2024/7 トヨタ・ヴェルファイア(202ブラック) 世界的なコーティング「セラミックプロ9H」札幌市豊平区よりご利用ありがとうございました。
お車は平面部に水のシミ(と言っても納車レベルはOKです)がありましたので、新車用研磨を行い鏡面に整えてセラミックプロ9Hを1層(1レイヤー 疎水性)施工させて頂きました。 2台目のご利用、誠にありがとうございました。
ページコンテンツ
施工内容
セラミックプロ9H 基本セット(鏡面研磨)
セラミックプロ9H 1レイヤー(疎水性)
ウィンドウ撥水コーティング全面:PRO PGS-33
非常に大切なマスキング処理
マスキング(養生の考え方)
マスキングはきちんと仕事をするための心意気でありおもてなしの心です。汚いマスキングの場合は当然ながらしっかり仕事をしようと言う配慮に欠けますので良い仕事は出来ません。
【ここ大事】
ヘッドライトをしっかり養生しているか?
コーティング施行時においてはボンネットやバンパー処置中に誤ってヘッドライトのハードコートを磨かれてしまう事を防ぐために保護しておく必要があります。
ここを疎かにしてしまうと、その時点では問題が無いように見えても劣化速度が加速されます。
ここを疎かにしてしまうと、その時点では問題が無いように見えても劣化速度が加速されます。
ヘッドライトリペアを行っていて感じる事は、過去他店にて研磨された車ほど痛みが見受けられる点です。コーティングの際にマスキングを行わずヘッドライトにバフが接触し、ハードコートを攻撃したからこそ年数が経ったときに不自然な傷み方になると確信しております。ヘッドライトに不具合を感じた場合は過去を思い出してみてくださいね。
ワイパー部分の保護
こちらを新聞紙での保護はNG(保護目的では最低限ですが、エッジ部分で塗装面に傷が入ります)
ワイパー部分は確実に守るのは常識! その場合は新聞紙の使用はNG。腕の良い板金修理工場職人さんは必ずこの方法を取ります。
コストの関係で新聞紙でワイパー部分を使うケースもありますが、新聞紙の様な紙はエッジ部分で塗装面に傷が入る可能性があります。大切な資産であるお車を守るのは過剰で何一つ悪い事はありません。
塗装面に貼る事は磨く部分が少なくなるという事を意識してマスキングを行います。
※きれいに貼っても塗装面に多く掛かっていれば真の目的からは乖離していると言う事です。
たったこれだけの情報ですが、大切なお車をお預かりする上で、何を目的(目先だけの作業か?、数年先の痛みを考えてなのか?)にしているのかが判る画像かと思います。
そういった意味ではプロテクションフィルムを取り扱っているお店やヘッドライトリペアを行っているお店の方が意味を理解しているので慎重に作業を行っていると思います。
そういった意味ではプロテクションフィルムを取り扱っているお店やヘッドライトリペアを行っているお店の方が意味を理解しているので慎重に作業を行っていると思います。
研磨の注意点
特殊照明による研磨
※中途半端なLEDや白色系のみは不可
この研磨作業ですが、あまり磨けない機材で時間をかけて作業を行うケースが多くなってきてます。
磨けない機材ですので時間が掛かって当たり前ですが、なぜなのでしょう?
弱い機械は危険が少ないからですが、意匠は向上はしません。
つまり時間をかけて油分の多いコンパウンドで塗装面の傷を埋める手法です。
それはそれで一つの方法ではありケースバイケースですが、それだけでは技術ではありません。
勘違いされている場合が非常に多いのです。
研磨は様々な考え方がありますが、埋めるコンパウンドと埋めるコーティングをされる場合もありますので注意しましょう。もちろんお客様が希望されればですが、技術力とは違い考え方ですので‥
油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドで研磨は致しません。
※油分の特徴
1,ヌルテカ=油分なので力率の弱い照明で撮影される場合は傷を隠蔽しその場ではきれいに見えます。(磨く事を削ると言うケースの使用が目立つ)
2,低撥水、親水タイプの場合、水が弾いてしまうので使いません。(脱脂不良)
油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドを使わない事で真の光沢を演出できます。
セラミックプロ9H認定施工店が使える【ナノプライマー】
コーティング前の下地処理工程で大事なのが、このプライマー工程です。
※画像はイメージです。
このナノプライマーははセラミックプロ9H施工店のみ取り扱いの出来る下地処理剤で、脱脂効果、光沢の付与、塗装面とコーティングを結びつけるプライマー効果(定着剤)として使えますが、以前は何が何でも磨く事をお勧めしましたが、ナノプライマーの登場により低コストでコーティングの施工が可能になりました。考え方に付きましては下記のリンクに詳しく上げておりますので、宜しければご参照頂ければ幸いです。
セラミックプロ9H
コーティングには油分が大敵です!せっかく脱脂を行ったのに素手では本末転倒です。
※画像はイメージです。
東京オートサロン2019セラミックプロジャパン
クリンテックサービスさんとテスラモデルXを展示されております。
向かって左側には通常のガラスコーティングを施工
右側にはセラミックプロ9H 4層コーティングを施工
こちらの車両はお客様の大切なお車なので、ボンネットのみ新品に交換してコーティングデモストレーションを行いました!
