2018年に完全2層式ガラスコーティングSPGコートを施工されたお車ですが、この度ボンネット交換によるコーティング部分再施工と、せっかくのご入庫なのででコーティングメンテナンス、新車のラッピングで出来なかった部分を今回ラッピングでブラックアウト、ヘッドライトとテールレンズをスモークプロテクションフィルムでのご入庫でした。
スモークプロテクション
ヘッドライト
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向かって左がスモークプロテクションフィルム施工後です。
テールレンズ
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ヘッドライトスモークプロテクションフィルムについて
リフレクター(反射板)が目立たなくなるので高級感がUPします!
ヘッドライトプロテクションフィルムはデータカットと現車合わせがありますが、カービューティープロ札幌ドーム前の場合は現車合わせで作成致します。
可能な限りギリギリでカット
ライトスモークなので真っ暗ではないですが、適度な暗さが雰囲気をupさせます。
ヘッドライトプロテクションフィルムの目的
新車の場合
飛び石等の被害からヘッドライトを守る。
紫外線防止による年数経過とともに発生する黄変や白濁の発生を防止、または遅らせる。
スモークタイプの場合はイメージを変える。
経年車の場合
飛び石等の被害からヘッドライトを守る。
ヘッドライトのクリーンニングによる寿命低下を紫外線防止により延命する。
紫外線防止による年数経過とともに発生する黄変や白濁の発生を防止、または遅らせる。
スモークタイプの場合はイメージを変える。
STEK DYNO shade
自動車のヘッドライト・テールレンズ専用ペイント保護フィルム(LPF)です。飛び石などによるキズ、昆虫や鳥の糞からの酸性シミ、汚染からの退色、紫外線劣化による表面の曇りや白濁を長期間防ぐ事が出来ます。
光透過率(VLT)45%
光沢仕上げ
高い耐擦・防傷性能。
疎水性(高度な撥水特性)
汚染防止(汚染物質の除去が簡単)
耐汚染性
高速回復セルフヒーリング(熱または熱水により薄い傷は元に戻る)
他にもっと暗いダイノスモーク(光透過率(VLT)35%)やイエロータイプもありますが、そちらは競技用とお考え下さい。
詳しくは専用ページをご覧ください。
プロテクションフィルムとは
スモークプロテクションフィルムの施工箇所としてはヘッドライト、フォグランプ、テールレンズ等 クリアー樹脂パーツになります。
ペイントプロテクションフィルムに関するいくつかの確認項目をよくお読みいただき、ご理解いただいた上での施工となります。
確認項目
ペイントプロテクションフィルムに関するいくつかの確認項目をよくお読みいただき、ご理解いただいた上での施工となります。
プロテクションフィルム施工例
ヘッドライト テールレンズ スモークプロテクションフィルム施工例
ラッピングフィルム
サテンブラック(半艶)でブラックアウトですが、まずグリルの部分
スモークプロテクションフィルムでトーンを落とし
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サテンブラックでメッキ部分をラッピング
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グリルのメッキ部分
他のメッキ部分は新車時にブラックアウトしておりますので、今回と合わせてシックな感じに仕上がっております。
お車はすでに出庫しております。詳しくはこちらをご覧ください。当店の考え方です。
メリットとデメリット
当店では乗換割りと言う制度を設定しておりますが、撥水だからダメ、親水だから良いと言う訳ではなく、使用環境においてベストと思われる水流れ(コーティングの機能層)をお勧めしております。
撥水タイプ
良く洗車をされる方向けで洗車の際の水分拭き取りが楽になります。しかしデメリットとして水滴の流れが速すぎるため汚れが残りウオータースポットの懸念があります。
個人的に大好きですが基本的にマメに洗車できる方向けと考えると、どうしても忙しい場合は接触角の鈍化、排水性の良いコーティングの施工によりウォータースポットの低減、セルフクリーニング効果により汚れが目立ちにくいタイプがお勧めです。
低撥水タイプ
筋状に水滴が纏まり汚れも一緒に動くのでセルフクリーニング効果に優れ、洗車サイクルを遅くする事がメリットです。と言っても洗車は重要です。
デメリットは水玉コロコロがないのでコーティング掛けた感が少ないのですが、近年お客様の目が肥え、撥水目的のお客様が少なくなって来ているので特に問題が無いかと。
撥水はガラスコーティングじゃなくても作れますしね。
