コーティングのトップコート及び多層式コーティングについて

一般的な多層コート

ベースコートにガラスコーティング、トップコートにシリコン系やポリマー系(中にはWAXと信じられない施工法)を使用されているものがほとんどです。これはガラスコーティングの弱い部分を補うためとしての工夫ですが、単純に2層と言っても何を使われているかで判断された方が良いと思います。

硬化するか硬化しないか?

見分け方は容器です。硬化する物はビン及び缶に入れられ空気や湿度に触れないように対策されております。

この容器がとても大切で、硬化しないものはプラスティック容器に入れられており、ケイ素など微細なガラス成分を入れられている事から「ガラスコーティング」を名乗るものも存在します。決して結晶化する事は無いでしょう。当然耐久力も落ちます。

 

硬化しないタイプのコーティング剤をテストで使います。

 

PRO ohmiya
イメージのため硬化しないポリマータイプのコーティング剤を、ウィンドウリペアで使用されるレジンを硬化させるための紫外線ライトを照射させてみました。紫外線がボトル内で散光され幻想的かつ美しく見えます♪

 

ガラス被膜(ベース層)を保護させたり水流れを調整するための物ですが何を使われているか注意が必要です。

トップコートについて

当店で使用するコーティングには種類によって様々なTOPコートがあります。


左から
PC-52A フッ素ポリマーコーティング
PCX-S7 オーバーコート(TOP)
PCX-V110 オーバーコート(TOP)

※プラスティックボトル入り=硬化しない。

 

目的はコーティング皮膜を守る犠牲皮膜です。

上記トップコートを必要とした場合、ベースとトップコートの2工程塗布では完全2層式ガラスコーティングとは表記しません。

紫外線にも耐えてくれますし良いことが沢山あります。

その場合はお客様に何故TOPコートが必要か、使った場合はどうなるかを説明させて頂いております。

多層コーティングについて

2層、3層、はたまた4層と多層コーティングはセラミックプロ9Hが日本で施工されるようになってから多くなってきました。

セラミックプロ9Hは素材が重ね塗りできるのですが、一般的なガラスコーティングは同素材のものを何度も塗っただけでは層になりません。

層にするための素材、またはバインダーが必要です。

 

良くある多層コーティングの場合

単なるコーティングの保護のためのトップコート

トップコートの保護のための更なるトップコート

 

重ね塗りではありますが多層ではありません。

 

—イメージ—

ポリマー(オーバーコート)

ポリマー(トップコート)

ガラス(ベースコート)

塗装面

 

または

 

WAX

ガラス

塗装面

 

さらに

 

有機質

有機質

無機質

塗装面

 

この様なイメージでしょうか。

 

コーティング被膜を守る為のトップコート、この場合はシミやウォータースポット、スケールが多く、ベースコートもしくは施工方法が北海道の気候(気温、湿度)に合ってない場合が多いので弱点を防ぐとも判断できます。

セラミックプロ9H(4層)の場合

 

トップコート(撥水の場合 セラミックプロライト(ナノセラミックコーティング))

セラミックプロ

セラミックプロ

セラミックプロ

セラミックプロ

塗装面

 

SPGコート(完全2層式ガラスコーティング)の場合

 

トップガラスコーティング(柔軟性 機能を決定)

ベースガラスコーティング(硬質 塗装面に対するアンカー的役割)

塗装面

 


撥水タイプを主にしたコーティングの場合は研磨の際に油分で埋めるケースが多く、光沢は一時的に良く見えますが、脱脂が完全に出来ないため定着が弱くコーティング自体が長持ちしません(当たり前ですね)。それを撥水させるメンテナンス剤でユーザーさんが毎回補うので、洗車の都度メンテナンス剤の使用を推奨される場合はこのタイプと言っても過言ではありません。コーティング=撥水(洗車しやすい)はこれから来てる物と思います。
親水タイプのガラスコーティングを取り扱う場合、上記の様な油分での研磨を使う事はご法度となります。

トップコートがWAXの場合

WAXの場合は親油性、つまり油汚れを引き寄せます。ガラスコーティングは基本的には有機汚れを防ぐ効果がありますが、そちらに有機汚れを引き寄せるWAXの使用は本末転倒です。

では、なぜWAXなのか?

硬化するのに時間がかかるために初期硬化不良の可能性が強い
遠赤外線ヒーターが無い為、硬化できないのでスケールの固着が目立つ
温度が低い状況での施工

湿度が高い状況での施工

そもそも北海道の気候に合っていない

と考えられます。

 

90年代はワックスの流行った時期ですのでご存じの方も多いかと思いますが、油分のため光沢が良く傷の隠ぺい効果もあります。

 

しかしワックス掛けの翌日ホコリまみれやちょっと走っただけでの汚れ方は親油性ならではです。

また、紫外線を吸収してしまう事により塗装面の痛みを促進させる場合もあります。

 

※洗車機で良くWAX洗車を行う車はヘッドライトに液体ワックスが付着し黄変・白濁の原因となります。これヘッドライトだけではなく塗装面も痛んでいるんです。日光浴の際にサンオイルを塗って肌を焼くのと同じ意味です。

 

そこでガラスコーティングが主流になりました。

 

メリット・デメリットはありますが主な事は耐久性と有機系の汚れを引き付けない事と思います。

 

 

WAXはあくまでも単体で使うものであり、メリットは手軽で光沢感がUPです。

 

コーティングとは概念が違いますので、違うものを一色単にするのはそもそもしっかりした理論が無いからと言っても過言でなく1+1=2にはなりません。

コーティング車両にWAXを掛けてもいいの?

