2025/6 レクサス・rx450h(グラファイトブラックガラスフ) PCX-S8ガラスコーティング撥水タイプ 石狩市よりご利用ありがとうございました。

お客様におかれましては、5台目のコーティングご利用誠にありがとうございました。
今回も、撥水性に優れたスタンダードガラスコーティング「PCX-S8(3年耐久)」をご提案させていただきました。
前回の仕上がりにご満足いただけたとのことで、再度ご依頼いただけたことを大変嬉しく思っております。
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ポイント
動画では研磨作業のために赤みの強い照明で撮影されていますが、これは塗装面の状態をしっかりと確認するために、色温度を調整しているからです。
照明にはさまざまな色温度が必要です。すべて白色光の照明で作業を行うと、撮影映像としてはきれいに見えますが、実際の研磨レベルとしては不十分と判断されることがあります。これは、いわば「ホワイトの洪水」、つまり「霧の中でハイビームを使っている」ような状態で、塗装面の微細な凹凸が見えなくなるためです。
そのため、求めるものが「正確な研磨作業」なのか、それとも「映像の美しさ」なのかによって、適した照明は異なります。コーティング施工を希望される場合は、使用している照明の色温度にも注目してみると良いでしょう。
施工内容
下地処理
新経年車:ライトポリッシュ(鏡面研磨)
ディテール洗浄:ライト(無料)
ボディコーティング
スタンダード撥水タイプ「PCX-S8(弾力性被膜)」

コーティングを施工する際には、そのラインナップに親水性があるかどうかが重要なポイントとなります。
もしラインナップがすべて撥水性のみで構成されている場合、研磨の段階で油分によるごまかしが行われている可能性があります。そして、撥水タイプのコーティングを施すことで、その油分の使用が分かりにくくなってしまうのです。
また、氷点下などコーティングが適切に硬化できない環境下で行われた自己満足的な施工では、「水を弾く=コーティング」と誤解してしまう方も少なくありません。こうした場合、親水性という概念自体が理解されていないことが多いです。
さらに、施工後に毎回のようにメンテナンス剤を使用し、撥水効果を持続させているケースも見受けられますが、これはコーティング自体の定着力が弱いことを示しているとも言えます。
そのため、本当に品質の高いコーティング施工を求めるのであれば、親水性の有無や製品特性をしっかり確認することをおすすめします。
注意喚起
温度を無視した施工では、コーティングは正しく定着しません。低温では硬化不良や結露による密着不良が、高温ではムラや拭き取り困難が起こります。適正な施工温度(一般的に20〜25℃)を守ることが、性能と耐久性を発揮するために不可欠です。
下記に2024年版をまとめました。

カーボンヒーターの熱入れについて
同じ名称のコーティング剤でも、施工時の温度・湿度・熱入れによって、性能を最大限(120%)に引き出すことが可能です。
何を重視するか、どこまでこだわるかはお店の考え方次第。
カービューティープロ札幌ドーム前では、「なぜその施工を行うのか」——その理由を常に考えています。


画像のようにカーボンヒーターによる熱入れは、気温の低い北海道においてはごく当たり前の施工工程だと考えています

ガラスコーティングやセラミックコーティングは、本来「常温環境」で2〜3週間かけてゆっくりと硬化するものです。そのため、適正な温度・湿度が確保されていない環境、つまり常温以外での施工は、硬化不良の大きな原因となります。
にもかかわらず、「水を弾けばガラスコーティング」といった表面的な効果だけを重視する誤った認識が広まり、あたかもそれが高品質な施工であるかのように誤解されているのが現状です。

本来のガラス・セラミックコーティングは、しっかりと硬化して初めて、耐久性・防汚性・艶などの性能を発揮します。
つまり、水弾きだけでは判断できないのです。
私たちカービューティープロ札幌ドーム前では、「硬化させる環境」を整えることこそが施工の質を左右する最重要ポイントだと考えています。
ポイント
多くのコーティングメーカーは「熱入れ不要」「冬対応」など、作業を簡略化した製品を展開していますが、これは販路拡大のための戦略であり、必ずしも低温施工に最適という意味ではありません。
実際、メーカー担当者からは「ヒーターが必要だと使ってもらえないから」という声も聞かれます。
さらに多くの製品は熱帯地域で開発されており、氷点下での施工はマニュアルでもほとんど触れられていません。
※セラミックプロはロシア、グロスコートは−40℃のモンゴル開発。
本当に品質を求める施工店は、メーカーの言葉をうのみにせず、温度管理と熱入れを徹底しています。
「やらなくていい」ではなく、「なぜやるのか」を考える――それが私たちの姿勢です。

