購入時より他社にてコーティングを定期的に施工されていた車両ですが、縁あって当店のご利用となりました。お車は202ブラックと言う事もあって洗車傷多数、スノーブラシ痕多数ですが、気になったのは汚れの上にコーティングされている点でした。
汚れの上と言い切れるバフの汚れ、これ1パネルの4分の1程度ですので、あっという間に磨けなくなりますので洗浄が大変でした。
当該車両は作業は終了しておりましたが、お預かりしている間に「平成30年 北海道胆振東部地震」が発生 。幸い地震を想定した設備にしておりましたのでお車へのダメージは発生しておりません、
地震後、無事だったお車を余震のリスクから守るためいったん屋外待避、早朝6時でも責任がありますので
研磨の為のマスキング処理
簡素ではありますが確実に要所を保護
ギリギリまで研磨するためマスキングは最低限になりますが、ラインに沿って作業を行うとこれはこれで美しく見えます。
ワイパー部分を確実に養生を行い、液剤が飛び散っても汚れないようにする。
※ビニールにテープが付いている「マスカー」になりますので入り込ませません。
※高級車を扱う板金屋さん曰く「新聞紙で保護するのは擦れて微細な傷が発生する」ので大変好ましいと評価を頂いております。
今回は大丈夫でも、数年後の事を考えてます。
※ヘッドライト部分にバフが当たると、数年後に黄ばみ等の劣化が早まりますので確実に
この事から某量販店の店員さんの個人的なお車、某ディーラ系の営業さん等、車に詳しい方ご入庫が多いのです。
お客さんの車を出すのではなく、自身の車を出す。この意味は‥
汚いマスキングは磨く部分がバラバラとなりますし、何よりも仕上げが雑になる傾向があります。
また、マスキングの雑さにより修正に時間が取られる事を丁寧と勘違いされるケースも見られますね。
マスキングの必要性
〇パネルのエッジやプレスラインなど、塗装の薄い部分や弱い部分の塗装を剥がさない為。
〇パネルのエッジやプレスラインなど、塗装の薄い部分や弱い部分の塗装を更に薄くしない為。
〇樹脂やゴム部分の保護
〇すき間にコンパウンドの粉を入れないようにする。〇ヘッドライトのハードコートを守り劣化の原因を作らない。
〇汚いマスキングは研磨にムラが出ます。
〇汚いマスキングは雑な仕上がりになります。
〇汚いマスキングは仕上げに時間がかかります。
※ボンネットやドアにプレスラインが多いので、磨きすぎて薄くなり過ぎないようにする目的もあります。
宜しかったらこちらもご覧下さい。
当店へご入庫いただいたお車で気が付いた点
お車には所々コンパウンドらしきものが目立ちました。
余計な外光は塗装面をボカシてしまう為シャットアウト
その上で力率の強い光源で確認します。
今回もケルベロス(笑)の出番です。
以下荒い研磨ですので若干のモヤがありますが、通常のコーティング店の仕上げレベルですよ。
見えないものは技術がいくらあっても磨ききれません。
画像でこれぐらい写らなければ、本来のミガキとは言い切れませんのでコーティング選びの際の指針にして頂ければ幸いです。
なお写り具合の参考に室内の蛍光灯をつけた明るい状態で撮影しています。
自身に意地悪です。
蛍光灯をカットすればもっとよく見えるのですが、点灯して見える=光源の強さなのです。
第3の目は開眼しておりません(笑)
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左リアドア
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助手席ドア
拡大
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今回使用したコンパウンドはPRO専用品数種類と札幌モーターショー でセラミックプロ札幌(車の119番)様 がフェラーリ、ランボルギーニを仕上げた際に使用された、札幌では当店と2店しか取扱いの無いスペシャルブランドを使用しております。
東京モーターショー、札幌モーターショーでの施工のためにより良い物、環境に合ったものを使用しますのでイベント施工はある意味技術の集大成と言っても過言ではありません。
モーターショー参加資格のない方がモーターショーレベルと言われるケースが見受けられますが非常にウケます(^o^)丿
コーティングは耐薬品性、皮膜の硬さで定評のあるPRO PCX-V110を使いました。
本来はPCX-S7の予定でしたが、お客様の塗装面を見て独断と偏見で選択させて頂きました。
「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」怪しいコーティングが蔓延しております。詳しくは下記をご覧ください。
コーティングは信頼性のあるものを依頼しましょう。
また、施工にあたり環境も大事です。
詳しくは当店のこだわりもご覧ください 。
エージング後、仕上げを行い撮影なのですが、「平成30年 北海道胆振東部地震」が発生 、美しく磨かれたクラウンの完成画像は下記の避難させた際のみ
画像はこれで終わりです。
冒頭の説明に戻させて頂きます。
当該車両は作業は終了しておりましたが、お預かりしている間に「平成30年 北海道胆振東部地震」が発生 。幸い地震を想定した設備にしておりましたのでお車へのダメージは発生しておりません、
地震後、無事だったお車を余震のリスクから守るためいったん屋外待避、早朝6時でも責任がありますので‥
磨きこまれて正に黒鏡と化したクラウン
屋外での撮影となってしましましたが、お客様が喜んで頂けましたので施工者としてはうれしく思います。
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