 

若干ケイ素が入っているコーティング剤をガラスコーティングとして使われるケースも良くありますので、即日納車、温度管理(16度以上)が出来ない施工場所(屋外やシャッター開けっ放し)でガラスコーティングの名称を使わわれている場合は注意が必要です。

次にセラミックプロのTOPコートで使用されるセラミックプロライトをご覧ください。

 

瓶に入っております。

 

Ceramic Pro 9Hのトップコートとしても使用されていますCeramic Pro LIGHT(セラミックプロ・ライト)は、高い撥水性と高い光沢性を持つボディ用コーティングです。撥水性に優れ、ボディに汚れを寄せ付けにくくします。

 

セラミックプロ ライトは単体でも施工できるコーティングになります。

以下、メーカーからの抜粋

 

Ceramic Pro Light is a Nano-Ceramic Protective Paint Coating with durability of up to 24 months.

Ceramic Pro Light is a protective coating with a durability of up to 24 months that features a High Gloss finish, superior Super Hydrophobic Effect, Chemical Resistance, UV Resistance, Thermal Resistance and Anti-Grafitti.

Both the Super Hydrophobic and Anti-Grafiti effect combined mean the surface coated with Light will stay cleaner for longer as dirt and grime will not stick to the surface and the super hydrophobic effect of the coating will cause water to bead up and roll of the surface with any dirt and grime.

The unique formulation of Light enables it to be layered up to 2 times for even more gloss and protection, for best results Ceramic Pro Light can be applied over Ceramic Pro 9H to increase gloss and super hydrophobic effect.

 

翻訳すると

Ceramic Pro Lightは、最大24ヶ月の耐久性を備えたナノセラミック保護塗料です。

Ceramic Pro Lightは、24ヶ月までの耐久性を備えた保護コーティングで、高光沢仕上げ、優れた超疎水性効果、耐薬品性、耐UV性、耐熱性、耐グラビティ性を備えています。

 

スーパー疎水性とアンチグラファイト効果の両方を組み合わせることで、光でコーティングされた表面は汚れや汚れが表面に付着しないように長く清潔に保たれ、コーティングの超疎水性効果によって水が表面に浮かび上がります汚れや汚れがある。

 

光のユニークな定式化により、最大2倍の光沢と保護を得ることができます。

 

Ceramic Pro Lightは、Ceramic Pro 9Hよりも光沢と超疎水性を高めるために使用できます。

強さの順(一般的なコーティング)

 

ベースコート(ガラス 固まる)

トップコート(ポリマーまたはWAX 固まらない)

オーバーコート(ポリマーまたはWAX 固まらない)

 

※硬化するWAXなどの表記もありますので注意

 

2層または3層でも比較的安価となります。

目的はコーティング塗膜の保護、トップコートの保護

 

※不安定なベースコート・トップコートの場合の暫定的な処置

※単純に数か月間の撥水性目的

強さの順(SPGコート 完全2層式以上)

※3層式の場合はベースコートを2層

 

ベースコート(ガラス 固まる)塗装面とトップガラスコーティングのバインダーとしての役割

ベースコート(ガラス 固まる)ベースコートと、トップガラスコーティングのバインダーとしての役割(光沢を付与)

トップコート(ガラス 固まる)水流の決定、紫外線防止、防汚性

 

SPGコート ベースコートの目的

硬い皮膜による洗車傷の低減

トップコートのアンカーとしての機能(塗ればよいではなく接着剤的役割)

 

SPGコート トップコートの目的

柔軟性のあるガラス被膜によるヘアラインスクラッチの予防

撥水・低撥水等、コーティング機能層の性質

 

完全2層式、または完全3層式と表記しているのは、単純に2回塗ったなどではなく、どのような素材を使用したかの表現です。

 

※通常のガラスコーティング剤は重ねて塗る事は出来ますが層として定着はしません。

 

 

PRO ohmiya
当店のSPGコート・EXE evo1は完全2層式ガラスコーティングです。

完全2層式ガラスコーティングのラインナップ

完全2層式ガラスコーティング「EXE EVO1」
完全2層式ガラスコーティング「SPGコート」
完全2層式ガラスコーティング「SPGコートWheel」

コーティング剤について

「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」怪しいコーティングが蔓延しております。詳しくは下記をご覧ください。コーティングは信頼性のあるものを依頼しましょう。

当店のポリシーとしまして、出所がハッキリしているコーティングしか使用しません。これは、食品であれば産地や消費期限など当然の事ですがコーティングは明確な基準が無いためです。

 

札幌市ではセラミックプロ9Hの偽物が悲しい事に確認されております。

経歴詐称を行う人間が当店の模倣を行い非常に迷惑をしております。

 

様々な多層式コーティングがセラミックプロ9H登場以来増えてまいりましたが、その多層式、専用の照明で点検されているでしょうか?

専用の照明はスポットライトなどの塗装面の凹凸を確認するものでも蛍光灯でもありません。

「照明について」内の記事にもありますが、専用ディテーリングライトをお持ちでないと2層目以上(特に撥水性)からムラが非常に多い状況が目に余ります。

 

記事より抜粋

 

セラミックプロ9H施工店が使えるディティーリングライト

こちらが仕上げを左右します。単なるLEDなどではありません。

濃色車で異常なほどムラが多く(日中はわかりません)、明るいだけの照明では仕上げることが困難かと思います。

 

※一般コーティング店(フランチャイズや個人店)はこの照明を導入できません。

 

 

まとめ

多層(2層以上)コーティングのトップコートについて書かせて頂きました。

 

また下記のコーティングについてですが、アマゾンで買えるようなコーティング剤に名称を変えたり、オリジナルと称して施工されるケースもあり、その多くが当記事のトップコートの可能性が多いと思います。

 

施工を依頼される場合はしっかりと確認されることをお勧めします。

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