にほんブログ村
励みになりますのでワンクリック応援よろしくお願いします<m(__)m>
コーティングはガソリンスタンド、ディーラー、専門店等様々な場所で施工しておりますが、単なる塗るだけのコーティングなのか?
下地処理をどこまで考えるかで方向性が違います。これは専門店であってもかなりの開きがあります。
例えばどの様にお車を洗うのか?
何で洗うのか?
どの様な環境で洗うのか?
そのプロセスが非常に大事です。
コーティング施行とも被りますが、基本の洗車で大切な事です。
環境
温水
洗浄
https://pro-sapporo.com/blog/?p=31627
洗浄は通常の洗浄、汚れに対して適切なクリーナーを使用した洗浄、鉄粉除去洗浄、脱脂洗浄と最低でも4回行いますが、画像は汚れに対して適切なクリーナーを使用した洗浄になります。
磨いてしまえばOKと言う考え方は大切な塗装面を攻撃するだけですので汚れは汚れ、研磨は研磨でと考えているのです。
洗車及び脱脂洗浄は当然の如く温水を使い、油分の除去はもちろんコーティングに不向きな低温状態を解消します。
洗車など作業は屋外、ディテール洗浄、温水洗浄を行わない、鉄粉除去は経費の掛かるクリーナーと機材を使わないで安価のトラップ粘土を使う。こうすれば安価となりえますが、確実に仕上がりと塗装面の攻撃はあります。
トラップ粘土を使うと必ず傷が入ります。
10年以上前は普通に使っていたトラップ粘土は機材が進化した現在では使用する事は殆どありません。使うとしたならば強烈なペンキミスト作業ぐらいでしょうか。
使用すれば確実に傷が入ります。入るとわかっている物はPROであれば使用しませんのでDIYレベルです。
削るから~と言う業者ほどトラップ粘土の使用が目につきますが、これを矛盾と言います。
脱脂の際は熱いお湯で更なる油分の除去効果を狙うのは常識です。お皿の汚れ、油分は冷水で取れますでしょうか?
この工程を省略すると安価になります。が脱脂不良なので定着が弱いため価格相応なのです。
またコーティングの効果を上げるためのパネル温度を上げるのです。
お盆過ぎての北海道は室温16℃以下ではコーティングは固まりません。
【施工環境】非常に大切な厳冬期における札幌及び北海道でのコーティング施工温度・湿度について ジェットヒーターは湿度が多すぎコーティングには不向きです。
この工程も省略すると安価になります。安価とはいかに手間と機材を省くかですので、コーティングと言う名称は同じでも=どこも同じではありません。
具体例=お寿司が判りやすいかも知れませんね。
コーティングを検討中の方は【コーティング施工で大事な事】を参照して頂ければ幸いです。
膜厚計により塗装の状態を確認
膜厚計での計測値は磨ける数値ではありません。が画像で分かる通り数値化する事で厚みが理解できると思います。
全体的には約300μm前後
元々ミラーの取り付け部は穴埋めを含め350μm前後
リアゲートのトヨタマーク撤去及び穴埋め、もしかしたら板金作業
1,200µmと数値が出ておりますが、これ以上は計測不能ですのでもっと厚いと思います。
この数値を見てどの様に思えますでしょうか?
全塗装されていて通常の倍以上は厚みがありますが修正されている部分は更に厚い事が判るかと思います。1パネルが厚いのであればさほど気にもしませんが部分が厚いと言う事は調整しながら磨く必要があると言う事です。
根拠となる膜厚計も無く、数値上の経験も無く磨く事=安直な「削る事」との表現はナンセンスなのです。
研磨をご依頼の場合は次の作業を行っているかも大切な判断材料です。
ヘッドライトリペアを行っているか?(クリーニングではありません)
これはハードコート層を削り取りますので、まさに「削る」です。
プロテクションフィルム・ラッピングフィルムを施工できるか?
プロテクションフィルムは傷防止のために施工されますが、様々な手法が必要です。
これは塗装に対してのアプローチも含まれますので当然研磨作業にも差が出ます。
研磨のためのマスキング処理
マスキングはきちんと仕事をするための心意気でありおもてなしの心です。汚いマスキングの場合は当然ながらしっかり仕事をしようと言う配慮に欠けますので良い仕事は出来ません。
ヘッドライトリペアを行っていて感じる事は、お車に差がある事。新車時のコーティングの際にマスキングを行わずヘッドライトにバフが接触し、ハードコートを攻撃したからこそ年数が経ったときに不自然な傷み方になると確信しております。そのようなお車には必ずコーティングのステッカーが貼ってあります。
最たる例です。