

1,ヌルテカ感が出ます。力率の弱い照明で撮影すると傷が隠れて見え、見た目はキレイに見えますが、実際はキズを埋めているだけです。(磨く事を削ると言うケースの使用が目立つ)

2,油分があると水を弾いてしまい、脱脂不良を引き起こします。
そのため、低撥水・親水タイプのコーティングを施しても、結果的に撥水になってしまいます。

ですので、撥水タイプしかラインナップがない場合は、油分の多いコンパウンドを使わざるを得ないのが現状です。
しかし油分が多いとコーティングの定着は悪くなり、これはまるでWAXと同じ状態です。

ヌルテカの正体

撥水タイプのコーティングでよくあるのは、油分やポリエステル樹脂入りコンパウンドで傷を隠す方法です。光沢は一時的に良く見えますが、脱脂が不完全なため定着が弱く、紫外線の影響でコーティングの耐久性が低下します。

油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドを使わない事で真の光沢を演出できます。

ポイント

近年の塗装は以前より研磨が難しく、癖も多くなっています。
6~7年前から登場したルペスなどの高トルク型ダブルアクションポリッシャーにより研磨はしやすくなりましたが、シングルポリッシャーで仕上げた肌とは光沢に明らかな差があります。

とはいえ、研磨レベルはお客様のご希望や予算に合わせて決めるべきで、磨くことだけが全てではありません。

現在は人材不足もあり、高トルク型の機械が普及したことで、十分に研磨技術を習得できていない職人も増えています。
カービューティープロでも数年前からシングルアクションの指導は控えられており、そのためシングルアクションの仕上がりを知らない職人も多く、結果として仕上がりのイメージが下がる傾向があります。

2024年現在、2016年以降に業界参入した場合は特にこの状況に当てはまる可能性が高いです。

高トルク型は研磨の一手法であり、全てではないことを理解することが大切です。

コーティング

コーティングはお客様が望まなければ、新車で状態が良い場合は研磨無しで承る事も可能です。また部分的にテコ入れが必要な場合は安価にて対応可能です.

また経年車でも機能(塗装面の保護)のみを求める方にはリーズナブルにご提供できます。

撥水・艶・耐擦り傷・防汚性能のスタンダードタイプ「PCX-S8」

PCX-S8の主成分は100%高純度シリコーンで、ケイ素(Si)と酸素(O)からなるシロキサン結合が骨格を形成しています。
この骨格に側鎖としてメチル基が付いており、強固な結合を持ちながらも柔軟性があるのが特徴です。

この柔軟な被膜は厚く形成でき、美しい艶と優れた耐擦り傷性を発揮します。
また、メチル基は凝集力が低く、水(表面張力が強い)とはなじみにくいため、水を弾く強い撥水性を実現しています。

さらに、3次元の緻密な架橋構造により高い耐候性を持ち、長期間にわたり大切な車を保護します。

パネル温度は脱脂時に常温に設定

真冬に場合は、暖房機器があってもパネル温度は簡単に上がるものではありません。

またコーティング剤は塗ればよいというものではありません。

コーティング剤はただ塗れば良いものではありません。
適正な量を均一かつ平滑に塗布し、余剰成分はしっかり拭き取ることが重要です。

よく「たっぷり塗る」と言われますが、過剰に塗るとムラができ、作業時間が長くなり、ヘアラインスクラッチの原因にもなります(ポリシラザンを除く)。

何事も適量こそが最適です。

理想的な施工状況

このような画像で塗筋が乱雑に見える場合は、いわゆる塗ればよい的な感覚!均一さに欠けますので特殊光源で一目瞭然!あまり芳しくはありません。

【コーティング施工時の注意点】素手で作業を行っていないか?

コーティングには油分が大敵です!せっかく脱脂を行ったのに素手では本末転倒です。

※画像はイメージです。


業界歴20年以上「TANAKA」

札幌では最近、「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」セラミックプロ9Hの偽物が出回っています。
インターネットで誰でも買える製品やソフト99のG-ZOXに似た名称を使い、公的試験データを盗用して悪質に販売されています。

コーティングは信頼できる正規品を扱う専門店に依頼しましょう。

「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」怪しいコーティングが蔓延しております。
詳しくは下記をご覧ください。
コーティングは信頼性のあるものを依頼しましょう。

