札幌 マツダ6 マシーングレー|事故修理後のボディリセット+SPGコート完全2層ガラスコーティング施工



札幌 マツダ6 マシーングレー SPGコート完全2層ガラスコーティング施工

この度は、事故によりリア回りを破損された
マツダ6 マシーングレープレミアムメタリックの修理後、
部分施工およびボディ全体のリセット施工をご依頼いただきました。

入庫のきっかけは、リアバンパー周辺の修理に伴い
「コーティングの部分再施工を行いたい」というご相談でした。

施工から数年が経過していることもあり、
部分的な施工のみを行うよりも

  • ボディ全体のコンディションを整える
  • コーティング性能をリセットする
  • 塗装の艶と光沢を回復させる

という観点から、ボディ全体のリセット施工を行うことが理想的と判断しました。

今回の施工では、
**完全2層式ガラスコーティング「SPGコート(低撥水)」**を採用。

長年の洗車によって蓄積した微細なスクラッチ(洗車キズ)や
塗装表面のくすみを徹底研磨によって平滑化し、
塗装本来の美しさを引き出していきます。

下地を整えた上でガラスコーティングを施工することで、
マツダ特有の深いメタリックカラーであるマシーングレーの質感を最大限に引き出し、
新車以上とも言える艶感と透明感を実現しました。
耐久性の高いコーティング被膜を形成していきます。

▶先行公開記事はこちら


ページコンテンツ

施工内容

  • 経年車用研磨 ミドルポリッシュ:塗装面の微細な凹凸を整え、光沢を最大化
  • 完全2層式ガラスコーティング「SPGコート低撥水」:下地層+トップ層で光沢・耐久性・撥水を最適化
  • 焼付処理&エージング:施工後の安定化処理で長期保護

施工ポイント

今回の施工は、事故によるリア回りの修理をきっかけに
部分施工とボディ全体のリセット施工を行いました。

施工から数年が経過していたため、微細な洗車キズやくすみを
研磨によって塗装面を平滑化し、本来の艶を回復させています。

コーティングは
**完全2層式ガラスコーティング「SPGコート(低撥水)」**を施工。

さらに

  • 専用ヒーターによる焼付処理
  • 30℃・12時間のエージング(硬化養生)

を行うことで、コーティング被膜を完全硬化させ
耐久性と性能を最大限引き出しています。

YouTube

先に完成動画を公開しております。

※先行公開版記事はこちら


業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

【完全屋内撮影について】

撮影時に外光を取り入れている場合、それは意図的に車両を美しく見せるためであり、実際以上の光沢を演出したり、薄いキズを目立たなくさせる目的がある場合があります。

しかし、当店では“完全屋内撮影”を徹底しています。

これは、施工後の本来の仕上がりを正確にお伝えするためであり、光の演出に頼らず、施工品質そのものに自信がある証でもあります。

また、セキュリティの観点からも、外から入庫中の車両が見える環境は決して好ましいものではありません。

近年増加傾向にある車両盗難のリスクを考慮し、外部から視認されない安全な施工環境を整えております。

本当に信頼できる施工店とは、「見せ方」ではなく「中身」で勝負するべきだと考えています。

PRO ohmiya

このブログは、ただの自己満足で書いているわけではなく、お客様へのご報告として公開しています。
というのも、カービューティープロ札幌ドーム前では、作業中の見学はご遠慮いただいているため、「どんな作業をしているのか気になる」というお声にお応えするかたちで、ブログを通じてわかりやすくお伝えしています。

お客様にとって見やすく、わかりやすく、安心していただけるような「ユーザーフレンドリー」な内容を目指しています。

注意喚起

プロショップが重視するコーティング施工の重要ポイント

ガラスコーティングやセラミックコーティングは、単にコーティング剤を塗布するだけでは十分な性能を発揮できません。
仕上がりや耐久性を左右するのは、下地処理・施工環境・硬化工程の3つの要素です。

まず重要になるのが塗装面のコンディションを整える下地処理です。

洗車キズや微細なスクラッチ、塗装のくすみを研磨によって整え、塗装表面を平滑化することでコーティング被膜が均一に定着します。下地が整っていない状態では、どんな高性能コーティングでも本来の艶や耐久性を引き出すことはできません。

次に重要なのが施工環境の管理です。

温度や湿度が不安定な環境ではコーティングの反応が安定せず、被膜性能に影響が出る場合があります。そのためプロショップでは施工ブース内の温度・湿度を安定させ、コーティングが最も性能を発揮しやすい環境を整えます。

そして最後に欠かせないのが**硬化工程(焼付処理とエージング)**です。

▶札幌で希少!焼付コーティング(ベーキング施工)の重要性|耐久性・光沢性を最大化へ

●同じ名称のコーティング材でも、施工温度、湿度、熱入れによって120%性能を高めることが出来ます。



店長

ご覧のように、カーボンヒーターを使用した熱入れ作業は、寒冷地である北海道においては欠かせない工程です。当店では、この作業を「当たり前」として丁寧に実施しています。

業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

常温では、ガラスコーティングもセラミックコーティングも十分に硬化しない可能性があります(通常、完全硬化には2〜3週間かかります)。それにも関わらず、「水を弾けばガラスコーティング」といった誤った認識が広まってしまっているのが現実です。

ポイント

現在、多くのコーティングメーカーは、施工業者に採用されやすくするために「熱入れ不要」「冬季対応」など、作業を簡略化できる資材を開発しています。

しかし、これはあくまで販路拡大のための戦略であり、必ずしもその資材が低温環境での施工に適しているという意味ではありません。

実際、資材メーカーの担当者からは、

「ヒーターなどの設備が必要だと施工店に敬遠されてしまう」
という声をよく耳にします。

また、多くのコーティング製品は熱帯地域で開発されており、氷点下での使用に関してはマニュアルに具体的な記載がほとんどないのが実情です。
(例:セラミックプロはロシア開発、グロスコートは−40℃のモンゴルで開発)


