新車は塗装面の汚れが少ないためにきれいに見えます。
誰が行っても、どの様なコーティングでもそれなりに見えます。
しかし経年車の場合は研磨の技術による差がハッキリ出ます。
コーティングを行えばきれいにになるのか?とよく質問されますが、それはほんのわずかの話、また撥水タイプのコーティング場合は撥水させる成分により光沢度数が2~3%上がる程度です。
経年車の場合は濃色車、特にトヨタ202等のソリッドブラックを多く手掛けている事が判断目安になりますので、コーティングを検討されていらっしゃる場合は、その点を踏まえて頂ければと思います。
ブラック施工例
年数の経過した車の場合、コーティングを考えられることが多いかと思います。その際に肝心な事は下地処理(洗浄、研磨)をどこまで行うかが大切です。
他の方よりこの様な相談がありました。
実は下記の案件が非常に多いです。
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中古車にて購入後、コーティングを即入庫し施工してもらいましたが、雨染みかウォータースポットがあり、気になって1ヶ月後点検時に伺ってみたところ、施工業者いわく「コーティングの下に汚れがあるため取れない」と言われた。と言うものです。
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下地処理と言う事をお仕事的に理解されている方はピンとくるかと思いますが、
施工業者が状態は判っていた(または確認している)が、除去を行わないでコーティングした。と言う事でしょうか。
この様なお悩みが発生する可能性がありますので、経年車の場合はコーティング屋さんより磨き屋さんに依頼された方が間違いが無いと思います。
磨き屋さんの場合はこれから紹介する作業工程を重視しております。
ではご覧くださいませ。
コーティング屋さんと磨き屋さん、違いと見分け方
【コーティング屋さんと磨き屋さん、違いと見分け方】カービューティープロ札幌ドーム前はカーディテイリングプロショップです。
※磨くから磨き屋さんではありません。
研磨は様々な考え方がありますが、埋めるコンパウンドと埋めるコーティングをされる場合もありますので注意しましょう。もちろんお客様が希望されればですが、技術力とは違い考え方ですので‥
傷を埋める、または目立たなくするガラスコーティング?
傷を埋める、または目立たなくするガラスコーティング?
お車はすでに出庫しております。詳しくはこちらをご覧ください。当店の考え方です。
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ここで注釈ですが、ブログ(施工履歴)を掲載するのはブラックボックス化する車業界を少しでも透明化し、お客様との相互理解のつもりで頑張っております。しかし、この記事はリアルタイムではありません。
上記、セキュリティーについても記載しておりますが、入庫時のお車を特定させない考え方がある為です。
【人材】時間の考え方とスタッフについて
次に「入庫予約とお車の保管(時間について)」ですが詳しく記事を書きましたので抜粋致します。
入庫予約とお車の保管(時間について)
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お知らせ
【非常に大切】気温が下がってきましたのでコーティング施工にNG行為を抜粋いたします。
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出来ることから始めよう!
新型コロナウィルスの感染拡大に対する当社の対応について
他店の批判的な記事を書いていると言う事
他店の批判的な記事を書いていると言う事について
研磨の為の養生(マスキング処理)
非常に大切なマスキング処理
マスキングはきちんと仕事をするための心意気でありおもてなしの心です。汚いマスキングの場合は当然ながらしっかり仕事をしようと言う配慮に欠けますので良い仕事は出来ません。
inagaki
ヘッドライトをしっかり養生しているか?
ヘッドライトには紫外線から守る為のハードコートが塗られておりますが、年数が経つと黄変・白濁します。
コーティング施行時においてはボンネットやバンパー処置中に誤ってハードコートを磨かれてしまう事を防ぐために保護しておく必要があります。
ここを疎かにしてしまうと、その時点では問題が無いように見えても劣化速度が加速されます。
ヘッドライトリペアを行っていて感じる事は、過去他店にて研磨された車ほど痛みが見受けられる点です。コーティングの際にマスキングを行わずヘッドライトにバフが接触し、ハードコートを攻撃したからこそ年数が経ったときに不自然な傷み方になると確信しております。ヘッドライトに不具合を感じた場合は過去を思い出してみてくださいね。
ワイパー部分の保護
こちらを新聞紙での保護はNG(保護目的では最低限ですが、エッジ部分で塗装面に傷が入ります)
たったこれだけの情報ですが、大切なお車をお預かりする上で、何を目的(目先だけの作業か?、数年先の痛みを考えてなのか?)にしているのかが判る画像かと思います。
ワイパー部分は確実に守るのは常識! その場合は新聞紙の使用はNG。それは紙のエッジの部分で塗装面へ傷の入りを懸念するからです。腕の良い板金修理工場職人さんは必ずこの方法を取ります。