このカーボンヒーターを使った施工を行っているコーティング店は、北海道内でも数店舗のみです。
また、カービューティープロの全国350店舗の中でも、当店だけが導入していると自負しております(認識違いがあればご了承ください)。
コーティングは「塗って終わり」では決してありません。
そう考えている専門店は、コーティングの本質を理解していない可能性があります。
特に撥水タイプのコーティングは、水を弾けばコーティングとみなされがちですが、硬化が不十分でも「コーティング」と称されることがあります。
水を弾くのは油分でも簡単にできますが、それは本当のコーティングではありません。
温湿度管理のできる間仕切りが必要
施工時は、1台ごとに間仕切りを設置し、コンパウンドなどの粉塵被害を防ぐとともに、温度・湿度管理を適切に行っています。
この環境管理は非常に重要なポイントですので、ぜひチェックしてみてください。
クォリティーの高い施工には1台ずつの間仕切りが必要

研磨作業においては、照明の質が非常に重要です。一般に「ブラックブース」と呼ばれる黒い壁面の施工環境は、光の反射を抑えることでホワイト系の研磨作業に適している場合があります。これは、白系塗装面に対して過度な反射を防ぎ、微細な曇りやスクラッチの見え方を向上させるためです。
しかしながら、光源自体の力率(演色性)が高ければ、壁面の色に依存せずに塗装面の細部までしっかり確認できます。
高演色の光源は自然光に近い色再現性を持ち、塗装面の凹凸や欠点を正確に把握できるため、必ずしもブラックブースが必要とは限りません。
むしろ、ブラックブースは光の吸収率が高いため、作業環境によっては視認性を低下させることもあり、逆に作業クオリティの低下を招く場合もあります。
したがって、研磨やコーティング施工においては、光源の質(力率や色温度)を重視し、最適な環境設計を行うことが重要です。
ガラスコーティングやセラミックコーティングは施工時のパネル温度が非常に重要
、
常温での施工を行わなければ意味がありません。

厳冬期や気温16度以下の札幌市でのコーティング作業では、熱入れは必須の工程です。
塗装面やコーティング剤に適切な熱を与え、冷却することで、硬度が向上し、耐久性が高まります。
さらに、コーティング表面に固着しやすいスケールや白い膜状の汚れも発生しにくくなり、仕上がりの美観維持にも効果的です。
冬期間及び低温施工を余儀なくされる北海道におけるコーティングの注意事項
下地処理
下地処理の洗浄には温水を使い、パネル温度を上げてからコーティング施工を行います。
この時期に冷水で洗浄することは、コーティングの定着を妨げるため絶対に避けるべきです。

洗うことはできるし、施工もできる。
しかし、硬化はできません。。
洗浄はアルカリ・酸・中性・特殊洗浄剤などを使い4回ほど行います。
非常に大切なマスキング処理
しっかりとマスキングを行い、弱い部分を丁寧に保護します。
特にヘッドライトは非常に重要な箇所です。

マスキング(養生の考え方)
マスキングは単なる作業工程ではなく、真摯な仕事への誓いであり、お客様への最大の敬意の表れです。
もしマスキングが雑であれば、それは施工者の配慮不足であり、結果として絶対に良い仕上がりにはなりません。
細部にまでこだわることで、初めて最高品質の施工が実現します。
ヘッドライトのしっかりとした養生は必須です。
コーティング施工時、ボンネットやバンパーの処理中に誤ってヘッドライトのハードコートを磨いてしまわないよう、しっかり保護する必要があります。
養生を怠ると、施工直後は問題なく見えても、ヘッドライトの劣化が早まる原因となります。
ヘッドライトリペアを行う中で強く感じるのは、過去に他店で研磨された車ほど痛みが激しいという点です。
多くの場合、コーティング施工時にマスキングを怠り、ヘッドライトにバフが直接接触してハードコートを傷つけてしまったことが原因です。
その結果、年数が経つにつれて不自然な劣化や傷み方が現れると確信しています。
もしヘッドライトの不具合が気になったら、ぜひ過去の施工状況を思い出してみてください。
ワイパー部分の保護