こうした背景を踏まえれば、プロとして確実な仕上がりを求めるのであれば、温度管理と熱入れは必要不可欠であると、私たちは考えます。

しっかりとした考えを持つカーディテイリング業者であれば、メーカーの「売り文句」をそのまま鵜呑みにすることはありません。
「行わない理由」ではなく、「行う理由」を考える
これが、私たちカービューティープロ札幌ドーム前の施工に対する姿勢です。

❄ 北海道の硬化問題

北海道のような低温・高湿度環境では、自然硬化に頼るだけでは以下のようなリスクが高まります。

  • 硬化不良(被膜が十分に形成されない)
  • 施工後の性能劣化(撥水性や防汚効果が長持ちしない)

このような環境的リスクを無視し、「沖縄でも北海道でも同じ方法で施工できます」と謳いながら、遠赤外線乾燥機などの設備も持たない店舗が存在するのは、本末転倒と言わざるを得ません。施工品質に疑問が残ります。

たしかに、寒い環境下でも施工は可能です。
しかし重要なのは、コーティングが確実に定着し、性能を発揮できるかどうかです。


特にガラスコーティングやセラミックコーティングは、化学反応によって硬化する特性があるため、温度・湿度の管理が極めて重要になります。
この管理が不十分であれば、本来の耐久性や美観を引き出すことはできません。

YCCS認定「 inagaki」

油分が付着していれば水は簡単に弾いてしまいます。つまり、水を弾くこと自体が「コーティングが効いている証拠」にはなりません。
コーティング施工を検討される際は、温度管理がきちんと行われているかカーボンヒーターなどの加熱設備があるかどうかを、必ず確認することをおすすめします。

Danger

コーティング性能を最大限に引き出すためには、「温度管理」と「焼付処理」は非常に重要な要素です。特にガラスコーティング、セラミックコーティングにおいては、焼付処理を施すことで膜厚の安定性、耐薬品性、耐久性など、あらゆる性能が飛躍的に向上します。

実際、焼付処理を適切に行ったガラスコーティングの方が、焼付処理を行っていないセラミックコーティングよりも、総合的な性能において優れているケースが多くあります。これは単に素材の違いではなく、施工時の処理工程が最終的な品質を大きく左右することを示しています。

セラミックコーティングは、名前こそ先進的な印象を与えるものの、施工環境や温度管理が不十分であれば本来の性能を発揮できません。逆に、ガラスコーティングでも焼付処理を正しく行えば、その定着性・耐久性は長期にわたって優れた保護効果を発揮します。

つまり、「何を使うか」以上に、「どう施工するか」が重要なのです。焼付処理を含めた温度管理こそが、プロ施工とそうでないものを分ける、最も大きな分岐点と言えるでしょう。


クォリティーの高い施工には1台ずつの間仕切りが必要

※30℃ 12時間を目標にしたエージング処理

コーティング被膜は施工後すぐに完全硬化するわけではなく、一定の温度環境と時間をかけて徐々に硬化していきます。適切な焼付処理と硬化養生を行うことで被膜の密着性が高まり、耐久性や防汚性能が安定します。


このように、コーティング施工は
塗る工程だけではなく、施工前後の工程を含めて完成するものです。

当店ではこれらの工程を徹底管理し、北海道の厳しい環境でも長期間美しい状態を維持できるコーティング施工を行っています。耐久性・防汚性能が安定し、北海道特有の厳しい環境下でも長期間美しい状態を維持することが可能になります。


温湿度管理のできる間仕切りが必要

高品質なコーティングには「環境」が欠かせません。
当店では、1台ごとに間仕切りを設け、コンパウンドの粉塵対策や温湿度管理を徹底。
見落とされがちですが、これが施工精度を大きく左右します。

▶クォリティーの高いコーティング施工には1台ずつの間仕切りが必要へ

ガラスコーティングやセラミックコーティングは施工時のパネル温度が非常に重要


常温での施工を行わなければ意味がありません。

業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

厳冬期や気温16度以下の札幌市でのコーティング作業においては、熱の管理が必須の工程です。
塗装もコーティングも、どれだけ適切に熱を吸収させて冷やすかが重要で、その過程で硬度が向上します。

さらに、適切な熱処理を行うことで、コーティング表面に付着する「スケール」(白い膜状の汚れ)が少なくなり、仕上がりの美しさと耐久性が高まります。

▶札幌の冬に要注意|低温時カーコーティング施工のNGと対策へ

ボディーコーティング 下地処理

下地処理洗浄では温水を使用し、汚れを浮かせやすくすると同時に脱脂効果を高めています。
北海道の9月以降、水道水は10℃前後と非常に低温になり、コーティングには適さない条件です。
そのため、温水洗浄でパネル温度を適正に保ち、コーティングの密着性を最大限に引き出しています。

Danger

一般的にカーケアで使う「冷水」とは水道水の常温(外気温依存)を指します。

  • 北海道の9月以降 → 水道水温は 10〜15℃前後 まで下がります。
  • この温度帯は、油分や水垢の分解除去には不向きで、かえって汚れを固着させやすい状態です。

一方で、施工に使用する**温水(40〜50℃前後)**は、

  • 油汚れやワックス残りを軟化させ落としやすくする
  • 脱脂効果を高め、コーティング定着を安定させる
  • 塗装パネルの温度を適温(20〜25℃程度)に近づける

といったメリットがあります。

店長

洗浄はアルカリ・酸・中性・特殊洗浄剤などを使い4回ほど行います。

非常に大切なマスキング処理

こちらが実際のマスキング作業の一例です。
研磨作業を安全かつ正確に行うため、塗装面以外のパーツを丁寧に保護していきます。

マスキングの目的は、単にテープを貼ることではありません。
ポリッシャーやバフが触れてしまう可能性のある部分を事前に保護することで、

  • エッジ部分の塗装ダメージ防止
  • 樹脂パーツへのバフ接触防止
  • コンパウンドの入り込み防止

といったトラブルを防ぐ役割があります。

また、細部まで適切にマスキングを行うことで、塗装面の際までしっかりと研磨することが可能になり、仕上がりのクオリティにも大きく影響します。

当店では、見えない部分の工程こそ重要と考え、時間をかけて丁寧にマスキング作業を行っています。

マスキング(養生の考え方)

マスキングは、ただの下準備ではありません。良い仕事をするための“心構え”であり、相手や仕上がりに対する“おもてなし”の心でもあります。マスキングが雑なようでは、その時点で仕事に対する覚悟が足りない証拠。そんな状態で、いい仕事ができるはずがありません。

ヘッドライトをしっかり養生しているか?