コストの関係で新聞紙でワイパー部分を使うケースもありますが、新聞紙の様な紙はエッジ部分で塗装面に傷が入る可能性があります。大切な資産であるお車を守るのは過剰過ぎて何一つ悪い事はありません。
ちなみに、塗装屋さんで安価な場所は新聞紙、高価な場所はマスカー等の塗装面を攻撃しない素材を使います。
PRO Ohmiya
元々は皆さんと同じコーティング店を利用する立場でありましたが、盗難に遭いやすい車種の入庫情報を公開されたり、隙間にはコンパウンドべったり(今思えばマスキング不良でした。)また車内はなぜかタバコ臭と嫌な思いをしたものです。車の作業は見えませんが、なるべく画像を公開し自身が思った事、感じたことをお客様目線で公開するようにしております。
コーティング業、中古車納車仕上げの内外装美装等 様々な業者で働きましたが、慣れてくるとマスキングの手を抜く業者の多い事‥。角の色が抜けたり樹脂パーツの干渉、また磨くための必然を理解しない場合は端々が汚く貼られるケースが多く散々な現場を見てきました。しっかりマスキングを行おうとすると時間がかかるので上司から注意が入る職場も正直ございました。カービューティープロ札幌ドーム前ではマスキングをしっかり行う事は良しとされているので(怒られるので)、キワまで安全に攻める事が出来ます。
20年の研磨職人T
YCCS担当イナガキと申します。前職は東京の海運会社コーティング施工部門で勤務。ヤナセ世田谷等で現場リーダを務めておりました。硬い塗装のメルセデスはお手の物!経験台数が違います。マスキングを行うのは当たり前、しっかりと保護を行い大切な愛車を守ります。
inagaki
ポイント
保護を行っていない=論外
新聞紙=大切なお車をお預かりしていると言う心に欠ける
PRO Ohmiya
たったこれだけの情報ですが、大切なお車をお預かりする上で、何を目的(目先だけの仕上がりか、数年先の痛みを考えてなのか)にしているのかが判る画像かと思います。
https://pro-sapporo.com/blog/?p=31839
マスキングは手間も時間も掛かります。その大切なマスキングを行わないコーティングショップは必然的にマスキングを施工した車の画像をブログで載せることが出来ません。また撮影の場合はあまりのも簡素すぎるものやヘッドライトを無視している場合もありますのでしっかり確認しましょう!
【注意喚起】研磨を行う際は、だれが見ても判るように特殊照明は必須です。
最近、入庫されるお客様の多くには、様々なお店に相談されるケースが目立ちます。
調べるといずれの店舗も外光が差し込んでいたり蛍光灯しかなかったり。
はたまたシャッター開けっ放し
洗車すら屋外‥
きれいに見せるために撮影の際は蛍光灯のみ
はたまた外光取入れ等‥
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コーティング及び研磨には塗装面をしっかり見るための力率の強い照明が必要不可欠!
※精度の高いLEDは撮影には向きますが、研磨にはあまり芳しくありません。蛍光灯もしかりです。
お店選びの指針として頂ければと思います。
照明
【施工環境】コーティング施工にとても大切な特殊照明について
蛍光灯
【照明】蛍光灯下での研磨やコーティング作業について 蛍光灯の下でも研磨とコーティングは出来ますが、塗装面のしっかりた研磨は塗装面が見えないのでクオリティーは高いとは言えません。また見えない物を作業する場合は無駄な研磨の割には仕上がりが悪いケースもございます。
研磨技術の見極め
画像での研磨技術の見極め方 傷をスポットライトで撮影し、アフター撮影でスポットライトを消してしまうケースもありますので注意が必要です。
光沢はコーティングではほんの少しです。光沢は研磨で出すんです!
コーティング
撥水・艶・耐擦り傷・防汚性能のスタンダードタイプ「PCX-S8」です。
【スタンダード】撥水タイプガラスコーティング「PCX-S8」(撥水・艶・対すり傷・防汚性)
PCX-S8の主成分は100%高純度シリコーン。ケイ素(Si)と酸素(O)から形成されるシロキサン結合を主鎖(骨格)に側鎖にメチル基をまとった分子構造は強固な結合をしているにも関わらず、しなやかさを併せ持っています。柔軟性ある被膜は厚膜の形成が可能になり、美しい艶感を演出するとともに優れた耐擦り傷性を発揮し、骨格となるシロキサン結合を覆うメチル基は凝集力が低く、表面張力が強い水とはなじみ合わないという性質があります。例えれば水と油。この性質により、水がメチル基に対して最小限の接点しか持たないように作用するため強い撥水力を実現しました。さらに3次元の緻密な架橋構造は強い耐候性を持ち、あなたの大切なクルマを長期間にわたって守ります。
コーティング剤は塗ればよいというものではありません。
適正な量を塗布させ、余剰成分を拭きとるので均等かつ平滑的に塗布が必須です。
よくある「たっぷりと塗布」と言う表現は、そのとおり行うとムラになりますし余計な時間が掛かります。余計な時間はヘアラインスクラッチの原因にもなり得ます。
(ポリシラザンは除く)
20年の研磨職人T
理想的な施工状況
このような画像で塗筋が乱雑に見える場合は、いわゆる塗ればよい的な感覚!均一さに欠けますので特殊光源で一目瞭然!あまり芳しくはありません。
inagaki
【コーティング施工時の注意点】素手で作業を行っていないか?
コーティングには油分が大敵です!
せっかく脱脂を行ったのに素手では本末転倒です。
https://pro-sapporo.com/blog/?p=54726
※画像はイメージです。