札幌市南区|ポルシェ・カイエンクーペ キャラホワイト|セラミックプロ9H 4レイヤー施工&雨染み研磨【温度管理・焼付処理】

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お車について

札幌市南区よりお預かりした、ポルシェ・カイエンクーペ(キャラホワイト)。
今回は、ボンネットを中心に平面部へ発生した雨染みの除去研磨と、セラミックプロ9H 4レイヤー(疎水性) の施工を行いました。

秋以降の札幌は気温が低く、コーティング施工には不向きな環境となるため、施工前後の温度管理を徹底し、最終工程では焼付処理による硬化促進を実施しています。

※ボンネットの雨染みは通常の蛍光灯下や屋外ではまず見えず、一般的な納車基準としては「問題なし」とされる範囲です。

しかし、コーティング施工という精密な仕上げの世界になると話は別。
このわずかな汚れやスケールが、コーティング被膜の密着を妨げたり、施工後の美観に影響を与えることがあります。

そのため当店では、**下地処理研磨**によって塗装表面を完全に整えることで、

  • コーティングの定着率向上
  • 光沢・発色の最大化
    を実現しています。

YouTube

先に完成動画を公開しております。

ポイント

動画では、研磨作業時に必要な光源を使用しているため、全体的に赤みが強く見える場合があります。
これは意図的に色温度を調整し、塗装面の状態を正確に把握するための照明環境によるものです。

研磨作業において照明は極めて重要です。
色温度の異なる複数の光源を使い分けることで、塗装面の微細な凹凸やバフ目、オーロラマークを的確に見極めることが可能になります。

一方、すべて白色光(高演色LEDなど)の照明だけを使った環境では、写真や動画は非常に綺麗に見えるかもしれません。
しかしこれは例えるなら「霧の中のハイビーム」のようなもので、光が反射して肝心の塗装表面の細かな状態が見えづらくなっていることも少なくありません。
つまり、照明が美しすぎる=研磨の精度が高いとは限らないのです。

結局のところ、何を重視しているかが問われます。
「仕上がりを写真で映えさせたい」のか、
「塗装の状態を正確に把握し、最高の研磨精度を追求したい」のか。

カービューティープロ札幌ドーム前では、**仕上がりの“本質”**にこだわります。
動画や写真に映る色味だけでなく、使用している照明の色温度や目的にもぜひご注目ください。

PRO ohmiya

このブログは、ただの自己満足で書いているわけではなく、お客様へのご報告として公開しています。
というのも、カービューティープロ札幌ドーム前では、作業中の見学はご遠慮いただいているため、「どんな作業をしているのか気になる」というお声にお応えするかたちで、ブログを通じてわかりやすくお伝えしています。

お客様にとって見やすく、わかりやすく、安心していただけるような「ユーザーフレンドリー」な内容を目指しています。

施工内容


🔧 施工内容:

ボディコーティング:セラミックプロ9H(疎水性)4レイヤー 新車直納コース施工
 → 低温下でも安定した硬化を得るため、施工環境を管理し焼付処理で仕上げ。

雨染み研磨処理:ボンネットを中心に平面部の水染みを除去。

ウィンドウ撥水コーティング:PGS-33(全面施工)
 → 雨天時の視界確保と汚れ付着防止。

レザーシート・センターコンソールコーティング:セラミックプロ9H
 → 指紋や摩耗を防ぎ、質感を長期間維持。

アルミホイールコーティング:完全2層式ガラスコーティング「SPGコート」2セット施工(内、1セットは施工後 ポルシェセンター札幌へお届け)
 → ブレーキダストや融雪剤による腐食を防止。

注意喚起

セラミックプロ9Hの類似品に注意

ガラスに次はセラミックと言う流れで世の中移り変わっておりますが、セラミックプロ9Hでヒントを得たのかセラミックコーティングが流行りつつあります。

ガラスだろうがセラミックだろうが、しっかりした施工理論がないと素材の変更だけでは何も変わりません。

コーティング施工環境について詳しく

セラミックプロ9H認定施工店とは

日本総代理店のカーメイクアートプロの認定施工店でなければ取り扱う事の出来ないコーティングです。特に北海道では施工店会副会長「車の119番様」が認定しなければ取り扱いが出来ませんのでさらにハードルが高くなります。

認定施工店の基準

①コーティング施工ブースを完備していること(隔離された環境)
②遠赤外線乾燥機を導入している(ここで落とされる)
③信頼があるコーティングプロショップであること(ここで落とされる)