コーティング施工時、ボンネットやバンパーの処理中に、誤ってヘッドライトのハードコートを磨いてしまうケースがあります。これを防ぐためにも、ヘッドライトの保護(養生)は必須です。


ここを疎かにすると、施工直後は問題なく見えても、その後の劣化が一気に早まる原因になります。
見た目以上に、影響は深刻です。



過去に他店で研磨された車ほど、傷みがひどいということです。

おそらく、コーティング作業時にマスキングをせず、バフがヘッドライトに当たってしまったのでしょう。
本来守るべきハードコートを削ってしまった結果、年数が経つにつれて不自然な劣化が目立ってきます。

これはもう、「たまたま」ではなく「必然」です。
だからこそ、マスキング=技術者の良心だと思っています。

もし、ヘッドライトのくすみや傷みが気になるようなら、過去の施工を思い出してみてください。
そこに原因があるかもしれません。

ワイパー部分の保護

【新聞紙での保護はNG】

新聞紙での保護は、最低限の措置として使われることがありますが、決して理想的ではありません。
特にエッジ部分では、紙の硬さが原因で塗装面に傷が入るリスクがあります。

【ワイパーまわりの保護は“常識”】

ワイパー部分は、しっかりと確実に守るべき箇所。
ここを雑に扱うようでは、良い仕事はできません。

本当に腕の良い板金・塗装職人は、新聞紙ではなく専用の養生材を使います。
新聞紙を使っている時点で、「コスト優先の姿勢」が見え隠れします。

【お車は大切な資産です】

新聞紙のような紙素材は、安価ではありますが、保護材としてはリスクが高いのが現実です。
たとえ少し過剰と思われても、しっかりと養生することに“悪いこと”は一つもありません。


たったこれだけの情報でも、
「その店が何を大切にしているか」がよく分かる画像だと思います。

目先の作業だけを済ませるのか。


それとも数年先の劣化やトラブルを見越して丁寧に作業しているのか。

その姿勢は、画像や養生ひとつからでも、伝わってくるものです。

そういった意味では、プロテクションフィルムやヘッドライトリペアを専門に扱っているお店のほうが、塗装や素材のデリケートさを理解している分、慎重で丁寧な作業を行う傾向があります。

PRO ohmiya

もともと私は、現在のお客様と同じようにコーティング専門店を利用する側の立場でした。
しかし当時は、盗難リスクの高い車種の入庫情報が公開されてしまったり、細かな隙間にコンパウンドが残っていたり、さらには車内にタバコの臭いが残っているなど、残念に感じる経験もありました。

カーコーティングは作業工程が見えにくいサービスだからこそ、どのような作業が行われているのか分かりにくいものです。
そのため当店では、できる限り施工工程を写真で公開し、作業内容や考え方をお客様の目線に近い形で分かりやすくお伝えすることを大切にしています。

実際の施工内容を公開することで、コーティング施工の透明性を高め、安心してご依頼いただける環境づくりを心がけています。

業界歴20年以上「TANAKA」

コーティング施工店や中古車の納車仕上げなど、これまでさまざまな現場で作業をしてきましたが、経験を重ねるほど感じるのがマスキング作業を簡略化してしまう現場が多いということです。

実際には、マスキングが不十分な状態で磨きを行うと

  • エッジ部分の塗装が薄くなる
  • 樹脂パーツにバフが触れてしまう
  • コンパウンドが隙間に入り込む

といったトラブルにつながることがあります。

それでも現場によっては、丁寧にマスキングを行おうとすると「時間がかかる」と指摘されてしまうこともあり、効率優先の作業を求められるケースも少なくありませんでした。

その点、カービューティープロ札幌ドーム前では、マスキングは「丁寧に行って当たり前」という考え方が徹底されています。
むしろ省略すると注意されるほどで、しっかりと保護を行うことで、塗装の際まで安心して研磨作業を進めることができます。

inagaki

YCCS担当のイナガキです。
前職では神戸の海運会社にてコーティング施工部門に所属し、ヤナセ世田谷などの現場でリーダーとして施工管理を担当してきました。

特にメルセデス・ベンツのような硬度の高い塗装の研磨作業も数多く経験しており、これまでの施工台数には自信があります。

マスキングは研磨作業の品質を左右する基本工程のひとつです。
丁寧に保護作業を行いながら、塗装やパーツを守りつつ安全に作業を進め、大切なお車を安心してお任せいただける施工を心がけています。

マスキングについての確認

マスキング作業は、手間も時間もかかる工程のひとつです。
そのため、マスキングを十分に行わない施工店では、作業中のマスキング状態をブログなどで公開できないケースも少なくありません。

近年は当店の施工方法を参考にしていただく業者様も増えてきましたが、それ自体は決して悪いことではないと考えています。
ただし、マスキングの要点を理解しないまま形だけを真似てしまうと、養生が不十分だったり、作業性を考慮していない貼り方になってしまうことがあります。

特に施工写真を見ると、養生が極端に簡略化されていたり、ヘッドライトや細部の保護が行われていないケースも見受けられます。

マスキングは見た目のためではなく、塗装やパーツを守りながら安全に研磨を行うための重要な工程です。
施工店を選ぶ際には、こうした細かな部分までしっかり確認することが大切だと考えています。

