試乗車を購入され、いったんリセットでご入庫されました アルファロメオ・ジュリア
古いアルファロメオは塗装が非常に柔らかかったですが、現在の塗装も比較的柔らかい分類に入りますので、洗車傷は入りやすいです。逆に言えば磨きやすいとも言えます。
オプションとしてステップ部分へ傷の防止としてプロテクションフィルムを貼りました。
クリックできる目次
研磨コースは経年車用研磨 ハードポリッシュ
強烈に磨く訳ではありません。ミドルポリッシュと目標地点は同じなのですが、塗装面の状態によりお時間が掛かってしまいますので便宜上ハードとしております。
蛍光灯下での軽研磨と、強烈なスポットライト下での研磨では雲泥の差があります!
単純に磨くではなく使用する機材、何よりも力率の強い照明は無駄な研磨、恐れながらの研磨ではなく、しっかりした研磨となり、また液剤・理論は元より優れた人材で一歩踏み込み意匠を意識した研磨を行いスッキリとした深みのある輝きを演出します。
参考記事
同業他社様で軽研磨、ガラスコーティングを施工された車両ですが‥
すき間にはコンパウンドだらけ、磨きすらまともの出来ていない
しっかりした下地処理洗浄後はコーティングのノリも良く、プラスアルファの輝きとなります。
この研磨作業ですが、あまり磨けない機材で時間をかけて作業を行うケースが多くなってきてます。磨けない機材ですので時間が掛かって当たり前ですが、なぜなのでしょう?
弱い機械は危険が少ないからですが、美観はあまり向上はしません。
つまり時間をかけて油分の多いコンパウンドで塗装面の傷を埋める手法です。
それはそれで一つの方法ではありケースバイケースですが、それだけでは技術ではありません。
勘違いされている場合が非常に多いのです。
油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドで研磨は致しません。
※油分の特徴
1,ヌルテカ=油分なので力率の弱い照明で撮影される場合は傷を隠蔽しその場ではきれいに見えます。(磨く事を削ると言うケースの使用が目立つ)
2,低撥水、親水タイプの場合、水が弾いてしまうので使いません。(逆に言えば親水タイプを扱っていない場合は油分またはポリエステル樹脂が含まれるコンパウンドで塗装面の傷を隠蔽する可能性があります。)
油分またはポリエステル樹脂に頼らない研磨を行うと塗装面は冷たい光沢になります。
施工内容
下地処理
研磨:経年車用下地処理研磨 ハードポリッシュ
ディテール洗浄:スタンダード(無料)
オプション
プロテクションフィルム:ステップ
お車はすでに出庫しております。詳しくはこちらをご覧ください。当店の考え方です。
セキュリティーについて
ここで注釈ですが、ブログ(施工履歴)を掲載するのはブラックボックス化する車業界を少しでも透明化し、お客様との相互理解のつもりで頑張っております。しかし、この記事はリアルタイムではありません。
上記、セキュリティーについても記載しておりますが、入庫時のお車を特定させない考え方がある為です。
次に「入庫予約とお車の保管(時間について)」ですが詳しく記事を書きましたので抜粋致します。
お知らせ
【非常に大切】気温が下がってきましたのでコーティング施工にNG行為を抜粋いたします。
新型コロナウィルスの感染拡大に対する当社の対応について
価格改定について
2022/8末日までの受付がお得です。
励みになりますのでポチッとして頂ければ嬉しいです。
研磨の為の養生
非常に大切なマスキング処理
ヘッドライトには紫外線から守る為のハードコートが塗られておりますが、年数が経つと黄変・白濁します。
コーティング施行時においてはボンネットやバンパー処置中に誤ってハードコートを磨かれてしまう事を防ぐために保護しておく必要があります。
ここを疎かにしてしまうと、その時点では問題が無いように見えても劣化速度が加速されます。
ワイパー部分の保護
こちらを新聞紙での保護はNG(保護目的では最低限ですが、エッジ部分で塗装面に傷が入ります)
ワイパー部分は確実に守るのは常識! その場合は新聞紙の使用はNG。それは紙のエッジの部分で塗装面へ傷の入りを懸念するからです。腕の良い板金修理工場職人さんは必ずこの方法を取ります。
コストの関係で新聞紙でワイパー部分を使うケースもありますが、新聞紙の様な紙はエッジ部分で塗装面に傷が入る可能性があります。大切な資産であるお車を守るのは過剰過ぎて何一つ悪い事はありません。
ちなみに塗装屋さんで安価な場所は新聞紙、高価な場所はマスカー等の塗装面を攻撃しない素材を使います。
たったこれだけの情報ですが、大切なお車をお預かりする上で、何を目的(目先だけの作業か?、数年先の痛みを考えてなのか?)にしているのかが判る画像かと思います。
【注意喚起】研磨を行う際は、だれが見ても判るように特殊照明(LEDではない)は必須です。
特殊照明を点灯するとこの様に取れていない汚れがくっきり見えます。
なので蛍光灯のみで磨くという行為は研磨では恐ろしい行為なのです。
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かなり意地悪な撮影
蛍光灯や通常のLEDスポットライトではあまり見えません。見えなければ良いという考えもありますが、この画像で見える洗車傷を除去すると、当然の如く塗装面はフラットになります。フラット=美しく見えるのです。
蛍光灯下での研磨は何もしていないのと同じ、また磨けてないのに塗装面を攻撃してしまう可能性があります。
とても大切な照明について
【後輩諸君へ】 コーティング及び研磨には塗装面をしっかり見るための力率の強い照明が必要不可欠!