最低この3つをクリアしていなければセラミックプロ9Hを取り扱うことは出来ませんが、北海道はさらにクリアーする項目があります(公表すると突破するだけのアピールとなりますので公表はしません)

カービューティープロでは下記の店舗が認定施工店になります

カービューティーIIC 千葉県市川市

上記の通りコーティングをより定着する、より効果を出す事を考えると適正な環境、設備が必要です。

コーティング施工環境について詳しく

外気を遮った環境

塗装面を見るための適正な照明

同色(特に昼白色の蛍光灯、ホームセンターで販売されているLED)のLEDは白の洪水のため不可

冬季でも16度以上をキープできる環境

温水の使用(パネル温度を上げる)

遠赤外線ヒーターの使用

ディテイリングライト(蛍光灯ではない)でのチェック

下地処理洗浄と施工温度の重要性

冷水での洗浄はNG

この時期(寒冷期)に冷水で洗浄を行うことは厳禁です。
理由は以下の通りです:

  • 洗うことは可能:汚れは落ちます。
  • 施工することも可能:表面にコーティング剤を塗布すること自体はできます。
  • しかし、硬化しません:パネル温度が低いため、コーティングが定着・硬化せず、仕上がりや耐久性に大きな影響を与えます。

洗浄プロセス

洗浄は、アルカリ洗浄剤・酸性洗浄剤・中性洗浄剤・特殊洗浄剤などを組み合わせて4回洗浄を行います。
このプロセスを丁寧に行うことで、肉眼では見えなかった汚れや劣化部分が見えてくることがあります。

室温とパネル温度

室温が高くても、パネル自体が冷たいままではNGです。

コーティング施工前の下地処理洗浄では、温水を使用することが極めて重要です。
これは、パネル温度を20〜25℃まで上昇させるためであり、適切な温度にすることで、コーティング剤が正しく反応し、確実に硬化します。

ガラスコーティングやセラミックコーティングは施工時のパネル温度が非常に重要


常温での施工を行わなければ意味がありません。

業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

厳冬期及び気温16度以下における札幌市でのコーティング作業では必須の工程です。塗装もコーティングも「どれぐらいの熱を吸収させ、冷やすことが大切で硬度が増します。またコーティング表面に固着する汚れ(スケール 白い膜状の汚れ)が少なくなります。


セラミックプロ9H認定施工店が使える【ナノプライマー】

コーティング前の下地処理工程で大事なのが、このプライマー工程です。

※画像はイメージです。

お客様と接していると、コーティング施工店の考え方とお客様の望む方向のズレを感じることが多いのですが、そのズレを解消してくれたのがナノプライマーです。

このナノプライマーははセラミックプロ9H施工店のみ取り扱いの出来る下地処理剤で、脱脂効果、光沢の付与、塗装面とコーティングを結びつけるプライマー効果(定着剤)として使えますが、以前は何が何でも磨く事をお勧めしましたが、ナノプライマーの登場により低コストでコーティングの施工が可能になりました。考え方に付きましては下記のリンクに詳しく上げておりますので、宜しければご参照頂ければ幸いです。

コーティングで車はきれいになるの?

セラミックプロ9H


もともとはロシアの戦闘機用に開発された、圧倒的な耐久性を誇る次世代セラミックコーティング
それが「セラミックプロ9H」です。

このコーティングは、複数の層を重ねて施工することにより、耐擦り性・耐雨染み性が飛躍的に向上し、
まるで鏡面のような艶と深みを実現します。

さらに、

  • 耐薬品性・紫外線耐性にも優れ
  • 落書き対策(アンチグラフィティ)
  • 洗車傷やスクラッチの軽減効果

といった高い保護性能を兼ね備え、
従来のコーティング製品とは一線を画す革新的な仕上がりを提供します。

「ただの撥水」では終わらない、本物の塗装保護を求める方へ。
セラミックプロ9Hは、その期待に確実に応えます。

セラミックプロ 9H コーティング テスト

セラミックコーティング、本当に“ちゃんと”施工されていますか?

昨今、さまざまなメーカーから**「セラミックコーティング」**と称する製品が続々と登場しています。
手軽に導入できるよう、設備が整っていなくても簡単な講習だけで取り扱えるというケースも多く見受けられます。

ですが――

北海道の厳しい冬において、本来の性能を発揮できる施工環境が整っている施工店は、どれほどあるのでしょうか?