ヌルテカ仕上げに注意

近年、研磨作業では「磨きの弱い機材」を使い、長時間かけて作業するケースが増えてきています。
当然ながら、研磨力の弱い機材を使用すれば作業時間が長くなるのは自然なことです。

では、なぜこのような方法が選ばれるのでしょうか。

確かに弱い機材は塗装への負担が少なく、リスクを抑えやすいというメリットがあります。しかし一方で、塗装そのものをしっかり整える能力は高くありません。そのため、油分を多く含んだコンパウンドを使用し、細かなキズを埋めて艶を出す方法が使われることもあります。

一見すると非常に艶が出ているように見えますが、これは塗装面が本当に整っているわけではなく、油分によって表面が“ヌルテカ”した状態に見えている場合もあります。

もちろん、この方法も状況によっては有効な手法の一つです。ただし、それだけが磨きの技術というわけではありません。

塗装状態や車種、塗装の硬さに合わせて適切な機材や研磨方法を選択することこそが、本来の研磨技術だと考えています。

▶傷を埋める、または目立たなくするガラスコーティング?

PRO ohmiya

本来の研磨作業とは、油分でキズを隠すことではなく、塗装表面を整えて本来の状態に近づける作業です。

塗装面には、洗車キズや微細なスクラッチ、塗装のうねりなど様々な要素が存在します。これらを適切な研磨工程によって整えることで、塗装表面の平滑性が高まり、本来の艶や光沢が引き出されます。

そのためには

  • 塗装の硬さ
  • キズの深さ
  • 塗装の状態

を見極めながら、研磨機材やコンパウンドを適切に組み合わせることが重要になります。

強い機材・弱い機材という単純な選択ではなく、塗装の状態に合わせて使い分けることがプロの研磨作業です。

また、研磨によって塗装面が整うことで、後に施工するコーティングの密着性も向上し、結果として耐久性や仕上がりにも大きく影響します。

当店では、見た目の艶だけにとらわれるのではなく、塗装面そのものの状態を整えることを重視した研磨作業を行っています。


▶画像で見る研磨技術の見極め方へ

【照明】六角形型LEDライトについて

最近よく見かけるヘキサゴンライト(六角形型)ですが、研磨作業には向きませんので注意が必要です。

画像クリックで販売サイトへリンクしております。

この六角形型LEDライト(ヘキサゴンライト)の良さは、ムラなく明るいことです。
カーラッピングやプロテクションフィルムの施工時には適していますが、研磨やコーティング作業には適していません。

理由は、通常の蛍光灯と同様に、塗装面の凹凸や細かな傷が見えにくいためです。
そのため、研磨技術が未熟な業者や知識の浅い現場でよく使われる傾向がありますが、しっかりした研磨を求める場合には不向きです。

また、6000ケルビン付近の白色光は「白の洪水」となり、細かな傷を見分けにくくします。
これはカーショップなど、「傷を見せたくない」場合には有効ですが、研磨作業には適していません。

【ここのまとめ】

依頼時には、しっかりした研磨を求めるなら、塗装の凹凸や傷がはっきり見えるコントラスト重視の照明が設置されているかを確認することが大切です。

お客様の求める仕上がりによって選択は自由ですが、照明の違いは仕上がりに大きく影響しますので、ご注意ください。

▶コーティング施工にとても大切な特殊照明について

また力率の強い光源であれば壁をわざわざブラックにしなくとも塗装面は良く見えます。

※ブラックブースはホワイト系の研磨には向く場合がありますが、それ以外の作業では逆にクオリティーが下がります。

当店では、油分やポリエステル樹脂を多く含むコンパウンドによる研磨は行っておりません。

これらの成分は一時的に艶が出ているように見える場合がありますが、塗装面のキズを根本的に整えているわけではなく、油分によって表面が滑らかに見えているだけというケースもあります。

そのため当店では、塗装面を油分でごまかすのではなく、塗装そのものを整える研磨作業を重視しています。
塗装の状態を見極めながら適切な研磨工程を行うことで、本来の艶と透明感を引き出すことを大切にしています。

1,油分の特徴

油分のため、力率の弱い照明で撮影すると傷を隠し、その場ではキレイに見えます。(磨く事を削ると言うケースの使用が目立つ)



2,低撥水・親水タイプの場合
油性コンパウンドを使うと水が弾いてしまい、親水・低撥水の場合は機能が出せないために使いません。

※油分はコーティングにはご法度、撥水タイプのコーティングしか取り扱いが無い場合はほぼこのパターンです。

ヌルテカの正体

撥水タイプのコーティングでは、油分やポリエステル樹脂を含むコンパウンドを使用し、塗装面の傷を一時的に隠す施工が行われることがあります。
この方法は一見すると光沢が増して美しく見えますが、脱脂処理が不完全な状態で施工されることが多く、コーティングの定着力が弱くなる傾向があります。
その結果、紫外線の影響を受けやすくなり、コーティングの耐久性が著しく低下してしまいます。

そのため、撥水性を維持するために「洗車のたびにメンテナンス剤の使用が推奨されている」ような場合は、こうしたタイプのコーティングが施されている可能性が高いと言えるでしょう。

油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドを使わない事で真の光沢を演出できます。

近年の塗装と研磨技術の変化

近年の自動車塗装は、以前と比べて明らかに研磨が難しくなっています。
塗装自体が柔らかくなっているケースや、塗装肌に独特の癖が出やすくなったことで、仕上げにはこれまで以上に繊細な判断と技術が求められるようになりました。

こうした背景の中で、ここ6〜7年ほどで急速に普及したのが、ルペスに代表される高トルク型ダブルアクションポリッシャーです。
扱いやすさや仕上がりの安定性といった点から、多くの現場で導入が進み、研磨作業の効率化に大きく貢献してきました。

確かに非常に優れた機材ではありますが、私自身の感覚としては、シングルアクションポリッシャーで丁寧に仕上げた塗装面と比べると、光沢や深み、透明感には差が出ると感じています。