※精度の高いLEDは撮影には向きますが、研磨にはあまり芳しくありません。蛍光灯もしかりです。ホームセンターやアマゾンで簡単には買えますが無駄になります。カービューティープロの研磨の基準には到底遠いものです。
お店選びの指針として頂ければと思います。
コーティング
低撥水タイプのベーシック「PCX-500」
濃色車で雨染みが気になる方に‥
屋外駐車のお車に‥
PCX-500は水が幕状に流れ落ちるため防汚効果に優れ、雨シミなどのトラブルが最も少ないタイプ。
ケイ素ポリマーとフッ素ポリマーのガラス繊維状共重体に、汚れ再付着防止効果のあるセルロース誘導体を結合させ、塗装の極超微な活性店に作用し、原料素材が科学的に結合して3次元化した繊密で柔軟皮膜を形成します。完成皮膜は親水的な状態になり、欠損時に塗り重ねする事で皮膜の再生化と強靭化が図れます。
注意喚起
カービューティープロではPCX-500、PC-52Aは30年前ほど前、ガラスコーティングが出回る以前のの主流コーティング剤でした。ポリマーコーティングと言えば判りやすいでしょうか?
このタイプのコーティング剤は、現在主流のガラスコーティングとは違い決して結晶化する事がありませんので数時間で出庫する事が出来ます。札幌では清田区有明等のガラスコーティングには適さない地域の方にはお勧めできますので決して安かろう悪かろうのものではありませんので、お客さまの環境、ニーズを考慮した上で施工します。
しかし、このポリマー系のコーティング剤の微妙にガラス成分が入っていることからガラスコーティングと言われる業者様もいらっしゃいます。取り締まる法律がありませんので‥
※安価なガラスコーティングと謡っている場合は注意が必要です。
※グループで行っている場合は確信犯、いち店舗で謳っている場合は無知とも言えるでしょう。
エージング (熟成時間(深夜))もエアコンにて温度管理します。
コーティングは塗っておしまいではありません。
一定のエージングを行い出庫しました。
※寒い時の屋外でのエージング、またはシャッター明けっぱなしは本来の目的を果たしてはおりません。
熟成時間(深夜)もエアコンにて温度管理します。早朝から暖房を入れるようであればエージングが遅れますし、何より納期が遅くなります。
コロナウイルス対策
カービューティープロ札幌ドーム前ではPRO液剤【Q-7】を使用しておりますので、同業他社様より対策のアドバンテージがあると自負しております。
では完成画像をご覧ください。
※スマホで撮ればもっときれいに撮れるのですが‥
施工内容
下地処理
研磨:経年車用下地処理研磨 ハードポリッシュ
ディテール洗浄:スタンダード(無料)
オプション
プロテクションフィルム:ステップ
しっかりと磨かれたお車は、どのようなコーティングを行っても美しい‥
特に濃色車は新車以上の輝きを演出します。
お客様におかれましては、累計4台目のコーティングご依頼誠にありがとうございました。
洗車セットを使って頂きますと良い状態が長続きしますので是非ご活用ください。
札幌市豊平区よりベーシックコーティング「PRO PCX-500 低撥水」施工のご依頼,誠にありがとうございました。
思う事
最近無知な方へコーティング=水玉コロコロと言うイメージ先行でのトークにより、コーティングのお問合せされるケースが多くなっております。
しかし、当人が満足すれば問題はない訳と思えますし
水玉コロコロはガラスコーティング以外でも出来ます。
本人がガラスコーティングと思えばガラスコーティングなのでしょう。
その為の救済制度「乗り換え割」もありますので、ご活用いただければ幸いです。
塗装面を保護するのがコーティング
環境においての水の流れを決めるのが機能性(撥水・低撥水・滑水・疎水・親水等)
コーティングの説明で良くある洗車が楽と言うトークは、撥水性を選択する事で確かに楽ではありますが、マメに洗車が出来る方向けと思われた方が良いです。洗車があまりできない場合はどうなんでしょう???
コーティングは水が弾くと言う考え方は過去の話。詳しくは下記の記事をご参照して頂ければと思います。
当店では乗換割りと言う制度を設定しておりますが、撥水だからダメ、親水だから良いと言う訳ではなく、使用環境においてベストと思われる水流れ(コーティングの機能層)をお勧めしております。
撥水タイプ
良く洗車をされる方向けで洗車の際の水分拭き取りが楽になります。しかしデメリットとして水滴の流れが速すぎるため汚れが残りウオータースポットの懸念があります。
個人的に大好きですが基本的にマメに洗車できる方向けと考えると、どうしても忙しい場合は接触角の鈍化、排水性の良いコーティングの施工によりウォータースポットの低減、セルフクリーニング効果により汚れが目立ちにくいタイプがお勧めです。
低撥水タイプ
筋状に水滴が纏まり汚れも一緒に動くのでセルフクリーニング効果に優れ、洗車サイクルを遅くする事がメリットです。と言っても洗車は重要です。
デメリットは水玉コロコロがないのでコーティング掛けた感が少ないのですが、近年お客様の目が肥え、撥水目的のお客様が少なくなって来ているので特に問題が無いかと。
撥水はガラスコーティングじゃなくても作れますしね。
当店の代車はコーティング業でありながら年間に1回洗えるか否かですが、低撥水性ガラスコーティングのおかげで淡色車と言う事もありますが汚れがあまり目立ちません。責任を持つ立場になればなるほど自身でのお手入れには限界があるかと思います。
洗車頻度 月1回~の方は低撥水をお勧めします。
しっかりと温度管理を行って焼付処理を行ったコーティング車両
とは言え洗車はしなくて良いと言う訳ではありません。