実際、私の知る限り、
「カーボンヒーター(遠赤外線乾燥機)」を保有している施工店は北海道内ではごくわずかです。

では、冬場に冷えきったボディに塗ったコーティングは、いったいどうやって硬化させているのでしょうか?


「沖縄と北海道で施工法が同じ」はあり得ません

気温・湿度・パネル温度――
これらすべてがコーティングの硬化や性能に関係します。
それにも関わらず、南国の沖縄と極寒の北海道で、同じマニュアル通りに施工するのはどう考えてもおかしな話です。

本当に意味のあるコーティング施工には、
施工環境と管理、そして職人の判断力が不可欠です。

「どこで」「どんな設備で」「誰が施工するか」――
その違いが、数年後の仕上がりに大きな差を生みます。


セラミックプロ9H施工に必要な「最低限の3条件」

セラミックプロ9Hを正しく施工するためには、以下の3つの条件を必ずクリアしていることが必須です。

  1. 専用のコーティング施工ブースを完備していること
    (塵埃や外気から隔離された環境で作業できること)
  2. 遠赤外線乾燥機(カーボンヒーター)を導入していること
    (特に北海道では導入例がほぼありませんが、硬化には不可欠な設備です)
  3. 信頼のおけるコーティングプロショップであること

これらの条件すら満たさずに「セラミックプコーティングを取り扱っています」と謳う店舗は、決して嘘ではありませんが、技術や品質への理解が非常に薄いと言わざるを得ません。


また、こうした施工温度の概念が欠如しているお店では、
「夏は暑すぎて冬は寒すぎる」ため作業がしにくいと平然と話すこともあり、
これは業界としても異常かつ問題のある状況です。

【コーティング施工時の注意点】素手で作業を行っていないか?

コーティングには油分が大敵です!せっかく脱脂を行ったのに素手では本末転倒です。

※画像はイメージです。

セラミックプロ9Hの水流れについて

セラミックプロ9Hは疎水性のコーティング剤です。
屋外駐車や洗車頻度によっては、疎水性の仕上げが適している場合があります。

さらに、セラミックプロ9HにTOPコート(旧名:セラミックプロライト)を追加することで、心地よい撥水性を演出することも可能です。
北海道の冬季環境では撥水性を避けることが推奨される場合もありますが、最終的にはお客様のご希望に合わせて撥水仕上げにすることもあります。

つまり、セラミックプロ9Hは疎水仕上げと撥水仕上げのどちらも選択できる柔軟なコーティングなのです。

また、不思議な特性として、マットカラーには風合いを損なわずに施工でき、光沢のあるカラーには深みと鮮やかな発色をもたらします。

東京オートサロン2019セラミックプロジャパン

クリンテックサービスさんとテスラモデルXを展示されております。

向かって左側には通常のガラスコーティングを施工
右側にはセラミックプロ9H 4層コーティングを施工

こちらの車両はお客様の大切なお車なので、ボンネットのみ新品に交換してコーティングデモストレーションを行いました!


クリンテックサービスさんとテスラモデルXを展示されております。

向かって左側には通常のガラスコーティングを施工
右側にはセラミックプロ9H 4層コーティングを施工

こちらの車両はお客様の大切なお車なので、ボンネットのみ新品に交換してコーティングデモストレーションを行いました!

※画像および文章はカーメイクアートプロ様から引用させて頂きました。

セラミックプロ9H動画はこちら 

メインサイト

セラミックプロジャパン

セラミックプロ9Hの偽物に注意

札幌では最近「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」セラミックプロ9Hの偽物の発生が確認されております。インターネットで誰でも買えるコーティング剤やソフト99のG-ZOXに紛らわしい名称を付け、また偽物の公的試験データ(盗用)を公表しているため非常に悪質です。コーティングは信頼性のあるものを依頼しましょう。

コーティング詐欺?