当店のポリシーとして、出所が明確なコーティング剤のみを使用しております。
食品であれば産地や消費期限が明示されるのが当然ですが、コーティング剤には明確な基準がありません。
だからこそ、安心してお任せいただける製品を選ぶことが重要だと考えています。

inagaki

【コーティング剤について】オリジナルと称してアマゾン等の通信販売で一般向けに販売されているコーティング剤を業務用と偽り施工されているケースが見受けられます。コーティング名称は必ず検索で調べる事をお勧めします。

「オリジナルコーティング」「自社認定」「マイスター」などの文言は、ほとんどの場合、販売者や施工者が自分で名乗っているだけで、第三者の認定や技術・液剤の裏付けはありません。信頼できる証明がないかどうか、しっかり確認することが大切です。

施工にあたり環境が大事です。

店舗前および作業場の床が土及び砂利、シャッター開けっ放し、屋外での作業は論外です。

下記の様な場所はコーティング、クリーニング施工には不向きです。

詳しくは当店のこだわりもご覧ください

施工環境について

🧊 温度管理と焼付エージング処理(30℃ × 12時間)

北海道のように気温変化が大きい環境では、塗布温度と硬化温度の管理が品質を大きく左右します。
当店では、以下のような温度管理体制を採用しています。

  1. 塗布前:パネル温度を25〜30℃に安定化
  2. 塗布中:湿度・表面温度をモニタリングし、ムラや白濁を防止
  3. 塗布後:カーボンヒーターによる焼付処理を実施
  4. 焼付後:30℃前後で約12時間を目標にエージング処理を実施

この工程により、被膜内部の溶剤を安定的に揮発させ、分子結合の密度を高めた高硬度被膜が形成されます。
結果として、

  • 深みのある光沢
  • 水滴・汚れの付着を抑制する滑水性
  • 北海道の厳しい環境下でも長期にわたる保護性能

を実現しました。

北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。

厳冬期及び気温16度以下における札幌市でのコーティング作業では必須の工程です。塗装もコーティングも「どれぐらいの熱を吸収させ、冷やすことが大切で硬度が増します。またコーティング表面に固着する汚れ(スケール 白い膜状の汚れ)が少なくなります。


※この様なヒーターをコーティング施工時に使っているか?

残念ですが北海道では使われている施工店は少なすぎる‥

画像の様にカーボンヒーターによる熱入れは気温の低い北海道では当たり前の作業工程と考えます。いや出来ればコーティング施工時はどこの地域でも必ず行って欲しい作業です。実際にコーティング施工して塗っておしまい?いや心があれば疑問を抱き、施工したコーティングを良い状態で完成したいと考えるはずです。

この焼付処理は強制乾燥や加熱浸透法など様々な言われ方があります。基本的に同じ作業に見えますが、教える立場から言うと理解できない方にはリスクの少ない方法を(温めるだけ)となります。



行わない理由ではなく行う理由を考えます。

寒い北海道のコーティング作業では、この処理方法を行っているか否かが非常に大切です。

コーティングは寒くても出来ます。
照明が無くても磨けます。
ヒーターが無くても出来ます。

間仕切りが無くても施工可能です。

しかし、定着や硬化、仕上がりを考えると全ての作業には必然性があるのです。

そこが簡易施工店なのか専門的ショップショップなのかの目安になります。

専門と言われていても、この機材が無い場合もありますし、熱入れを入れますと言っても実際には行っていない、また関東有名ショップの画像を盗用し、無いにもかかわらず有ると公表している悪徳業者も札幌市清田区に存在しますのでコーティング施工の際は照明・設備がホームページと乖離があるかの確認が求められます。

焼付処理を行う事でガラス被膜が硬化して、ラップで包んだような光沢に変化します。

冬期施工では、外気温が0℃を下回ることも多いため、カーボンヒーターによる温度安定化と温水洗浄を併用。
この「北海道仕様の温度管理施工」により、気温・湿度に左右されない安定した品質を一年を通して維持しています。

カービューティープロ札幌ドーム前と通常のカービューティープロ施工店の違い

「カービューティープロ」って名前を使うには、まず「カービューティープロ スクール」を卒業しなければなりません。卒業しないと名前も使えないし、アメリカのBAF社の液剤も使えません。

営業スタイルは、それぞれのお店が自由にやっていて、中古車屋さんや板金屋さんと一緒にやってる専門店もあれば、単独でやってるお店もあります。フランチャイズみたいに厳しく縛られてるわけではありません。

スクールを卒業すれば、好きなようにお店を展開できるのがいいところです。全国にお店があるから統一されてるように見えますが、実際はお店ごとに考え方ややり方が違うことも多いです。