仕上がりの基準は「どこまで求めるか」

ただし、昔のように「とにかく磨けば良い」という考え方が通用しないのも現在の塗装事情です。
研磨作業のレベルは、お客様のご要望やご予算、塗装状態に合わせて決めるべきものであり、必要以上の研磨は塗装にとって負担になる可能性もあります。

つまり重要なのは、どこまでの仕上がりを求めるのかを明確にすることです。


業界の変化と職人育成

近年はサービス業全体で人材不足が深刻化しており、コーティング業界でも「短期間で戦力化する」育成スタイルが主流になっています。

その中で、高トルク型ポリッシャーの普及は、比較的短期間で一定レベルの研磨作業を可能にしたというメリットがあります。
しかしその一方で、時間をかけて塗装を磨き上げる本格的な研磨技術を学ぶ機会が減っているという側面もあります。

実際、カービューティープロでもここ4〜5年ほどはシングルアクションの指導が以前より控えられる傾向にあり、この流れが続けば、本来の仕上がり基準が若い施工者へ伝わりにくくなる可能性もあります。


施工店を選ぶ際に大切なこと

コーティング施工を依頼する際には、

  • どこまでの仕上がりを求めるのか
  • 軽い研磨で整えるのか
  • しっかりと研磨して塗装面を整えるのか

といった点を事前に確認しておくことが重要です。

施工店によって考え方や研磨方針は大きく異なるため、施工レベルの違いを理解したうえで依頼先を選ぶことが満足度の高い仕上がりにつながります。


ポリッシャーはあくまで道具の一つ

高トルク型ポリッシャーは非常に優れた機材ですが、あくまで研磨作業の選択肢の一つに過ぎません。

大切なのは、

  • 塗装の状態
  • 車両の価値
  • お客様のご希望

に合わせて最適な研磨方法を選ぶことです。

どの機材を使うかではなく、どのように使い分けるか
それこそが、研磨技術の本質であり、職人の腕だと私たちは考えています。

セラミックプロ9H認定施工店が使える【ナノプライマー】

コーティング前の下地処理工程で大事なのが、このプライマー工程です。

※画像はイメージです。

お客様とお話しする中で感じるのは、コーティング施工店の考え方と、お客様が求めている仕上がりとの間に少なからずズレが生まれていることです。

これまでコーティング施工では、「まずしっかり研磨を行うこと」が前提とされるケースが多く、私自身も以前は可能な限り研磨を行うことをおすすめしてきました。

しかし、その考え方を大きく変えるきっかけとなったのがナノプライマーの存在です。

ナノプライマーは、セラミックプロ9H施工店のみが取り扱うことができる下地処理剤で、

  • 脱脂効果
  • 光沢の付与
  • 塗装面とコーティング被膜を結びつけるプライマー効果(定着促進)

といった役割を持っています。

この下地処理剤の登場により、必ずしも強い研磨を行わなくても、状況に応じてコストを抑えながらコーティング施工を行う選択肢が広がりました。

もちろん、塗装状態によっては研磨が必要になるケースもありますが、お客様のご要望やお車の状態に合わせて施工内容を柔軟に選べるようになった点は大きな変化だと感じています。

当店のコーティングに対する考え方については、下記のページでも詳しく解説していますので、ご興味がございましたらぜひご覧ください。


コーティング

コーティング施工は、必ずしも研磨を前提とするものではありません。
新車など塗装状態が良好なお車の場合、お客様のご希望によっては研磨を行わずにコーティング施工のみで承ることも可能です。

また経年車でも、「塗装面の保護機能を重視したい」というお客様には、必要以上の研磨を行わず、機能面を重視したリーズナブルな施工プランをご提案することもできます。

コーティングは単に塗ればよいというものではなく、施工方法も非常に重要です。
適切な量を塗布し、余剰成分をしっかり拭き取ることで、被膜を均一かつ平滑に形成することが基本となります。

よく見かける「たっぷり塗布する」という表現ですが、その通りに大量に塗ってしまうと、かえってムラの原因になりやすく、余計な拭き取り作業も増えてしまいます。作業時間が長くなることで、クロスとの接触回数が増え、ヘアラインスクラッチの原因になる可能性もあります。(※ポリシラザン系コーティングを除く)

コーティング施工において大切なのは、必要な量を正しく塗布すること
どんな作業でも、適量こそが最も理想的な施工につながると考えています。

完全2層式ガラスコーティングとは

完全2層式ガラスコーティング「SPGコート」

SPGコートは、完全2層構造の高性能ガラスコーティングです。
高濃度のガラス成分をベースに、厚みのある被膜を形成することで、塗装面をしっかりと保護します。

主な特徴は

  • 深みのある艶と重厚感のある光沢
  • すり傷に対する耐久性
  • 高い防汚性能
  • 優れた耐薬品性能

など、コーティングに求められる基本性能を高いレベルでバランス良く備えている点です。

ガラス成分を豊富に含んだ被膜により、膜厚感のあるしっかりとした保護層を形成。
塗装面を外的ダメージから守りながら、長期間にわたり美しい状態を維持します。


▶完全2層式ガラスコーティング「SPGコート」について詳しく

SPGコートは、役割の異なる2種類の被膜で構成された完全2層式ガラスコーティングです。

ベースコートは耐薬品性に優れ、塗装表面の分子レベルに作用しながら強固に結合。
塗装面と密着することで、外部からのダメージに対して安定した保護層を形成します。

その上に施工されるトップコートには、光沢を引き出す弾力性のあるガラス被膜を採用。
対すり傷性能にも優れており、深みのある艶と保護性能を両立しています。

このように、性質の異なる被膜を組み合わせることで、耐久性と美観を兼ね備えた強固なコーティング層を形成し、大切なお車の塗装をしっかりと守ります。

また、仕上がりの特性に合わせて

  • 撥水タイプ
  • 低撥水タイプ

の2種類からお選びいただくことが可能です。
お車の使用環境やお好みに合わせて最適なタイプをご提案いたします。

PRO ohmiya

一般的に「多層コーティング」と呼ばれる施工では、ベースコートにガラスコーティングを使用し、その上にシリコン系やポリマー系のトップコートを重ねるケースが多く見られます。
中にはトップコートとしてワックスを使用する施工方法もあり、内容は施工店によってさまざまです。
これらは、ガラスコーティング単体では補いきれない部分をカバーするための工夫として採用されているものですが、単に「2層コーティング」という表現だけでは、実際にどのような材料が使用されているのか分かりにくい場合もあります。
そのため、コーティングを検討する際には、何層であるかだけでなく、どのような被膜や成分が使われているのかという点も確認しておくことが大切だと考えています。

▶硬化するか硬化しないか?見分け方は容器です。

2層式でも種類があるの?