中古車業者及びキャンピングカー販売業者様等が世の中に存在しないコーティング詐欺(ネットで買える安価なコーティングにセラミック等の名称)にあっている可能性高いですので、施工依頼される場合は注意が必要です。

セラミックプロ9Hの偽物に注意

全国のコーティング施工会社の画像を盗用する悪徳業者が札幌市清田区に確認されます。技術力もなく嘘が多いので注意が必要です。有名であればあるほど、どさくさに紛れて商売する業者も多いので類似商標、公的文章の提出者、日時など詳しく調べられたほうが良いと思います。

セラミックプロ9Hは認定が必要です。

【コーティング剤について】オリジナルと称してアマゾン等の通信販売で一般向けに販売されているコーティング剤を業務用と偽り施工されているケースが見受けられます。コーティング名称は必ず検索で調べる事をお勧めします。

プライドとこだわりが無いからこそ類似商標ですが、設備及びこだわりの無い方にはセラミックプロ9Hは難しくて取り扱えません。

施工にあたり環境が大事

店舗前および作業場の床が土及び砂利、シャッター開けっ放し、屋外での作業は論外です。

下記の様な場所はコーティング、クリーニング施工には不向きです。

詳しくは当店のこだわりもご覧ください

多層コーティングに欠かせないディティリングライト(ムラ確認ライト)

セラミックプロ9H施工店が使えるディティーリングライト(ムラ確認ライト)

セラミックプロ9Hの登場以降、様々な多層式コーティングが増えてきましたが、
その多層コーティングの施工や点検に専用の照明を使用していますか?

専用の照明とは、スポットライトや蛍光灯のような単なる明るさを提供するものではありません。
塗装面の凹凸やムラを正確に確認できる、専用のディテイリングライトが必要です。


「照明について」の記事でも触れていますが、

この専用ライトを持たないと、特に2層目以降(とくに撥水性コーティング)でのムラが非常に目立つ仕上がりになりがちです。


こちらの照明が仕上げの良し悪しを左右します。
単なるLEDライトではありません。
濃色車では特にムラが異常に多く(日中は気づきにくい)、明るいだけの照明では満足な仕上げは難しいでしょう。


※一般的なコーティング店(フランチャイズ店や個人店)では、この専用照明を導入できていない場合が多い点もご注意ください。

アルミホイールコーティング

アルミホイールコーティングは完全2層式ガラスコーティング「SPG Whell」

焼付処理を行いしっかりと硬化させます。

レザーシートコーティング&センターパネル

北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。

塗装およびコーティングは、施工後に「どれだけ熱を吸収させ、しっかりと冷却するか」が仕上がりの硬度に大きく影響します。適切な温度管理を行うことで、表面に固着するスケール(白い膜状の汚れ)の発生も抑えることができます。

【施工環境】最新式カーボンヒーターによる焼付処理(北海道ではガラスコーティング、フッ素樹脂コーティングではのカーボンヒーターが必須です。

※この様なヒーターをコーティング施工時に使っているか?

注意喚起

この工程は非常に大切なのですが、多くの場合は無視される工程です。

それは何故か?行っていても行っていなくてもお客様はわからないからです。
 

また、メーカーも施工性の良いコーティング剤を好まれる事から不要と言って販路を広げますので不要と思いこまれているケースが多い。熱を入れて悪いことは何一つありません。

「焼付処理」とは?—加熱によるコーティング硬化の考え方

この工程は「焼付処理」と呼ばれるほか、「強制乾燥」や「加熱浸透法」など、さまざまな呼び方があります。見た目には似たような作業に見えるかもしれませんが、加える熱の強さや目的によって結果に大きな違いが生じます。

教える立場から申し上げると、作業者の理解度によっては、リスクを抑えるために「単なる乾燥(温めるだけ)」の方法を伝えることもあります。結果として、多くの現場ではすべての車両に対して「軽く温める程度」の処理にとどまってしまっているのが実情です。

熱処理の種類と効果の違い(イメージ)

  • 強い熱処理=焼付処理(しっかりと熱を加えて硬化を促進)
  • 弱い熱処理=強制乾燥/加熱浸透(温めるだけの処理)

せっかく熱源があるのであれば、単なる乾燥で終わらせるのではなく、**コーティング材にしっかり熱を入れ、短時間で硬化を促す「焼付処理」**を行うことが理想です。

熱を加える目的を理解していないと、「とりあえず温めるだけ」になってしまい、肝心の硬度が得られません。これは例えるなら、レアチャーシューや低温熟成のように、柔らかく仕上げるための加熱方法です。食品では有効ですが、クルマは工業製品です。求められるのは耐久性と強度であり、“低温熟成”のような曖昧な処理では意味がないのです。