全体的に見ると、カービューティープロは「磨き屋さん」です。


磨き屋さんとは

磨きの技術には特化していますが、施工時の温度管理や焼付け処理など、コーティングの性能を最大限に引き出すための工程はあまり実施されていないケースが多いです。

カービューティープロ札幌ドーム前としてはカービューティープロライセンス以外にセラミックプロ9H認定施工店の認定資格があります。

その「セラミックプロ9H認定施工店」とは

日本総代理店のカーメイクアートプロの認定施工店でなければ取り扱う事の出来ないコーティングですが、特に北海道では施工店会副会長「車の119番様」が認定しなければ取り扱いが出来ませんのでさらにハードルが高くなります。

認定施工店の基準
①コーティング施工ブースを完備していること(隔離された環境)
②遠赤外線乾燥機を導入している
③信頼があるコーティングプロショップであること

最低この3つをクリアしていなければセラミックプロ9Hを取り扱うことは出来ません。

カービューティープロでは下記の店舗が認定施工店になります

カービューティーIIC 千葉県市川市

他にもコーティングに特化した店舗はありますが、ここでは割愛致します。

上記の通りコーティングをより定着する、より効果を出す事を考えると適正な環境、設備が必要です。

コーティング施工環境について詳しく


厳冬期におけるコーティング施工の注意事項から抜粋しますが

施工する環境

作業ブースが16度以上

塗装面温度が20度以上

湿度(結露)対策

ジェットヒーターは使わない

ダルマストーブもNG

深夜の温度管理の徹底

カーボンヒーター及び短・中・長波 遠赤外線ヒーターによる焼付処理

※甘焼きは初期不良を招きます。

これをしっかり行う事が大切です。

またカーボンヒーターには様々な形がありますが、高性能な物は形が変わったり、タイマーがあったりと板金塗装業の方が温めるのには最適です。しっかり熱入れする場合はシンプルイズベストが求められます。

エージング

コーティングは塗っておしまいではありません。

(熟成時間(深夜))もエアコンにて温度管理します。

一定のエージングを行い出庫しました。

間仕切り


施工時は画像の様に1台毎に間仕切を使う事でコンパウンド等の粉の被害や温度湿度管理を適正にします。じつはこれ非常に大切な施工環境になりますので要チェックですよ。

例えばですが、他のお車の入出庫があった場合は室温は当然ながら下がりますよね。

温まるまで待てますか?普通は待てないんですよ。

※寒い時の屋外でのエージング、またはシャッター明けっぱなしは本来の目的を果たしてはおりません。熟成時間(深夜)もエアコンにて温度管理します。早朝から暖房を入れるようであればエージングが遅れますし、何より納期が遅くなります。

30℃ 12時間を目標にエージング処理

では完成画像をご覧ください。

Information

研磨作業を行う際には、塗装面の状態を正確に確認するための光源がとても重要です。そのため、写真では赤みが強く出ていることがありますが、これは色温度を調整して、より塗装の凹凸や傷を見えやすくしているためです。
実際、照明にはさまざまな色温度が必要で、すべて白色光の照明で統一してしまうと、写真は確かにキレイに写るのですが、研磨作業としては不十分になることがあります。いわば、白色光だけで照らされた環境は「ホワイトの洪水」のような状態で、霧の中でハイビームを使っているのと同じで、細かな凹凸が見えにくくなるのです。
つまり、重視すべきは「研磨精度」なのか「写真写り」なのか、ということです。コーティング施工を本気でお考えの方は、現場で使われている照明の“色温度”にも注目してみると良いかもしれません。


業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

外光を入れて、スマホで撮影すれば何も行わなくてもきれいに写真は取れます。写真(画像)は光によってシャッタースピード等が変わるから当然ですね。

カービューティープロ札幌ドーム前では、塗装面の状態を画像で見て頂くため、外光を入れないで撮影します。研磨の際には外光を遮るのに撮影の際は外光を入れる。これ、別の目的になってしまします。

コーティング施工を終えて

今回のお車は、年式や走行距離だけでは判断できない、これまでの使われ方や保管環境がボディ状態に素直に表れている一台でした。
細かな洗車キズや軽度のダメージも、決して扱いが悪かったわけではなく、日常的に使われてきた車だからこそ蓄積されたものだと感じます。

車は「新しい・古い」ではなく、どのように手を入れ、どのタイミングでリセットしてあげるかで、その後の状態が大きく変わります。
今回の施工は、外観を一時的にきれいに見せるためではなく、これから先も気持ちよく乗り続けられる状態に整えることを目的としています。