新聞紙での保護は基本的にNGです。
確かに最低限の保護にはなりますが、新聞紙のエッジ部分が塗装面に傷をつける恐れがあります。
特にワイパー周りの保護は確実に行うべき常識ですが、この部分に新聞紙を使うのも避けるべきです。
腕の良い板金修理工場の職人は、新聞紙ではなく専用の素材や方法でしっかり保護しています。
コスト面で新聞紙を使うケースもありますが、大切なお車を守るためには過剰なほどの保護を施しても一切問題はありません。

たったこれだけの情報ですが、大切なお車をお預かりする上で、目先の作業だけを目的としているのか、数年先の劣化まで見据えているのかがよく分かる内容だと思います。
その意味では、プロテクションフィルムやヘッドライトリペアを扱うお店の方が、より深く意味を理解し、慎重に作業を行っていることが多いと感じます。

元々は私も皆さんと同じように、コーティング店を利用する立場でした。
しかし、盗難に遭いやすい車種の入庫情報が勝手に公開されたり、隙間にコンパウンドがべったり付いていたり(今思えばマスキングが不十分だったのだと分かります)、車内にはタバコ臭が残っていたりと、嫌な思いをした経験があります。
車の作業は目に見えないことも多いですが、なるべく画像を公開し、私が感じたことや考えたことをお客様目線で発信するように心がけています。

コーティング業や中古車の納車仕上げなど、さまざまな業者で働いてきましたが、慣れてくるとマスキングを手抜きする業者が非常に多いと感じます。
角の色が抜けたり、樹脂パーツが傷ついたり、磨くための必然性を理解していないと、端の部分が雑に貼られ、仕上がりが散々なこともよく見かけました。
しっかりマスキングを行うと時間がかかるため、上司から注意される職場も正直ありました。
しかし、カービューティープロ札幌ドーム前ではマスキングをきちんと行うことが徹底されており(さもないと怒られます)、キワまで安全に攻めた施工が可能です。

YCCS担当のイナガキと申します。
前職では神戸の海運会社のコーティング施工部門にて勤務し、ヤナセ世田谷などで現場リーダーを務めておりました。
特に硬い塗装のメルセデスの施工はお手の物で、豊富な経験台数には自信があります。
マスキングは当然の基本作業として、しっかりと保護を行い、大切な愛車を丁寧にお守りいたします。
マスキングについての確認
マスキングは手間も時間もかかる重要な作業です。
そのため、マスキングをしないコーティングショップは、マスキングを施工した車の画像をブログに掲載することがほぼありません。
当店のやり方を真似する業者も多く見受けられますが、それ自体は良いことです。
しかし、要点を押さえない雑なマスキングや、汚すぎる貼り方は、マスキングの意味を理解せずに形だけ真似ている証拠と判断できます。
また、施工写真があまりに簡素すぎたり、ヘッドライトの保護を無視している場合もありますので、しっかりと確認することが大切です。
最近、この研磨作業であまり磨けない機材を使い、時間をかけて作業するケースが増えています。
磨けない機材なので時間がかかるのは当然ですが、なぜそうするのでしょうか?
弱い機械は危険が少ないため使われますが、塗装面の意匠向上にはつながりません。
多くの場合、時間をかけて油分の多いコンパウンドで塗装の傷を埋めるだけの手法となっています。
これは一つの方法としてケースバイケースであり得ますが、それだけでは技術とは言えません。
この点を勘違いしている方が非常に多いのです。

研磨にはさまざまな考え方があります。
中には傷を埋めるコンパウンドや、傷を埋めるコーティングを行う場合もあるため注意が必要です。
もちろん、お客様のご希望があれば対応しますが、これは技術力の差ではなく、考え方の違いだと理解してください。
【照明】六角形型LEDライトについて
最近よく見かけるヘキサゴンライト(六角形型)ですが、研磨作業には適していませんので注意が必要です。
このライトは照射ムラが出やすく、塗装面の細かな凹凸や傷を正確に確認しづらいため、研磨の品質に影響を与える可能性があります。
画像クリックで販売サイトへリンクしております。