好評をいただいている完全2層式ガラスコーティング「SPGコート」は、ベースコートとトップコートのどちらもガラスコーティング(無機質被膜)で構成されている点が特徴です。
そのため、当店ではこの施工を完全2層式ガラスコーティング
と位置付けています。

一方、一般的に「多層コーティング」と呼ばれる施工では、ベースにガラスコーティングを施工し、その上に

  • WAX
  • レジン
  • ポリマー

といった有機系のトップコートを重ねるケースが多く見られます。
さらにその上に保護目的のオーバーコートを追加するなど、工程としては2回、3回、場合によってはそれ以上の重ね塗りが行われることもあります。

ただし、施工工程が多いからといって必ずしも「多層被膜」とは限りません。
実際には、保護や艶出しのための工程が増えているだけというケースも少なくありません。

ガラスコーティングは一般的に無機質被膜とされ、有機質の汚れを寄せ付けにくいという特徴が語られることが多いですが、この説明に違和感を覚えた方は非常に鋭い視点をお持ちだと思います。

コーティング性能は単純に工程を増やせば向上するものではなく、被膜構造や理論に基づいた設計が重要です。

このような背景から、コーティングを選ぶ際には

  • 単なる2層施工なのか
  • 工程としての重ね塗りなのか
  • 被膜構造として成立した完全2層式なのか

といった違いを理解することが、とても大切なポイントになります。

怪しいコーティングに注意!本当に価値ある施工を選ぶために

札幌では最近「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」セラミックプロ9Hの偽物の発生が確認されております。インターネットで誰でも買えるコーティング剤やソフト99のG-ZOXに紛らわしい名称を付け、また偽物の公的試験データ(盗用)を公表しているため非常に悪質です。コーティングは信頼性のあるものを依頼しましょう。

「羊頭を懸けて狗肉を売る如く」怪しいコーティングが蔓延しております。詳しくは下記をご覧ください。コーティングは信頼性のあるものを依頼しましょう。

PRO ohmiya

中古車業者及びキャンピングカー販売業者様等が世の中に存在しないコーティング詐欺(ネットで買える安価なコーティングやG ZOXにセラミック等の名称)にあっている可能性高いですので、施工依頼される場合は注意が必要です。また偽物の公的試験データ(盗用)を公表しているため非常に悪質です。コーティングは信頼性のあるものを依頼しましょう。

当店のポリシーとしまして、出所がハッキリしているコーティングしか使用しません。これは、食品であれば産地や消費期限など当然の事ですがコーティングは明確な基準が無いためです。

inagaki

【コーティング剤について】オリジナルと称してアマゾン等の通信販売で一般向けに販売されているコーティング剤を業務用と偽り施工されているケースが見受けられます。コーティング名称は必ず検索で調べる事をお勧めします。

怪しいコーティングの特徴

  • 極端に安価な価格設定
     本来手間や技術がかかるコーティングなのに、あまりにも安すぎる価格は注意が必要です。材料の質や施工技術を省いている可能性があります。
  • 施工説明が曖昧、詳細が不明瞭
     具体的な施工工程や使用する薬剤の説明がない、簡易的なラベルまたは曖昧な場合は要注意です。
  • 耐久性や効果が明確でない
     「永久に効果が持続」や「一回の施工で何年も大丈夫」など根拠のない宣伝には気をつけましょう。
  • 保証やアフターケアが無い
     施工後のフォローや保証がない場合、トラブル時に対応してもらえません。
  • 自称マイスターや認定技術者(だれが?)など

▶セラミックプロ9Hの偽物に注意

本当に価値のあるコーティングを選ぶには?

  • 信頼のある施工店で相談する
     経験豊富で技術力のある専門店は、正しい知識と丁寧な施工を提供します。
  • 施工前の説明をしっかり受ける
     使用するコーティングの種類、施工手順、メンテナンス方法を納得できるまで確認しましょう。
  • 口コミや実績を確認する
     実際に施工したお客様の声や施工事例をチェックして安心感を得ることが大切です。

怪しいコーティングに惑わされず、大切な愛車を長くキレイに保つために、信頼できる専門店の施工を選びましょう。私たちカービューティープロ札幌ドーム前では、品質と信頼を第一に、確かな技術で施工をお届けしています。お気軽にご相談ください。

施工にあたり環境が大事です。

店舗前や作業場の床が土や砂利のままの環境、シャッターを開けたままの作業、さらには屋外での施工といった環境では、コーティングやクリーニング作業を適切に行うことは難しいと言えます。

コーティング施工は、塗装面の状態だけでなく、施工環境の清潔さや管理状態によって仕上がりが大きく左右されます。
砂埃や外気の影響を受けやすい環境では、施工中に異物が付着する可能性が高く、安定した品質を保つことが難しくなります。

そのため、下記のような環境はコーティングやクリーニング施工にはあまり適していない条件と言えるでしょう。

コーティングは施工にあたり環境が大事です。

詳しくは当店のこだわりもご覧ください

施工環境について

完全2層式ガラスコーティング「SPGコート」を施工させて頂きました。

多層コーティングに欠かせないディティリングライト(ムラ確認ライト)

セラミックプロ9H施工店が使えるディティーリングライト(ムラ確認ライト)

様々な多層式コーティングがセラミックプロ9H登場以来増えてまいりましたが、その多層式、専用の照明で点検されているでしょうか?