北海道でのコーティング施工について

カーボンヒーターによる焼付処理で、確かなコーティング品質を実現

当店では、セラミック・ガラスコーティングやフッ素樹脂コーティングにおいて、カーボンヒーター(旧遠赤外線ヒーター)を使用した焼付処理を必須と考えています。

施工温度の管理はコーティングの基本条件ですが、焼付処理によって施工後のコーティング膜の安定化と強度向上を図ることが可能です。

また、北海道唯一の洗車ソムリエ講師や腕利きの板金修理職人のアドバイスを受け、当店独自の工夫を重ねて、カーボンヒーターの熱源を最大限に活かしています。

「焼付処理を行わない理由ではなく、行う理由を考える」—これがカービューティープロ札幌ドーム前のこだわりです。

「カービューティープロ札幌ドーム前」と一般的なカービューティープロ施工店の違い

「カービューティープロ」を名乗るためには、まず厳しい基準を持つ『カービューティープロ・スクール』を修了しなければなりません。このスクールを卒業していない限り、名称の使用はもちろん、米国BAF社製の専用液剤を使用することもできません

営業スタイルの違い

カービューティープロはフランチャイズ形式ではないため、各店舗が独自に営業方針を設定し、自由に事業を展開しています。
店舗のスタイルは主に以下の3つに分かれます:

  • 中古車販売業との併設店
  • 板金・塗装業との兼業店
  • 当店のような、コーティングを専門とするプロショップ

当店「カービューティープロ札幌ドーム前」は、純粋にコーティング・磨きを専門とする店舗であり、技術と品質に特化しています。

ブランドは同じ、考え方はさまざま

カービューティープロという名前で統一されているため、お客様から見ると全国展開のコーティングチェーンのように映るかもしれません。しかし、実際には各店舗ごとに施工方針やコーティングに対する考え方は異なります
営業を始めた当初から、店舗ごとの方向性や技術レベルには自然と違いが出てきます。

正解は一つではありませんが、**カービューティープロ全体としてのルーツは「磨き」にあります。つまり、「磨き」を軸に技術を深めているのが、磨き屋さんとなります。

磨き屋さんとは

磨き作業には特化している一方で、コーティングに関しては施工性の良さを重視する傾向があり、温度管理や焼付け処理といった“プラスアルファの性能”を引き出すための施工は、あまり重視されていないのが実情です

そのため、コーティング本来の耐久性や硬化性能を最大限に発揮させる工程が省略されるケースも少なくありません。

カービューティープロ札幌ドーム前としてはカービューティープロライセンス以外にセラミックプロ9H認定施工店の認定資格があります。

セラミックプロ9H認定施工店とは

日本総代理店のカーメイクアートプロの認定施工店でなければ取り扱う事の出来ないコーティングです。特に北海道では施工店会副会長「車の119番様」が認定しなければ取り扱いが出来ませんのでさらにハードルが高くなります。

認定施工店の基準

①コーティング施工ブースを完備していること(隔離された環境)
②遠赤外線乾燥機を導入している
③信頼があるコーティングプロショップであること

最低この3つをクリアしていなければセラミックプロ9Hを取り扱うことは出来ません。

カービューティープロでは下記の店舗が認定施工店になります

カービューティーIIC 千葉県市川市
他にもコーティングに特化した店舗はありますが、ここでは割愛致します。

上記の通りコーティングをより定着する、より効果を出す事を考えると適正な環境、設備が必要です。これは最新型の店舗や設備である必要はありません。

コーティング施工環境について詳しく

ポイント

カービューティープロ札幌ドーム前はカーディテイリングプロショップとして活動しておりますので研磨、コーティングについての考え方、施工法、設備は通常のカービューティープロ店舗とは一線を画します


厳冬期におけるコーティング施工の注意事項から抜粋しますが

施工する環境

作業ブースが16度以上

塗装面温度が20度以上

湿度(結露)対策

ジェットヒーターは使わない

ダルマストーブもNG

深夜の温度管理の徹底

PRO ohmiya

たまに今日は暑かったと室温を30度前後で撮影されている業者さんが居らっしゃいますが、作業は出来てもコーティングの安定した施工ではない事を理解されていない場合が多い。

逆の場合もしかりです。

カーボンヒーター及び短・中・長波 遠赤外線ヒーターによる焼付処理

※甘焼きは初期不良を招きます。

これをしっかり行う事が大切です。

またカーボンヒーターには様々な形がありますが、高性能な物は形が変わったり、タイマーがあったりと板金塗装業の方が温めるのには最適です。しっかり熱入れする場合はシンプルイズベストが求められます。

エージング (熟成時間)