このヘキサゴンライトの良さは、ムラなく明るい照明である点です。
しかし、カーディテイリング業界においては、カーラッピングやプロテクションフィルムの施工には適していますが、研磨やコーティング作業には不向きです。
理由は、通常の蛍光灯と同様に塗装面の細かな凹凸が見えにくいためで、研磨の精度を落とす可能性があります。
特に研磨技術が未熟な場合や塗装面の理解が浅い業者での導入例が多いため、しっかりした研磨を求める場合は避けるべき照明と言えます。
また、同じく6000ケルビン付近の白色照明は「白の洪水」となり、研磨には適しません。
※逆に、カーショップなどで傷を見せたくない場合には有効です。
依頼時には何を求めるかはお客様の自由ですが、しっかりとした研磨やコーティングを望むなら、塗装面のコントラストがはっきり見える照明を使用しているかを確認することが重要です。
油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドで研磨は致しません。
※油分の特徴
1,ヌルテカ感が出ます。力率の弱い照明で撮影すると傷が隠れて見え、見た目はキレイに見えますが、実際はキズを埋めているだけです。(磨く事を削ると言うケースの使用が目立つ)
2,油分があると水を弾いてしまい、脱脂不良を引き起こします。
そのため、低撥水・親水タイプのコーティングを施しても、結果的に撥水になってしまいます。
ですので、撥水タイプしかラインナップがない場合は、油分の多いコンパウンドを使わざるを得ないのが現状です。
しかし油分が多いとコーティングの定着は悪くなり、これはまるでWAXと同じ状態です。
ヌルテカの正体
撥水タイプのコーティングでよくあるのは、油分やポリエステル樹脂入りコンパウンドで傷を隠す方法です。光沢は一時的に良く見えますが、脱脂が不完全なため定着が弱く、紫外線の影響でコーティングの耐久性が低下します。
そのため、洗車のたびに撥水メンテナンス剤を使うよう勧められる場合は、このタイプのコーティングである可能性が高いと言えます。
油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドを使わない事で真の光沢を演出できます。

ポイント
近年の塗装は以前より研磨が難しく、癖も多くなっています。
6~7年前から登場したルペスなどの高トルク型ダブルアクションポリッシャーにより研磨はしやすくなりましたが、シングルポリッシャーで仕上げた肌とは光沢に明らかな差があります。
とはいえ、研磨レベルはお客様のご希望や予算に合わせて決めるべきで、磨くことだけが全てではありません。
現在は人材不足もあり、高トルク型の機械が普及したことで、十分に研磨技術を習得できていない職人も増えています。
カービューティープロでも数年前からシングルアクションの指導は控えられており、そのためシングルアクションの仕上がりを知らない職人も多く、結果として仕上がりのイメージが下がる傾向があります。
2024年現在、2016年以降に業界参入した場合は特にこの状況に当てはまる可能性が高いです。
高トルク型は研磨の一手法であり、全てではないことを理解することが大切です。
コーティング
コーティングはお客様が望まなければ、新車で状態が良い場合は研磨無しで承る事も可能です。また部分的にテコ入れが必要な場合は安価にて対応可能です.
また経年車でも機能(塗装面の保護)のみを求める方にはリーズナブルにご提供できます。
撥水・艶・耐擦り傷・防汚性能のスタンダードタイプ「PCX-S8」
PCX-S8の主成分は100%高純度シリコーンで、ケイ素(Si)と酸素(O)からなるシロキサン結合が骨格を形成しています。
この骨格に側鎖としてメチル基が付いており、強固な結合を持ちながらも柔軟性があるのが特徴です。
この柔軟な被膜は厚く形成でき、美しい艶と優れた耐擦り傷性を発揮します。
また、メチル基は凝集力が低く、水(表面張力が強い)とはなじみにくいため、水を弾く強い撥水性を実現しています。
さらに、3次元の緻密な架橋構造により高い耐候性を持ち、長期間にわたり大切な車を保護します。
コーティング剤は塗ればよいというものではありません。
コーティング剤はただ塗れば良いものではありません。
適正な量を均一かつ平滑に塗布し、余剰成分はしっかり拭き取ることが重要です。
よく「たっぷり塗る」と言われますが、過剰に塗るとムラができ、作業時間が長くなり、ヘアラインスクラッチの原因にもなります(ポリシラザンを除く)。
何事も適量こそが最適です。
理想的な施工状況

このような画像で塗筋が乱雑に見える場合は、いわゆる塗ればよい的な感覚!均一さに欠けますので特殊光源で一目瞭然!あまり芳しくはありません。
コーティングには油分が大敵です!せっかく脱脂を行ったのに素手では本末転倒です。
※画像はイメージです。