専用の照明はスポットライトなどの塗装面の凹凸を確認するものでも蛍光灯でもありません。

「照明について」内の記事にもありますが、専用ディテイリングライトをお持ちでないと2層目以上(特に撥水性)からムラが非常に多い状況が目に余ります。


記事より抜粋


こちらが仕上げを左右します。単なるLEDなどではありません。

濃色車で異常なほどムラが多く(日中はわかりません)、明るいだけの照明では仕上げることが困難かと思います。

北海道ではコーティングの焼付処理が必須です。

厳冬期、または気温16℃以下の環境での施工が多い札幌では、コーティングの性能を最大限に引き出すために欠かせない工程があります。

塗装やガラスコーティングは、単に塗布するだけでは本来の性能を発揮しません。
どれだけ適切に熱を与え、その後ゆっくりと冷却させるかによって、被膜の硬化状態や最終的な硬度が大きく変化します。

適正な温度管理と焼付処理を行うことで、コーティング被膜はより安定して定着し、耐久性も向上します。

さらにこの工程をしっかり行うことで、コーティング表面に固着しやすい
**スケール(水ジミや白い膜状のミネラル汚れ)**の付着も抑えられるため、長期間にわたり美しい状態を維持しやすくなります。

北海道のような寒冷地では、こうした温度管理と焼付工程こそがコーティング品質を左右する重要なポイントと言えるでしょう。

▶最新式カーボンヒーターによる焼付処理(北海道ではガラスコーティング、フッ素樹脂コーティングではのカーボンヒーターが必須です。

※この様なヒーターをコーティング施工時に使っているか?

残念ですが北海道では使われている施工店は少なすぎる‥

画像のように、**カーボンヒーターによる焼付処理(熱入れ)**は、気温の低い北海道ではごく当たり前の施工工程と考えています。

むしろ理想を言えば、寒冷地に限らずどの地域であってもコーティング施工時には取り入れてほしい工程だと感じています。

コーティングは「塗って終わり」という単純な作業ではありません。
もし施工者が自分の仕事に責任を持ち、心を込めて作業をしているのであれば、

「このコーティングをどうすれば最も良い状態で完成させられるのか」

という疑問を自然と持つはずです。

その答えの一つが、適切な温度管理と焼付処理による硬化促進です。
被膜を安定して定着させ、コーティング本来の性能を引き出すためには、こうした工程が非常に重要になります。

当店では、施工したコーティングを**“塗った状態”で終わらせるのではなく、“完成した状態”まで仕上げること**を大切にしています。

Danger

焼付処理を行っている間は、基本的にヒーターが自動的に熱入れを行う工程になります。
そのため施工者側には、ある程度の時間的な余裕が生まれます。

当店では、その時間を利用して施工状況の撮影や記録を行っています。
作業工程をできる限り公開することで、お客様にも施工内容を分かりやすくお伝えできると考えているためです。

そこで少し不思議に感じることがあります。
「ヒーターによる焼付処理を行っています」と説明されている施工店で、実際の焼付工程の写真がほとんど公開されていないケースが少なくないことです。

焼付処理の時間は、作業的には比較的余裕が生まれるタイミングでもあります。
それにも関わらず、その瞬間が公開されていないのは、少し不思議に感じてしまいます。

もちろん施工方法は各店それぞれですが、
当店では工程をできる限りオープンにすることも品質の一部だと考えています。

業界歴20年以上の研磨職人「TANAKA」

焼付処理をを行うと、コーティングの機能である撥水特性を強化することが出来ます。接着剤でも塗装でも熱を加えると強化されますが、コーティングだけは氷点下でも南国でも施工法が同じと言う考え方はご都合主義、または何も考えていないという事になります。

必ず熱処理法を確認しましょう。

行わない理由ではなく行う理由を考えます。

寒冷地である北海道において、コーティング施工ではこの焼付処理を行っているかどうかが非常に重要なポイントになります。

極端な話をすれば、コーティングは寒い環境でも施工自体は可能です。
照明がなくても研磨作業はできますし、ヒーターがなくてもコーティングを塗布することはできます。
また、作業スペースに間仕切りがなくても施工そのものは成立します。

しかしながら、コーティングの定着性・硬化状態・最終的な仕上がり品質まで考えると、それぞれの工程には必ず意味があります。

温度管理、焼付処理、適切な照明、施工環境の整備――
こうした要素はすべて、仕上がりの品質を安定させるための必然的な工程です。

その積み重ねこそが、
簡易的な施工なのか、専門的なコーティング施工なのかを見極める一つの目安になると私たちは考えています。

専門と言われていても、この機材が無い場合もありますし、熱入れを入れますと言っても実際には行っていない、また関東有名ショップの画像を盗用し、無いにもかかわらず有ると公表している悪徳業者も札幌市清田区に存在しますのでコーティング施工の際は照明・設備がホームページと乖離があるかの確認が求められます。

カービューティープロ札幌ドーム前と通常のカービューティープロ施工店の違い

「カービューティープロ」の名称を使用するためには、カービューティープロスクールを修了することが条件となっています。
スクールを卒業してはじめて、名称の使用はもちろん、米国BAF社製の専用液剤を取り扱うことが可能になります。

ただし、営業形態については厳しいフランチャイズのような制限はありません。
中古車販売店や板金塗装業と併設する店舗もあれば、当店のようにコーティングを専門とした施工店として運営している店舗もあり、それぞれが独自のスタイルで事業を展開しています。

スクール卒業後は比較的自由に事業展開できる点が、この仕組みの特徴でもあります。

そのため、お客様から見ると「全国展開している統一されたコーティング店」という印象を持たれることもありますが、実際には各店舗ごとにコーティングに対する考え方や施工方針が異なるのが実情です。