※画像および文章はカーメイクアートプロ様から引用させて頂きました。
セラミックプロ9H表面に付着した汚れなどを除去
セラミックプロ9Hとは
ロシアの戦闘機用に開発された圧倒的な耐久性を誇る次世代セラミックコーティングです。
セラミックプロのコーティング層を塗り重ねすることで、耐擦り性能、耐雨染み性能が向上し鏡面光沢は驚くほどの光沢を実現しました。
耐薬品性及び紫外線抵抗・アンチグラフィティ(落書き)、スクラッチ傷を減らすことができ他製品とは比較にならない、塗装を保護する常識を覆したセラミックコーティングとなります。
セラミックプロ9Hの偽物に注意
札幌では最近「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」セラミックプロ9Hの偽物の発生が確認されております。インターネットで誰でも買えるコーティング剤やソフト99のG-ZOXに紛らわしい名称を付け、また偽物の公的試験データ(盗用)を公表しているため非常に悪質です。コーティングは信頼性のあるものを依頼しましょう。
コーティング詐欺?
中古車業者及びキャンピングカー販売業者様等が世の中に存在しないコーティング詐欺(ネットで買える安価なコーティングにセラミック等の名称)にあっている可能性高いですので、施工依頼される場合は注意が必要です。
セラミックプロ9Hは認定が必要です。
プライドとこだわりが無いからこそ類似商標ですが、設備及びこだわりの無い方にはセラミックプロ9Hは難しくて取り扱えません。
当店のポリシーとしまして、出所がハッキリしているコーティングしか使用しません。これは、食品であれば産地や消費期限など当然の事ですがコーティングは明確な基準が無いためです。
施工にあたり環境が大事
店舗前および作業場の床が土及び砂利、シャッター開けっ放し、屋外での作業は論外です。
下記の様な場所はコーティング、クリーニング施工には不向きです。
多層コーティングに欠かせないディティリングライト(ムラ確認ライト)
セラミックプロ9H施工店が使えるディティーリングライト(ムラ確認ライト)
様々な多層式コーティングがセラミックプロ9H登場以来増えてまいりましたが、その多層式、専用の照明で点検されているでしょうか?
専用の照明はスポットライトなどの塗装面の凹凸を確認するものでも蛍光灯でもありません。
「照明について」内の記事にもありますが、専用ディテイリングライトをお持ちでないと2層目以上(特に撥水性)からムラが非常に多い状況が目に余ります。
記事より抜粋
こちらが仕上げを左右します。単なるLEDなどではありません。
濃色車で異常なほどムラが多く(日中はわかりません)、明るいだけの照明では仕上げることが困難かと思います。
※一般コーティング店(フランチャイズや個人店)はこの照明を導入できません。
北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。
厳冬期及び気温16度以下における札幌市でのコーティング作業では必須の工程です。塗装もコーティングも「どれぐらいの熱を吸収させ、冷やすことが大切で硬度が増します。またコーティング表面に固着する汚れ(スケール 白い膜状の汚れ)が少なくなります。
今回のようなステッカーの貼っているお車の場合は熱を加えすぎないよう、時間を掛けます。
※この様なヒーターをコーティング施工時に使っているか?