札幌では最近、「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」セラミックプロ9Hの偽物が出回っています。
インターネットで誰でも買える製品やソフト99のG-ZOXに似た名称を使い、公的試験データを盗用して悪質に販売されています。
コーティングは信頼できる正規品を扱う専門店に依頼しましょう。
「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」怪しいコーティングが蔓延しております。
詳しくは下記をご覧ください。
コーティングは信頼性のあるものを依頼しましょう。
当店のポリシーとして、出所が明確なコーティング剤のみを使用しております。
食品であれば産地や消費期限が明示されるのが当然ですが、コーティング剤には明確な基準がありません。
だからこそ、安心してお任せいただける製品を選ぶことが重要だと考えています。

【コーティング剤について】オリジナルと称してアマゾン等の通信販売で一般向けに販売されているコーティング剤を業務用と偽り施工されているケースが見受けられます。コーティング名称は必ず検索で調べる事をお勧めします。
「オリジナルコーティング」「自社認定」「マイスター」などの文言は、ほとんどの場合、販売者や施工者が自分で名乗っているだけで、第三者の認定や技術・液剤の裏付けはありません。信頼できる証明がないかどうか、しっかり確認することが大切です。
施工にあたり環境が大事です。
店舗前および作業場の床が土及び砂利、シャッター開けっ放し、屋外での作業は論外です。
下記の様な場所はコーティング、クリーニング施工には不向きです。

施工時の温度管理について
・上部は熱く、下部は寒いなど温度差がある場合、施工順序を変える必要があります。
・客観的に温度を把握することが大切。
・【注意】北海道では作業ブース内の温度は16度以上、パネル温度は約24度前後を必ず保って施工してください。
適切な温度管理が施工品質に直結しますので、特に寒冷地では徹底が必要です。
施工環境のポイント
甘焼き(不十分な焼付)は初期不良の原因となるので厳禁
作業ブース温度は16度以上を維持
塗装面温度は20度以上を確保
湿度・結露対策を徹底する
ジェットヒーター・ダルマストーブは使用禁止
深夜の温度管理を厳守する
焼付処理はカーボンヒーターや短・中・長波の遠赤外線ヒーターを使用
またカーボンヒーターには様々な形がありますが、高性能な物は形が変わったり、タイマーがあったりと板金塗装業の方が温めるのには最適です。しっかり熱入れする場合はシンプルイズベストが求められます。
カーボンヒーターによる焼付処理
北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。
北海道、特に札幌市の厳冬期や気温16度以下では、コーティングの焼付処理が必須です。
適切な熱を塗装・コーティング面に吸収させ、その後しっかり冷やすことで硬度が増します。
これにより、コーティング表面の白い膜状の汚れ(スケール)の付着を減らせます。
この工程は高品質な仕上がりに欠かせません。

※この様なヒーターをコーティング施工時に使っているか?
残念ですが北海道では使われている施工店は少なすぎる‥
カーボンヒーターによる熱入れは、北海道の低気温環境では標準的な施工工程です。
理想的には、どの地域でもコーティング施工時には必ず行ってほしい作業です。
ただ塗って終わりではなく、施工後の品質維持や仕上がりを大切に考えるなら、この工程を省くべきではありません。
コーティング施工で「行う理由」を考える

これらの「必然性」を理解し実践しているかどうかが、簡易施工店と専門店の大きな違いとなります。
寒い北海道でもコーティングは可能ですが、定着・硬化・仕上がりを良くするためには適切な処理が必要です。
照明がなくても磨ける、ヒーターや間仕切りがなくても施工はできるが、良質な仕上がりにはそれらの設備や工程が必須。
コーティング施工を依頼する際は、ホームページの照明や設備の情報と実際の状況に乖離がないか、よく確認することが重要です。
専門店とされていても、必要な機材が無かったり、熱入れを「すると言いながら実際は行っていないケースがあります。
関東の有名ショップの画像を無断使用し、設備があるかのように偽っている悪質業者も札幌市清田区に存在します。