定期的な洗車や簡単なメンテナンスを続けることで、今回整えたコンディションは十分に維持できますし、
「まだこの車に乗りたい」「もう少し大切にしたい」と思えるきっかけになれば幸いです。

この一台が、今後もオーナー様のカーライフを支える存在として、長く活躍してくれることを願っています。

セキュリティーについて

Danger

当店のブログ(施工履歴)は、ブラックボックス化しがちな車業界の実情を少しでも透明化し、お客様との相互理解を深めるための記録として発信しています。
ただし、掲載している内容はリアルタイムではなく、実際の施工日から時間が経過している場合があります。あらかじめご了承いただけますと幸いです。

施工例

BMW施工例

スタンダードガラスコーティング(1層式)施工例

新車施工例
経年車施工例
カラー別施工例

コーティング手直しの目立ったお車の例です。

その為の救済制度「乗り換え割」もありますので、ご活用いただければ幸いです。

塗装面を保護するのがコーティング

環境においての水の流れを決めるのが機能性(撥水・低撥水・滑水・疎水・親水等)です。

「洗車が楽になる=撥水」ではない、という考え方

「コーティングをすれば洗車が楽になりますよ」とよく言われますが、実際にはその“楽さ”の中身や前提条件をきちんと理解することが重要です。

たしかに、撥水性のコーティングは水が玉のように転がり落ちるため、見た目に気持ちよく、洗車時の水切れも良く感じられます。

しかし一方で、その水の玉が乾いたあとに“輪ジミ(水ジミ・イオンデポジット)”となりやすいというデメリットも持ち合わせています。

特に北海道のように降水後の気温変化が大きく、日差しも強い環境では、撥水が裏目に出て雨染み・白濁汚れの原因になるケースが非常に多いのが実情です。

🚿「あまり洗車ができない」方に撥水タイプは本当に向いているか?

撥水タイプのコーティングは「洗車好き」「こまめに洗車する方」には相性が良い資材ですが、
洗車頻度が少ない方・青空駐車の方・忙しくて手入れの時間が取りにくい方には必ずしも最適とは言えません

このような場合、低撥水や親水系のコーティングを選ぶことで、水ジミリスクを大幅に軽減し、結果として“美しさを長持ちさせる”という意味で楽になります。

コーティングは水が弾くと言う考え方は過去の話。詳しくは下記の記事をご参照して頂ければと思います。

当店では、撥水だからダメ、親水だから良いと言う訳ではなく、使用環境においてベストと思われる水流れ(コーティングの機能層)をお勧めしております。


撥水タイプ

良く洗車をされる方向けで洗車の際の水分拭き取りが楽になります。しかしデメリットとして水滴の流れが速すぎるため汚れが残りウオータースポットの懸念があります。

また撥水タイプの取り扱いが無い場合は、油分の多いコンパウンドの使用等、本来はコーティングの定着に阻害するものの使用が多く、定着の悪さを撥水用メンテナンス剤の使用でごまかすケースが多いです。

撥水は個人的に大好きですが基本的にマメに洗車できる方向けと考えると、どうしても忙しい場合は接触角の鈍化、排水性の良いコーティングの施工によりウォータースポットの低減、セルフクリーニング効果により汚れが目立ちにくいタイプがお勧めです。

低撥水タイプ

筋状に水滴が纏まり汚れも一緒に動くのでセルフクリーニング効果に優れ、洗車サイクルを遅くする事がメリットです。と言っても洗車は重要です。

デメリットは水玉コロコロがないのでコーティング掛けた感が少ないのですが、近年お客様の目が肥え、撥水目的のお客様が少なくなって来ているので特に問題が無いかと。

撥水はガラスコーティングじゃなくても作れますしね。


当店の代車はコーティング業でありながら年間に1回洗えるか否かですが、低撥水性ガラスコーティングのおかげで淡色車と言う事もありますが汚れがあま
り目立ちません。責任を持つ立場になればなるほど自身でのお手入れには限界があるかと思います。


洗車頻度 月1回~の方は低撥水をお勧めします。

お手入れについて

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セラミックプロ 9H 認定施工店

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2026年 札幌モビリティーショー出品車 技術協力

2024年 札幌モビリティーショー出品車 施工技術協力

2019年 東京モーターショー出品車 施工技術協力

2018年 札幌モーターショー出品車 施工技術協力

2017年 東京モーターショー出品車 施工技術協力

2015年 東京モーターショー出品車 施工技術協力店

2014年 札幌モーターショー出品車 施工技術協力店

2013年 東京モーターショー出品車 施工技術協力店  

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