コーティングは塗っておしまいではありません。

一定のエージングを行い出庫しました。

※寒い時の屋外でのエージング、またはシャッター明けっぱなしは本来の目的を果たしてはおりません。熟成時間(深夜)もエアコンにて温度管理します。早朝から暖房を入れるようであればエージングが遅れますし、何より納期が遅くなります。

クォリティーの高い施工には1台ずつの間仕切りが必要

※一般コーティング店的には不都合な事実と言われております。お店で確認しましょう。

https://wp.me/p9JpDT-geW

ポイント

施工時は1台毎に間仕切を使う事でコンパウンド等の粉の被害や温度と湿度管理を適正にします。じつはこれ非常に大切な施工環境になりますので要チェックですよ。


では完成画像をご覧ください。


業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

【完全屋内撮影へのこだわり】

撮影時に外光を取り入れることで、車両をより美しく見せる演出を行うケースがあります。


外光を利用すると、実際以上に光沢が強調されたり、細かなキズが見えにくくなる場合もあります。

当店ではそうした「見せるための光」ではなく、**“完全屋内撮影”**を徹底しています。


これは、施工後の“本来の仕上がり”を正確にお伝えするためであり、光の演出に頼らない=施工品質そのものに自信がある証でもあります。

さらに、セキュリティ面の配慮も重要な理由のひとつです。
屋外から車両が見える環境は、車両盗難リスクを高める恐れがあり、当店では外部からの視認を防ぐ安全な施工環境を整えております。

また、研磨に使用する光源は、単に明るいだけではなく、
・複数の色温度を組み合わせた照明
・ランダムな配置と適切な照射角
・コントラストを明確にする高力率の光源
といった条件を満たす必要があります。
そのため、写真には光芒(こうぼう)が映り込むことがありますが、これは撮影用ライトではなく、実際の施工用照明である証拠です。
特に赤~黄色がやや強めに写るのは、施工環境特有の光特性によるものです。



あとがき

気温の低下するこの時期、常温施工では十分な被膜硬化が得られないため、温度管理と焼付処理は必須工程です。
今回のカイエンも適正温度下での施工と焼付仕上げにより、深い艶と高い防汚性能を両立しています。

これからの季節でも、正しい環境・正しい工程で施工することで、美しさと耐久性を確実に維持できます。

お車はすでに出庫しております。詳しくはこちらをご覧ください。当店の考え方です。

セキュリティについて

セキュリティーについて

当ブログでは、施工履歴を掲載することで、ブラックボックス化しがちな車業界を少しでも透明化し、お客様との相互理解を深めることを目指しております。ただし、掲載している記事はリアルタイムではありませんのでご了承ください。


ポルシェ施工例

セラミックプロイオン施工例

セラミックプロ9H施工例

新車施工例
経年車施工例

洗車セットを使われますと良い状態が長続きしますので、ご活用いただければ幸いです。

コーティング施工後のケアについて

洗車セットで、キレイが長持ち!

当店の洗車セットをお使いいただくことで、コーティングの美しさと効果を長く維持することができます。ぜひ一度お試しください。

ガラスコーティングやセラミックプロは、WAXやポリマー系のコーティングに比べて耐久性が高く、長期間にわたって車を保護できるのが特長です。ただし、撥水・親水といった効果は、紫外線・酸性雨・水道水に含まれるカルキや塩カル(融雪剤)などによって、徐々に低下してしまいます

そこで活躍するのが、専用メンテナンスキットです。洗車時にこのキットを併用することで、コーティング表面に残った汚れやダメージを除去し、本来の撥水・親水性能をしっかり取り戻すことができます(※撥水・低撥水タイプに対応)。

以下の使用方法を参考にしていただければ、年1回の定期メンテナンスのためにご来店いただく必要もなくなります。ご自宅でのケアだけで、キレイな状態をしっかり保つことができます。

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セラミックプロ 9H 認定施工店

YCCS(ヤナセカーケアシステム)認定

2019年 東京モーターショー出品車 施工技術協力

2018年 札幌モーターショー出品車 施工技術協力

2017年 東京モーターショー出品車 施工技術協力

2015年 東京モーターショー出品車 施工技術協力店

2014年 札幌モーターショー出品車 施工技術協力店

2013年 東京モーターショー出品車 施工技術協力店  

※※※※※※※※※※※※※

カービューティープロ 札幌ドーム前
〒 062-0051
札幌市豊平区月寒東1条17丁目4番29号

TEL  :011-799-0865
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