カービューティープロ札幌ドーム前と通常のカービューティープロ施工店の違い
「カービューティープロ」って名前を使うには、まず「カービューティープロ スクール」を卒業しなければなりません。卒業しないと名前も使えないし、アメリカのBAF社の液剤も使えません。
営業スタイルは、それぞれのお店が自由にやっていて、中古車屋さんや板金屋さんと一緒にやってる専門店もあれば、単独でやってるお店もあります。フランチャイズみたいに厳しく縛られてるわけではありません。
スクールを卒業すれば、好きなようにお店を展開できるのがいいところです。全国にお店があるから統一されてるように見えますが、実際はお店ごとに考え方ややり方が違うことも多いです。
全体的に見ると、カービューティープロは「磨き屋さん」です。
磨き屋さんとは
磨きの技術には特化していますが、施工時の温度管理や焼付け処理など、コーティングの性能を最大限に引き出すための工程はあまり実施されていないケースが多いです。
カービューティープロ札幌ドーム前としてはカービューティープロライセンス以外にセラミックプロ9H認定施工店の認定資格があります。
その「セラミックプロ9H認定施工店」とは
日本総代理店のカーメイクアートプロの認定施工店でなければ取り扱う事の出来ないコーティングですが、特に北海道では施工店会副会長「車の119番様」が認定しなければ取り扱いが出来ませんのでさらにハードルが高くなります。
- 認定施工店の基準
- ①コーティング施工ブースを完備していること(隔離された環境)
②遠赤外線乾燥機を導入している
③信頼があるコーティングプロショップであること
最低この3つをクリアしていなければセラミックプロ9Hを取り扱うことは出来ません。
カービューティープロでは下記の店舗が認定施工店になります
他にもコーティングに特化した店舗はありますが、ここでは割愛致します。
上記の通りコーティングをより定着する、より効果を出す事を考えると適正な環境、設備が必要です。
施工する環境
作業ブースが16度以上
塗装面温度が20度以上
湿度(結露)対策
ジェットヒーターは使わない
ダルマストーブもNG
深夜の温度管理の徹底
カーボンヒーター及び短・中・長波 遠赤外線ヒーターによる焼付処理
※甘焼きは初期不良を招きます。
これをしっかり行う事が大切です。
またカーボンヒーターには様々な形がありますが、高性能な物は形が変わったり、タイマーがあったりと板金塗装業の方が温めるのには最適です。しっかり熱入れする場合はシンプルイズベストが求められます。
エージング (熟成時間(深夜))もエアコンにて温度管理します。
コーティングは塗っておしまいではありません。


では完成画像をご覧ください。
※スマホで撮るともっとキレイに撮れますが…
※外光を取り入れた撮影は、特に何もしなくてもキレイに見えます。
※しかし、屋内で外光を遮断して撮影することで、本来の光沢が正確に分かります。
研磨作業に必要な照明は、画像のように色温度が異なる光源をランダムに配置し、目標物に対して適切な角度で照射することが大切です。
また、単に明るいだけのLEDではなく、コントラストが出やすい力率の高い照明が必要です。
力が強い照明だと、画像のように光芒(光の筋)が映り込みます。
照明について

撮影時に外光を取り入れている場合、それは意図的に車を美しく見せるためであり、コーティング以上の光沢を演出したり、薄いキズを目立たなくする狙いがあります。
また、セキュリティ面でも、第三者に入庫中の車が見えてしまうのは盗難リスクを高めるため、非常に好ましくありません。












ご満足いただけましたら、お手数ですが評価をいただけますと大変ありがたく存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
お車はすでに出庫しております。詳細につきましては、こちらをご覧ください。
当店の考え方をご理解いただければ幸いです。
セキュリティーについて
ここで注釈となりますが、当店がブログ(施工履歴)を掲載しているのは、車業界のブラックボックス化を少しでも解消し、お客様との相互理解を深めるための取り組みです。
ただし、掲載している記事はリアルタイムの情報ではないことをご了承ください。
上記、セキュリティーについても記載しておりますが、入庫時のお車を特定させない考え方がある為です。
お手入れ
コーティングメンテナンスについて
春先に鉄粉が気になる場合は、鉄粉除去シャンプーの使用や、ディーラーや洗車店での鉄粉除去をおすすめします。コンパウンドを使わない限り、コーティング被膜には影響がありませんので、早めのケアが効果的です。
ご自身でできる範囲はぜひご自身で行っていただき、軽度の鉄粉除去であれば、現在は多くのディーラーでも対応しています。点検や車検の際に依頼すれば、時間の無駄もなく便利です。
施工例
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カービューティープロ 札幌ドーム前
〒 062-0051
札幌市豊平区月寒東1条17丁目4番29号