さまざまな考え方や施工スタイルが存在するため、どれが絶対的に正しいというものではありません。
ただ、カービューティープロというグループ全体を俯瞰して見ると、共通しているのは

“塗装を磨き上げる技術を大切にする施工店の集まり”

――いわば、磨き屋の集団であるという点だと言えるでしょう。

▶カービューティープロ札幌ドーム前と通常のカービューティープロ施工店の違い

磨き屋さんとは

磨くことには特化しておりますが、温度管理、焼付け処理等、コーティングの+性能を生かす施工はあまり行わない。

カービューティープロ札幌ドーム前としてはカービューティープロライセンス以外にセラミックプロ9H認定施工店の認定資格があります。

その「セラミックプロ9H認定施工店」とは

日本総代理店のカーメイクアートプロの認定施工店でなければ取り扱う事の出来ないコーティングですが、特に北海道では施工店会副会長「車の119番様」が認定しなければ取り扱いが出来ませんのでさらにハードルが高くなります。

認定施工店の基準
①コーティング施工ブースを完備していること(隔離された環境)
②遠赤外線乾燥機を導入している
③信頼があるコーティングプロショップであること

最低この3つをクリアしていなければセラミックプロ9Hを取り扱うことは出来ません。

カービューティープロでは下記の店舗が認定施工店になります

カービューティーIIC 千葉県市川市

他にもコーティングに特化した店舗はありますが、ここでは割愛致します。

上記の通りコーティングをより定着する、より効果を出す事を考えると適正な環境、設備が必要です。

コーティング施工環境について詳しく


厳冬期におけるコーティング施工の注意事項から抜粋しますが

施工環境について

ガラスコーティングの性能を安定して発揮させるためには、施工環境の管理が非常に重要です。
当店では、以下の条件を基本として作業を行っています。

施工環境の基準

  • 作業ブース内温度:16℃以上を維持
  • 塗装面温度:20℃以上を確保
  • 湿度管理(結露対策)
  • 深夜〜早朝を含めた温度管理の徹底

また、加温方法にも注意が必要です。

使用しない加熱機器

  • ジェットヒーター
  • ダルマストーブ

これらは燃焼ガスや水分が発生しやすく、コーティング施工環境には適していません。

その代わり当店では、

カーボンヒーターおよび短波・中波・長波の遠赤外線ヒーターを使用し、
コーティング被膜にしっかりと熱を入れる焼付処理を行っています。

なお、十分な温度が入っていない**「甘焼き」の状態では、被膜の硬化不良など初期トラブルの原因**になる可能性があります。
そのため、適正な温度管理と焼付工程を確実に行うことが非常に大切です。

カーボンヒーターにも様々なタイプがあり、形状が複雑でタイマー機能などが多く付いたものも存在します。
こうした機種は板金塗装の乾燥工程には便利ですが、コーティング被膜へしっかり熱を入れる用途では必ずしも最適とは限りません。

コーティングの焼付処理においては、
ンプルで安定した熱量を与えられる機器が最も重要だと当店では考えています。

エージング (熟成時間)

コーティングは塗っておしまいではありません。

30℃ 12時間を目標にエージングを行い出庫しました。

※寒い時の屋外でのエージング、またはシャッター明けっぱなしは本来の目的を果たしてはおりません。熟成時間(深夜)もエアコンにて温度管理します。早朝から暖房を入れるようであればエージングが遅れますし、何より納期が遅くなります。

セラミックコーティング性能を最大化するための温度管理施工環境(札幌)

エージング目標値は約30℃ 12時間です。



これは寒い北海道だけではなく、コーティング施工時は当然です。しかし軽視されている部分でもあります。

クォリティーの高い施工には1台ずつの間仕切りが必要

※一般コーティング店的には不都合な事実と言われております。お店で確認しましょう。

ポイント

施工時は1台毎に間仕切を使う事でコンパウンド等の粉の被害や温度と湿度管理を適正にします。じつはこれ非常に大切な施工環境になりますので要チェックですよ。


では完成画像をご覧ください。

照明について

※スマホで撮ればもっときれいに撮れるのですが‥

※外光を遮り撮影してこそ本来の光沢が判ります。

※外光が入り込む場所では何も行わなくとなくとも美しく写ります。

研磨に必要な各種光源は、画像の様に様々な色温度、ランダムな配置、目標に対した照射角、何よりも明るいだけのLEDでは無く、コントラストが出やすい力率の高い照明が必要です。力が強いと画像の様に光芒が写ります。ですので撮影用では無い光源の為、特に赤~黄色が強めで撮影されてしまいます。


■あとがき

今回施工させていただいた マツダ6 マシーングレーですが、
リセット研磨から完全2層式ガラスコーティング「SPGコート」まで無事に仕上がり、
オーナー様にも仕上がりをご確認いただいたところ、大変喜んでいただくことができました。

事故修理をきっかけに部分施工だけではなく、ボディ全体をリセットするという判断は、
お車を長く美しく維持する上で非常に良いタイミングだったと思います。

コーティングは単に塗布するだけの作業ではなく、
下地処理・施工環境・焼付処理・エージングなど、
一つ一つの工程を丁寧に積み重ねることで初めて完成するものです。

これからもオーナー様の大切なお車が、
北海道の厳しい環境の中でも美しい状態を維持できるよう願っております。

この度はご依頼いただき、誠にありがとうございました。



※マツダ車特設ページはこちら

お車はすでに出庫しております。詳しくはこちらをご覧ください。当店の考え方です。


Danger

当ブログでは、施工履歴を掲載することで、ブラックボックス化しがちな車業界を少しでも透明化し、お客様との相互理解を深めることを目指しております。ただし、掲載している記事はリアルタイムではありませんのでご了承ください。

▶セキュリティーについて

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https://pro-sapporo.com/blog/

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コーティングは施工方法や環境によって仕上がりが大きく変わります。

当店ではお車の状態や保管環境、ご予算に合わせて
最適なコーティングプランをご提案しています。

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