当店の代車はコーティング業でありながら年間に1回洗えるか否かですが、低撥水性ガラスコーティングのおかげで淡色車と言う事もありますが汚れがあまり目立ちません。責任を持つ立場になればなるほど自身でのお手入れには限界があるかと思います。
洗車頻度 月1回~の方は低撥水をお勧めします。
屋外駐車、洗車月1~2回
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とは言え洗車はしなくて良いと言う訳ではありません。
洗車サイクルについては施工されたお客様へ目安と考え方を説明させて頂いていますので、ここでは割愛させて頂きます。
コーティングを施工する場合は状況に応じた下地処理塗装面をクリーンにする必要があり、更に施工温度まで気を遣う必要があります。
仕事には何事も適性があります。
でもご心配なく、むやみやたらに膜厚を落とす無粋な真似は致しません。
【技術】削ると表現される事の真実 磨くことは削る事です。でも言い訳に使うのは‥
洗車傷を除去する事=研磨で塗装面を平滑化するですが、単純に磨くではありません。
その為のプロセス
洗浄から始まりマスキング
脱脂洗浄にコーティング施工
乾燥に焼付処理
エージングと多岐に渡りますが、全てに意味があります。
下地処理研磨について
使用する機材、何よりも力率の強い照明は無駄な研磨、恐れながらの研磨ではなく、しっかりした研磨となり、また液剤・理論は元より優れた人材で一歩踏み込んだ下地処理を行わせて頂きました。
【施工環境】コーティング施工にとても大切な特殊照明について
蛍光灯下って、普通に見えるんですが、その状態は研磨及びコーティングには不向きです。
【照明】蛍光灯下での研磨やコーティング作業について 蛍光灯の下でも研磨とコーティングは出来ますが、塗装面のしっかりた研磨は塗装面が見えないのでクオリティーは高いとは言えません。また見えない物を作業する場合は無駄な研磨の割には仕上がりが悪いケースもございます。
この研磨作業ですが、あまり磨けない機材で時間をかけて作業を行う業者が多くなってきてます(単なる油分やポリエステル樹脂の塗り込み。)
磨けない機材ですので時間が掛かってあたりまえですが、なぜなのでしょう?
弱い機械は危険が少ないからですが意匠性は向上はしません。
しかし時間だけは掛かりますので工賃の負担と考えてもよいでしょう。
また私用での時間経過も目に余りますが、ほとんどが丁重にと話されるケースがあります。
※時間が掛かり過ぎる場合、突然の見学をお勧めします。不在が多い可能性がありますよ。
—関連記事—
【人材】時間の考え方とスタッフについて
入庫予約とお車の保管(時間について)
WAXを掛けてよいか?との質問について
本来ならば汚れの付きにくいガラスコーティングですが、油分やポリマー系をトップコートに使う事によって、静電気の発生や油分は油分を呼び寄せる事によって汚れが多くなる傾向になります。
コーティング車両にWAXを掛けてもいいの?
ガラスコーティングの弱い部分を補うためとしての工夫ですが、単純に2層と言っても何を使われているかで判断された方が良いと思います。
コーティングのトップコート及び多層式コーティングについて
WAXの場合は親油性、つまり油汚れを引き寄せます。ガラスコーティングは基本的には有機汚れを防ぐ効果がありますが、そちらに有機汚れを引き寄せるWAXの使用は避けるべきです。
90年代はワックスの流行った時期ですのでご存じの方も多いかと思いますが、油分のため光沢が良く傷の隠ぺい効果もあります。
しかしワックス掛けの翌日ホコリまみれやちょっと走っただけでの汚れ方は親油性ならではです。
また、紫外線を吸収してしまう事により塗装面の痛みやヘッドライトの痛みを促進させる場合もあります。
※洗車機で良くWAX洗車を行う車はヘッドライトに液体ワックスが付着し黄変・白濁の原因となります。
これヘッドライトだけではなく塗装面も痛んでいるんです。
日光浴の際にサンオイルを塗って肌を焼くのと同じ意味です。
短期的な使用ではコストパフォーマンスに優れるWAXは良いと思いますが長期的に見た場合はあまり使用はするべきでは無いと考えます。
もし使われる場合は車庫保管など紫外線の浴びない環境が望ましいです。
様々な多層式コーティングがセラミックプロ9H登場以来増えてまいりましたが、その多層式、専用の照明で点検されているでしょうか?
専用の照明はスポットライトなどの塗装面の凹凸を確認するものでも蛍光灯でもありません。
「照明について」内の記事にもありますが、専用ディテイリングライトをお持ちでないと2層目以上(特に撥水性)からムラが非常に多い状況が目に余ります。
記事より抜粋
セラミックプロ9H施工店が使えるディティーリングライト
こちらが仕上げを左右します。単なるLEDなどではありません。
濃色車で異常なほどムラが多く(日中はわかりません)、明るいだけの照明では仕上げることが困難かと思います。
※一般コーティング店(フランチャイズや個人店)はこの照明を導入できません。