残念ですが北海道では使われている施工店は少なすぎる‥
この焼付処理は強制乾燥や加熱浸透法など様々な言われ方があります。基本的に同じ作業に見えますが、教える立場から言うと理解できない方にはリスクの少ない方法を(温めるだけ)となります。
当店では腕の良い板金修理職人様、北海道唯一の洗車ソムリエ講師のカーメイキング札幌様のアドバイスにより、ひと工夫を行っておりますので似て非なるものなのです。せっかくの熱源です有効に生かします。
ちなみにラッピング剥離作業の時もヒーターを使い剥がしやすくします。
ZVW30プリウスの場合、税制の為に非常に販売台数が伸びた事がありましたが、その際にあま焼きのお車が大量に出回りました。当店ではあま焼きと思えた塗装面はヒーターで熱処理を行うときもあるんです。もう少し突っ込んだこともありますが社内秘です。これを理解できている方は現場で行っていたと判断できます。
画像の様にカーボンヒーターによる熱入れは気温の低い北海道では当たり前の作業工程と考えます。
いや出来ればコーティング施工時はどこの地域でも必ず行って欲しい作業です。実際にコーティング施工して塗っておしまい?いや心があれば疑問を抱き、施工したコーティングを良い状態で完成したいと考えるはずです。
行わない理由ではなく行う理由を考えます。
寒い北海道のコーティング作業では、この処理方法を行っているか否かが非常に大切です。
コーティングは寒くても出来ます。
照明が無くても磨けます。
ヒーターが無くても出来ます。
間仕切りが無くても施工可能です。
しかし、定着や硬化、仕上がりを考えると全ての作業には必然性があるのです。
そこが簡易施工店なのか専門的ショップショップなのかの目安になります。
カービューティープロ札幌ドーム前と通常のカービューティープロ施工店の違い
「 カービューティープロ」を名乗るためには「カービューティープロ スクール」を卒業しなければ名称は元より、「米国BAF社製液剤」を使うことも出来ません。
営業形態は中古車業、板金塗装業の併用当店の様な専門店と各店舗独自で自由に展開しておりますので制限のあるフランチャイズではありません。
卒業すれば自由に事業展開できるのが魅力ではあります。またお客様側で見れば全国展開しているコーティング店の様に見えるかもしれませんがコーティングに対する考え方は営業を開始してから複雑に変わります。
様々な考え方がありますので、どれが正解と言う事はありませんが、カービューティープロ全体としてみれば磨き屋さんです。
磨き屋さんとは
磨くことには特化しておりますが、温度管理、焼付け処理等、コーティングの+性能を生かす施工はあまり行わない。
その「セラミックプロ9H認定施工店」とは
日本総代理店のカーメイクアートプロの認定施工店でなければ取り扱う事の出来ないコーティングですが、特に北海道では施工店会副会長「車の119番様」が認定しなければ取り扱いが出来ませんのでさらにハードルが高くなります。
最低この3つをクリアしていなければセラミックプロ9Hを取り扱うことは出来ません。
カービューティープロでは下記の店舗が認定施工店になります
他にもコーティングに特化した店舗はありますが、ここでは割愛致します。
上記の通りコーティングをより定着する、より効果を出す事を考えると適正な環境、設備が必要です。
施工する環境
作業ブースが16度以上
塗装面温度が20度以上
湿度(結露)対策
ジェットヒーターは使わない
ダルマストーブもNG
深夜の温度管理の徹底
カーボンヒーター及び短・中・長波 遠赤外線ヒーターによる焼付処理
※甘焼きは初期不良を招きます。
これをしっかり行う事が大切です。
またカーボンヒーターには様々な形がありますが、高性能な物は形が変わったり、タイマーがあったりと板金塗装業の方が温めるのには最適です。しっかり熱入れする場合はシンプルイズベストが求められます。
エージング (熟成時間(深夜))もエアコンにて温度管理します。
コーティングは塗っておしまいではありません。
※寒い時の屋外でのエージング、またはシャッター明けっぱなしは本来の目的を果たしてはおりません。熟成時間(深夜)もエアコンにて温度管理します。早朝から暖房を入れるようであればエージングが遅れますし、何より納期が遅くなります。
ポイント
施工時は1台毎に間仕切を使う事でコンパウンド等の粉の被害や温度湿度管理を適正にします。じつはこれ非常に大切な施工環境になりますので要チェックですよ。
クォリティーの高い施工には1台ずつの間仕切りが必要
では完成画像をご覧ください。
※スマホで撮ればもっときれいに撮れるのですが‥
※外光を取り入れた撮影は何もしていなくともキレイに写ります。
※屋内で外光を遮り撮影してこそ本来の光沢が判ります。
研磨に必要な各種光源は、上記画像の様に様々な色温度、ランダムな配置、目標に対した照射角、何よりも明るいだけのLEDでは無く、コントラストが出やすい力率の高い照明が必要です。力が強いと画像の様に光芒が写ります。
照明について
お車はすでに出庫しております。詳しくはこちらをご覧ください。当店の考え方です。
セキュリティーについて
ここで注釈ですが、ブログ(施工履歴)を掲載するのはブラックボックス化する車業界を少しでも透明化し、お客様との相互理解のつもりで頑張っております。しかし、この記事はリアルタイムではありません。
上記、セキュリティーについても記載しておりますが、入庫時のお車を特定させない考え方がある為です。
お手入れ
コーティングメンテナンスについて
春先の鉄粉が気になる場合は鉄粉除去シャンプーの使用、ディーラーさんや洗車屋さんでの除去を行ってもコンパウンドを使わない限り被膜には影響はありませんので、早めの処置をお勧め致します。
ご自身で出来るであろう事はご自身で、また軽度の鉄粉除去程度であれば、現在はディーラーさんでも鉄粉除去を行ってくれるので点検や車検のついでに依頼する事で時間に無駄が出ませんのでお勧めです。
施工例
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カービューティープロ 札幌ドーム前
〒 062-0051
札幌市豊平区月寒東1条17丁目4番29号